怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
さて、夜も明けたことです。いよいよ拙僧の受肉を(そのついでにミーティ殿を人に戻したりしますが)執り行うと致しましょう!
「ところでさドーマン、どうやってミーティを人に戻すつもりなの?」
「ンンン、まあ見ていてくだされリコ殿?ああそうでした、ナナチ殿はどうか目をつぶっていてくだされ。そうれ!!」
拙僧はそう言うと、目の前におられたミーティ殿を皆様の目の前で
体内に取り込みました。
「ええっ?!ド、ドーマンの体が波打ってる!なんか水みたいっていうか、パンの生地みたいな……?」
「ンンンン、リコ殿。そのように驚かれなくとも結構ですぞ?これも拙僧の陰陽術の一つなれば!他人の体を他人の体のままどうこうするのは手間ですから一度拙僧に取り込んで、拙僧の内側にて作業をするのです」
「慣れると、すこぶる便利なのですよ?」
「ドーマン、君の体は一体どうなっているというんだ……」
「……ンンン、拙僧のカラダについて知りたいのですかな♡レグ殿♡拙僧の秘密を隅々まで、赤裸々に知りたいというので♡」
「なあっ?!け、けけっ、結構だ!!」
「ンンンンン!!まあまあ、そうおっしゃらずとも!これが終わったら共に、人体の構造について語り合いましょうぞ♡」
「……んなぁー。そろそろ目ぇ開けてもいいか?」
「ああいえいえ、もうしばらく閉じていてくだされ!それでは隊長殿。拙僧、少しばかり眠らせていただきまする。ええ、軽く3日ほどです。3日ほど経ちましたら勝手に目覚めまするゆえ、どうか拙僧と、拙僧の周りにある如何なるモノにも触れてくださるな!では、これにてェ!!」
するとたちまち拙僧の周囲を無数の式神が覆い、拙僧を中心として丸い球体のようなものを作り上げました。
これは謂わば卵のようなもの。拙僧を包む殻でありまする。ここから出るのはミーティ殿がヒトの形となった後かつ、拙僧が受肉した後。そう!
拙僧が
「……ドーマンはすごいな、こんなことができるなんて。僕には到底できそうもないぞ」
「ん、んにぃーー。リコー、レグー。どっちでもいいから引っ張って、オイラを家の中まで連れてってくれー。オイラ今ちょっと
「ああ、別にいいが。どうしたんだ?目にゴミでも入ったか?」
「……んなぁ、そんなカンジだ」
「ほらほらこっちだよー、私水汲んでくるから!ちょっと待っててねー」