4月が終わり5月の連休に入った優也は中学から高校1年までを過ごした場所に戻って来ていた。
途中で花を買ってある場所へ向かう
そこの花屋から歩くことさらに十数分やってきたのはお寺だ
俺はさらに歩みを進めてある人物の墓の前で止まる
俺はその墓に花と線香を添えて手を合わせた後墓に向かって話しかける
「よう、久しぶりだな''ユウ''俺さ、引っ越したんだ、東京に、正確には戻ったって言う方が正しいかもしれないけどさ
ここは、お前と過ごした時間が、思い出が強すぎて、どうしても足踏みしちまうからさ、はっきり言うと逃げちまってさ」
返事は返ってこない、当たり前だ''彼女''は既に故人だ
俺にとってかけがえのない仲間で友人で、自覚は無かったが
おそらく惚れていた相手
俺はユウに救われていた、あの頃、俺はユウと出会ってなかったらきっとあの頃をつまらないまま過ごしていたに違いない
「俺を置いて行くなら、せめて、この枷外して欲しかったよ…おかけでまだお前に縛られたまんまだ」
そう呟いて首飾りに触れる
「まぁ、ウダウダ言っても仕方ねーよな、4月から今日までの事話すわ」
そうして俺は4月に幼なじみと再開した事、他のガールズバンドの子達と知り合った事を伝えた
「まぁ、ここ1ヶ月はこんな感じだ、報告以上!また来るわ!」
そうして俺はその場所を後にしお寺から少し離れた所でバスに乗り住宅街の一角で降りその近くにある家のインターホンを鳴らす
そして少しの間待っていると扉が開き俺もよく知る顔が出迎えてくれた、ユウの両親だ
「お久しぶりです。おじさん」
「優也君かぁ〜随分久しぶりだな、ユウの葬儀以来か?」
「そうなりますね、あの後引っ越しまして、連休を利用して戻ってきました」
「という事はあの子に''会ってきたのね''」
「まぁ、一応会ってきましたよ!最近の事を報告してきました」
「そうか、まぁ上がってくれ、仏壇の方にも線香をあげてくれると助かる」
「そうします。」
そうしてユウの家の仏壇にも線香をあげてからユウの両親と話をする
「あれからどうしていたんだい?」
「1年生の間は学校には通ってました、けど…どうしてもあいつが思い起こされて、居てもたってもいられなくて、逃げるように引っ越しました、引っ越した先では一応友人と呼べる存在もそれなりには出来ました。でも、なんか、アイツらといればいるほどユウを忘れそうで怖くて、拒絶してしまいそうで」
「ユウの事を忘れてくれと言うつもりはないが、きっとユウならこう言うだろうな、''繋がることを恐れないで''とな」
「やっぱりそう思いますか?」
「あの子ならきっとそう言うわよ!」
「ですよね…あの!ユウからなんか預かってたりしませんか?例えば鍵とか」
ユウの両親は顔を見合わせた後思い出すように考える仕草をしながら答える
「あの子が残していったものと言えば、ビデオレターと手紙くらいなもので、君にも渡しただろう?あれくらいだよ!」
「そうですか…じゃあ、もしもなんか出てきたら教えてください、今更ユウの遺品とか見るのはキツイかもしれないですし酷な事を言ってるのもわかってます。でも、俺とあいつを唯一繋いでくれてるものがあって鍵が必要なんですよ、あいつが俺を繋いでいてくれるものなんです」
事情を聞いて2人は頷いてくれた
「そういう事なら、探してみるわ、また来てちょうだい」
「はい、じゃあ、今日は帰ります。明日には東京に帰りますので、その前にまたアイツに会ってきます」
「すぐには見つからないだろうが、まぁ、待っていてくれ」
「はい、じゃあ、お邪魔しました」
「また来てね、いつでも歓迎するわ」
「ありがとうございます」
そうして俺はユウの家を後にし両親が今も暮らしている家に向かった、両親は逆に今は休みを利用し東京に行っているのでこっちでも1人だ
俺は家に着くとすぐにシャワーを浴び少し眠る事にした
そしてしばらくして目が覚めるとすっかり日は暮れていた
「寝起きのせいかやる気出ねー」
そうぼやきながらも身体を起こして夕飯の準備をし夕飯を済ませた後ユウとの思い出を振り返る
「1人だった俺にアイツだけがちょっとウザいくらいに絡んできて、気付けば一緒にいて一緒に歌ってた、アイツといる時だけが楽しいと思える時間だったんだよな」
俺はもう一度首飾りに触れながら呟いアイツの名を呼んだ
「ユウ…」
その後俺はまた力尽きるように眠りに着いたのだった
次の日俺はスマホのアラームで目を覚ました
「うるせぇ〜」
そう言ってアラームを止めて身体を起こし朝食の準備をして
朝食を済ませ後軽く片付け等を行ってから家を出る
そして今日もユウの墓に参ってからバスに乗り、駅から電車に揺られて数時間後、俺はまたこの街に戻ってきた
そして改札を出ると偶然か俺の両親から何かを聞いていたのかRoseliaのメンバーが俺を出迎えた
「優也!」
「友希那!それに皆も!Roselia全員揃ってどうしたの?」
「出掛けていて今日帰ってくると聞いたから少し話そうと思って待っていたのよ」
「とりあえず、場所変えようぜ!」
「なら、circleに行きましょう」
「あぁ、わかった」
そうして俺はRoseliaの皆と一緒にcircleに向かった
そしてcircleのカフェテラスで話をする
「それで話って?」
「優也を正式にRoseliaに迎え入れたいのよ、とは言っても、同じ場所で夢を追いながら私達を支えて欲しいのよ、全員の総意よ」
「理由を聞いても?」
「優也の曲、聞いたんだ!それでね、すぐには無理でも私は優也と一緒に夢を追いたいなって思ったの!」
「私もです、色々と再スタートを切ったあなただからこそ私達に必ず届く言葉や曲を作れるはずです」
「あこはね、優兄ぃともっともっと一緒に色んなことしたいんだ」
「私も神永君だからこそ一緒に夢を追いたいなって思ったんです」
「友希那、それに皆、ありがとう。俺を必要としてくれて、
でもごめん、もう少しだけ待っててくれる?まだ皆に話せてない事もあるからさ、少なくとも俺をバンドに誘ってくれてるんだからさ、知っておいて欲しい事もたくさんある、でも」
俺は言葉を区切り首元の錠前に触れる
「この枷を外してから俺は正式にRoselia加入するよ」
「その前に話してもらうわよあなたが何を失ったのかどうして歌えないのか」
「うん!必ず!」
「約束よ!優也!もう一度あなたの曲と歌と共に戻ってきなさい!」
「あぁ、約束する!俺の音楽に誓って!」
その後俺はRoseliaの皆と別れ自宅に帰るとすぐにギターを手に取り弾いていき曲を作る
そして久しぶりに自分で納得の行く曲が出来た
「よし!この曲が俺の新たなスタート地点で再スタートの1曲だ!曲名はRe:START
そしてこのままの勢いでと思い声を出そうとするが歌の方はダメだった
俺はその曲を今度はデータにしてパソコンに入れCDとウォークマンに入れた
そしてウォークマンとCDを譜面と一緒に友希那の部屋の窓のところに置いて置き俺は部屋に戻り写真の中のユウに向けて話しかける
「久しぶりに曲できたよ!お前のおかげかな?」
そうしてやる事をやりきったと脱力した時空腹感と睡魔が同時にやってきたので遅めの夕飯をとるため1階に降りたのだった。
友希那視点
部屋で読書をしていた時軽く窓を叩く音が聞こえ窓を開けると譜面と一緒にウォークマンとCDが置かれていた
「何かしら?」
手に取ると友希那へと書かれてあり譜面には歌詞も着いていた
「歌は無理だったけれど曲は出来たというわけね」
そう言って私は窓を閉めて優也が作った曲を譜面を見ながら歌ってみる
流れ星を星の終わりと解釈しその後に残るものを思い浮かべてから空っぽだと気付けばそこが始まりとなる、そこからもう一度始めればいいとそんな歌詞が綴られていた
「さすがね、優也、曲は取り戻せたようね」
そうして私は優也が再スタートを切ったのをこの身をもって体感したのだった…
7話目です。ストーリー的にはまだまだ序盤なのでこの先も楽しみにしていてください!次回はポピパとの出会いを書いていこうと思いますので楽しみに
次回「キラキラドキドキを探して」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします