諸事情でかなりペース(目標1話制作期間2~3日)より遅れました。
すんません!
どうも、トキノメグルです。
今日は前期実技テストの3日目(高学年の部)なんですが、その話に行く前に少し別の話をさせてくださいね。
少し前に私ら家族(親戚含む)で買い物に行っていた時がありましたよね。
その時に、ミドリ姉さんが、まだトレーナー決まらないの。というような事を言っていたと思います。
んで、自分も忘れていたのですが、ゲーム版ではメイクデビューどころか【育成】が始まる所からトレーナーとのトレーニング生活が始まるんですけど、アニメ版とかだとデビューよりも前に【選抜レース】ってものがあるんですよ。
そして、レイン姉が、中央だと色々な娘が強くて自分達が霞むとかそんな感じの事を言っていましたよね。
それ、3月にあった【選抜レース】に負けた(入賞も出来なかった)からそんな事を言っていたんですよね……。
実は【選抜レース】ってものは、トレセン学園で年に4回行われる大規模なレースで、担当トレーナーが決まっていないウマ娘が主に参加するビックイベントなんですよ。
そのイベントは、3月、6月、9月、12月にあり、そこで結果を出したウマ娘はトレーナーからスカウトされる可能性が高くなります。
入学する時点で既に注目されている一部の天才のウマ娘達は入学して直ぐにスカウトされることもあるらしいです。
……あと、何で担当トレーナーをつける必要があるかと言うと、担当がつかないと【トゥインクル・シリーズ】に参加できないんすよ。(マジでこれがしんどい。)
【トゥインクル・シリーズ】ってのは、中央トレセン学園に在籍している生徒にとっては【選抜レース】の次にやって来るとても大きな目標、壁となるイベント且つエンターテイメントで、注目されるレースやウマ娘にはメディアに取り上げられます。
(これが、めちゃんこ人気でして、ウマ娘達はここで人気を得てアイドル化するんですよ。だから【ウイナーズ・サークル】やら【ウイニングライブ】があるんです。マジで大変そうやけど。)
【トゥインクル・シリーズ】に参加する事になったウマ娘達は各々のトレーナーと協力して自分の目標を達成していきます。
そして、数々の高い
ウマ娘達のトレセン学園での生活や理想とされる生活は軽く言えばこんな感じですね。
今まで言っていなかったので、ごめんなさい。
何でこの事を今頃言ったかと言うと、前期実技テスト(低学年の部)があった日の夜に母さんから自分の過去の話を聞かされたんです。その話を聞いて思い出したんですよ。
……⏰……
【夜 家】
たまに父さんは仕事で夜遅くまで家に帰らないことがある。
そうなった日の夜は母さんと私の二人っきりになるのだが、私があまり喋らないことから家はいつも静かなのである。
しかし、この日は私がトレーニング(筋トレ)している時に母さんが私の部屋にやって来て私の様子を見に来たのだった。
「……貴女がトレーニングしている所を見ると、あれを思い出すわね。」
「あれって?」
「選抜レースの前の自主トレーニングよ。中央トレセン学園の生徒は選抜レースがある日まで担当のトレーナーが付かない娘がほとんどなのだけれど、担当が決まるまでは教官によって担当が決まっていない娘達と一緒にトレーニングするの。……でも私は教官からのトレーニングでは物足りなくてね……。よく朝早くに起きてコースに出てトレーニングしてたり、門限ギリギリまでトレーニングしていたりしていたのよね……。それでメグルを見ていたら昔の私を思い出したってことよ。」
(そういうものなのかね。……選抜レース?あれ、メイクデビューからウマ娘ってトレーナーが付く訳じゃなかったのか。)
……⏰……
というような感じで私が忘れていたのを思い出したって訳です。
……アニメ見直したいけど、見れねえ……。本物見れるけど、リプレイ出来ねぇ……。目覚まし使えねぇ……。(当たり前だわ。ウマ娘の世界に転生しただけでも贅沢だってのに何言ってるんだ。)
そのような事を思い出した夜でした。
それでは長話失礼しました。
……⏰……
【レースコース 前期実技テスト高学年の部】
今日のレースには母さんも呼んでいます。ぶっ倒れたレースの時まで全く呼んでいなかったので未だにプリプリしていたのを宥めて招待しました。
そうすると、
『やっと呼んでくれたのね。必ず行くから頑張っているところ、見せてね。』
と、言ってくれました。
ここで勝て!と言わないのが優しいですわ……。勿論手は抜きませんよ。
