「終わったー!」
長い生徒会長や校長の話が終わり体育館から帰った可憐の肩に手を置いた人物が居た。
「…手をどかしてくれないかな鷹森くん」
「ええーいいじゃん僕達の仲でしょ?」
「貴方と友達になった覚えはないんだけど」
「え?」
「え?じゃないよ!むしろよく友達だと思っていたね!?」
「いや~なんか親しみやすかったから友達でいいかなって」
「私は貴方に親しみやすさを感じてないんですがそれは?」
「あまり考えすぎない方がいいよ?」
「さいですか!」
「ところで可憐ちゃんこの後ペアでの異能練習でしょ?僕と組まない?」
「嫌だ」
「即答!?でも可憐ちゃん組めるほど仲のいい人クラスにいないでしょ?」
「……」
「僕と組もう?」
「わかりました」
「ええ!?可憐ちゃん凄い顔してるよ?そんなに僕と組むの嫌だったの?」
「当たり前でしょ」
「なんで?」
「生理的嫌悪感があるから」
「わぁおたった数回の会話で僕も嫌われたね」
「笑いながら言うことではないと思うんですが」
「まあまあとりあえず組むことは決定ね~先行ってるね~」
そう言って鷹森くんは走っていった。
「……疲れたな…」
想像していた学園生活が音を立てて崩れていく音を聞きながら一筋の涙が流れた。
~異能格闘場~
「はい皆さんここは異能を解放していい数あるひとつですここで異能を解放すると自動で皆さんの体に膜状のバリアーが貼られますバリアーにはライフがありライフが無くなると自動的に外に転送されるので安心して異能を使ってくださいね」
「よしやろうか雛沢さん」
「分かりましたよ…はぁ…」
「そういえば雛沢さん僕に対して敬語だよね?同級生だしタメでいいよ?」
「いや結構です、なんか負けた気になりそうですし」
「そう?まあいっかじゃあ始めようか」
「そうですねぶっ飛ばしてやりますよ」
私が睨みつけるも鷹森くんはどこ吹く風だ、そのスカした顔に1発入れてやる。
「来てルナ」
「カモン、チェシャ猫」
2人同時に呼び出したが先制攻撃をしかけたのは可憐のルナだった
「おりゃー!」
可憐の掛け声と同時にルナがハイキックをかました…が瞬間間に入った鷹森くんに蹴り飛ばされた。
「はあ!?」
「ん?どうしたの?もしかして召喚術士が乱入してきて驚いた感じかな~だとしたら可憐ちゃん甘いね~召喚術士もプレイヤーなんだよ?確かに召喚獣は人間よりかなり身体能力は高いけど身体強化をつかえれば倒すことは出来なくても対処出来ないこともないんだよね~」
鷹森くんはヘラヘラ笑いながら説明してくれた。
「…召喚術士は召喚獣を使っていかに召喚術士を守りながら戦えるかが鍵になるって小学校では言ってましたよそれじゃあ弱点を晒してるだけじゃないですか?」
「はあ…可憐ちゃんまだ小学校の教育を真に受けてるの?」
「え?いやいや活躍している召喚術士もそうやってるでしょ!?」
「確かにそうだけどテレビに出ているのは3流良くて2流の奴らだけだよ?ぶっちゃけあれはスポーツとして成り立ってる戦い方だから実践では使えないよ~」
「ちょっと待って実践って何?」
「あっ…口が滑った」
「………」
「………」
「忘れて☆」
「いや無理です」
(何実践ってなにやらされるの!?)
「わかったわかった言いたいこともわかるよ?だったらこうしようかこの練習で僕に一撃でも与えられたら教えてあげるよ~」
「言いましたね?1発と言わず何発でも顔面にぶち込んでやりますよ」
「相変わらずバイオレンスだね可憐ちゃんは~」
私はルナを手元に戻し1人と1匹を見つめた。
(相手の戦力は前衛チェシャ猫と後衛鷹森くんのペア対し私の戦力はルナ1匹のみ身体強化が使えない私が加勢しても負け戦になるだけだからと言ってルナだけに任せても2対1は不利ここは――)
「作戦は決まったかい可憐ちゃん?」
「待ってくれてありがとうございます決まりましたよだから気軽に負けてください」
「第2ラウンドだね」
「違いますよ最終ラウンドです!」
そう言って私とルナは同時に走り出した。
「ん?予想とは違うな~まっいっかやることは変わらないし」
鷹森くんがそう言った瞬間チェシャ猫も迎え撃つために走り出した。
「やっぱりそうきますよね――予想通りです!」
次の瞬間可憐とルナは同時にジャンプし可憐はルナの足にほぼ直線にに蹴りこんだ。
「へ〜?」
ルナは鷹森の背後の壁に着地し瞬間高速で折り返した。
(スピードならチェシャ猫よりルナの方が上!)
「今度こそもらったー!」
ルナの蹴りが鷹森くんの顔面に撃ち込まれようとする瞬間チェシャ猫がルナを叩き落とした。
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