早いものでクリスマスが過ぎるとあっという間に街は年末年始ムードだ。
そして私達も年越しの準備件大掃除を行っていた。
「手伝ってくれてありがとう優也」
「別に良いよこのくらいなんでもないし男手必要な時もあるでしょ!」
「凄く助かるよ!でも優也の家の方はいいの?」
「ほぼほぼ毎日リサが来てるんだもんなるべく綺麗にと思って掃除はこまめにしてるからちょっと物置の整理するくらいで終わったよ」
「そっかそっか、アタシの家は結構物も多いし掃除する場所も結構あるから大変でいつもは友希那と二人でやってたんだけどね今回は優也が手伝ってくれるって言うし甘えようかなって」
「是非とも頼ってよ!ところでその友希那は?」
「多分家にいるよ!あっちもお父さんと二人で大掃除してるんじゃない?」
「友希那の親父さん最近会ってないな、というかリサの両親もだけど」
「家の親2人とも1年の殆ど帰ってこないから気にしないで
おかげで優也と2人で過ごせる訳だしさ」
「大晦日はともかく新年の初詣くらいは友希那も誘って3人で行こうよ!幼なじみ3人で!」
「良いね!友希那にも後で声かけとくね」
「よろしく」
そうして会話を楽しみながら大掃除を終えた俺達はすっかり埃っぽくなってしまった。
「掃除して家は綺麗になったけど、俺達が埃っぽくなったな」
「そうだね、シャワー使う?」
「着替えこっちにないし一旦戻ってシャワー浴びて着替えてくるよ掃除も終わったし後はそろそろお昼だし残り年越し蕎麦とおせちの準備でしょ、それも手伝うし一息入れよう」
「そうだね、そうなると温かいもの食べたいな~夜年越し蕎麦食べるし麺類以外かな」
「そうなるとまだ時間も少し早いしグラタンでも作ろうか?」
「良いね!アタシも手伝うよ!材料足りる?」
「家にあらかたあると思うしなんならリサもこっち来る?」
「せっかくだしそうしようかな!優也の家にはアタシの着替えもあるし」
「リサほとんど俺の家にいるしね」
「本当にね、自分の家すぐ隣なのにね」
「俺は全然歓迎だけどさ」
「アタシも優也といる時間増えるし構わないけど」
「じゃあ家行くか!」
「だね!」
俺とリサは2人で俺の家に戻ってきた。
「リサ、先にシャワー使いなよ!その間にある程度準備しておくし」
「家主優先でしょここは!」
「家主本来なら親父だし今いねーしレディーファーストって事で」
「じゃあさ……一緒に入る?」
「俺に襲われる覚悟があるならね」
「……まぁ……その付き合っては……いるし……その…むしろ手を出してくれないのが不安っていうか…ね」
「言っておくけどリサに魅力がないとかじゃないからね リサは十分魅力的だよ。俺だって1歩踏み込んだ関係になりたいとは思うし、この先の未来、人生を共に生きていくつもりももちろんあるからこそ間違いたくないんだ。だからさ、焦らなくて良いよ俺達のペースで俺達らしく進んで行こう」
「優也……わかった、優也がそこまで考えてくれてるならアタシ信じるよ!でもさ、その……未来を望んでくれるならなるべく早めにお願いね」
「わかってるよ、それにリサが俺を繋ぎ止めてるんだからさ心配しなくて大丈夫だって!この錠前が何よりの絆だろ」
「うん!」
「わかったらほら!先にシャワー浴びて着替えて来な!レディーファースト!」
「じゃあ、ありがたく!お先に失礼!」
そう言って風呂の方に行ったのを確認するとその場に座り込む
「勘弁してくれよ……自分が俺にとってかなり魅力的なのわかってるくせによぉ~媚薬や劇薬みたいなもんなんだっての」
そう言って軽く頭を抱えつつ横に振り意識を切り替える
「あ〜ダメダメ!切り替えないとこんな姿見せられるか!」
そうして意識を切り替えて食材の準備をして簡単に下ごしらえする
そしてある程度下ごしらえが終わったタイミングでリサが戻ってきたので入れ替わりで汗と埃を流しさっぱりして髪を乾かし台所に戻る
「早かったね」
「こんなもんだよ!あと残ってる作業は?」