あ、それと一昨日のレースでは私に対して1年生の担任の先生から手伝ってと言われて実況してました。(ふざけて、JRA公式のゲームっぽい感じになっちゃったけど。……あと、メンバーの中にそういう本気なのだけれど行動がおかしいウマ娘達が揃っていたので。)
私が出場するのは、2600mの中長距離(長距離)の実技テストです。
出場することが確定したとき、学校内では、
「なんで中距離の王者が長距離!?」やら、「勝てるかどうか分からない……!」やら、「ブラッドもいるのに……無理だよ。」やら、「いや、テストだから実力差考えられる……?」だとか、様々な声が。
とりま、頑張りましょう。
……
【EX】【高学年実技テスト】【東京 芝 長距離(2600m)左 晴 良】
(実況 6年生進学担任)
(解説 6年生特進担任)
(スターター 6学年主任)
(ゲート 5年生進学担任)
(判定 4年生ウマ娘科担任)
【コース内容】
私立濃山小学校レースコース(擬似東京レース場)2600m
ホームストレッチ約599m
第1、第2コーナー約525m
バックストレッチ約450m
第3、第4コーナー約500m
最終直線約525m
序盤約433m
中盤約1300m
終盤約866m
1 | リアフルス | 追込 | ⬇️..絶不調 |
---|---|---|---|
2 | コモンマジシャン | 追込 | ↗️○好 調○ |
3 | ラクエンノミコ | 先行 | ➡️○普 通○ |
4 | ブルームナイト | 差し | ➡️○普 通○ |
5 | トキノメグル | 先行 | ➡️○普 通○ |
6 | イノセントメリー | 差し | ⬆️..絶好調 |
7 | ブラッドステイ | 先行 | ↗️○好 調○ |
8 | ダークペガサス | 逃げ | ➡️○普 通○ |
9 | キャルロスルーラー | 追込 | ➡️○普 通○ |
...追込... | ...差し... | ...先行... | ...逃げ... |
---|---|---|---|
3人 | 2人 | 3人 | 1人 |
……
【パドック】
「マジかよ……。」
「どしたの?この世の終わりみたいな顔してるけど。」
リアはレースが始まる前から絶望の表情になっていた。
「敵が全員強すぎ……。」
「そんなに?」
そう聞くとコクコクコクコクと激しく頷かれた。
「あと実は私が苦手にしているクラスメートがいてね……。あ、言ってなかったけど、私ら4人以外にも5年特進っているんだわ。……それが今回、レースに参加する娘なんだけど……非常に苦手な娘でね。こうやって噂話していると……。」
「私の事かな?」
「「!!!」」
突如、会話していた私達の後ろから高くて子供っぽい声が小さな声で話された。
そして、私達の間からニュッと顔を出して私達に笑顔を見せてきた。
「……ひっ。」
リアが怯えている。普段の彼女ならばこのような反応を見せる事はあり得ないと思うのだが、この日は謎の緑色の髪をしたセミロングで身長の小さい彼女に怯えていた。
「リア~?ひっさしぶり~?」
「そ、そ、そうだね~……久しぶり……。メリー。」
「ホントだね~?……ねぇ?リアの隣にいる君は誰なの~?」
私の方を見て、見た目可愛らしく質問してくる。
……しかし、何か違和感を覚えた。
とりあえず私は自分の名前を告げる。
「私はトキノメグル。リアと同じクラスだよ。」
「へぇ~!私と同じクラスなんだ!私、メリー。イノセントメリーって言うの!!これからよろしくね~?」
普通に可愛い娘だと思うが……。
そう思い、小声でリアに尋ねる。
「……そんなに怖がるような娘か?(小声)」
「マジでヤバいんだって……メグルは知らないだろうけど、去年(4年生)まではメリーの差しが非常に強すぎて、レース直前にキャンセルする娘が続出したんだよ……!(小声)」
「それで私は地方とか、ここ(東京)とかで開かれるレースに参加していたの!それで最近まで学校に来てなかったんだけど、テストと最低出席日数はクリアしないといけないからね!だから、今日はうんと楽しませてね?」
「……小声で話していたはずなんだけど……。」
「忘れてた。メリーとその姉であるキャルロスルーラーパイセンは尋常なく耳が良いんだわ。……噂によれば声に出していない事でも読み取る事が出来るとか……。特に姉の方が。」
「だから、全部聞こえるの~!……隠し事はダメだよ?」
……ようやく先程から感じる違和感の正体が分かった。
にっこりと笑いながら見せるその瞳には、
ハイライトが先程から無かった。
(てか、結構この小学校、強くて変な奴ら多いのな。私だけ大幅な飛び級になってるの、間違いじゃないの?)
……
【観客席】
観客席では以前と同じように1から6年生までの生徒がズラリと観戦していたが、今回のような実技テストでは、実は保護者の観戦が多い。というのも普段から公開されているレース(正式なレース)は学校関係者、保護者の観戦が認められているのだが、保護者については自分の娘の活躍の場を見るためにこのようなテストの時だけ来校する人が多い。(運動会みたいな感じで見に来る。)
第11Rとなれば観客席のボルテージは最高潮となり、生徒どころか出走する前から保護者まで興奮状態になるのだとか。
そんな状況下である数十人のウマ娘がコース内をよく見渡せる所に並んで座って観戦していた。
「今日は席まで用意してもらってありがとうございます。ロードジャストさん。」
「いえ!親が自分の子供の活躍の場を見たいと思うのは当たり前の事です。是非我がライバル、メグルを応援して下さい。」
「ありがとう。」
そのような感じでロードとダイヤが話していると一緒にいるレイやグローも話し出した。
「……いやぁ、これはヤバそうなレースになりそうだなぁ?レイ?」
「まさか、あのメリーまで参戦するとはね。それにブラッド先輩を除く先輩方は全員6年生特進勢……テストになるとフラッと帰ってきてはウマ娘達を脅かす存在……。」
「そんなに強い娘達なの?」
「ええ。彼女らがこの学校においては真の強者と呼ばれるような者達だと思っています。……正直、その道の王者と呼ばれる者でもかなりの苦戦は強いられますね。彼女らはこの学校内では有名なチーム『LOTUS』と呼ばれていて、普通の生徒ではほぼ抗う事すら出来ないとされる程の実力者達で、ほとんどが飛び級経験でもあるそうです。今回のレースでは、ある程度の実力からの判断とサクラバクシンオー先輩以外の6年生特進ほぼ全員が中・長距離を得意としているので今回の第11Rには異常な程に強い生徒が揃ってしまっていますね。これは荒れますよ。」
「でもメグルならなんとかなりそうな気もするけどね。」
「そうだな。あいつも大幅な飛び級しているし。なぁ?1年の嬢ちゃん?」
「そうだね!メグルなら頑張ってくれるよ!」
「また倒れなければ良いですが……。」
(頑張れよ!メグル!)
グローの横の席にはメグルのクラスメート達、そして、サクラバクシンオーなどの短距離戦において戦った6年生達もいた。
「……アンタらはどう思っているんだ?……先にバクシン先輩。」
「確かに私のクラスメートは強そうですが……!私はメグルさんが勝つって信じていますよ!」
「そうか。……次、姉貴。」
「おや?グローが私の事を姉貴と呼ぶなんて久しいねぇ?誰かに感化されたのかな?」
「るっせ!!早く答えろよ!」
「せっかちな妹だねぇ。……私はメグルやイノセント、ステイは負けるんじゃないかと思っているよ。」
「なんでだ?」
「まず普通に敵が強すぎる。先に述べた3人以外は全員が6年特進。チーム『LOTUS』のメンバーは各々が強い
「そんなものか?……ふぅん……。」
(((……グロー先輩とナイツ先輩って姉妹だったんだ。)))
……
【ゲート】
(実況 6年進学担任)
(解説 6年特進担任)
さあ、今日のレースの中でも1番盛り上がりそうな第11R
芝、2600m!
出場メンバーも
それでは、一番人気から紹介させていただきます
一番人気、6番イノセントメリー、5年特進
5年生に入ってからは、ほとんどを外部のレースに費やし、幾度となく勝利を掴み取ってきた相当に力のあるウマ娘です。……ただ、学校に居た時間が短すぎて、王者とは呼ばれていない娘ですね。外部で身につけた力は如何程か、レースが楽しみです。
「少しは楽しませてね?みんな?」
二番人気、7番ブラッドステイ、6年進学
長距離の王者、【訝る血】
その名声の防衛となるか
6年生進学のウマ娘ですね。敵全員が特進のウマ娘達ですが、自慢の先行の作戦で魅せて欲しいですね。
「……。」
三番人気、9番キャルロスルーラー、6年特進
一番人気、イノセントメリーの姉
その名の通り愛すべき妹に無情になれるか
今回のレースでは差しや追込が得意な娘が多く、逃げが少ないレースです。レース後半の彼女らの行動がどのような結果をもたらすのか、楽しみです。
(メリー、楽しみましょうね。)
各ウマ娘、ゲートに入って態勢整いました
……
スタート!
