転生したら……ウマ娘だった。   作:シラネ

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4話 ホイクエンナンテツマンナイヨー

はい、どうもトキノメグルです。

 

1歳と半年が経った頃、私は保育園に入れられました。

私としては家や外でいつものメニューをこなしたいのですがコミュニティは大事なようなので保育園で勉強することになりました。

 

……つまらんけど。

 

流石に保育園で筋トレをするような気持ちにはなれなかったので仕方なく色んな絵本の速読をしたり、粘土でミニチュアもどきを作ったり、ゴ○シがやってたトランプタワーを作ったりしてるとまぁ、先生含めて皆がこっちを観てくるわ観てくるわ。んで疲れた。

 

例えば、

絵本の速読をやってたら先生に「凄く速いねぇ~メグルちゃん~。どんな絵本だったの~?」だとか、

粘土でミニチュア作ってたら他の子に変な感じに分解されたりだとか、

トランプタワー作ってたら完成間近で辺りを駆け回っていた子が急に近くにやってきて風圧で崩れるわで、

 

 

大変だった。

 

下2つの影響で先生から「よく泣かなかったね!偉い!」だとか言われるのでめちゃくちゃ羞恥心に襲われた。

 

 

それらのハチャメチャな保育園内での生活を過ごし、帰宅する。

 

毎日のように母さんからは「保育園どうだった?楽しかった?」

と、聞かれるので、

 

「まぁ、普通だよ」

と、返すのが当たり前になっていた。

 

自分でも最近は愛想が無いなあとか思っているが元々こっちの性格なので修正は難しい。

 

 

帰ってからは母さん付き添いの上、もう日常と化したマラソン(今は10キロ)や姉さんとの併走(1400~2000)、筋トレ数種100回数セット、そこそこ有名な大学の赤本の取り組みなどが楽しみになっていた。(なんか、ウマ娘になって運動することによってかは分からないが前世よりも脳の働きが良い気がするのだ。)

 

そして、これらをきっちりこなす様子を家族に見せると、

 

 

「本当に無茶していない?大丈夫?」

 

「すげえな。学園のメニューに近いわwwてか、天才だわww」

 

「(赤本を開いて)コンナノヒトガトクモノジャナイヨー」

 

とか、言われるので笑顔を返した。

 

 

半年前ではマラソンをやって再起不能になったり途中で吐いたり、倒れたりしていたが、今はそんな事はない。10キロに伸ばしてはいるが、それでも最後に倒れるというような事は無くなった。

姉さんとの併走は最初は全然追い付けていなかったが、何回かやっている内にスパートをかけるというのに慣れだしてからは少しずつ距離が縮まっていった。

筋トレが一番簡単で手軽になった。姉の筋トレグッズを借りられるようになり、今では競う程に毎日やっている。

 

……正直、家にいる時(トレーニングしてる時)が一番楽しい。

自分の事に時間を費やし好きな事に熱中出来るという事は前世ではあまりなかったから。

 

でも、こちらの世界は弱肉強食そのもの。それは前世で学習はしているがリアルとなった今の方が何十倍も恐ろしいのだろう。

(実際、目覚まし時計とかで時間を巻き戻すなんて事はあり得ないわけだし。)

 

 

だから、私は一つ一つを大切にする。自分の身を守るため、目標を達成するため、前世での残した母さん達への贖罪のため。

 

 

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