転生したら……ウマ娘だった。   作:シラネ

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……更新遅れました!そして本文、長すぎです!(当社比)
飽きずに読んでもらえると嬉しいなぁ……。


第1R 騎空士リデビュー!

「はぁ……はぁ……ここまで来れば安全ですよね……?」

 

魔物からなんとか逃げ切り、とある町にたどり着いたトキノメグル達。

上がった息を整えながら、改めて周囲を見回すと……

 

そこには中世ヨーロッパのような雰囲気でありながらどこか落ち着く雰囲気を醸し出す場所で普通の人間もいれば猫のような耳が生えた者、異常に背丈が小さい者、角が生えた者が行き交い、日本では絶対に見れそうにない光景が広がっていた。

 

「凄いな……。街の感じも普段のとは違うし、本当に別の世界を再現しているのだな……。」

「そのようだな。……だが、露店にはケバブみたいなものや豚の丸焼き、腸詰めみたいなのがあったぞ。食ってきていいか?」

「全部、肉……。野菜も食べた方が良いですよ……。」

「小さいのに姉貴みたいな事を言うな……。」

「のんきに食べ物の事で盛り上がるな。いち早く理事長達に実験のデータを渡さないといけない。というか、食べ物とかは食べられるのか……?」

「そ、そうですよね……。無駄な行動は避けて早く帰りたいですし……。」

 

グルーヴ、ブライアン、メグルは街に入って普段の生活では見たことがない景色に感化されていた。ゴルシを除いた4人も3人と同じような事を感じていた。そんな7人を差し置いてゴルシはいきなり大きな声を出して注目させる。

 

「しかぁし!アタシ達が帰る方法はただひとつ!幻空の試練をクリアすることであるッ!」

「いきなり、何を言い出したかと思ったら、ゴルシ。ふざけているのか?」

「いんや。この前、授業中に宇宙からやってきたレーダーを受信していたらな……」

「絶対に居眠りだな。あとで尋問するか……。」

「おお怖い。……話を戻して、幻空の試練を受けろ!!!って。お天道様は言ってたぜ?」

「なんなんだ?その試練って……。」

「フッ……そんなの決まっているだろ?」

 

天高く拳を突き上げ、不敵に笑うと……

 

「わからんッ!!!」

「「「は、はああああ!?」」」

「だってぇ、ゴルシちゃんは~事業部長じゃなくてぇ平課長だし~。ぶっちゃけぇ、ゆわれた通りに槍ブン回してただけっていうかぁ~。」

「なんだと?私達はこんな訳の分からん仮想世界に引導も無しに落とされたということか……?答えろ!ゴールドシップ!」

「お、落ち着け!ブライアン!ゴルシも私達と同じ境遇……なはずだ!気持ちは分かるが、当たる相手が違うと思うぞ!」

「案内役ならいるぜ?」

「「何?」」

 

そうゴルシが答えると、ウマ娘達は慌てていた様子を静め、ゴルシを見つめる。

 

「という訳でそろそろグッドモーニング!三日月槍近!!」

 

そう言い、持っていた黄金の槍を叩く。

 

『痛!!』

 

「「「は?」」」

 

「「「「え?」」」」

「紹介するぜ!こいつはアタシの使い魔、槍えもんだ!」

『むぅ……眠っていたのに、叩いて起こさないで下さいよ……。あ、どうも、ご紹介に預かりました、【エデソ】……です。また来てくださったんですね。ウマ娘の方々。』

 

「「「……。」」」

「や、や、槍が……シャッベッタァァアアア!!!!!……。ヒュッ……。」

「メグル!?おい、おい!しっかりしろ!」

 

ゴルシが叩いて、槍から声がする。

そんな状況を目の当たりにした8人。

その内のメグルが壊れ、そして倒れた。

 

……

 

「……う……うう……。ファンタジー……ウマ娘……転生……グランブル……」

「全く、訳が分からなくなるな。倒れたメグルの気持ちも分かる。魘されながら何か呟いているが。あと、最後のはポ○モンだな。」

そう言いつつ、膝枕で顔が青白くなったメグルを寝かすエアグルーヴ。

 

「そして、ゴルシと……エデソだったか?話を続けてくれ。」

 

ゴルシがメグルを哀れな目で見ながら、話を再開させてゆく。

 

「アタシもこの世界に来てから思い出したんだ。この世界は【空の世界】って言うんだけどよ、アタシらは前に【空の試練】ってのをこなしていたんだ。スペやスズカ、テイオー、マック、エデソ、団長率いる騎空団と一緒にこの世界を制圧したのは良い思い出だぜ……。」

『制圧なんかしていません。しかし、ゴルシさんの言っていることの大半は合っていて、ウマ娘の5人と騎空団の人達と一緒に冒険した日々はとても楽しかったものです……。』

「おいおい、エデソ。あれも忘れるなよ?デカイ魔鯛を釣りに行ったこと……鯛職人としてあんくらいデカい鯛を捌けたのは名誉なことだったぜ……。」

『思い出させないで下さいよ。……というか今更ですけど、なんでまだ生臭いんですか。』

「別に良いだろー?また、鯛捌きに行こうぜ?」

 

