ユクリパ "綴られる歴史"   作:ユクリパ

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ユクリパ綴られる歴史 第6話 "高度3000mの洗礼"

帝国標準暦78年15月33日(中央共通暦268年15月33日)

 

クラムアン帝国と人民共和国国境上空

 

「こちら、第2航空師団師団長、繰り返す、こちら第2航空師団師団長、司令部返答願う。」

 

幾ばくかの間をおいて...

 

「こちら、司令部、第2航空師団どうした?」

 

「現在われわれは、クラムアン帝国領域に侵入した、事前情報では後数km進むと敵の航空基地があるはずだ、ッ!敵の迎撃機を捕捉!これより我が師団は交戦に入る。」

 

「こちら司令部、了解した幸運を。」

 

=====帝国某所=====

???「あらあら・・・帝国で最初の大規模航空戦がようやく・・・ようやく始まるのね!これから空の技術は加速度的に発達し、中央部の翼竜をも屠る日が来るでしょう・・・ですが、それはまだ遥か彼方の朧げな幻影・・・帝国の未来は導かれているのですから・・・」

 

====帝国東部国境付近上空====

 

「こちら陸軍第21航空隊、人民共和国軍機と思わしき編隊を捕捉!繰り返す!人民共和国軍の大規模な部隊と接敵!これより交戦に入る。」

 

「こちら陸軍前線指揮所、了解した。決して奴らを生きて返すな。」

 

「ッ・・・了解した、通信終わり!」

 

第21航空隊の隊長は、前線指揮所からの無茶ともいえる指示を聞き、無線機を睨み付けながら通信を終了した。

 

(生きて返されないのは、どちらなのやら!連中の方が明らかに早いぞ!)

 

「こちら隊長機、第21航空隊各機に告ぐ。これより敵航空集団との交戦に入る、各員奮戦されたし。」

 

====人民共和国軍第2航空師団視点====

 

「やっこさんら...まさかまだあんな旧式だとは...信じがたいな。

だが、そのおかげでこちらの損害を減らせるのならば問題なかろうて。

各員!訓練の成果を見せてやれ!」

 

そう無線機へ師団長が言い放つと、それにこたえるように各機からも返答が入る。

そして、人民共和国軍第2航空師団各機は、一気に上昇して帝国航空隊の頭上に陣取り、頑丈な機体特性を活かした人民共和国の伝統ともいえる、逆さ落としからの一撃離脱の鉄槌を下した。

その一撃を受けて、帝国陸軍第21航空隊はあっという間に、壊滅的な打撃を受けてしまった。

 

「ッ...なんて脆い機体だ...ッ...流石に慌て始めたか、各機落とされるなよ!」

 

だが、言ったそばから師団長機は帝国軍機の銃撃を受けたが...頑丈な人民共和国軍機の分厚い防御は帝国軍機の非力な銃撃を弾いてしまった。

尚も、空戦は両軍増援が到着し混戦具合を深めていくことになる。

 

 

 

 

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