1人と仲間の絆   作:凌介

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失ったものを取り戻したいと願う半目あの時を忘れられずにいる優也はアイドルと小さな絆を結ぶ


第5話アイドルと繋ぐ絆

とある休みの日俺はゆっくりと惰眠を貪るためにベッドで

ゴロゴロしていた、休みだからこそ出来る時間の使い方だと思っているとインターホンが鳴る

「誰だよ!まだ8時過ぎだぞ!」

そう言って俺は頭から布団を被り居留守を使うが

インターホンは鳴り止まないので俺は頭の上に置いていたヘッドホンを手に取り適当に音楽を流し完全にシカトする

そうしていると今度はスマホが着信を告げる

俺は頭を掻きむしりながら起き上がりスマホの画面を見ながら文句を口にする

「なんだってんだよ!休みの日にっていうか誰だよこの番号」そう言ってとりあえず電話に出る

「はい、もしもし?どちらさん?」

(もしも〜し優くん!おっはー!あたしだよ!日菜!)

「日菜!?なんで俺の番号知ってんの?俺、リサと友希那にしか連絡先教えてないんだけど、どっちから聞いた?」

(リサちーから聞いたよ!それで優くん!今日暇?)

「寝る!おやすみ」

そう言って電話をきりまた布団に潜るとまたすぐに電話が鳴りそして同時にインターホンも鳴る

嫌な予感がして電話に出る

「はい、もしもし?」

(いきなりきるなんてヒド〜イ!どうせ優くん家にいるんでしょ!ちょっと付き合ってよ!)

「他のやつに頼みなよ!なんで俺なの?」

(優くんに会わせたい人がいるんだよ!)

「誰そいつら?」

(あたしのバンドメンバー!)

「断る!なんか気を使ってるのかもしれないけど、いらない気遣いだ!」

(う〜ん、でもさ〜どうしてもダメ〜?)

電話越しでも日菜がしゅんとしたのが伝わってくる

俺は再度頭を掻いてから溜息混じりに言った

「ハァ…わかったよ!どうせ家に前にいるんだろ?今降りるから待ってろよ」

(うん!待ってるね)

