転生したら……ウマ娘だった。   作:シラネ

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11話 天才(オリジナル)のライバル

さて、普通の小学校1年生なら今の入学したてのこの時期は4時限で終わるのだが、私は1年生でありながら特進5年生。午後の授業は普通にある。

 

食堂の横にあるパン売り場でバタートーストを1枚だけ購入し、それを食む。

 

食べ終わった後は直ぐに特進5年生の教室に向かい、1年生の授業道具を隠しながら5年生の授業の為に準備する。

 

そして、待ってました!のような感じで出迎えられ、何で4時限目までいなかったかを尋ねられると家で授業を受けていたとごまかしたのだった。

 

そこで、午前に先生から聞いたあの娘の話題が出てきた。

 

 

「そういや、私ら最近また、6年のパイセンにケンカ吹っ掛けられるんだよねぇ~。去年からなんだけど。なんか、特進に上がってから調子にのってる?ってか。そのなんか、『私、優秀ですから!』って言って長距離グループの所にわざわざ突っ込んで来て大負けする割には、短距離では絶対に私らは勝てないって感じのよく分からないパイセンが居るのよねぇ~。」

 

「そう言えば、今日も彼女、レース予約しているみたいだよ。放課後見に行かない?レースは短距離だけど。メグルも行こうよ。」

 

「見に行くよ。……そんなに長距離はダメなんだね。」

 

「そうだね。長距離では目も当てられないような結果を叩き出す彼女だけど、短距離ではこの学校で張り合えるような強いウマ娘は聞いた事がないなぁ。ただ、勝てもしないレースでも果敢に挑む精神は称賛に値するよ!!」

 

「るっせぇよ、学級委員。ケンカ吹っ掛けてくんのは別に良いが、極端すぎなんだよ、マジで。……なんで奴が【学級委員長】になったのか知らねぇけどよ。」

 

 

……なんか、確定したな。

 

『私、優秀ですから!』だとか、【学級委員長】とか、そんな事だけで私は理解(わか)った。

 

 

先生達を困らせ、いつの間にか長距離勢とレース(ケンカ)をし、大負けするのだが、短距離だけは絶対に勝ちを譲らなかった天才(オリジナル)スプリンター

 

 

そう、

 

彼女の名は……

 

 

 

 

【さくら、すすめ!】

 

サクラバクシンオー

 

 

 

 

 

 

ゲームをやった事がある人は勿論のこと、そうでない人もその名を知っている人は少なくないであろう。

知らない人は演歌歌手 北島三郎が所有している、これも天才(オリジナル)のキタサンブラックの祖父に当たる馬なので是非とも調べてみて欲しい。

 

とにかく速い。生粋のスプリンターで、短距離だけで見るとその活躍していた当時では最強とも呼ばれていた程の名馬中の名馬。しかし、マイル(1400m~1599mの短距離も含む)以上のレースでは1勝も出来なかったという。

 

因みにキタサンブラックは長距離を普通に走り、なんならサクラバクシンオーの系統はほとんどが長距離を走れる筈だったと思うのだが、何故かサクラバクシンオーは短距離限定だった。

 

 

というか、バクシンオー、この学校に居たんだ……。私は入学してからまだたったの3日だってのにお早い登場だなぁ。

【学級委員長】、【委員長】コールはこの学校での5、6年生での肩書きだったかぁ……。

 

……

 

 

5、6時間目は昨日と同じく体育。

 

レースは行わなかったが、ランニングトレーニングの時に全員で模擬レースっぽいものはやった。勝ったのは私だったが。

 

 

……

 

放課後 レースコース

 

レースコースに行くと、何やら騒がしい雰囲気だった。

 

見ると、体操服を来た鹿毛の娘が何やら監督官の先生に文句を言っているようだった。

 

 

「どうして人数が2人減ってレースが開催できないと言うのでしょうか!?」

 

「最低でも9人は必要なんだ。2人減って7人になっている以上、教育の観点からレースを継続してもあまり意味が無いと判断しているんだが……。」

 

「ですが、レース自体は少人数でも出来ます!走りたいんです!勝ちたいんです!」

 

「しかし、あくまでこのレースコースの独自使用目的はレース研究をさせるためのものであって自分の勝利欲望を充たす為のものでは本来は無いんだ……頼む。分かってくれ。」

 

「嫌です!絶対にレースを開催してください!!」

 

「困ったなぁ……。どうしたものか……。」

 

 

そんな感じで揉めていた。

 

 

「成る程、レースのメンバーが足らないのですね?」

 

「ん?君は……?」

 

「僕はロードジャスト。特進5年生の学級委員です。」

 

ロードが鹿毛の娘と監督官のもとでいつの間にか話し合っていた。

 

