怪しさMAXの陰陽師は、奈落の底を目指すようです 作:S・DOMAN
“
別に何かを頼むわけではない。不思議そうにこちらを見つめてくる宿屋の主人に愛想笑いを返しつつテーブルに座り、手帳を開いた。
……程なくして、主人がランタンを持ってきた。どうやらサービスらしい。優しい人だぁ…
外見
うさんくさい。身長は私とレグを合わせても届かないぐらいある。オーゼンさんよりも大きかった。2m10cmって言っていたけど絶対それより大きい。わたしは1m32cm→3mぐらい!?大きい……まだ成長期だからこれからどんどん大きくなる、かも?こわい。
体重は自分でも分からないらしい。
毛は全く生えてない。うでとか足とか。ヒゲもわき毛も生えてなかった。
口ぐせは『ンンンン』、でもたまにソが混じる、ふざけてる時やはっちゃけてる時に多い。自分のことを『セッソウ』って言う。
背伸びをしたらすごく高い所に生えた木の実も取れる、すごい便利!
あとムキムキマッチョですっっっごく力持ち。荷物はドーマンがたくさん持っていてくれるから、食料が多く運べて助かってる。
毒も効かない。
性格
ドシガタ、って言うほどではない。時々ふざけたりはっちゃけたりするけれど、なんだかんだ言っても一緒にいると面白いし、戦闘とかでも頼りになる。
顔
怖い。近付いて見てもシミとかシワがまったく無い。でもそれはそれとして怖い顔。本人は『美しき肉食獣』って言ってた。肉食獣…?どっちかといえば彫刻じゃない?
視力がすごくいい。百メートル先で私が立てた指の本数も分かる。立てた指の種類まで分かるのはこわい。
髪
長い。ロウオウシダみたいに先のほうがくるくるしている。
右半分は白髪で、左半分は黒髪、ところどころ緑色が混じってる。髪の先には鈴がくくり付けられていて、歩くとシャラシャラシャラ~と音が鳴る(鳴らすか鳴らさないかは気分で変えられるみたい)。先っぽをにぎってぶんぶん振り回すと楽しい。
時々髪の量が減る。でも気付いた次の日には戻ってる。ふしぎ!
腕
太い。だいたい丸太ぐらい?孤児院で見た人体模型そっくりに筋肉が浮き出ていて、見てて面白い。肉というよりかは金属みたい。力こぶを作ってもらったらもっと硬くなった。本気を出したらたぶんもっと硬くなる。
片手で固い木の実を割れる。石も割れる。岩も割れた!
小さくてあまり使いたがらなかったけど、試しにブレイズリーブを振ってもらった。なんかミシッて音がした。たぶん力が強すぎてブレイズリーブの方が負けてるんだ!私が使うと大きいし、レグは火葬砲があるし、どうしよう?
うでだけでうで立てふせができる。指二本でもできる。逆立ちも片手でできる。指一本でもできる!気持ち悪いから逆立ちしたまま走らないでほしい。二度と。
胴体
私がピッタリ収まるぐらいの大きさ。レグだとちょっとはみ出る。右側だけお腹が出てるから、見ていると寒くなってくる。ちゃんとした服は着ないのかな?
ぜい肉が無い!金属で叩くといい音が鳴る。
いい音……フライパンが一番良かった。フォークとナイフはあんまり。もちろんささらなかった。お鍋は大きすぎてダメだし、レグのうでもダメだった→中身があるからかも?
あと●●●●は付いてた。だいたいレグのうでぐらい?たぶん遺物だと思う。レグが怖がってたけどなんでだろう?→自分のうでみたいに、カパッと取り外せて、自由に操れるんじゃないかと思ってたらしい。自分のうでといろいろ似てたからかな?ヤバい。ホントにそうだったらどうしよう???→試しにドーマンに聞いてみたら爆笑された。たぶんレグの考えすぎだ!
足
長い。『もでる体形をめざしておりますので!』と言ってたけど、もでるってなんだろう?
周りに誰もいない時とかに時々ドスンドスン(3回。ドスンドスン、ちょっと間を開けてまたドスン)っていう音が聞こえる。アレは自分のしわざだって本人が言ってた。一度やってもらったけれど、スゴいのは音だけで、地面にはあまりあとが付かない。そういう儀式なんだって。
今度は儀式とか関係なく思いっきりふんでもらった……地面がヒビ割れた。見てた私達もちょっとだけ浮いた。すごいしょうげきだった…
服
半分だけしか着ていない。ドーマンから見て右半分は、オースにいたサーカス団の制服に似てる。左側は、本人が言うには『キモノ』っていう異国の服を着くずしたもの、らしい。
そでの中やふところからシキガミを取り出せる。『キモノ』の中の肌には、直接はり付く感じで〈シキガミ〉がはってある。
手記に書いた、所々ふざけてるような文章を見て、その時の状況を思い出して笑ってしまう。
だが、今回書き加えるのはこっちじゃない。リコは手記の表紙カバーを外し、内側に作ったポケットの中から紙を取り出す。
手記本体に書いたやつはいわば囮。あっちのは見られても関係ないような事しか書いてないのだ。
表紙カバーの裏に収めておけば、手記をよっぽど注意深く観察しない限りバレる事はない。それに……いや。これ以上は止めとこう。
オンミョージュツ
ドーマンが使うふしぎな力。使う時にむらさき色の光を発する。詳しい事は分からない、力場をあやつる?要けん証。力場もあやつれる。→力場は見かけだけで、本当はもっと別のナニカをあやつってる?