そのような感じでゴルシとエデソが喋る中、未だに現状が掴め切れていないのか、4人と1人は難しい顔をしていた。

 

「てなわけで、お前ら4人は思い出したか?」

 

「そ、そう言われても……。」

「ええ……。このような世界は覚えてはいませんわね……。多分。」

「そうだよー。こんな世界に来たことあるなら絶対覚えてるもん!」

「でも、懐かしい雰囲気はあったのよね……。何か他にキッカケがあれば判りそうな気もするのだけれど……。」

 

「大体、この世界はVRで作られた架空の世界だろう。なんでお前ら5人が架空の世界に行ったことがあるんだ。」

 

ゴルシ以外の4人が悩んでいるなか、ブライアンが苛立ったように問う。

 

対して、ゴルシは……

 

「さぁな?行けたんだから行けたんだ。」

 

としか答えなかった。

 

……⏰……

 

「とりあえず、案内役というならどこか休めるような所を案内してくれ。エデソ。……あと、自己紹介を忘れていたな。私はー」

『エアグルーヴさん……ですよね。』

「な!?……何故知っていた?」

『私は試練の案内人。試練の参加者の名前などのプロフィールは既に知っています。』

「「……。」」

 

副会長ズは黙り込んでしまった。

 

「それはそうだけどよ、騎空団の奴らとは別れたのか?」

 

黙り込んでしまった副会長ズに代わってゴルシが問う。

 

『それが別れてなくてですね。あなた方が元の世界に帰ってしまった後でも一緒に旅をしていましたよ。』

「おほー!てことはまた、アイツらと旅出来そうなんだな!早速案内してくれよ!」

 

そう、ゴルシが興奮したように頼むと、エデソは少し声のトーンを落として答えた。

 

『わかりません。』

 

「「は?」」

 

「「「「え?」」」」

 

「どういうことだよ?別れてないんだったら居るんだろ?」

『私、今迷子なので。それと、まだ私はそんなに成長していないので。まだ私、赤ちゃんですから。』

「おいおい、お前、まだ赤ん坊だったのかよ!?あの日から100年も経っても尚成長してないって……カー!!!羨ましいぜ!その成長具合!!」

『何が羨ましいんだか。あと、100年も経ってません。』

「てか、なんで迷子の仔猫ちゃんになってるんだよ。」

『だってゴルシさんがこの世界に来たことで元の持ち主が帰って来たということより貴女の手元に召喚されてるんですよ。勝手に召喚しておいて何を言うんですか。』

 

そのような感じで2人?の話が続いていくのを見せ続けられているウマ娘は混乱していた。

 

「全く話が見えないんだが……。」

「私もだ。」

 

「ねぇ。さっき言ってた『幻空の試練』ってなんなのさ?」

 

テイオーが試練と呼ばれたものを気に掛け、エデソに尋ねる。

 

『幻空の試練とは、以前皆さんがこなした空の試練とは内容が異なり……』

「異なり?」

『魔王を倒してもらいます。』

「「「「魔王!?」」」」

『それも3人。』

 

「「3人もだと!?」」

 

いきなり槍から魔王を2人も倒せと言われた6人のウマ娘達は唖然とする。

 

『この試練がこなせれば、あなた方は【真の最強のウマ娘】となり、元の世界にも帰れるでしょう。』

 

「はぁ……つまりはその魔王とやらを倒さなければ私達は帰れないということだな?」

 

『その通りです。』

 

「めちゃくちゃだ!何故、私達が倒さなければならない……?」

 

「別に良いだろー?結局はその魔王にちゃちゃっと会って、ちゃちゃっと殴ってちゃちゃっと帰れば良いんだろ?」

「そんなコンビニに行くみたいに言わないでよー!」

 

「う……日差しが……目に染みる……。」

ブライアン、ゴルシ、テイオーが言い争っているなか、今までグルーヴの膝枕の上で寝かされていたメグルがようやく起きた。

 

「……起きたか。メグル。調子はどうだ?」

「あ……グルーヴ副会長。調子は大丈……。今、これ、どんな状況ですか?」

「ああ。ちょっと今はブライアンが現状を納得出来ていなくてな。少し不安定になっているんだが……。とりあえず、あの槍、エデソから色々私達がこれからやるべき事を聞いていたんだ。……む?どうした。顔が真っ赤だぞ?」

 

メグルはいつの間にか顔を赤面させ、震えていた。

 

「いやいやいや!!!な、な、なんで私がグルーヴ副会長のお膝のお上で寝ているの!!!?」

「!?大きい声を急に出すな!……ビックリするだろうが。」

(いやいや、あのグルーヴさんだよ?女帝様だよ?そんな畏れ多いお方の膝枕って……前世であれば(皆から)殺され(リンチ)、デジたんがいれば尊死(とうとし)……。いや、私も死にそうだわ。……そうだ。これは夢だ。現実ではない。VRだし。うん。うん。)

 

メグルは再び気が吹っ飛びそうになるのを止め、異常に興奮している現状を収めようと必死になっていた。

そして、そんなメグルが過呼吸になっているなか、グルーヴが自分の額とメグルの額にそれぞれ手を当て、熱を確かめ始めた。

 

「ピ?」

「……ふむ。少し熱っぽいな。体は平気か?メグル?」

 

その瞬間、メグルはまるでボンッと音を立て爆発するような、デジたんとか、二次創作のテイオーとかがやりそうな精神状態になり、再び倒れてしまったのだった。

 

「!!?メグル!?しっかりしろ!!」

「……我が生涯に一片の悔い無し……ガクッ……」

「そんな事を言うな!!生きろ!!!」

 

……⏰……

 

「その後、なんやかんやあって、アタシ達は前に一緒に冒険した騎空団の連中をまずは探すことになったぜ!」

「なんやかんやとは一体何ですの!?」

「知らね。」

「マックイーンさん。ゴールドシップさんは、そういうウマ娘ですから……。」

「というか、メグル……。グルーヴにおんぶされてるのってなんだか妹みたいだね!」

 

「テイオー。メグルも好き好んで倒れている訳では無いんだ。そっとしてあげろ。」

 

結局、ゴルシが言ったように彼女らは以前、『空の試練』の時に一緒に冒険していた、ルリアやビィ、ウェルダーなどが属している騎空団を捜すのと会長の発見を試みることになった。

この状況は以前と割と似たような雰囲気になっているが、今回はエアグルーヴ、ナリタブライアン、トキノメグルの3名も加わって探すことになった。

しかし、相変わらず行動の何もかもが破天荒なゴールドシップ、食べ物を売っている露店ばかり見ているメジロマックイーン(甘味)、スペシャルウィーク(大盛)、ナリタブライアン(肉)、街の外側の草原を眺めて左旋回をし続けるサイレンススズカ、ぶっ倒れてしまったトキノメグルとそれを背負うエアグルーヴ、喋る槍エデソの一行は端から見れば変人の集まりだった。

 

「まともなのボクしかいないじゃん!!?」

 

テイオーだけがまともなポジションと化していた。

 

『……お店を見るのは良いですけど、お金持ってませんよね。』

「そういえば持っていませんね……。お店にいっぱい気になる食べ物があるんですけど……。」

『私がある程度管理しているのでそれを召喚します。』

「おおー!これはあれだな?冒険の始めに王様からもらうなけなしのあれだな!」

『よく分かりませんが、限度はありますので考えて使ってくださいよ。……はい。』

 

エデソが自分でくるっと振るように回ると各々の手にはこの世界のお金、ルピが握られていた。

 

「どういう原理なんだ……?」

『後で教えます。それより早く騎空団の人たちやカイチョー……?を見つけましょう。』

 

そして8人のウマ娘は騎空団を捜す班とルドルフを捜す班に主に分かれ、街の中を観光するのだった。

 

……⏰……

 

ある屋台にて、

 

「お嬢ちゃん、良い食いっぷりだな!」

「ああ。この世界に来て何時間か経ったからな。腹が減っていた。」

「そうかそうか!うまそうに食ってくれて嬉しいから、ほら!もう一本サービス!」

「……頂こう。」

 

鳥型の魔物を炭火で焼き、軽く塩を振った素朴な焼き鳥だったが、ブライアンは貪るように頬張っていた。

 

「……ああ、そういえば。ここら辺りで蒼い髪の少女と翼が生えたトカゲを見なかったか?」

 

ブライアンはその焼き鳥の屋台の店主に向かってある騎空団を探していると尋ねた。

その騎空団はエデソがどうやらウマ娘5人と以前別れてからも一緒に旅をし続けていたらしい団体で、ブライアンが問うた人物らはその騎空団の中でも異彩を放っていた者達の代表例だった。

 

「ん?蒼い髪の少女?……ああ!その少女がいる騎空団ならここらでは有名だな。ここ、ポート・ブリーズにはいろんな騎空団は来るが、その騎空団がやって来ると毎回大騒ぎになる。そういや、最近は街の中がいつもよりも賑やかだし、来てるかもな。」

「そうなのか。奴らがどこに居るかとかは分かるか?」

「流石に分からねぇな……。」

 

わりぃと謝りながら鳥を焼く店主と焼かれた鳥を食べ続けるブライアン。

そんな2人を優しく包み込むように爽やかな風が吹き抜ける。

 

「……!心地良いな。」

「あたりめぇよ!ポート・ブリーズにはティアマト様のご加護があるからな!ティアマト様が見守ってくれるお陰でこの島も発展したし、騎空団も来て賑やかな訳で。……そういえば、こういう風が吹くとティアマト様が現れるんだよな。……もしかすると本当に来てるかも知れねぇ。」

「そのティアマトっていう奴が現れるとその騎空団が現れるのか。」

「理由は知らないがその騎空団の団長か蒼い髪の少女の近くによくティアマト様は現れるんだよ。そうなりゃ俺らポート・ブリーズのもんはお祭り騒ぎで喜び合いながら謎の音楽と共に舞い、ティアマト様に日頃の感謝を伝えるのさ。」

「ふん……。(変な文化だな。)」

 

その後、ブライアンは焼き鳥を食べ続け、エデソがどこからか召喚させたルピを払い、店を後にした。

 

……⏰……

 

【ポート・ブリーズ ある街の広場へと続く道】

 

「グルーヴ副会長……!そろそろ下ろしてください!」

「まだお前は病み上がりだ。大人しくしておけ。」

「いやいや、中学生にもなっておんぶされるのはしんどいって!」

「実際は小3と同じ9歳だ。たまには元の年齢らしい行動をとっても良いのだぞ?」

(いや、副会長の目の前でなんでそんな事が出来ると思うの?畏れ多くて出来ません!!)

 

メグルを妹分だと思っているグルーヴは赤面しているメグルを背負ったまま目的の騎空団がいないか捜していた。

 

「メグル!あっちの方で賑やかな催しをやっているようだ。行ってみないか?」

「それ、観光する時の言葉じゃありません?」

「……いや、ちゃんと捜してはいるんだぞ?ただこういう体験もそうそう無いからな。私も好奇心はかられているのだ。」

「まぁ、こういう所にその騎空団も観光に来てるかもしれませんね。行ってみますか。それじゃ下ろしてください。」

 

メグルはそう言うと、グルーヴの背中から降りようともがく。が、グルーヴの両手の固定はてこでも動かないように固かった。

 

「ダメだ。お前では迷子になりかねないからな。」

(降ろしてよ……!恥ずかしい……!)

 

……

 

【広場】

 

広場では大勢の子供達がステージの前に群がっていた。

 

「ねぇねぇ!今からあの騎空団の人たちのショーが始まるんだよね?」

「今回はどんな事をやるのかな~?」

 

「メグル、何か今からステージでショーをやるみたいだぞ?捜し続けるのもあれだから、少し休憩がてら観賞しようか。」

「降ろしてください。観ますから。」

 

ようやくグルーヴの背中からメグルは解放されたのだった。

 

……

 

少し時間が経つと4人の青年、淑女がステージ上に現れ、ショーが始まった。

 

「みんな!今日は来てくれてありがとうな!俺はラカム!今日は情報によるとこの辺りにヤバい奴が居るみたいなんだ!俺たちはそいつの調査、討伐の為に来たんだ!そんな危険極まりない依頼をこなすために一緒に頑張ってもらう俺のイカした仲間を紹介するぜ!まずは団長!」

「こんにちは~!ジータって言います!何が出ても平和を守るために頑張るよ!」

「おっし!そいじゃ、次は氷の女剣士!カタリナ!」

「カタリナだ。君たちと仲間を守るためならいくらでも戦おう!」

「最後は小さな怪物魔女ッ娘!イオ!」

「色々余計よ!……イオって言うの!応援してね!」

 

4人が簡単な自己紹介を終えると、いきなり警告音が鳴り響き、4人が動揺する様子を見せる。

 

……

 

「うわぁ!スッゴく大きなエヴィフライ!」

「あれと戦うんだ!」

「揚げたてジュワジュワ……!」

 

警告音と共にステージの上から現れたのは、油ジュワジュワ揚げたてのメチャクチャデカいエビフライだった。

 

((なんでエビフライ!?))

 

「ありゃなんだ!?ドデカいエヴィフライか!?」

「あんなのが暴れたらこの街どころか空の世界までもが危ないわ!」

「空の世界の平和は私達が守る!エヴィフライなんぞに後れをとってはいけないぞ!」

「よし、みんな!行こう!」

 

そして、4人は街の平和の為、空の世界の平和の為、息を合わせて宙に浮かぶエビフライことエヴィフライに本気の攻撃をしかけるのだった。

 

……⏰……

 

死闘の末、エヴィフライはラカムを除いた女性3人に倒され、ショーは無事成功した。その後、遠くから眺めていた2人のウマ娘は唖然としていた。

 

「なんか……日本じゃ絶対に目の前では見れそうにない光景でしたね。」

「全くだ。VRの技術は本当に凄いな。架空世界のはずなのに本物とまるで変わらない。……現実離れはしているが。」

「言葉が上手く出せないですよ……。」

 

たまたま観たショーのあまりにも幻想的な光景に感極まるものを覚えた2人は暫く当初の目的を忘れ、ベンチに座って休憩し続けていたのだった。

 

……⏰……

 

【夜 宿】

 

エデソが何故か召喚できるお金によってウマ娘達はお金には苦労していなかった……が、情報収集には苦労していた。

8人のウマ娘が宿の食堂に集合し、各々が得た情報を照らし合わせていた。

 

「……私が焼き鳥屋の店主から聞いた事はこれで以上だ。……だが、お前らもっとましな情報を持って帰れよ。」

 

骨付き肉を噛み千切りながら文句を言うブライアンが席についている円卓の周りには表情を暗くした6人のウマ娘達がいた。そして、除かれた1人、ゴルシはブライアンの話なぞ全く聞かずエデソと謎の言語で喋っていた。

 

「……ゴルシは放っておく。とりあえず、まとめると?今、私達がいるこの陸……いや、島はポート・ブリーズという名で、ティアマトという神?がいるらしい。ティアマトが現れる時は目的の騎空団の代表者が大抵いる。……で?女帝様とメグルはある騎空団のショーを見て、VR技術に感動。残りの5人は会長を捜すために尽力してもらった筈だが、会長の情報は一切掴めなかった……。ふざけてるのか?」

 

「だってぇ……ゴルシがふざけるから……。」

 

「関係ない。それを見越して人数分けを3対5にしていたからな。……だがな、女帝様が見ていたそのショーが目的の騎空団である可能性があるにしても確認出来なかったというのと5人も居て目的の成果も得られませんでした?観光気分はもう仕方ないにしろ役割はこなせ。」

 

その後、ブライアンは黙り込み、黙々と肉を食い千切りまくっていた。

 

……⏰……

 

次の日、今度は情報の齟齬があってはいけないというブライアンの考えの下、グルーヴとメグルが観たというショーがあったステージに8人で向かうことになった。

 

「宿の客の話だと今日もその広場でのショーがあるらしい。別の題目だが同じ騎空団に所属している者たちがやるらしい。私達はそこに行き、目的の騎空団か判断する。……くれぐれも見惚れて目的を忘れるなよ。」

「……昨日は悪かった。」

「ああ。副会長様ならもっとしっかりしろ。グルーヴ。それとメグルもだ。」

「了解です……。」

 

……⏰……

 

【広場】

 

昨日に引き続き大勢の子供達がステージの前に群がり、ショーが始まるのを今か今かと待っていた。

 

「多いな。」

「昨日と同じぐらいだ。やはり子供となるとこういうショーとかが好むのだろうか。次のファン感謝祭ではこのような催しを生徒会主催でやってみるということを会長に提案してみるか……。」

「止めろ。騒がしくなる。」

「良いと思いますよ。ブライアン副会長もグルーヴ副会長もカッコいいですし、こういうものをやってみたらファンの人たちは盛り上がると思いますよ。」

「私が休めないだろうが。」

「感謝祭で休んでどうするんです!?しっかりとファンの人たちにお礼しないといけないでしょ!」

「ま、まぁ……そうだな。」

「その為にもこのショーとか観て、勉強しましょう!」

「いや、だから!ショーとかは私はやらないぞ!」

 

……

 

「しっかし、メグルは本当にあの2人と仲が良いよねー。」

「メグルさんは中等部生徒会メンバーのお一人。高等部生徒会とは交流も少なくは無いのでしょう。」

 

真横でメグル含めた3人の会話を聞いてテイオーは思っていた事をマックイーンに話し始めていた。

 

「でもブライアンとかグルーヴとかって今でこそ根は優しいって分かるけど、最初に見た時は恐いって思わない?ボクもカイチョーは優しいと思ってたけど、トレセン学園に入学してからは良い意味で恐ろしいと思わされたよ。」

「……その割には会長さんやあのお二人に馴れ馴れしいですわよ?」

「まぁ、それがボクの取り柄だから!」

「意味が分かりませんわ……。」

 

……

 

そうこうしている内にショーが開演し、昨日のとは違った出演者5名が現れた。

その瞬間に子供たちの歓声が辺りに広がる。

出演者の各々がテーマされている色のスーツを着ており、ウマ娘のほとんどは日曜テレビでやる子供向け番組のショーに近いものだと気づいていた。

 

「なんでしょう?スーツみたいなのを着ていますね。」

「あのスーツは戦隊ものかしら?戦隊ものは子供には人気のジャンルだからね。スペちゃんはこういうものは観たことはなかったの?」

「はい。トレセン学園に入学する前は田舎でこういうショー自体ありませんでしたし、東京に来てからも観る機会は無かったので……結構楽しみです!」

「そうね……。私も小さい時の事を思い出して観てみようかしら。」

 

楽しそうにステージの方を向くスペシャルウィークの様子を見てサイレンススズカも心なしか幼少期の事を思い出し、微笑むのだった。

 

……

 

「熱血リーダー、キクウレッド!」

「森への想いは全空一、キクウグリーン!」

「クールビューティー、キクウブルー!」

「一諾千金な商人、キクウイエロー!」

「ウロボロスと共に、キクウピンク!」

「5人揃ってグラサイ戦隊キクウジャー!空の世界はオイラ達が守るぜ!」

 

空の世界のヒーロー達、キクウジャーの目の前には悪の組織の数々の敵が現れる!

キクウジャー達は各々の得意な戦法……剣や銃、魔法、爆発物、そして拳で善に対峙する者達を粛清するのだ!

 

……

 

ショーが進行していく中、ブライアンは元の世界では考えられない光景にひどく混乱していた。

 

「魔法……?剣や銃、拳は分かるが、どうも魔法だけは意味が分からない。」

「まぁまぁそこはVR上のファンタジーってことで。グルーヴ副会長は昨日のショーを観たからある程度は慣れてますよね……って、なんでしゃがんでいるんですか!?お腹でも痛めましたか!?」

「い、いや……お腹ではなく、体全体が重く感じてな……。何故かキクウイエローの発言を聞いていると、体の力が抜けるというかなんというか……。」

「言霊かなんかですか!?」

 

エアグルーヴはキクウイエローが技を繰り出す度に発せられる言葉によって体調を崩していた。

メグルはその原因を調べるべく、イエローの発言に耳を凝らすと……。

 

「これを食らって目の前真っ暗~」

 

「ん?」

 

「この武器で血飛沫をあげて~って、ダジャレが物騒すぎました~」

 

(ダジャレか!?)

 

エアグルーヴは普段会長のダジャレを聞いて体調を悪くしていたのが影響したのか他者のダジャレを聞いても体調を悪くなる一種のアレルギー反応?みたいな症状を出していた。

 

「お?さっきの小さなトカゲ、人化して拳で敵に殴りかかってるぜ?」

「人化って……あれでは竜人みたいですわね。」

 

キクウレッドは戦闘になると防御フォルム(竜人)へと変身し、圧倒的な力(物理)で敵を叩きのめしていた。

 

「……正義ってなんだろう。(ん?トカゲ?)」

 

……

 

ショーは終盤へと突入し、見た目○ジラのような敵の吐いた見てるだけで体が焼かれるような紫色の炎によってキクウジャー達は満身創痍になってしまった!

 

「オーマイバハームト!!!巨大な悪を目の前に膝をつくヒーロー達!今こそ、プレミアムな声援でキクウジャーを応援しよう!頑張れ!キクウジャー!」

 

「「「頑張れ!キクウジャー!!!」」」

 

司会のお姉さんが呼び掛けると子供達も応えるようにキクウジャーを応援する!

その声援に応えるようにキクウジャー達はボロボロの体を起こし、正義の力で再び悪に立ち向かう!

 

「……ふぅ。皆の応援がある……。オイラ達はまだ戦える!戦わないといけないんだ!行けるな!?お前ら!」

「「「「おう!!!」」」」

 

復活した5人はひかり始めた。

そして、最後の力を振り絞る!

 

「最後だ。俺からいかせてもらうぞ!……レンジャーに不可能は無い!ULT(アルティメット)100(ハンドレット)スティルショット!!!……イエロー!」

「はい~!本気、出しちゃいますよ~?……よいしょ!!お次はブルーさん~」

「世界に背くものは消え失せろ!ガンマ・レイ!……ピンク!」

「了解!これが真理の一撃だ!アルス・マグナ!!」

「「「「止めを!レッド!!!」」」」

「ああ!食らえ、キクウレッドキック!!!」

 

4人の必殺技が集結し、ヒーロー達の何倍も大きいその敵を包み込む!そして、リーダーであるキクウレッド自慢の肉体による攻撃で死闘は終演を迎える!

 

グガァ…グギャァアア゛ア゛!!!……」

 

その敵が断末魔のような声を出し、力尽きた瞬間、ヒーロー達、子供達から大きな歓声があがる。

そして、ウマ娘達も現実の世界では見られない壮大な光景に感銘を受けていたのだった。

 

だが、ショーはここで終わらなかった。

 

「何!?見ろ!さっきの敵が……!」

最後に倒れた大型の敵がひかりだし、その形をぼかしてゆく。そして、消えた……と思えたのだが、その場所にはある人物が満身創痍の状態、フラフラになりながらかろうじて立っていた。

 

「お前は!!エンペラー!!!」

「フッ……見事だキクウジャー。我が魔力を用いて怪獣に化け、我が野望を果たす為に貴様らを消さんと思っていたのだが……こうも返り討ちに会うとはな!」

 

そこに現れたのは怪しげな金属製の仮面を着けた、少女だった。

 

「今回の作戦は中止にし、我らは引き上げるとしよう……。だが、必ずや貴様らを滅ぼし、この空の世界を手中に収める!その日が来るまで艇の中で狭い思いをしながら怯え続けるが良い!!……さらばだ。」

 

そう言い残し、エンペラーは消えた……。

 

「あのエンペラーが関わっていたのか……!このままでは世界がどんどん凶悪なものに支配されてしまう!」

「だがよ、この街の平和は守られたんだ!オイラ達は最初から大きな平和を守るんじゃねぇ、小さな平和を守って大きな平和を取り戻すんだ!」

「そうだな。悪をこれ以上増やさないためにも、小さな事から一生懸命に取り組む……とても大事なことだ。」

「エンペラーにもっと悪い事をさせないためにも、お……私達ももっと頑張らないとね!みんな~!今日は応援に来てくれてありがとう!」

 

そうして子供達の大歓声を受けながらキクウジャーショー『対決!悪の皇帝ゾゴラ!』は幕を下ろした。

 

……

 

ショーが終わり子供達が満足そうな表情で帰路に着く中、ウマ娘達は驚愕していた。

ショーの迫力も理由の1つだったが、彼女らが驚いている大きな理由は他にあった。

 

「な、な、なんでカイチョーがショーをやってたの!!!?」

「分かりませんわ!何があってあんな事をされていたのでしょう……。」

 

ウマ娘達が捜していた人物、シンボリルドルフらしき人物がエンペラー役で登場し、最後の場面を演じていたのだった。

 

「さ、さすがのゴルシちゃんでも目が飛び出してトム目玉になってたぜ……。」

「トム目玉ってあれ?猫の罠やら作戦やらをネズミに上手くかわされた時に猫が驚く時の……。というか、マンガの目玉の表現をどうやって再現したの……?」

「ふざけている場合じゃない!会長らしい奴が見つかったんだ!」

「と、ともかく、皆急いで演者の控室へ向かうぞ!」

 

ウマ娘達はステージの裏側、出演者達の控室へと急いで向かった。

 

……

 

控室があるフロアに向かおうとすると警備員らしい人に止められた。

 

「ちょっと待ってくれ君たち。ここから先は勝手に入っちゃいけないんだ。」

「出演者の関係者なんです!会わせてください!」

「そう言うファンって多いんだよね~。ファンなら会いたいって気持ちも分かるけど、今日はダメなんだ。」

「出演者にシンボリルドルフという人はいませんか?その人に会いに来たのですが。」

「シンボリルドルフ……?キクウジャーの面子じゃないよな……。」

「エンペラーって役を演じていたウマ娘です!」

「?……ああ!ゲスト出演の人か!って、だから知っていても会わせられないって!」

 

トキノメグルとエアグルーヴが警備員と口論になり始めるのを感じた他の従業員や警備員、更には一部の出演者までもが出てきた。

 

「どうしたんだ、一体?」

「ああ、どうもこの人達が今回のショーの出演者の関係者を名乗っていてな。ただそう言うファンがいてこの前大騒ぎになったろ?だから通せられないと説明しているんだが、帰ってくれなくてな……。」

 

2人と話していた警備員が他の警備員と相談する中、ゴルシがある人物を見つけた。

 

「おん?おーい!ウェルダー?ウェルダーだよな!ひっさしぶり!!!」

 

そう言い、ウェルダーと呼ばれた人物に向かって駆け出すゴルシ。

 

「ちょちょちょ!待って!勝手に入っちゃダメなんだって!」

 

警備員がそう言うのもむなしく、ゴルシの破天荒さには敵わなかった。

そして、ゴルシがジャンプし、その人物へドロップキックを仕掛ける!

 

……

 

「シルバー!久しぶりだな!っておわ!……危なかったぜ!」

 

間一髪役用に作られた模造刀2本でゴルシのドロップキックを止めたウェルダーは焦りながらもゴルシに笑顔を返していた。

 

「その対応力……鍛えたな。相棒。」

「当たり前だ!だが、シルバーのキックも強い……!」

「「……フッ」」

 

そうして2人は各々の得物を納めた後、暫くぶりの再開として握手していた。

 

……⏰……

 

「本当にお知り合いでしたか……。失礼しました!」

 

あの後、ウェルダーがゴルシ含めたウマ娘達を客人と説明し、8人はようやく控室へと向かうことを許可されたのだった。

 

「シルバー、エデソは知ってるか?少し前に艇からいなくなってしまったんだ。」

「エデソなら私が喚びだしちまってよ。ちゃんと持ってるぜ。今、疲れて寝てしまってんだよ。」

『……スゥ……スゥ。』

 

エデソはショーを観ていた時の周囲の盛り上がりの影響を食らい、疲弊して寝てしまっていたのだった。

 

「こういうところは赤ちゃんらしいんだよなー。」

「確かに。エデソは武器の癖によく横になって寝ているんだよな。」

 

(((なんで武器が喋る事や寝る事が前提の話になってるんだ?)))