 

……

 

 

「……では、僕のクラスから2名メンバーを選出しますので是非、レースを開催してください。」

 

「しかし、相手はサクラバクシンオーだぞ?敵になろうとする物好きがそんな多くは……。」

 

「強い敵こそ燃えるってものですよ。参加をキャンセルした2名はさぞかし次の(レース)の為に準備しているのでしょう。」

 

「……。」

 

「では、紹介しましょう。僕の盟友達、バルトグロー、トキノメグル!」

 

「おい、何で勝手に参加することになってんだよ!?……ああ、クソッ!まぁ、やったるけどよ!?」

 

「同感です。……しかし、強い先輩と戦えるなら嬉しいですね。」

 

そんな私達2人の言葉に反応したのか、バクシンオーが急にこっちに向かって走ってきて真ん前に立った。

 

「ありがとうございます!!貴女達が私達に挑んでくれること……学級委員長として……記憶しました!!私は、サクラバクシンオー!バクシンする気持ちでよろしくお願いしますね!!バルトロードさん!ジャストメグルさん!」

 

グロー&メグル「名前が混ざってる!!」

 

 

……

 

 

【EX】【東京 芝 模擬レース 1200m 晴 良 左】

 

※東京レース場(東京競馬場)には本来1200mのレースはありません。東京と表記されているのはあくまでこの小学校やトレセン学園が東京にあるためですので、東京レース場でのレースではございません。しかし、今作品の地名に基づいて、ある程度はレース場の状態を設定しております。(今回のレースは最終直線が200m分短くなった東京競馬場1400mとお考えください。)今更感が強い謝罪になりますが、この場をお借りして訂正、謝罪させていただきます。

 

 

(実況 6年特進担任)

(解説 5年特進担任)

(ゲート 5年学年主任)

(スターター 4年ウマ娘科担任)

(判定 1年ウマ娘科担任)

 

 

出走者

 

1番 アルファラス 逃げ

2番 バルトグロー 差し

3番 モモクリサン 追込

4番 クイックフォース 逃げ

5番 ゴーソルジャー 先行

6番 サクラバクシンオー 先行

7番 セブンティセブン 差し

8番 ウルトラエイティ 先行

9番 トキノメグル 追込

 

 

さあ、サクラバクシンオーがまたまた強引に開催させたこのレース。ターフは絶好の良バ場となりました。

今回のレースの出走者は6番のみが6年生特進、2番と9番が5年生特進、それ以外は6年生進学での出走となっています。

 

一番人気から三番人気までをご紹介いたします。

 

一番人気は開催者で、この小学校のスプリント王者6番サクラバクシンオー

 

「私、頑張りますよ!!応援してくださいね!!」

 

先行での出走だそうです。

彼女の力強い走りに期待されています。

 

二番人気は4番クイックフォース

 

この娘もかなり強い。スピードがとても速い娘なので逃げとして持続させれば一着は狙えます。

ただ、スタミナがかなり低いようですが大丈夫か。

 

三番人気、9番トキノメグル

 

「……バクシンオー。勝てるかは分からないが全力は出そう。」

 

戦法自在、今回は追込の作戦だそうです。

はたして5年生のルーキーはどこまでその力を見せてくるのか。

 

 

各ウマ娘、出走の用意が整いました。

 

 

……

 

 

スタート!

 

 

各ウマ娘、そろって綺麗なスタートを切りました!

 

アルファラス、クイックフォース、激しい先頭争いを繰り広げる!

 

(それじゃ、お手並み拝見!ダブルけん制!)

 

バルトグロー、けん制で逃げの2人を焦らせる!

更に先行3人も焦らせる!

 

(((グッ!?キ、キツい……。)))

 

(ちょわ!?少ししんどくなりましたね……。)

 

(ナイス、グロー。)

 

クイックフォース!ペースが速い!先頭に躍り出るも掛かっているぞ!

短距離とはいえ、スタミナが無くなると走れませんからね。耐えて欲しい所です。

 

順位を紹介します。

 

先頭、クイックフォース

1バ身後ろ、アルファラス

3番手、サクラバクシンオー

少し後ろ外に、ゴーソルジャー

直ぐ後ろ、ウルトラエイティ

1バ身後ろ、バルトグロー

外から、セブンティセブン

ウチ、モモクリサン

最後尾、トキノメグル。

 

先頭から最後尾までおよそ7バ身。

 

アルファラス!焦っているぞ!

スタミナを切らしてしまわないか心配です。

ゴーソルジャー、最初からペースが速いバクシンオーに付いていこうと必死な様子です。

セブンティセブン、調子が悪い!!

