怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
あと前回のアンケートに答えてくれた皆さんへ。
ごめんよ…私の表現力ではこれが限界なんだ…すまない…
昔治してみようとしたんですけど、結局なーんにもならなかったのです…どうすればカッコイイ戦闘シーンになるのでしょう…?
あっ、まだ戦闘は始まらないらしいっすよ?(ネタバレ)
監視基地が壊れていく様を呆然とみんなで眺めていたら、いきなり基地の一角で紫色の閃光が煌めいた。
「うわぁーーー!前線基地が吹っ飛んだぁーッ!!」
「ド、ドーマンー!!?」
「―――いや。きっとドーマンなら大丈夫!」
「何故だ、リコ!?」
「だってあの光、紫色だったから!」
拙僧の『偽・掎角一陣』の後、前線基地には巨大な大孔が空きました。
…ンンン!ここまではギリギリ原作通りです!セーフです!セーフですぞ!!
サア、六層の『箱庭』へと落ちていったボンドルド殿を迎えに行くとしましょうか?
そうして拙僧が飛び降りようとした正にその時、瓦礫と化した後ろの壁から四本腕の祈手が飛び出してきました。
「ゴ同伴願いマす、どうゾこちラへ」
「ンンフフフフ!お先にどうぞ?」
“彼”の突進の勢いをそのままに、拙僧は少しばかり横に寄って足を払い、奈落へ落とします。
「コちらへ。 こちラヘ。 こチラへ。 こチらへ…」
「…ンソソ、これはまた随分と仕事熱心ですなァ…」
だんだんと点になっていく彼の巨体を眺めながら、拙僧は下に降りるための式神を用意します。
…ああ、そうそう。危うく忘れるところでした!
「礼装換装、『黒の聖杯』!」
「っと、到着いたしましたか……おお、中身が出ている…?どうやったらここからはみ出るのでしょう?」
四本腕の死体をまじまじと見つめていると、ペタペタという音が近づいてきます。
「…嗚呼、遂に来ましたか。成れ果て共よ」
「……シャッコ…、イータン…、スミコ…、プゥウェル………。皆、一人一人に名前があるんですよ。『キャスター』…リンボ殿?」
成れ果てた者どもをその腕に乗せて、黎明卿がやってきます。
「ンフフフフフフ!そう為るように調節したとはいえ、あの攻撃を喰らって無傷とは!ええ!先程の言は撤回いたしましょう!どうやらアナタは期待外れでないようだ!」
「…ああ、なるほど。そのような……リンボ殿。あなたは今、その目で私を捉えているようで。その実まったく見ておられないのですね?」
「貴方のその目…我々探掘家の持つ『奈落への探求心』が無いように思えます。リンボ殿。貴方はいったい、何を成そうとこのような場所まで来たのでしょうね?―――ああ、ああ。未知が、増えていきます」
「俄然貴方に興味が湧いてきました…それに、」
「貴方のその力、その光は。い さ さ か 危 険 す ぎ ま す 」
“
さあ、第二ラウンド。というヤツですぞ?
「さあッ、ここでなら貴方の技も私の傑作もッ。存分に試せます。もっと見せてください。もっと委ねてください―――私の『未知』を、埋めてください」
「ンンンンンンッッ!!残念ですがッ!こちらにも目的というものがあるのですよ!さあ、我が下に集え!醜悪なりし成れ果てどもよ!詠唱棄却!急々如律令!!」
掛け声と共に予め散りばめておいた式神―――部屋に撒いていたモノが、基地の崩壊と共に落ちてきたのです―――が、紫電を放ち一斉に共鳴を始めます。
周囲に存在している色とりどりの成れ果てどもは宙へと浮き上がります。
「我が、体は、流動、なれば…ッ!来たれェい!」
「ッ!なんですかコレは…!?」
浮遊する成れ果ては勢いよく我が下へと飛来して―――
我が躰の中へと取り込まれます。
「ぐぅッ、すごい風ですね…吸収、取り込む…?。!ここにいる成れ果てたちを取り込んでいるというのですか!ッ、シャッコ!!」
「ンンンンン!!然りィッッッ!!!ぐううううぅぅぅっっっ……!さあっ!もうすぐ終わりますぞ…ッ!!」
最後の一匹は、名残惜しくも彼の腕にしがみついていた個体でした。
ああ…ようやく
―――概念礼装『カレイドスコープ』に頼らないNPを100%チャージする手段の獲得、完了。