-新学期登校初日-
俺は家の前でリサと友希那を待っていた
「寒ッ!早くしろよ2人とも…」
俺はまだ時間がかかると思ったので音楽を聴きながら待つことにした。
そして音楽を聴きながら待っているとやっと2人が出てきた
「おはよう!遅くなってごめんね」
「待たせたわね!」
「あぁ、かなり待ったよ!寒かった」
「手袋とかカイロとか持ってないの?」
「どっちもいらね〜」
「優也ってコートやマフラーこそ付けるのに手袋とかは全然付けないよね」
「違和感がな」
「まぁ、人それぞれだけれど、手を痛めちゃダメよ優也」
「わかってるよ!」
新学期そうそうそんなくだらない話をしながら学校に向かう「三学期もあっという間なんだろうな」
「そうしたら私達3年生だね、3年生になったら卒業までもあっという間だよ」
「でも、まぁその分充実してるでしょうよ」
「だな、間違いないなそれは」
「新学期はどうなるのかね〜」
「優也はどうするの?今年と言うか、新学期の抱負みたいなの」
「そりゃ、挑戦でしょ!新学期だから新しい風が吹いてほしい」
「なら優也、テーマ『風』で1曲私達Roseliaに書いてくれないかしら?」
「風ね!了解!」
「もしかして優也、風がテーマって予想してた?」
「いいや、別に、ただ冬空と再会ってテーマっで書いたから風、1年を通してある意味身近に感じるものだろ?それなら出来るんじゃ無いかなって」
「ちなみに優也はその風ってテーマで好きな曲あるの?」
「曲名で言うなら春風かな?後はMomentとか?」
「Momentは聞いたことある気がするけど春風は?春の曲?」
「季節はずれに咲く花のようにすっごく儚い曲でさ俺が小学生くらいの時にやってたドラマの主題歌でさ、あれすっごく泣いたな〜ドラマ」
「アタシも観たい!そして主題歌聴きたい!」
「家にあるし帰ったら俺が曲作ってる間観てたら良いよ」
「私も観たいわ」
「良いけど、今日、Roseliaは?」
「夕方からよ」
「なら午前中で終わるだろうし帰って皆でお昼食べて夕方からRoseliaの練習で良い?もちろん俺も行くし」
「ええ、それで良いわ」
「じゃあ、決まりで!」
「お昼どうしようか?」
「無難にラーメンとか?」
「良いね!寒い季節にはピッタリだよね」
「俺もそう思っての提案」
「友希那もそれで良い?」
「構わないわ」
お昼は3人でラーメンとなった。
そして俺の家に集まり昼食をとった後リサと友希那はドラマ鑑賞、俺は作曲に取り掛かる
イメージは風、例えば柔らかな風と言っても捉え方は色々ある
ふわりと頬を優しく撫でるような風を柔らかな風と表現する事もあるだろう
新学期を迎えた俺達もまたクラスメイト達との新たな交流が新しい風と表現したり色々と表現の自由があるし風と言っても様々だ
曲のイメージを具体化させつつメロディを作り歌詞を乗せていると部屋の扉が開きリサが入ってきた
「優也、どう?順調?」
「今の所ね、リサは?ドラマ観てたんじゃなかったの?」
「優也にコーヒーの差し入れしに来たんだよ」
「そっか、わざわざありがとう」
「良いよこのくらい」
「ドラマどうだった?」
「とりあえず1話観たけどなかなか面白かったよ、演技とか引き込まれるし、主題歌も優也が良いなって言ってた理由がわかったし結構好きかな」
「そっか、気に入ったなら良かったよ、俺が好きな物はなるべくリサにも好きになって欲しいし、リサが好きな物も俺は好きになりたいしさ」
「アタシもだよ!ねぇ優也、曲さ…あのドラマの主題歌みたいに出来ないかな?」
「じゃあ、言葉を風に乗せて運ぶイメージかな?ちょっと考えてみるよ!」
「後さ、優也も一緒にドラマ観ようよ!」
「そうだね、なんかいいフレーズ浮かぶかもだし」
俺は部屋を出て居間に行くと友希那は既に続きを鑑賞していた
「優也も来たのね」
「リサに一緒に観ようって誘われてさ、フレーズ探しも兼ねてね」
「そう、なら一緒に観ましょう」
「あぁ、そうするよ」
俺は一緒になってドラマを観始める
ドラマは難病に立ち向かう主人公が命のリミットを意識しながらも前向きに生きていく姿を描くストーリーで主題歌の春風はドラマの世界観ともマッチした曲になっていて俺も好きな曲だ。
「結構この曲ってせつなくて儚いよね」
「わかる、サビとか結構切ない感じするもんね」
「そうね」
そうして主題歌やドラマの内容について話しつつドラマを鑑賞
した。
その後ドラマを5話まで観たあとRoseliaの練習がある為3人でcircleに行き他の3人も交えて練習する中俺は第三者視点で時々アドバイスをしつつ皆の演奏に耳をすまして自分の曲のイメージを具体化していく
フレーズは俺の曲には活かせないけど曲を聴いて湧いたイメージは上手く活かせそうだなと感じた俺はスマホのメモ欄に歌詞を書き出す。
「もしかしていい歌詞浮かんだ?」
「まぁね、とは言っても思ったのと別物になりそうだから2曲作ることにするよ」
「優也が大変じゃない?」
「平気、と言うか同じテーマでやってみたいんだよ」
「優也が大丈夫ならアタシ応援するよ!」
「まぁ、やるだけやってみるよ、友希那、FIREBIRD聴かせてくれないかな?」
「特別よ!その代わり最高の曲を作りなさい」
「もちろん!」
友希那達は俺に向けてリクエスト通りFIREBIRDを演奏してくれた。
俺は目を閉じて曲に耳をすます
俺自身この曲が好きだ、気高い不死鳥が風に乗り飛び立つようにその翼が風をきり羽ばたく姿が簡単に浮かんでくる
その光景を想像するのが好きで同じとは行かなくてもその光景が浮かんで来るような曲を俺も作りたいと思った。
その後練習を終えて帰宅した俺は早速曲作りを始める
テーマは風、1つは風を受け走り出すように前向きになれる曲でもう1つは特定の季節に吹く風を感じ思い出を振り返る少しせつなく感じる曲を作った。
俺はリサと友希那に一足先にその2曲を聞いてもらい感想を聞いた。
「いい曲ね、優也らしくていいと思うわ」
「同意2曲目の方はちょっとせつなくて、でもメッセージ性に溢れた曲だと思う」
「ありがとう。その言葉だけでも曲を作ったかいがあったよ!」
優也は新学期最初に新しい風を感じそれを歌にした。
優也がシンガーソングライターとしてデビューしてこの曲を大勢の前で演奏する時に優也は曲の紹介の際こう言っていた
「新しい風と思い出の風を感じてください」
優也の作る曲は沢山の人の思い出に語りかけるようでそれでいてどこか遠くを見るような曲だ
優也がシンガーソングライターとしてデビューするのもその後の事もまだまだ先の話
39話目です。投稿遅れてすみません週末に体調を崩し執筆出来なくて遅くなりました。
ついでに言えばバンドリ系以外にも書きたい作品がそれなりにあって不定期更新にして他も1話くらい出してしまおうかなと考えていたりしてますが
この作品は遅れても投稿していくのでお楽しみに
次回「雪景色と子供の頃の夢」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします