怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
おやおやァ?まだ百体も出していないのですが……もうギブアップとでも言うのでしょうか?
この程度ではFGOでは生き残れませぬぞ?
式神の全員が妖精國の“もーす”程度の強さであるとはいえ、そこまでキツイものでしょうかねェ?……まあ
「ンン…大丈夫ですか?オーゼン殿。お疲れでしたら少し休憩いたしますか?」
「っ、うるさい!」
「おっとォ!危ない危ない!ですがやはり先程に比べて攻撃のキレが落ちておりますぞ?」
「幼い子供の、後輩たちの手前。情けない姿は見せられませぬからなァ!もっと素早く!力強く打ってくだされ!サア!!」
「くそっ!ウロチョロとすばしっこい!―――」
(いや待て、本気を出した私が追い付けない?『
「……ああなんだ、簡単な話じゃないか。
「ンンン!ようやく気付かれましたか!ええ、おっしゃる通りですとも。拙僧を一人倒すごとに少しずつ上昇負荷の如きものがかかっておったのです!」
「ああ、どうかご安心召されよ。この情交が終わった後にはすべて祓っておきまするゆえ!」
「(コイツが私への嫌がらせを主軸に据えて戦い続ける限り、不利なのは私の方かい)……ッチ、さすがにもう時間切れかねぇ。さっきからオマエの隊長がまぬけな顔してこっちを見てるのが鬱陶しくて、たまったもんじゃないよ」
「ンンンン?……おお!リコ殿、レグ殿!そんなに息を切らして、どうかされましたかな?」
「ど、どうかされたじゃないよ!?いきなりドーマンがなんか言ったと思ったら部屋にいるし、その部屋にもなんか黒いガイコツみたいな人がいて…」
「めちゃくちゃ迫ってくるのを何とか二人で逃げ切ってここに戻ってきたら、ドーマンとオーゼンさんが戦ってるし!」
「なんと!それはそれは大冒険でしたねェ!!」
ほォう…?恐らく本気ではないとはいえ、顕光殿と
「ほら出ていった出ていった。部屋に戻ってすっこんでなよ、まったく……」
「ンンン♡では、お言葉に甘えてお暇させていただきまする!」
「え?え?ど、ドーマン。どういうことなの?」
「ささ、行きますぞ二人とも」
「あ、うん……ねえドーマン、後でちゃんと説明してよ?」
「ンン!ええ、分かりましたとも。隊長殿」
三人が部屋から出ていった後。力が抜けてへたり込んだ私に部屋の隅で動けなかったマルルクが駆け寄る。
「だ、大丈夫ですか、お師さま?!」
「ああ、マルルクか……あの後アイツが離れた時、隙をついて逃げておけばよかっただろうに、なんでそうしなかったんだね?」
「………じ、実は、あの後ドーマンさんがお師さまと戦い始めた時、急に体の力が抜けちゃったんです。まるで日の光に当たった時みたいに」
「フン。(これもアイツの仕業か)ああ、そうかい……もういいよ、ご苦労さまだったねぇ。マルルクも部屋に戻って休んでおきな」
「…いえ、すみません。お師さま」
「ンん?」
「ボク、さっきの戦いを見て腰が抜けちゃって………少しだけ。ボクもここにいていいでしょうか?」
「―――好きにしな」
まったく。この子の前でこんな情けない恰好を見られるとは。
ああ、こんなことになるならマルルクは部屋に入れるんじゃなかったよ、まったく。度し難い、度し難いねぇ……
ボロボロに打ち倒された私と、それに身を寄せて抱きしめる弟子の二人を。
ただ
何回やっても戦闘描写がお粗末になる謎を解明するため、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かったので失踪します。