全員のペースがかなり速い状態でレースが展開していきます。

 

残り800m

 

3コーナーから4コーナーへと進出してくるウマ娘達。

 

トキノメグル、上がってきます。

モモクリサン、それにつられて上がってくる!

セブンティセブン、落ち着かない。

バルトグロー、徐々に進出してくる!

サクラバクシンオー、更にペースを速めた!

一気にレースの様子が変わっていきます。

 

依然先頭は、クイックフォース

外から、サクラバクシンオー

直ぐ後ろ、アルファラス

1バ身差、ゴーソルジャー

外から、バルトグロー

ウチ、ウルトラエイティ

外に、モモクリサン

更に外、トキノメグル

ウチ、セブンティセブン、現在殿だ!

 

残り600mを通過!

コーナーが終わり、最終直線に入っていきます!

 

(皆さんの熱い走り……熱い心……私は一緒に走る者として、胸が高鳴ります!!ならば!あれをやる他ないですね!!)

 

……

 

 

 

『ハッハッハッ!』

 

【学級委員長+速さ=バクシン Lv.2】

 

 

 

……

 

 

おっと!サクラバクシンオー!

急激にペースを上げた!一気に先頭へと向かう!

彼女の固有スキルのようですね。

今回のレースの直線は短いぞ!果たして後ろの娘達は間に合うのか!?

 

更にサクラバクシンオー、直線巧者、先行直線を使って一気に加速する!

クイックフォース、追い越された!

 

(!……負けてられっかよ!!)

 

……

 

 

 

『私を……!無礼(なめ)るなよ!!!』

 

【オールターフ Lv.1】

 

 

 

……

 

 

トキノメグル!固有スキルを発動して先頭を走るサクラバクシンオーを追いかける!

 

「抜かす!!!」

 

(へぇ?前回は負けたけど、そうもいかないぜ?メグル?)

 

 

……

 

 

 

『抜かれたら抜かし返す……倍返しだ!!!』

 

【Try again and defeat Lv.1】

 

 

 

……

 

バルトグローも抜かされた影響で抜かし返すという反骨精神、反撃精神でトキノメグルを猛追する!!

 

 

残り200!

 

「「ウォーーー!!!!!」」

 

「ちょわ!?……負けませんよ!!!」

 

サクラバクシンオー!!懸命に粘る!!しかし、トキノメグルとバルトグローが飛んで来て更に差を縮める!!

 

「「負けない(ぜ)!!!」

「負けませんよ!!!」

 

サクラバクシンオー、まだ耐える!トキノメグル、あと少し!バルトグローももう少し!少しずつ詰まっていく!!

 

 

果たして誰が最初にゴール板を駆け抜けるのか!!!?

 

 

 

 

……

 

 

 

勝ったのは、

 

サクラバクシンオー!トキノメグルとバルトグローの猛追から見事逃げきり、ゴール板を駆け抜けた!

この学校のスプリントの王者は揺るがない、負けなかった!!だが、2人もよく頑張った!!

 

二着、トキノメグル!!

三着は、バルトグロー!!

 

おっと!タイムは現在壊れて表示されていませんが、サクラバクシンオー、レコードです!この学校内の且つ自分の短距離レースレコードを0.2秒更新しました!

 

 

……

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……

 

 

 

1..R..
1200..m..

6\\\
\\ハナ
9\\\
\\1/2
2\\\
\\3 1/4
3\\\
\\1/2
4\\\.

.....
.ダート....

.タイム1:01.2レコード

 

地方名確認、ラウンド確認、距離確認、ドット2つ良・重ドット2つ確認、ドット1つ稍重・不良ドット1つ確認、タイム確認、オリジナルタイムのtransparent確認、レコード確認

……

 

 

 

「はぁ……はぁ……はぁ……勝ちました……私、勝ちました!!!」

 

 

「はぁ……はぁ……!クソッ!あと、少しだったってのに!もう少し速く、詰めれば良かった!!」

 

 

バクシンオーの勝利の笑顔、グローの敗北の悔し顔、メグルはというとそれらとはまた別の顔をしていた。

 

 

はぁ……めっちゃ楽しかった。ゲーム内のキャラと同じ環境下で対戦できるなんて……マジで楽しかった。てか、バクシンオー速い……。なんで短距離だけこんなにも速いんだ……。私だって凄く小さい時から訓練してたってのに……というよりも、これが初めて負けた感覚か……。確かに溺れるなって言われただけある。私はレースが出来て嬉しかったという思いがあるから良いが、そういうものがないウマ娘は敗北感やら喪失感に心を蝕まれるかもな……。【目覚まし時計】の恩恵がどれ程のものだったか、身に染みて分かる。

 

 

メグルは初めて敗北したことによって生じた自分の思いに対して恐怖しており、それが少し顔にまで出ていたのだった。

 