できること
難しさを六段階でひょうか。本人から聞いたことだから、もしかしたら本当は違うかも?
☆
火を起こす。がんばれば戦闘に使える。明かりをともす。風を起こす。
☆☆
火を遠くに飛ばせる。☆よりも戦闘に使えそう。水を出せる。方角が分かる。光るボールを7色分生み出して、空中で回転させる。
☆☆☆
火炎放射器。空を飛ぶ。運(?)を上げる。弱いシキガミを使える。防音できる。
☆☆☆☆
火炎放射器の火力が強くなる。☆☆☆の上位ごかん。水を生み出せる。相手に空を飛ばせる(むりやり)。そこそこいいシキガミを使える。雷を降らせる。
☆☆☆☆☆
相手を急に燃やせる。戦う時に役立つものはだいたいここ。瞬間移動。地面をふむやつ。相手にすごい速度で空を飛ばせる(むりやり)。強いシキガミを使える。
☆☆☆☆☆☆
水を燃やせる。この世のものとは思えないようなことができる。神秘?奇跡?ここからはもうひょうかできない。すごく強いシキガミを使える??アキミツドノさんはここ?
ひょうかできないオンミョージュツ?オンミョージュツじゃないものもあるかもしれない。
何もない場所から物を取り出す。
黒い円形のうずから物を取り出せる。何かの遺物を取り出していた。
大断層。1、卵みたい、太陽玉じゃない。2、ランタン。
二回目、トイレに行こうとした時。1、大量の細い木の棒と木の板、棒には変なもよう(ベニクチナワがのたうち回ったようなの)があった。2、白い小さなつぼ、お酒が入っている形。
アキミツドノ。さん。
黒い骨格標本みたいな人で顔には黒いシキガミがはってある。『キモノ』みたいなそでがひらひらした黒い服を着ている。男みたいな骨格をしているからたぶん男の人。ふわふわ浮いていて、しゅん間移動もできる。オレンジが好き。果物が好き。
上昇負荷の軽減。無効。
二層の吐き気が起こらなかった!そのてい度なんかじゃなかった。五層の上昇負荷をものともしない。どうやってるんだろう?似た効果の物に“カートリッジ”。
“成れ果て”を人に戻す。
ドーマン玉の中にミーティと入ってちりょうする。三日で治った。どうやって治したかは分からない。
力場でドームを作る。
今までで一番大きかったのは前線基地のもの。ナナチやプルシュカが『中を見れないぐらい』あつい力場の壁を作り出す。本気で作ったらどうなるかは分からない。
外から見ると、中の景色がゆがんで見える。油をぬったガラスごしに中をのぞいているような感じ。
水をゆがませるだけの力があるのに支え水は通してた→上には作れない?壁はおわん型だったから、多分作る必要が無かったから作ってないだけ。
大爆発
むらさき色の閃光が光った後、前線基地の一部がレグの火葬砲みたいに消し飛んだ。力場を押し退けて爆発したらしいから、性質はレグのと同じ?
黒い太陽と目とアキミツさん
これが終わった後にドーマンが帰ってきたから、たぶん大技。
手順
支え水が壊れる。
↓
水しぶきに逆らうようにドーマンが上に上がっていく。
↓黒い点がドーマンの上にできる。
ドーマンの上に口の付いた大きな黒い太陽ができる。レグは玉だと思ったらしい。私やナナチたちは太陽だと思った。
↓
太陽の周りをシキガミの目が回り始める。速度はゆっくり。ドーマンと一緒にアキミツさんもいた→赤い炎がふき出ていた。
↓
目が止まると同時に赤黒い波みたいなのが出て、前線基地の設備をめちゃくちゃにしていった。ここで手順終わり。
占い
お酒と木の板、木の棒を使って占いをする。ふんいきがいつものドーマンじゃない。後ろを向いていたから顔が分からなかった。
私たちにやってくれた占いでは上に書いたものは使わない→棒を使う方が難しい?もっとすごいことを占える?聞くのが怖くて聞けていない。
シキガミ
ドーマンが使う遺物みたいなもの。作れるらしい。作ってる所を見たことが無いから分からない。
材料は紙とインク。オンミョージュツを使いながら作る。
できること
ふよふよ浮く。しゅん間移動(予め目的地にひとつ置いておかなければならない)。雷を降らせる。獣除け。五層で使った温かくなるやつ。
勢いよく飛ばして敵にさす→三つに分れつして飛んでいく。ささった所で黒い爆発が起こる。ものすごい威力!
しゅん間移動→もし上方向に転移したら上昇負荷がかかるのかな?かからないって言ってた。どうやって???→似た効果の物に“カートリッジ”。
まとめ
たぶんドーマンは人間じゃない。自分では人間だって言ってるけれど、人間よりもレグやボンドルドに近い。新種の人型原生生物?
最後まで読み返して、あと所々書き加えたりした後、私は全部を元通りに収めて、部屋に戻った。
もちろんランタンのお礼は言っておいたよ!