「え?」
「ありがとうチェシャ猫~」
「え?な、なんでチェシャ猫が2匹も居るんですか!?」
私は今目の前に立っているチェシャ猫を見ながら叫んだいや叫ばずにはいられなかった。
「ん?チェシャ猫が2匹居たらまずいの?」
「いやいやいや召喚獣は1人体までですよね!?」
「???」
「わ、私変なこと言いました!?」
「いや~何当たり前な事叫んでるのかな〜って」
「ぶっ殺しますよ!?」
「まあ種明かしをすると~」
そう言って鷹森くんが指を鳴らすと私側に居たチェシャ猫が霧になって消えた。
「これは…幻影?」
「正解~僕のチェシャ猫の固有スキルは霧の幻影、霧を発生させて霧がある場所に幻影を作り出すんだ~」
「霧?霧なんて何処にも…」
「まあ分からないよね~まあこれで分かるかな?」
鷹森くんがまた指を鳴らすと今まで何も無かった異能格闘場が霧に覆われてた、霧が急に出現したこともありクラスメイトはガヤガヤしている。
「はぁ…鷹森さんこのスキルは使用許可が降りてないはずですよ?」
「ああ~すみません先生可憐ちゃんを脅かしたくて☆」
「……まあ、今回だけですからね次からは気をつけるように」
「はーいわかりました~」
「ちょっと待ってください!使用許可ってことは霧の幻影は使用制限スキルなんですか?」
「ええ、霧が幻影は教師クラスのスキルですので少なくとも学校では異常事態以外は使用許可がおりませんね」
「あ、あの~チェシャ猫のクラスっていくつでしょうか?」
「私はSランクと聞いておりますが」
「Sランク!?」
「そうそう可憐ちゃんのルナの2つ上だね~」
鷹森くんは相変わらずニヤニヤしている殴りてぇ…
「まあまあ落ち込まないで~ルナだって十分でしょ?それにレアリティなんて所詮人が付けた飾りみたいなものだし」
おい最後で最初に言ってること否定してるぞ。
「はい、そこまでです皆さんも十分相手や周りの力を見れたんじゃないでしょうか?この調子で皆で競い合い成長していきましょう」
「「「ありがとうございました」」」
「……はぁ…」
完敗だ…レアリティとかスキル以前にまず召喚術士としての格の違いを見せられた、私は今思えば鷹森くんを舐めていたと思うこんな奴には負ける気がしないって良く考えればスキルを使ってくることなんてわかっていたはずだ。
「どうしたの可憐ちゃん?」
「別になんでもないです」
「ははん?完敗だスキルのこと頭から排除してた~ってグジグジしてるでしょ?」
「鷹森くんはエスパーに転職したらどうです?」
「いや~いいや儲からなそうだし」
「さいですか」
「それにしょうがないよ~僕が可憐ちゃんが僕を舐め腐るように仕向けたんだもん」
はい?
「え?どういうこと?」
「だから最初の黒板消しからウザがられるまでベタベタしたのは計算のうちなんだって」
「………続けて」
「まず召喚術士がこの学校に来る情報を手にれるでしょ?そしてその召喚術士とコンタクトを取って最悪な印象を植え付けるまあ孤立させる手間は省けて助かったよ~あとは実技で舐め腐ってる相手をボコす!僕は勝てて愉悦に浸れる良く「いっぺん死んどけ!!!」ぐはっ!」
鷹森くんの顔面をぶん殴った私は怒り心頭でその場を後にした。
鷹森くんのチェシャ猫の能力は幻影ものでした!強い!