「洗い物くらい?ちょうどオーブンに入れたしできあがり待つくらいで食べ終わったら纏めて洗えば大丈夫だし、昨日のうちに買い物は済ませてるから準備くらいだしね」
「じゃあ、出来上がり待つとしますか」
そうして完成を待って昼食をとり片付けを済ませ2人でゆっくり映画を鑑賞する。
「優也も映画のDVD結構持ってるよね」
「元々それなりに映画とか好きだからね、何観る?」
「コレ観たい!君と100回目の恋」
「じゃあそれにしようか」
映画のDVDをデッキに入れ再生する
映画を観始まるとお互い会話がほとんど無くなる
そして家にいる時そして尚且つリラックスタイムの時は
俺がリサを膝枕する形になる
「たまにリサにも膝枕してもらうけど、家に居る時は大概こうだもんね」
「いいじゃん!優也に膝枕してもらうの好きだし」
「寝心地なんていいとは思えないけど」
「良いの!」
「まぁ、リサが良いなら良いけどね」
「優也、頭撫でて!」
「はいはい、姫様」
「アタシがお姫様なら優也が王子様なんだけど?」
「リサだけの王子様なら大歓迎」
「優也はさ例えばこの映画の世界みたいな事が起こったらどうする?」
「恋人が死ぬ未来が待ってる世界って事?」
「まぁ、そんな感じ」
「俺は多分助けられる未来探すんじゃないかな?少なくとも俺は一度大切な人との別れを経験してるからね次は絶対って思っちゃうんだよ」
「そっか、優也はそうだもんね」
「だからこそもしもこんな世界になるなら俺はあがくだろうね」
「優也らしい」
なんて話しつつ映画を観てゆっくりと過ごしちょうどいい時間になったので年越し蕎麦の準備を始める
「食べたあとどうしよっか?」
「アタシは一応もう1回シャワー浴びておきたいかなというかゆっくり湯船浸かりたい」
「OK浴槽にお湯張っておく」
「アタシ蕎麦の準備しちゃうね」
「お願い、そういえば友希那なんか言ってた?」
「明日の昼からなら予定大丈夫だってさ」
「んじゃついでに出先でお昼済ませるか」
「甘酒くらいしかないんじゃない?出店」
「どっかしらお店空いてんでない?」
「この辺は多分無いよ、ちょっと街場の方まで行かないと」
「んじゃ帰りにスーパーで切り餅でも買ってきて3人で食べるか」
「それがいいかもね」
それから俺は風呂と夕飯の準備をしてリサと二人で年越し蕎麦を食べながら紅白歌合戦を観つつ日付が変わるまで過ごす。
「なんか知ってる曲半分知らない曲半分だったかな」
「俺も似たり寄ったりだったね」
そう話していると年が明けた。
「年が明けたね、優也、今年もよろしく!」
「あぁ、よろしくリサこれからもずっとね」
「もちろん!」
お互い新年の挨拶をしてからも少しの間テレビを観ていたがリサの方が限界を迎えたので部屋に運び2人同じ部屋で眠った。
-次の日-
新年最初の起床は朝9時、リサによって起こされる俺
「起きて優也、朝ごはんだよ!起きないとキスするよ」
「……わかった、起きるから朝から刺激を与えないでくれ」
「なにそれ!全くもう!可愛い彼女がせっかくキスしてあげようって言うのに」
「朝からキスによる目覚めは悪くないけどリサの綺麗な顔は今だけは刺激が強すぎる」
「またそうやって~綺麗って言われて悪い気はしないけどさ」
「実際リサは綺麗だよ、付き合うようになって改めて思うんだこんなに綺麗で可愛くて気立てのいい彼女がいる俺は幸せだなって」
「優也だってアタシからすれば勿体ないくらい良い彼氏だよ」
「俺はリサになにかしてあげられてるか時々不安だよ」
「一緒に居てくれることが幸せなんだって!さぁ、起きた起きた!お昼前には出掛けるよ!アタシも一度着替えに帰るからね」
「それなりに着替え家にあるじゃん」
「せっかくだし友希那と二人で晴れ着を着てくるよ!」
「それは楽しみだね!俺の彼女の綺麗な姿楽しみにしてる」
「口が上手いんだから!」
そんな他愛ない会話をしながら部屋を出て居間で2人朝食を済ませそれから少ししてリサは一度帰って行った。