俺は電話をきると机の椅子に引っ掛けていたパーカーを羽織日菜を出向かえるため階段を降りて玄関を開けると眩しいくらいの笑顔の日菜がそこにいた

「とりあえず入れよ!俺、今部屋着だし、出掛けるなら着替えるからさ」

「うん!お邪魔しま〜す!」

「なんか飲む?お茶かコーヒーしかないけど」

「じゃあ、カフェオレにして」

「はいよ」

俺はカフェオレを準備して日菜の前に差し出すと自分の分のコーヒーを入れてから日菜に質問する

「そんで?俺はどうしたらいいの?」

「あたしのバンドメンバー紹介するから一緒に行こう!」

「行くのはいんだけど、日菜は仕事の予定大丈夫なの?」

「今日はオフなんだ、それで、この辺りに皆いるだろうからせっかくだし優くんを紹介しようかなって」

「なるほどね、でもさ日菜は同じ学校だからってのもあるけどさ、仮にもアイドルの人達と俺なんかが知り合いになってもいい訳?」

「ん〜大丈夫じゃない?あたしとは知り合いになってる訳だしさ」

どうにも信用出来ないと思うのが本音な俺、日菜は物事を楽観視している節があるため不安でしかない

「とりあえずさ、俺と会っても良いってメンバーだけ紹介してよ、本人が望まないのに知り合いになるのは俺も嫌だからね」

「皆大丈夫だと思うんだけどなぁ〜」

「嫌なんだよ!失くしたものが多すぎて今は何もかもが」

「優くんは怖いの?また何かを失くすのが」

「怖いね、もう失くしたくないし、今は何もかもがどうでもいいんだ」

「優くん…」

「悪い!なんか雰囲気悪くしちゃって着替えてくるからちょっと待ってて」

「うん!」

俺はとりあえずその場でパーカーだけ脱いで居間を後にし部屋に行き着替えを済ませて居間に戻る

「お待たせ行こうか!」

「うん!って優くん、その首にかけてるのはな〜に?」

「あぁ?これ?」

俺は首にかけてる錠前の飾りを見せると日菜は頷いた

「これは俺をここにつなぎ止めておくもので俺と俺の大切な人を繋ぐ形見だよ」

「どういう事?」

「まぁ、俺と''アイツ''を繋ぐ鎖だよ、こいつだけが俺を縛るものなんだ」

「じゃあ、これが無くなったら優くんはどこかに行っちゃうの?」

「さぁね、これは外せないから、今のところ何処にも行かないさ、とりあえず、誰から紹介してくれるの?」

「とりあえず、麻弥ちゃんかな?あ〜でも、ちょっと待ってて」

そう言って日菜は電話をかけ始めるそして数分後

「優くん!マック行こう!」

「何でマック?」

「麻弥ちゃんとイヴちゃんと後、彩ちゃんに会えるよ」

「その3人は会っても良いって?」

「彩ちゃんはわかんないけど、2人は大丈夫だってさ」

「そっか、じゃあいきますか」

「だね!レッツゴー!」

そうして俺達はマックに向かった

そして十数分後俺達は目的地に到着した

「日菜さん!こっちッスよ!」

「日菜知り合い?」

「あの子が麻弥ちゃんだよ!行こう!」

「わかったから引っ張るなって」

俺はとりあえず注文を済ませて席に座る

「とりあえず自己紹介しようか、俺は神永優也一応漢字で書くとこうだよ」

「ご丁寧にどうもッス私は大和麻弥って言います!

一応神永君と日菜さんとは同じ学校で日菜さんとは同じクラスですよ」

「そうなんだね、よろしく、俺はRoseliaの友希那とリサの2人とは同じクラスで一応幼なじみだから、それなりに仲はいいよ」

「そうなんですか!まぁ確かに一緒にいる所をチラッと見かけますしね、とりあえず、私の自己紹介は以上ですね

一応名前だけ紹介するとこちらは若宮イヴさん同い年ッス」

「改めまして拙者若宮イヴと申します!」

「拙者?若宮さん武士が好きなの?」

「イヴで結構ですよ!」

「いや、とりあえず若宮さんで知り合っていきなり呼び捨てはちょっと」

「日菜さんのことは呼び捨てなのにですか?」

「日菜はお姉さんいるって言ってたし、実際知り合いではあるし、姉妹とも苗字呼びってのもね本人達も苗字呼びは落ち着かないって言うからさ」

「ならせめてちゃん付けかさん付けで呼んでください」

「じゃあイヴさんと麻弥さんでいいかな?」

「お願いします!」

「こっちもOKッス」

「じゃあこれからよろしく!」

「はい!よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「とりあえず、後は彩ちゃんと千聖ちゃんか」

「私がどうかした?」

「うわ!?」

「あっ!ごめん驚かせて、バイトの休憩に入ったから私も参加しようかなって」

「あっあぁ、まぁとりあえず座ってよ」

「うん!」

俺はとりあえず状況を整理すると俺の後ろから声を掛けてきたピンク髪の子が日菜が言ってた彩さんらしく、メンバーは後もう1人いるらしい

「えっと、とりあえず日菜ちゃんが友達を紹介してくれるって言ってて、でも、私は今日はバイトがあったからここに来てもらったんだけど君が日菜ちゃんが言ってた優くん?」

「その呼び方はやめてくれる?そう呼ばれるの好きじゃないんだ、日菜は言ってもやめてくれないからアレだけど、出来るなら優くんはやめて」

「わかった、じゃあ改めて名前教えてくれる?」

「神永優也、よろしく」

「じゃあ、優也君で良いかな?」

「それでお願い、こっちは丸山さん?それとも彩さん?」

「普通に彩じゃダメなの?」

「いきなり呼び捨てはちょっと、せめてもう少し仲良くなってからね」

「う〜ん、じゃあとりあえず呼び方は任せるよ、私はとりあえず優也君で」

「了解、とりあえずよろしくね彩さん」

「よろしく優也君、今はなんの話しをしてたの?」

「とりあえずお互いに自己紹介してただけだから特別な話はしてないよ、俺としてもこんなにたくさんの女子と知り合いになるとは思ってなかったしね」

「優也君は男女関係なく友達多そうだけど」

「全然、俺、あんまり人付き合い得意じゃないんだよね、昔俺に唯一話しかけてくれた奴がいたけど、そいつとはもう会えないから」

「どうして?」

「あ〜ごめんね、正直話しづらい事だから深く詮索して欲しくないな」

そう言って俺はネックレスに触れる

「そのネックレスと関係あるの?」

「これは俺とそいつを唯一繋いでくれるものなんだ」

「そうなんだ、でも、その子とは会えなくてもその後が何か言葉で君に残してくれたものってあるんじゃないの?」

「たくさんあるよ、歌も音も言葉もね」

「優くん!忘れちゃいけないとがあるように、私達と新しく作る絆を怖がらないでよ」

「そうですよ、詳しく分かりませんけど、辛い事があったのはわかるっすよ、でも、失くすのが怖いからって逃げてたら始まりも何もかもが無いままですよ」

「ハイです!神永さん!誰かの手を取ることを怖がらないでください」

「優也君!友達になろう!私達と!そしてその子に自慢してあげよう!こんなに素敵な友達がたくさん出来たんだって!」

「そうなれたら良いな…ごめんね、なんか励まされてばっかな気がするよ俺」

「気にしないでいいよ!優くんがちゃんと自分と向き合えるまでたくさんの絆を作ったら良いよ!」

「だな!そうなれたら良いな」

そうして俺達はしばらく話した後解散した、そして帰り道

人集りが出来ていてふと目を向けると一緒にいた日菜が何も言わずに俺を引っ張って走り出す

「ちょっと待ってて!なんだよ!」

「良いから良いから!」

そう言って俺を引っ張りその人だかりを抜けて中央に躍り出る

「あら、日菜ちゃんじゃない、とそちらの男子は?日菜ちゃんの彼?」

「「違うよ!」」

「俺と日菜はそういう関係じゃないって第一知り合って間もないしさ」

「そうだよ千聖ちゃん!」

「千聖?白鷺千聖?」

「そうよ、貴方は?」

「あぁ、ごめん!俺は神永優也、今日は日菜がバンドメンバー紹介したいって言うからさ、アイドルと知り合いになって大丈夫かなとか思ってたんだけど、とりあえず大丈夫だって言うからさ」

「アイドルにもプライベートはあるもの、その時に誰かと仲良くなったりするのは悪い事じゃないわ」

「なら、いんだけど、日菜は楽観視し過ぎかなって感じがしてさ」

「日菜ちゃんは人見知りとかしないものね。まぁ良いわ、とりあえず、私で最後なのでしょ?よろしくね、神永君で良いのかしら?」

「優也でも良いよ、優くんは勘弁してね」

「ならとりあえずは神永君で良いわ、機会があったらまた話しましょう、ゆっくり話したいのだけどまだ撮影があって

ごめんなさいね」

「謝んなくて良いよ!こっちこそごめん突然押しかける感じになってごめんね、本当に機会があったらまた話そう!またね!」

俺は言うだけ言って踵を返して歩き出す

「あっ!待ってよ優く〜ん」

「日菜ちゃん、彼、どこか寂しそうな感じがしたけれど何かあったの?」

「えっとね、詳しくはわかんないけど、色んなものを失くしたくみたいだよ、あんまり触れてほしくないみたい」

「そうなの、まぁ良いわ、早く行かないと置いていかれるわよ」

「うん!優くん待って〜」

「早く来なよ」

「神永君!また会いましょう」

「あぁ、はい!また」

そうして俺達はその場を後にした

「優くん、どうだった?」

「何が?」

「パスパレの皆だよ!」

「あぁ〜ん〜皆個性的で楽しい人達だった」

「それだけ?」

「他に何があるの?」

「可愛かったとかないのかなぁ〜って」

「別に、皆普通だよ、友希那とかリサの方が美人だし」

「でも、千聖ちゃんは美人じゃないの?」

「近寄り難い感じがするよあの人」

「じゃあ彩ちゃんは?」

「あぁ〜そそかっしくてちょっとほっとけない感じがした

ほか2人は親しみやすそうではあるかな?」

「ねぇねぇ、あたしはあたしは?」

「お前も十分可愛いよ!でも、どこか''アイツ''を感じさせる所があるんだよな」

「アイツって、優くんを繋ぎ止めてる人?」

「当たらずとも遠からず!もう帰ろう」

そう言って俺はそそくさと足を進める

「待ってよ〜」

俺の後を追うように日菜が追いかけてくる

日菜のおかげで知り合いが増えてまた新しい絆を結べた

俺は軽く空を見上げて呟いた

「ユウ…俺はこのままでいいのかな?」

「なんか言った?」

「なんでもない」

そう言って俺は前を向いて家に向かって歩いて行く

今日が特別なものになったのを感じながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです。こっちの投稿も久々になりますね
予告通りパスパレとの関わりを書いて見ました。
次回はハロハピとの関わりを書いていきますのでお楽しみに
次回「笑顔と絆」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
  • 読んでみたいけど、後々お願いします
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