1人と仲間の絆   作:凌介

40 / 41
雪景色の中で子供の頃の夢を思い出す


第40話雪景色と子供の頃の夢

-休日-

 

朝起きると外は白く辺り1面雪景色だった。

「寒いわけだよ、真っ白になるくらいに積もればね」

俺は居間の暖房を入れてから部屋に戻りまだ俺のベッドで寝コケてるリサを起こす

「リサ、起きて」

「ン〜まだ眠い、それに寒い」

「居間は暖房入れたから暖かいし、外雪景色だぞ」

「…雪?」

「あぁ、寒いなと思ったらまさかの雪だよ」

「…起きる」

そうして2人でリビングに降りていき外の景色を眺める

「本当に雪だ!去年全くといっていいほど降らなかったし」

「そうだね、本格的に積もったら大変だけど、その分積もるのが楽しみでもあるよね」

「子供の頃みたく雪遊びでもする?」

「雪遊びか〜良いかもね!庭に雪だるまでも作ろうか!」

「それが出来るくらいに積もると良いね!」

「だね!それにしても懐かしいな〜昔もさ優也と友希那と3人で雪遊びしたよね!」

「雪固めて台作って冬の限定の特設ステージなんて言って歌ったりしたっけ」

「そうそう!優也の雪の台が真っ先に崩れて優也コケてたっけ!」

「そうだった?それは覚えてないや」

「そうだよ!アタシ覚えてるもん!でも、春には優也が転校しちゃってさ、そこからずっと会えなくて、高2になって再会して優也歌えなくなってて、でもまた歌取り戻して、今は傍に居てくれる大切な人でしょ!何が起こるかわかんないよね人生ってさ!」

「そうだな、俺もリサが恋人になるなんて再会してすぐは思ってなかったもんおまけに見違えるくらい美人で可愛くなってるし、今もたまに思うもん!幸せだなって」

「それはアタシもだよ!」

「でもさ、こうも思うんだ…今が幸せだからこそ失くすのが怖い…ユウの時みたいな思いはしなくないなって…世界がモノクロになるのは1度で十分だしさ」

「アタシはここに居るよ!こうして触れられる距離にアタシがいるからさ、今はそれで良いじゃん!」

「そうだね、でも…いつか…」

俺はあえてその先に続く言葉を飲み込んだ。

「なんて?」

「なんでもない!なんか演奏したい気分!ちょっと聴いてくれる?」

「もちろん!」

「じゃあ、聴いてくださいオールドファッション」

 

 

『よく晴れた空に雪が降るような

あぁ そう 多分そんな感じだ

変な例えだね僕もそう思う

だけど君はそんな感じだ

一体どこから話せば君と言う素敵な生き物の素敵さが

今2回出た素敵はわざとだからねどうでもいいか

単純な事なんだ比べるまでもないよ

僕に足りないものを全部

君がもちあわせていたんだ

悲しくなるくらい あぁ それを今数えていた所だよ

不安とか迷いでできている僕の胸の細胞を

出来るなら君と取り換えて欲しかった

花は風を待って月が夜を照らすのと同じように

僕に君なんだ

 

デコボコしてても並んで歩けばこの道がいいと思った

お祝いしようって君が

なんにも無い日に言い出すのは決まって

僕がバレないように落ち込んだ時だ不甲斐ないね

肝心な所はいつも少し君の真似をして

はずれでも優しい答えが出せるように

鳥は春を歌って

いつだってそれに気付いている君に

僕はなりたかった

君と見た街は夜空はどう映っていたんだろう

君は後悔してないかな

ねぇちょっとそんなのどうだっていいの

ドーナツ買ってきてよって君ならそう言うだろうな

 

 単純な事なんだ誰がなんと言おうと

どれだけの時間が巡ったとしても

風は花を探して

夜と月が呼び合うのと同じように君には僕なんだ』

 

演奏を終えてすぐ拍手と同時にリサが話しかけて来た。

「珍しいねbacknumberなんて」

「何となくねヒロインとかの方が良かった?」

「ううん、この曲で良かったよ!僕には君で君には僕って今の私達みたいじゃん!」

「そうかもね!」

「優也、ちょっと外に出ない?」

「良いよ」

外に出ると路面も薄っすら白くなっていた。

俺達は路面に2人だけの足跡をつけながら歩く

「昔もさ足跡つけて回ったよね懐かしい」

「そうだね、でもあの頃と違うのは2人だけの足跡って所かな俺達がこの先もずっと一緒にいる証明みたい」

「そうだね、あたし達はこれからも末永く過ごしていくんだろうね」

「そりゃケンカもすればリサを泣かせてしまう事だってあるかもだけどさ、それでもずっと隣にいてね」

「もちろん!約束だよ!」

2人で雪の積もった地面に足跡を付けて行くのだった。

 

 

俺達が恋人から夫婦になってもなお子供の頃を忘れずに仲良く過ごすのはまだ…遠い未来の話…




40話目です。昨日出来てたんですが投稿が間に合いませんでした。
今週中に次の空に憧れた少年も投稿しますので気長にお待ちください。
それではまた次回

次回「リサの為だけの歌」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
  • 読んでみたいけど、後々お願いします

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。