「俺も準備しますか」
とは言っても俺の場合紋付袴なんぞ持ってないので隣に並んで見劣りしないようにきっちりした格好をするだけである
着替えに多少時間を使ったもののまだ少し余裕があるので珈琲を飲みながら少しゆっくりして時間を見て家を出てリサの家の前で待っているとリサと友希那が家から出てきた。
リサは赤、友希那は紫の綺麗な着物姿だった
「おまたせ!どうかな?」
「2人ともすごく綺麗だよ、誰にも見せたくないと思うくらい」
「ありがとう優也!優也も良い感じに落ち着いた服装だね」
「隣に並んでも見劣りしないように頑張ったからね」
「確かに、普段とは違い落ち着いた感じはあるわね」
「友希那も見違えるよ!元々美人だから綺麗な着物姿が映える」
「ありがとう、でも幼なじみとは言えあまり他の女の子を褒めるのは関心しないわよ」
「そうはいってもね、リサと友希那は別って言うか確かに女の子だけど、幼なじみだしさ!恋人とは違うけど大切な人には変わりないし」
「そうだね、恋人は恋人、大切な人で幼なじみな友希那はまた別だもんね!でも友希那に目移りしたら嫌だからね!」
「そうはならないわ!」
「友希那には歳下の彼がいるもんね!」
「まだ付き合ってないし、恋人になっても遠距離よ」
「離れてるの?その後輩君」
「えぇ、短期だけど留学しているの語学留学よ」
「でも、ちゃんと毎日友希那に欠かさず連絡して来て曲も届けてるんだよ!一度聞かせてもらったけど独特の世界観で歌われてて優也の作る曲とは趣きが違ってたな」
「そうなんだ、せっかくだし交流してみたいな」
「こっちに帰ってきたら紹介してあげるわよ」
「その時はダブルデートしようね」
「しないわよ」
「えぇ~」
「まぁまぁ、とりあえず立ち話もなんだし行こう」
俺達は近くの神社へと移動しお参りする
俺は知り合った皆と、そして何より恋人との楽しい時間を過ごせるようにお願いした。
「2人ともお参り終わった?」
「ちょうど今終わったよ」
「私もよ」
「じゃあおみくじ引こう」
「そうだね、1年の運勢を占いますか」
俺達はおみくじコーナーへと移動しおみくじを引いた
俺の運勢は中吉何事も行動あるのみといった内容だった
「アタシ大吉だったよ!色々と上手くいくだろうって!ただしっかり考えるようにみたいな感じ」
「私は中吉ね、落ち着いて行動すれば自ずと結果は着いてくると言うような感じね」
「俺も中吉、何事も行動あるのみ!挑戦の1年って感じみたい」
「皆似たり寄ったりだけどアタシが1番強運かな!」
「だね」
その後おみくじを結んで甘酒を飲んで少し談笑した後帰宅する
「優也、お願いの方は何お願いしたの?」
「知り合った仲間とそして恋人と楽しい1年を過ごせますようにって」
「アタシも優也と今後も楽しく過ごせますようにってもちろん!友希那もね」
「当たり前よ!あなたはRoseliaのベーシストで優也はRoseliaのマネージャーであり、個人としても挑戦の日々だもの」
「だね、曲ももっとたくさん書かないとな~」
「じゃあ、新年最初の曲は再会からね!」
「再会か、なら久しぶりにちょっと童心に帰って手でも繋がない?3人で」
「良いね!」
「たまには悪くないわね」
俺は2人と手を繋ぐ
「良かったね両手に花だよ!」
「赤い薔薇と青い薔薇って意味ではそうかな」
「アタシが赤い薔薇?情熱の色だね!」
「リサにはピッタリじゃない、熱意を忘れず一生懸命だもの」
「確かに」
そう話しながら家路を辿る俺達は子供の頃のまだ恋心も知らない小さな頃を思い出して笑い会うのだった。
37話目ですね!現実ではまだですがこの話の世界観では年が明けました!もう1話か2話程冬休みの話を書いてから3年生編を書いて行きますのでお楽しみに
次回「再会のメロディ~冬空と再会~」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします