【急募】蟲から逃げる方法【蟲に喰われたくない!】 作:Ωが来た!
最初汚いです。
なんかみてくれてる方々が居てくれて嬉しいです。
コテハンの色がコピーandペーストでは反応しなかったからやり直しです。
ですです…です!(投げやり)
ガザッ、ガザッ、ガザッ、ガザッ
森の中をやや乱暴気味に歩く人影が1人、この国では珍しい黒髪黒目の彫りの浅いもとい童顔とも言える顔の持ち主がとある依頼を達成されるために、今日もせっせと定位置へと足を運んでいた。
「こんにちは〜、ヴェンジャーちゃん達。今日もきたよ〜そんでもって死んでくれ。」
観察対象のヴェンジャーに毒づきながら双眼鏡片手に記録を取る。
(えーっと、ん?、数が少ないな。狩りに失敗したか?)
そう考察を交えながら黙々と記録をとるが突然彼の体が異常を訴えた。
「ムウッ!」
グリュルルルル
(なんてこった!あのクソ亭主安いのを頼んだからってとんでもないもの食わせやがったな!ただじゃ生かしておk)
グリュルルフルル!
「あ"〜〜……」
(抑えろ!抑えろ!こんなのでバレて死にたく無い、本当に!)
こんなクッソしょうもない攻防戦も本人にとっては死活問題、今世紀最大の踏ん張りを見せるがしかし、
ブブゥ〜〜〜
「………………」
(バレないバレないバレないバレないバレないバレないバレないで!)
そう念じながら前を向くと無機質な視線が一つ二つ…
「あっ、出てもた。」
ジジジジ
その言葉を合図に5匹のヴェンジャーが襲い掛かる!
「ヤバっ」
目にも留まらぬ早業で荷物をまとめて脱兎の如く駆け出すが、こっちは走りであっちは飛行しているどう見ても時間の問題だ。
「舐めんな!こっちとら伊達に生き残っとらんわ!くらえ!」
その言葉と共に放たれた銃弾は瞬く間に2体のヴェンジャーの翅本を撃ち抜き行動不能にする。
「よっしゃ!どうだ!仲間を連れて早く帰れよ?」
ジジジジ
『助ける』なんて言葉は無いとばかりに傷付いた仲間には目もくれず無機質に自分を追ってからその姿に嫌悪すら覚えるが、他の問題が出てくる事でそんな気持ちも吹っ飛んだ。
「弾が…無え。」
そう、弾切れだ。元より貧乏な底辺冒険者の彼にはまともな数の弾を揃えるなんて出来やしない。だが、その弾不足故に鍛えられた射撃力に命を救われるとは何たる皮肉か。
「動いてくれよ?」
そんな心配な言葉と共に投げ出された物は閃光玉。無事に炸裂し凄まじい光をばら撒きながら追手の目を眩ますと、また逃走を始める。
(どうする?もう逃げるのに必死でろくな事が思い付かん!)
絶体絶命、糞まみれ、そんな言葉がこれ以上ないくらいにあったこの状況でふと思いついたのは、
(スレ、立てよう!)
そう、前々から娯楽に見ているだけだった掲示板に助けを求めようというのだ。おおよそ常人が考えつかない様なことを思いついてしまったこの男。だがしかし、極限状態の人間はそんな事すらやってしまう物だ。
(言葉の送り方すらわからなかったが、今ならわかる。お願いだお助け下さい!!!)
…‥…なんや?蜂もどきって
………助けて欲しいなら情報提供くらいしろな?
(やった!これで助かるかもしてれない!)
そうしてあれよあれやと話は進み。
(終わった……‥、なんだよヴェンジャーに追われながらハリウッドダイブって、しかも心のどこかでやった方がいいって思ってる自分がいる。……‥)
「エェイ!やってやる。どうせ死ぬなら思いっきり変な死に方してやる!」
謎の意気込みを放ち木の陰から飛び出した瞬間
「ッ!!?」
(これが、ガチ恋距離ってやつか…蟲のメスなんかじゃなくて可愛い女の子としたかった…なッ!)
「オラッ」
ガキッ!
そんな音と共にヴェンジャーの顔面をナイフで切り付けそのまま後ろを向いてハリウッドダイブをかます。
フオン!
背筋を辿る致死の針を間一髪で回避するとそのまま着地。
「ベフッ」
ガラガララガラララ
「えっ?嘘まじ?」
俯きながら地面もろとも奈落へ堕ちるとその浮遊感と恐怖から気を失ってしまった。
ーーー地の底ーーー
「此処は、地下?暗いな…。そうだスレ民に生存報告をしないとな。」
……‥かれこれだったが、死んだか?
……‥可哀想に(小並感)
……‥勝手にコロすな
……‥イッチ!なんで生きてんや!