各ウマ娘、一斉に飛び出し、前にある坂目掛けて走り出す!
このレースは2600m、東京レース場と同じように設計されているので序盤からしんどくなりますね。
ブルームナイト、【集中力】で好位置を取る!
イノセントメリー、【一匹狼】!
スピードが安定して速くなります!。
先頭は、8番ダークペガザス
3バ身後ろ、5番トキノメグル
それを見るように、3番ラクエンノミコ
その後ろ、7番ブラッドステイ
1バ身差、4番ブルームナイト
直ぐ後ろ、6番イノセントメリー
更に後ろ、9番キャルロスルーラー
それを見るように、2番コモンマジシャン
2バ身差、1番リアフルス
イノセントメリー、キャルロスルーラー、【逃げけん制】と【先行けん制】を使って前側のウマ娘を疲れさせる!
(なんか、グローみたいな事をされたんだけど。)
《なんか、俺みたいな事をやってる奴がいるんだけど。》
ダークペガザス、【先頭プライド】、【先駆け】で先行集団を更に離す!
リアフルス!調子が悪いぞ!速度が安定しない!
疲労が一気に蓄積します。終盤まで耐えられるか心配です。
ラクエンノミコ、ペースを上げる!
各々がハイペースのこのレース、順位が安定しません。
集団は後ろが延びた状態で長い直線を走り、レースは中盤に入ります!
現在、先頭は、ダークペガザス
少し離されて2番手、ラクエンノミコ
3番手、トキノメグル
その外、ブラッドステイ
それを見るように、ブルームナイト
2バ身差、イノセントメリー
直ぐ後ろ、キャルロスルーラー
2バ身後ろ、コモンマジシャン
更に2バ身差、リアフルス
先頭から殿までおよそ11バ身
1コーナーに入り、お互いの様子を伺っています!
(さてと、一仕事いかさせてもらうぜ!)
コモンマジシャン、【スタミナイーター】!
そして!?
……
……
先行、差し集団!大きくスタミナを減らされた!
コモンマジシャンの固有スキルは【イーター系】のスキルを使った際に奪ったステータスを更に奪うというものです!
長距離戦においてこれはしんどいぞ!
(クッ……。)
(あら?……息を整えないと……。)
(ビックリしたわ。耐えれるけど。)
(コジマのスキルは痛いねえ?)
(メリー!コジマじゃない!)
ステイ、ブルーム、メグル、メリーの4名はもろにシャンの固有スキルをくらい、大きくスタミナを削ることになったが、建て直し、走り続ける。
しかし、
焦っている……か?キャルロスルーラー?
全く理由が分かりません。何かあったのでしょうか?。
一見関係ないルーラーは意識が移りやすく、調子を崩されやすい傾向にあった。
イノセントメリー、【コーナー回復○】で減らされたスタミナを回復する!
2コーナーを抜けて向こう正面!
トキノメグル、【直線巧者】を発動させ、自分のペースを上げる!
それにつられたか、ラクエンノミコ、【先行直線○】でトキノメグルと位置を争う!
続いて、ブラッドステイ、【長距離直線○】!
先行集団3人の激しい争いが繰り広げられています!。
そのような状況下で残り1300m!前にはまた大きな坂があるぞ!
現在、高低差約2mの急な坂を上っていくウマ娘達!
順位を紹介します
依然先頭は、ダークペガザス
後ろで、ラクエンノミコ、トキノメグル、ブラッドステイ、順番が入れ替わり立ち替わり!
2バ身差、ブルームナイト、落ち着いている
直ぐ後ろ、イノセントメリー
続いて、キャルロスルーラー
それを見るように、コモンマジシャン、スタミナは余裕!
3バ身差、リアフルス、少し遅れぎみか?
長い坂を下り、待ち構えるのは第3コーナー!
ラクエンノミコ、少し押されているぞ!トキノメグルとブラッドステイが上がる!
ブルームナイト!足を溜めているぞ!
(フッ!)
……
……
ブルームナイト!周りを足止めしつつ、徐々に加速!
(うっ……しくじったわ……。)
ラクエンノミコ!大きく失速!
イノセントメリーも失速!
ラクエンノミコは先程の先行争いで押し負けていた所に追撃されましたね……。ここから挽回はしてくれる事を願います。
(おっとっと……ブルーム?やるねぇ?)
前側が固まっているなか、第3コーナー終了!
