怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです   作:S・DOMAN

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忘れもしませぬ。あれは拙僧が老いたる獣の秘湯を発見していたころ・・・26

ンンン 。不慮の事故とはいえ、拙僧の【御禁制】を見られてしまうとは…

 

 

拙僧は恥ずかしゅうて、穴があったら入ってしまいとうございまするぞ…

 

 

 

 

「さあさあ、皆様!ミーティ殿のリハビリを始めまするぞ!!」

 

 

分かった…

 

 

「りょ、了解した!(さ、逆らったら殺される…ッ、ドーマン棒に!)」

 

 

「ンンンンン?どうかされましたかな、レグ殿?」

 

 

「何でもない!本当だぞ?!」

 

 

 

 

ンンンー、何故ここまで他人行儀なのでしょうねー…

 

 

………ンンフフフフフ、ええ、ええ。昨日のアレは拙僧の不手際ですものねェ?

 

 

はあ、冷静に考えてみると何やってるのでしょうか。馬鹿馬鹿しい。

 

 

 

 

「ンンン……昨日のことはなるべく早く忘れていただけると拙僧としては嬉しいのですが。もしも忘れられぬというのなら、拙僧が(まじな)いでもって記憶を消して差し上げましょうか?」

 

 

「い、いや。大丈夫だ…僕は気にしてないぞ…」

 

 

「うーん………なんというか、つ、強そうだったね?」

 

 

「ンンンンンン!!純粋無垢であるが故の!!ンンンンン!!!

 

 

 

 

ぬううううう!!おのれおのれオノレェ!!いっその事この首を掻き切って死んでしまえたならばどんなに楽か!

 

 

………ンンン、取り乱しました。せっかく不死になったのです、そんなに簡単に死んでなるものですか!

 

 

 

 

 

 

「んなぁー、ミーティ………なんか動けるようになるの早くねぇか?」

 

 

あ、うぅん。…がぁと

 

 

「ンンン。僭越ながら、ミーティ殿の体を治すとき身体能力も上げさせていただきました。ご安心召されよ、これも追加サービスというヤツですぞ♡」

 

 

「…オマエさぁ、ホントーに何でもできるんだなぁ…」

 

 

「ンンンンン!お褒め頂き恐悦至極!!ああ、もし貴方様が望むのであればナナチ殿にも同じものをかけて差し上げましょうか?」

 

 

「へー、そのマジナイ(・・・・)ってオイラにもかけれるのか………じゃあリコやレグにももうかけてんのか?」

 

 

「?ええ、もちろんですとも。まあどうやら、お二人ともお気づきになられてないようですが。別に害のあるものでもありませぬぞ?リコ殿の方には身体能力の向上、奈落の呪いの無効化。レグ殿の方には俊敏さの上昇の効果のある(まじな)いをかけさせていただきました!」

 

「そうですねェ、もしナナチ殿にかけるとしたら………身体能力向上は勿論として、視力あっぷ(・・・)。あとは聴力向上でしょうか?」

 

 

「ふーん…まぁ、また必要になったらオイラにもかけてくれよ」

 

 

「ええ。承知いたしました」

 

 

 

 




ワンポイントDOMAN!


能力向上の(まじな)い・・・その名の通り、対象者の指定された能力(脚力であれば足が、視力であれば目が)強化されますぞ!あまり強化しすぎるとOFA継承理論で体が弾け飛ぶ上、強化している時は常に魔力を消費し続けるという、普通に使う分にはデメリットの多すぎる代物ですが。拙僧はこの度このデメリットだけを実質ゼロにする画期的な方法を生み出しまして!まあ、要するに。

現在の拙僧はこのデメリットを支払っておりません。ンンン!素晴らしい!


呪いと(まじな)い・・・良い効果をもたらすモノが(まじな)いで、悪い効果をもたらすものは呪いですぞ。
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