怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
「連絡は取れなかったのか?音声通信は不可能とはいえ、石塔信号*1ならば通じるだろう?」
「いえ、駄目でした。他の物は無事だったのですが、前線基地の物
「……なにか凄まじい量のエネルギーを一度に注ぎ込まれたのか?」
「それ以外には(破裂させる方法が)ありませんので、そうでしょう」
快癒卿の推察は即座に肯定された。それ以外に理由が考えられないので、当然と言えば当然だが。
だがそうなると新たな疑問が湧いてくる。あのボンドルドが
「ふーむ……今から五層までババアを送り込むのも下策だろうし…アアーーッ!!イタイイタイイタイ!わかったわかった!」
「ハぁ、このバカは……で?これからどうするつもりなんだい?」
「これは完全に直感だが……今回の
「―――いや待て、理由を思いついた。おい君ィ!通信室まで案内しろ!」
「かしこまりました」
「おいオーゼン。荷物運び、手伝ってもらうぞ」
「はいはい」
「こちらが通信室になります。まだ瓦礫の撤去中ですのであまり近づかれないほうが―――」
「駄目だ!瓦礫は撤去せずにそのまま残しておけ!」
「……かしこまりました」
「―――この感覚」
「ああ、なんとなく感じるだろう?あの文字から感じていた不気味な感覚と、全く同じものをだ」
「……じゃあ何だい?犯人は
「それ以外に何が考えられるか?これ以上しっくりくる推測もなかなか無いぞ」
「……にわかには信じがたいが…」
「いや。遺物ならばあり得るだろう」
「それを言ってしまえばお終いだろう?死人だって生き返らせる魔法の品なんだからさぁ」
「それはそうだが……ではそれ以外に何があるというんだ?」
師弟が問答を交わしていると、慌ただしく作業をしていた職員が一人近づいてきて、オーゼンに話しかける。
「すみませんオーゼン様」
「あァン?何だい」
「
「―――付き添いは?」
「いえ、
「……ほうほうほうホウ?こりゃァまたキナ臭くなってきたな…」