怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
ボンドルド殿が仮面の上で光っている線を指で沿って撫でると、紫の光が一か所に収束し、そして放たれました。
あらゆる方向へと反射しながら自分に向かってくる紫の光線を、防御用の式神によって掻き消します。
「おやおや、弾きもせずに
「?!ヌゥぅ!小癪な!」
アニメであればセリフが終わるまでキャラクターは動かないものですが、これはれっきとした現実。当然普通に攻撃してきますとも!
拙僧は追いかけてくる卿の攻撃を、式神をバラ撒きながら避けてゆきます。
「ぅッ、しかしながら!なんと素早いことですか!ッ来たれェい!」
「お
「なァッ?!ぐぅぅッ、急々如律令!!」
なんとォ?!
「
「ぐっ、ぐぅぉ、おおッ?!。それほど。までに、見たいと、いうならばァ!どうぞご照覧あれ!礼装換装!!」
さて皆様、突然ですが。
『ヘブンズ・フィール』や『黒の聖杯』といった礼装を使用したことはありますかな?
ああ。あるのであればよいのですが…さて、これらの二つの礼装はどちらも『装備したサーヴァントの宝具威力を向上させる』ものです。
疑問に思いませぬか?一体どのような仕組みで宝具の威力が上昇するのか。どのような絡繰りなのか…拙僧は気になったのです。ええ、ですので。岸壁街にて暇を持て余していた時に幾つか実験をしてみました。
その結果、どうやらこれらの礼装は『魔力の質を高めることによって宝具威力を底上げしている』らしいのです。
さて、今拙僧は既に『ヘブンズ・フィール』によって魔力の純度が高められた状態にあります。それを急に換装すると、一体全体どうなるというのでしょうか?
鉄の如き純度の我が魔力、それが突然スポンジのように隙間だらけになったならば、
そ の 隙 間 に 元 々 あ っ た 魔 力 は 、一 体 ど こ へ 行 っ た の で し ょ う ?
答えは―――
「ッ?!
『いけません皆さん。すぐに退避を―――』
拙僧が礼装換装を行った直後、拙僧の体は発光を始めました。
皆々様!大変お待たせいたしマシタァ!!そう、
「魔術王をも凌ぐ我が魔力…ッ!どうかどうか、ご賞味あれェッッッ!!!」
―――底なしの大穴の、その遥か底にて。新たに星が一つ生まれました。
星というにはあまりに小さい、直ぐに燃え尽きる運命の超新星なれど、それでも。たしかにここにあったのですよ。
ひと際鋭く輝く、一等星が―――
2/25までに劇場版を、終わらせられたらいいなぁ…
新作ゲームの予約をしてくるんで失踪します。