怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
千人楔周回?!みんな啓蒙高すぎない…?
第二の不動卿が生まれちゃ〜う
「ファプタ殿!もう少しペースを落としてくだされ!ここは些か素晴らしき遺物が多すぎる!どうかもう少しゆとりを持って…」
「オマエほんッとワガママそすなー…」
『……汝は如何なる方法であれだけの遺物を収納しているのだ?小山三つ分はあるというのに……それに先程の虚空に開いた暗き穴は何なのだ?あの穴はどこに繋がっている?』
「ふふ♡ソソソソソソ…」
おやおや。これは実に興味深い…
…おや、これはこれはご無沙汰しております。皆様とお会いするのはこれで二度目になるのでしょうか。
改めまして、私はボンドルド。人々に黎明卿と呼ばれていたのも過去の話、今は白笛そのものとして、そして“ただの”ボンドルドとして。彼を模した〈シキガミ〉という遺物の首にぶら下げられています。
そんな私ですが、今は彼の操る〈シキガミ〉にファプタ殿、ガブールン殿と加えた
どうやらこのシキガミ、私の〈
彼―――ドーマン殿は、私を使用して、ここ深界六層に眠る様々な遺物を“覚醒”させ、目ぼしい遺物を選別したいらしいのです。なるほど、確かに素晴らしい案だと思います。
ですが本来、白笛には再使用までの待機時間が存在していますので、そう何度も鳴らす事はできません…
そこでドーマン殿は、“私”の待機時間を無くすため、大量の生命力を“私”に注ぎ込んでおられるのです。“私”もこう見えてしっかりと自我を確立していますので、生命力さえあれば疲労も無くなりますので。
いささか力技すぎる気もしますが、それでも問題は解決されたのですから、実に素晴らしい発想力ですよね。
………おやおや、これは…?
どうやら、ドーマン殿の本体のいる場所で何やら騒ぎが起こっているようですね。
実は、彼と私の〈命の紋〉は何の因果か非常に酷似していますので、何が起こっているのかという程度であればお互い共有することが出来るのです。
……ふむ。どうやら殲滅卿の御息女たちと協力して、“
力場らしきモノを利用して巣ごと空を飛び回る原生生物ですか…前回訪問した際には見ることが叶いませんでしたが、実に興味深い生態ですね。グェイラ?貴方にお願いしたい事が…
……おっと、これは失礼。
「ンンンンンンンンン!!!!?何と!!もしやコレは―――ッ!!」
「うっさいそす」
「く゛ォ゛ッ」
……おやおや。どうやらこちらのドーマン殿も何かを見つけられたようです。
どれどれ…―――。ほう?これは―――