「おいおい、そりゃ無いぜ。そんでもって此処はどこだ?」
……‥守らないとハゲ化するぞ
「マジか!じゃあやって良かったんだなぁ」
そうしてスレ民と話す内に生き残った事で浮かれたのか安価をすることを決めるが。
「流石に何でもありはヤバいから二択かな。」
学んだ様だ。そもそもまともな人間は見ず知らずの人に行動を委ねないのだが…
ーーーー繭と仄光結晶の空洞ーーーー
「此処は…」
思わず息を呑むとはこの事か、と言わんばかりにその眩しすぎず、ただただ優しく照らす結晶と、その光をやさしく反射する繭と水面により生み出された自然の芸術に圧倒される。
「こんな世界を嫌っていた方が良かったのに、理不尽な自然を嫌っていれば心が楽なのに…こんなの見せられたら……。」
ガリガリガリガリガリガリガリガリ
「!!」
聞こえて来た音に反応し、すぐさま身を隠し、陰から後の発生源に目を向ける。
(リョウン?しかも一体だけ?齧ってるのは…繭?)
謎ばかりしか生まないこの空間で、一つだけ分かった事がある。其れはあそこを通らないと此処からは抜けられないという事だ。
(……‥)
いや、一つでは無い、あの繭のことがどうしても頭から離れないのだ。まるで助けてと呼んでいるかの様に…
助けるか、見捨てるか、迷う内にある答えに行き着いた。
「そうだ。安価をしよう。」
…思い立ったが吉日、すぐさまスレ民に助けを求める。
………繭が気になる
………1
「良かった…ん?何で安心してんだろ。」
(まあいいさ。たかがゴキブリ(6メートルの装甲化G)ごとき叩き潰してやんよ。)
そう意気込むとどう倒すか、知恵を巡らせる。
(まずこの下着を変えるか)
おぉん
(よしっ、奴は今食事に夢中だ。蟲は基本的に食事に何されてもほとんど反応を示さない。前世でも肉団子を作ってる蜂に紙を括り付けて、其れを目当てに巣を特定するって手もあるくらいだからな)
そう、そしてこの考えはこの世界でも通用する。しかし気配りをしないのは3流のする事だ。この世に『絶対』ほど信じられない言葉は無い。そして次に信用できないのは『無料』だ。
「ふんっ!!」
逆手に持ったナイフを身体強化も含め、装甲化されてない首根っこ目掛けてめいいっぱい振り下ろす!
グジューッ!
〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
声にならない悲鳴を上げ、自身の命を刈り取ろうとするそのナイフを振り解かんと、暴れ回るリョウン。
「おっと!う、動くなぁぁぁあ!」
グリュ! ザンッ!
ナイフを回し横に思いっきり掻っ捌くと同時に振り下ろされる。がそのダメージ故かなかなか動き出さないリョウン。
「へへっ、初撃はクリティカルだ。」
首が取れかかり、大量の体液を噴出するリョウン。誰が見ても瀕死だが、此処からはしぶといのが蟲の厄介なところだ。
「…(どうくる?)」
その瞬間、彼の体が宙をまう。
「……えっ?」
舞った体は重力に従い落下する。
「グハッ!………う"〜〜、ぐほっ、ゲホ。」
全く油断したつもりはなかった。ただリョウンが速かったそれだけだった。追撃を避けるために後ろを確認するとそこには、
「……‥、ふぅ〜〜。良かった〜〜〜〜。」
壁のシミとかしたリョウンの姿だった。首が切れかかった事で神経信号が間に合わなかったのか、自分の体液で脚を滑らせたのか、はたまたその両方か、ともかく最後に息をしていたのは1人の人間であった。
(リョウン速すぎんだろ)
そう思う事1時間、痛みも引きようやく仰向けの状態から脱出すると真っ先に繭へ向かう。
(切れかかってる。危なかったな)
切れかかった繭の糸を切れ味の悪くなったナイフで苦戦しながらも確実にその仲間に近づく。
ブチっ
「ん?」
もう開ける。本能的にそうわかった。
ナイフを仕舞うと両手で繭を暴く、そこにあった、いや居たのは……
「こいつは、厄ネタの予感だな。」
触覚を角の様に生やした人間?の赤ちゃんだった………
ーーー図鑑ーーー
リョウン (全長6メートル)
容姿…みんな大好きG。脚部の装甲化と棘化が進んできる事で、暴れるだけで相手をズタズタにでき、肉を引き千切る為に顎で噛み足の棘に引っ掛ることができる。
生態…複数であることが多いが、一緒にいるだけなので共食いは日常茶飯事。また一切の助走なしで一瞬で最高速度に達する突進は強力。
結果…食事中に警戒心が極端に低下する為その隙に弱点の装甲間皮を攻撃することが推奨される。
厄ネタスレ民の予想が当たってイクゥ。
次回からは掲示板に戻ると思います。
後、前回の最後にヴェンジャーの図鑑を載せました。見てみたい人は確認してみてください。
見たい生態(あくまで目安です)
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ネッサス・ビード(クワガタムカデ)
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ジェフェッタ・エスバ(骸蠍)
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ウナサカノハミ(二章ボス)
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クッヒカツ(一章ボス)
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グリャムー(極寒の恐竜)