 

ゴルシとウェルダーがエデソの寝ることについて話す中、生徒会3人はそもそもの所で疑問を抱いていた。

 

……

 

ウェルダーに案内され、出演者控室にたどり着いたウマ娘達。

そして、ウェルダーが開ける前にテイオーが勢いよくその部屋の扉を開いた。

 

そしてその部屋の中では……

 

「あそこは、『その日が来るまで、車中泊』とかがよかったかもしれませんね~。あとは『さらばだ!』の後にサラダバーに行くとか~。」

「成る程。セリフの中にダジャレを言うのも興。考えれば考える程、悔やむべき点がいくつも出る。」

「アドリブは難しいですからねぇ~。逆にセリフには忠実で違和感はありませんでした~。」

 

そのようにセリフにダジャレを入れる事の是非についての反省会を行っているキクウイエローこと、シェロカルテとエンペラーこと、シンボリルドルフが居た。

そして、その部屋の様子を見たテイオー、そしてその後ろから見ていたエアグルーヴは何故か力が抜けてしまったのだった。

 

……

 

「すまない、皆。出来るだけ早く合流するべきだったのだが、私自身もこの世界においての土地勘など無いからな。無闇に1人で探すよりも協力者と共にじっくりと情報を集めた方が良いと思ったんだ。」

 

ルドルフは他のウマ娘達に謝罪し、今までの己の境遇を説明していた。そして、ウマ娘達はルドルフからシェロカルテの伝である騎空団の協力を受けている事を聞いた。

 

「会長。もしかしてその騎空団には蒼い髪の少女と翼の生えたトカゲはいますでしょうか?」

「ああ。トカゲでは無くてドラゴンだがな。その2人も所属している騎空団だし、なんなら私はそのドラゴンと共演していた。君らがこのタイミングで私の下に居るということはショーを観たからだろう?その中でキクウレッドがそのドラゴンに当たる。」

 

そう言いながらルドルフはその共演者に腕を伸ばし指し示す。

そしてまた、ゴルシが大きく反応するのだった。

 

「やっぱりな!トカゲ姫じゃねぇか!!」

「オイラはトカゲでも姫でもねぇ!!……て、ゴルシか?久々だなぁ!元気にしてたか?」

「おうよ!見ての通りの元気100倍ゴルシマンだ!」

「何を基準に100倍かは知らねぇけどよ、元気そうなら良かったぜ!それで今日はどうしたんだよ?」

「ああ……今日はな……カクカクシカジカ……。」

「フムフム……。」

 

そうしてゴルシはそのドラゴン、ビィに事の顛末を話すのだった。

 

「……ということだぜ!」

「カクカクシカジカしか言わねぇからわかんねぇ!」

「お?この赤いマスクカッコいいな!被って良いか?被るぜ!」

「話を聞け!あと勝手に衣装をさわるんじゃねぇ!」

「ゴルシちゃんキック!!!」

「暴れるな!……その蹴りかた、ショーで使うから後で教えてくれ!」

「飽きてきたでゴルシ。」

「早すぎねぇか!!?」

「お?この本はなんだ?」

「それはカリオストロの!それも勝手に触るな!」

 

文字通り破天荒、ゴールドシップはやりたい放題やっていた。

そして、こういう時のゴルシは一部の強者以外は止められないので放っておくしかないため、ルドルフ以下は放置していた。

 

「なんか、どっと疲れちまったぜ……あの姐ちゃんは今は無視するとして、話はルドルフから聞いているぜ!この空の世界とは別の世界から来てしまって、元の世界に帰る為の方法と手段を探しているんだよな?」

 

ビィの問いに頷くウマ娘達

 

「オイラ達はそういう困ってる奴らはほっとけないんだ。以前と同じように一緒に旅をしながら探さねぇか?団長やルリアも会いたがってたし、ルドルフとよろず屋の提案に賛成してたしよ!」

 

ビィの提案は拠り所の無いウマ娘達には願ってもない事だった。彼女らは勿論と返事をし、こちらの世界に来たウマ娘全員が揃った事と手段が見つかった事により安堵するのだった。




今回の主な出走者

トキノメグル
スペシャルウィーク
トウカイテイオー
サイレンススズカ
メジロマックイーン
ゴールドシップ
エアグルーヴ
ナリタブライアン
シンボリルドルフ

団長(ジータ)
ビィ(キクウレッド)
カタリナ
ラカム
イオ
ウェルダー(キクウグリーン)
ゾーイ(キクウブルー)
カリオストロ(キクウピンク)
シェロカルテ(キクウイエロー)

※今話にはグランブルーファンタジー内の一部ストーリーのコピー又はアレンジがされています。

因みに1個目のショーが3人の女性で倒されたという表現がありますが、ラカムは途中で戦線離脱しているという意味です。
詳しくはプレミアムフライデー1-4をプレイしてみて下さい。

あと、この話ではグラブル公式マンガの設定を一部取り入れております。(主にギャグ要素)
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