 

……

 

レース終了後、観客席ではその結果によってざわめいていた。

 

観客席

 

「……凄。バクシン先輩にあそこまで迫れるウマ娘が居るなんて。」

 

「二着と三着はどっちも5年特進らしいよ。でも、あの背が異常に小さい先輩は知らなかったなぁ。」

 

「なんか、噂によると転入生だって。あと、“あの”ミドリ先輩の妹さんだって。」

 

「え?あの“逃げ”もどきのミドリ先輩?」

 

「それ。先行が強すぎてほとんどの逃げのウマ娘達が恐怖して走れなくなる程に怯えさせた伝説の先輩。」

 

「ミドリ先輩とバクシン先輩のレースもっと見たかったなぁ。私、怪我してたからほとんど見れなかったもん。」

 

「どっちも拮抗してたよ。少しバクシン先輩の方が勝率が高かったかな。でもほとんどのレースでバ身差は『ハナ』が多かったけど。あの2人のせいで逃げの作戦の娘が減ったのも有名だね。」

 

「絶対に勝てないからってわざわざ苦手な作戦に踏み切る娘もいたね。大半はダメだったけど。」

 

「今回は勉強になったなぁ。来年、特進に入るためにもあの人達みたいに頑張ろ。」

 

 

……

 

 

「メグル、惜しかったなぁ。」

 

「いやいや、レコード出してるバクシンパイセンにメグルがハナ差なのがおかしくて笑いそ。」

 

「この学校の短距離レースのレコードは自分で塗ったバクシンオー先輩が自分で塗り替えるのが去年からの伝統だからね。

しかし、メグルもだがグローも素晴らしい戦いを繰り広げてくれた!盟友達よ!その頑張り、称賛に値する!!」

 

「うるさwwまぁ、2人とも凄かったけど。」

 

「それじゃ、2人を迎えに行こうかな。来るでしょ?2人とも。」

 

「行くとも!盟友達に感謝を述べないと気が済まないからね!!」

 

「ハイハイ。ほいじゃ、レッツゴー!」

 

 

 

レースを見ていた5年特進のクラスメートは今回の主役を立てた名脇役達を迎えに行くのだった。

 

 

……

 

 

3人がメグルとグローを迎えに行くとそこには、

 

バクシンオーが、物凄い勢いで興奮しながらメグルとグローに迫っていた。

 

「私、感動しました!」

 

「「は、はぁ……。」」

 

「トキノミドリ先輩以外にもこんなに速い人がいるとは!私、あの先輩とレースをするのがホントに好きで楽しかったんです!!ですが、ミドリ先輩は今年からは中学生……。もう、この小学校にはミドリ先輩みたいな方は現れないと思っていました。私の学年では短距離で強い方はいませんから……。しかし!貴女方が今日!私とレースをし、その強さを私に見せてくれました!!本当に楽しかった!!また、ミドリ先輩みたいな方々とレースが出来ると思うと、私、感動して……!ありがとうございます!!トキノグローさん!バルトメグルさん!」

 

「「そ、それは……良かったです……って、また名前が混ざっている!!」」

 

 

……

 

「ヤッバwwグローが普通の敬語ってww……吹き出しそww」

 

「初めて見たかも、グローの困り顔。」

 

「僕の名前がどっちの2人にも入っていること……光栄だね!」

 

「反応する所そこじゃないでしょww……おっかし……ww」

 

……

 

「埒があかねぇ。……先輩、俺はバルトグロー。短距離は得意だから、また勝負しようぜ。次は絶対負かすがな!!」

 

「分かりました!グローさん!次のレースもまたよろしくお願いしますね!!」

 

「次、メグル。」

 

「あ、うん……。私はトキノメグル。その、ミドリ先輩……トキノミドリの妹です。短距離なら出れるので、また是非誘って下さい。」

 

「やや!?ミドリ先輩の妹さんでしたか!それは確かに強いわけですね!!メグルさん!今日はありがとうございました!次のレースも楽しみにしています!!」

 

 

その後、私とグローはバクシンオーと握手し、お互いの健闘を称えてレースの幕を下ろした。

 

 

「それでは、私は帰ります!バクシン!バクシーン!!!」

 

レースが終わってそこまで経っていないが、バクシンオーは着替えてから直ぐに帰宅した……と、思ったら何回か止まって休んで、駆け出す……を繰り返していた。

 

「歩けよ。」

 

「それな。」

 

……

 

これが、私とグロー、バクシンオーとの短距離戦において長きに渡るライバル関係の始まりとなったのだった。




順位掲示板、マジで作るのダルいぐらい書き込まないといけないですけど、キレイに出来た時の達成感はありますね。(byシラネ)

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