終盤に突入!そして最終コーナーの4コーナーへと入っていく!
キャルロスルーラー、【まなざし】でダークペガザスを緊張させた!
そして、ブルームナイト、【コーナー巧者○】でコーナリングを重視する!
最終直線へと向かっていくウマ娘達!
先頭は切り替わって、ブラッドステイ
その外、トキノメグル
後ろ、ダークペガザス
直ぐ後ろ、ブルームナイト
イノセントメリー、上がってきた!
その後ろ、ラクエンノミコ
キャルロスルーラー、コモンマジシャン進出
3バ身差、リアフルス
(スキルが飛び交っててヤバくない……?本当に小学校のレース?……でもこれが現実なんだ。……やるっきゃない!)
……
……
トキノメグル!最終直線に入って加速する!
順位を上げる!
(流石だな。だが、私もそう易々と負けられん!!)
……
……
ブラッドステイ!トキノメグルに追い抜かれても必死に食らいつく!
後ろからブルームナイト、イノセントメリー、キャルロスルーラー、コモンマジシャンが猛烈な勢いで前2人を追いかける!
「はああああーーー!!!」
「ここからが勝負の醍醐味だぜ!!!」
残り200!!!
!!!
急に観客席に小さな悲鳴が響き渡る。
その原因は現在走っているウマ娘の1人にあった。
《……出たね。メリー君の切り札。……相変わらず怖いな。》
イ、イノセントメリー!!!、凄い気迫だ!これは……一体……!?
(えへへ?……にちゃあ……?)
(これが出ると、絶対に私は勝てないのよね……。物凄く不気味な満面の笑み……。)
「………………あ゛は?」
……
……
イノセントメリー!!凄い勢いで加速し、先頭目指して一気に加速!!!
残り、100!!!
わずかにトキノメグル、優勢!
だが、後ろから恐ろしい奴がやって来た!!!
「さあ?勝負よ?」
(ここでそれを言うのか!?)
「……。はああああーーー!!!」
イノセントメリーとトキノメグルの対決になった!
ゴール板まであと少し!!!
どっちに勝利の女神は微笑むのか!!!?
……
……
……
東 | 11 | ..R.. |
---|---|---|
京 | 2600 | ..m.. |
確 | 定 |
---|
Ⅰ | 6 | \\\ |
---|---|---|
\ | \\ | アタマ |
Ⅱ | 5 | \\\ |
\ | \\ | クビ |
Ⅲ | 7 | \\\ |
\ | \\ | クビ |
Ⅳ | 4 | \\\ |
\ | \\ | 1/2 |
Ⅴ | 2 | \\\. |
.\芝\ | ○良○ |
---|---|
.ダート | .良. |
.タイム | 2:51.0 | レコード |
---|
……
勝ったのは、イノセントメリー!!!
最後の強烈な追い上げで差しきった!!!
二着、トキノメグル!!
三着、ブラッドステイ!
……
「ヤバすぎだろ。」
「……怖かった。見るだけでこんな怖いと感じるレースって。」
「久しぶりに強すぎるスパイスを食らったようだよ。僕でもこれはしんどいね。……どうでしたか?メグル君のお母様?」
ダイヤはそのように質問されると、少し意外な……いや、普通の返答をした。
「……小学校のレース?これが?……あまりにも強すぎないかしら……。というか、メグルが二着って。え?」
「……メグルのお母様、混乱していますわね……!」
ダイヤの脳がパンクするのをエミリアは必死で落ち着かせようとしていた。
「なんか、ビリビリきたよ!凄かったね!」
「はい!凄かったです!よく頑張りました!メグルさん!それと、一緒に走っていた私のクラスメート達!お疲れ様でした!」
「やり過ぎだよ……メグル~。でも、燃えた……。」
((やり過ぎで済ませられるようなものか!?))
(……。)
各々が感想を延べているなか、フーラルはと言うと、メグルやメリーとはまた別の出走者を遠目から見つめていた。
「……ブルーム。強いのね。」
と、1人ボソッと呟き、親しき家族の健闘を称えるのだった。
諸事情の影響で作者、こんな感じ。
「ツカレタ!!!ツカレターーー!!!!!」
「スズカさん……。」
ペース早めに戻したいっすよ!でもまだ遅くなります!ホンマにごめんなさい!
あ、あと『今作を読むにあたっての補足』に新しく投稿した話のリンクを貼るようにしました。
それから、『補足』にはかなりの頻度で更新している部分があるので見てもらえたらと思います。