1人と仲間の絆   作:凌介

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楽曲提供が一段落した優也はリサと一緒に花火大会を満喫する


第29話夏の終わりの花火大会

楽曲提供が一段落した俺は新たな挑戦に向けて少しずつ準備をしていた。

「優也、次の目標は知名度アップだよね?」

「そうなるね、俺はしばらく活動してなかった訳だし、1人で活動していくとなればまずはLIVEに積極的に出たりしないとね」

「でも、今日だけは今まで以上に一緒にいられるんだよね」「前々からの約束だからね、花火大会に行くって」

「今日の為に新しい浴衣買ったんだよ!楽しみにしててね」

「あぁ、楽しみにしてる!」

「アタシはこの後夕方までバイトなんだけど、優也はどうする?」

「路上ライブでもしてるよ、知り合いにまずは路上ライブでもしてみろって言われてさ、アドバイスに従ってみようかなって」

「優也が言ってるその知り合いって誰なの?アタシが知ってる人?」

「多分知ってる人、カバーアーティストのルミナスって知ってる?後、SKYって人」

「知ってるも何も2人とも別方向に有名な演奏家じゃん!

ルミナスって言えばどんなに高い声でも難しい歌い方の曲でもカバーしてのける今、注目のアーティストで数曲しかないオリジナル曲は全部一緒に活動してる仲間のための曲で絆の強さが伺えるし、それにその時その場にあった曲をその場で選ぶから皆あの人のカバー曲にかなり勇気付けられてるって言うくらいの人だよ!?」

「ユウと2人でやってた頃に知り合ったんだ」

「じゃあ、もしかしてSKYも?」

「あぁ、俺が尊敬する2人のアーティストの1人であの人の空はいつも広々としてて感情豊かに歌われてるからね学ぶことは多いんだ」

「やば…優也って凄い人と知り合いなんだね」

「まぁ、会わせないけどね」

「なんでよ!」

「リサに目移りして欲しく無いから」

俺は笑ってそう告げる

「独占欲強いんだから!アタシは優也の彼女だし優也はアタシの彼氏でしょ!恋人の誓いって意味でこの鍵と錠前買ったんじゃん!」

「そうだけど、あの人達はちょっとね…」

「もう!信用ないな~」

「そいういのじゃないから!」

「まぁ、いいけど、優也、出かける前に1曲聞かせてよ!」

「リクエストは?」

「こうやる気が溢れるような今日で!」

「じゃあ全力少年で!」

そうしてリサの為に全力少年を演奏した。

色んなしがらみを壊して自分らしく世界に飛び出して行こうと思える曲だと思う

『あの頃の僕らはきっと全力で少年だった。』

昔を懐かしむようでどこか今の自分達に向けられているような歌詞が俺は好きだった。

「いい曲だよね!これ!」

「俺も気に入ってる!さて、そろそろ行こうか!近くまで送る」

「じゃあ、お言葉に甘えて!帰りもよろしくね!」

「時間は?」

「17時くらいかな」

「昼からだからそんなもんか、OK!」

そうしてリサをバイト先まで送った後俺は駅前に来て路上ライブを始めた

「こんにちは、優って言います。ここでLIVEするのは初めてなので誰かリクエストしてくれたらその曲を演奏しますがリクエストはありますか?」

俺は立ち止まってくれた人に問いかけると夏の終わりを感じられる曲をとの事だったのでオリジナル曲のひと夏の思い出と

カバー曲でsecretbaseを演奏した。

その後もリクエストを受け2時間程演奏し路上ライブを終え

1度家に戻り荷物を置いて少しのんびりしてから

俺も夏祭りの準備を始めた。

「実は俺も夏休みの時とは違う浴衣買ってあるんだな〜」

俺が今回買ったのはシンプルなグレーの浴衣で見方によっては白にも見えるため帯の色を紺色にした。

「リサの浴衣はどんなのかな?」

リサは何を着ても似合うと思うから服を一緒に見に行ったりしても楽しいし服装によっては清楚さが際立ったりカッコよく見えたりするから隣に並ぶ俺が見劣りしないか心配になるくらいだ

そう考えながら準備していると時間になったのでリサをバイト先まで迎えに行く

急いだつもりはなかったが予定よりも早く着いたのでリサを待っているとモカが声を掛けてきた

「優センパイだ~ヤッホ〜」

「モカ、随分久しぶりだね」

「本当にねぇ~、優センパイはリサセンパイのお迎え?」

「この後一緒に今年最後の花火大会に行くんだ」

「私達はつぐちゃんの家に集まって皆でみるよ~」

「まぁ、場所は違うけど皆が同じものをみてるってなんかいいよね」

「エモ〜イ!優センパイ!今度夏の曲私達に書いて~」

「今度ね!」

そう話しているとバイトを終えたリサがやってきた。

「優也!おまたせ!モカと話してたの?」

「うん、モカ達も花火みるんだって、会場には行かないけど皆でみるんだって言ってた」

「そっか!アタシは今年最後の花火は優也と2人だもんね!」

「きっと、場所が違っても皆と同じ景色を見るんだそれぞれの視点でね」

「なんかいいねそういうの」

そう話しながら俺達は自宅に戻り準備して会場に向かった。

会場に着くと俺達は人の多さに少し圧倒された。

「人すごいね」

「ああ、正直LIVEよりも人いるかもな」

「だよね」

とりあえずはぐれても困るので俺達は手を繋ぐ

「お祭りと言えばなんだろう?焼きそば?」

「りんご飴に、わたあめに射的と飲み物ならやっぱラムネ!それと…」

「「花火!」」

俺達の声が重なり2人で笑い合う

それから2人で屋台を周り買い物をして少し人の少ない所で

食事を済ませ花火が始まるまでのんびりする

「もうそろそろかな?花火」

「多分そろそろだよ」

「優也さ、皆に曲作ったあとはたくさんLIVEに出てるじゃん!そのおかげもあって多少注目はされてるし冬に向けてまた新たな目標を立てても良いんじゃない?」

「そうだな~まぁ、皆にまた曲は書くとして、季節ごとのラブソングを書いてみても良いかもしれないな、リサと一緒にいる時間や映画や物語の世界にいるような幻想的な曲を書いてみたい」

「あのさ…優也が嫌なら良いんだけど、ラブソングだけじゃなくて失恋ソングも書いてみたら?」

「失恋ソング?」

「そう、優奈ちゃんとの事を思い返して別れを描いてみたらどうかなって」

「それで失恋ソング?」

「もちろん大切な人との別れをそのまま描くのは優也にも抵抗はあるだろうしさ」

「そうだね、ユウとの事いつまでも引きずるんじゃなくて思い出の1ページとして描くのはアリかもね」

そう話していると花火が上がった

俺達は花火が上がるのと同時に口付けを交わす。

お互いの気持ちを確かめ合うようにお互いの気持ちを交わし笑い合うのだった。

 

 

 

 

 




29話目です。最初と最後の方で花火について触れたくらいであとは日常な感じですが変わらない日常を過ごす中での思い出のような感じに書けていたらと思っています。
次回から主人公は季節ごとのラブソング&失恋ソングを作曲する事に挑戦しますのでお楽しみにもちろん他のバンドとの関わりも書いて行きますのでお楽しみに

次回「新たな挑戦~春の出会いと別れ~」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

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