俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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第2話スタートです!


エピソード2
花園の秘密 その1


??? ???

 

?「先生、これ以上は無理です。もう隠し通せないですよ!」

 

?「…別にあなたは逃げればいい。その代わり、あなたの過去もばれることになるけど。」

 

?「先生!」

 

_________

 

人には何かしらの秘密がある。しかし、それは時として自分自身に何かしらの代償が返ってくるのかもしれない…

 

_________

 

現在 佐々野木大学

 

廻「よーし、今日も終わったな。さて帰るか。」

 

「おーい!」

 

今日の講義が終わったので帰ろうとすると後ろから俺を呼ぶ声が聞こえる

 

廻「ん?灯か。」

 

灯「今講義終わったところ?」

 

廻「あぁ、今日はバイトもないから帰ろうとしてたんだが、どうかしたのか?」

 

灯「うん。ちょっと合わせたい人がいるんだけど、時間ある?」

 

廻「あぁ、大丈夫だぞ。」

 

灯「良かった!じゃ、付いて来て」

 

そう言って歩き出す灯の後ろからついていく

いったいどこに行くんだ?

 

______

 

数分後 ファミレス

 

俺は灯についていくと佐々大の近くのファミレスに入った。

 

廻「ここに合わせたい人がいるのか?」

 

灯「そのはずなんだけど……あ、いた」

 

そう言って灯が指差す先には一人の男がいた。

見た目は若く、見たところ二十代といったところか。

 

近くに行き席に座る

 

灯「お待たせしました、光さん。」

 

光「いえ、こちらこそ急に呼び出してすみません。そちらの方は?」

 

灯「あぁ、話で言ってた廻さんです。」

 

光「あぁ、彼が。はじめまして、私、寺崎光(てらさき ひかる)と申します。」 

 

廻「どうも、音咲廻です。で、灯なんでここに連れてきたんだ?」

 

灯「実は光さんが困っているから力になってあげてほしいの。」

 

廻「困ってる?その前に灯とはどういう関係なんですか?」

 

光「あぁ、私佐々大の教育学部の卒業生で今は高校で教師をしてます。灯さんとは久しぶりに佐々大を訪れた際にお恥ずかしいんですが、愚痴を言っているのを聞かれてしまって、それで話しているうちに廻さんが灯さんのストーカー事件を解決した優秀な探偵だと聞いて力になってくれるかもと思って来たんです。」

 

廻「なるほど。そういうことでしたか。…すいません、ちょっといいですか?」

 

光「どうぞ。」

 

廻「灯、ちょっとお話があるからこい。すいません、ちょっと二人で話しさせてください。」

 

そう言って灯を光さんから見えない場所に連れて行く

 

廻「お前、勝手に何やってんだよ」

 

灯「だって光さん、困ってたんだよ。放っておけないくらいに憔悴しきってて…」

 

そう言われて光さんの方を見ると確かに元気は感じられなかった。

 

灯「お願い!私のときみたいに光さんの力になってあげて!」

 

廻「…」 

 

灯がそう言って数分沈黙が流れる。

真剣な眼差しを灯が俺に向けている…

 

廻「…はぁ、仕方ないな。取り敢えず話だけは聞くか」

 

灯「!本当にありがとう!」 

 

そうして、光さんのいる席に戻る。

 

廻「すいません、お待たせしました。それで、何があったか詳しく説明してもらえますか?」

 

光「お話聞いてもらえるんですね、ありがとうございます!」

 

廻「まあ、話を聞かないと僕達でも力になれるか分からないので、取り敢えず話を聞かせていただけますか?」

 

光「はい、実は…」

 

廻「下着泥棒の疑惑をかけられている?」

 

光「はい。実は私が勤めている高校は女子高なんです。花園丘高校っていうところです。それで、男性の教師が私一人しかいないから必然的に疑われたんです。」

 

廻「それだけの理由で、ですか?」

 

光「実は、…」

 

そう言って光さんは自分の身に起こったことを話してくれた。

 

_________

 

数日前 花園丘高校

 

その日は職員室で小テストの採点をしてたんです。ちょうど体育の時間と被ってました。

 

光『あー、ちょっとトレイに行くか』

 

で、途中でトイレに行きたくなって席を外れたんです。時間にして5分程度でした。

で、職員室に帰ってたんです。そしたら、

 

教頭『光先生、ちょっとここを開けてもらえますか?』

 

光『はい?いきなり何ですか?』

 

教頭『ある生徒があなたが自分の机に女物のパンツを隠したのを見たって相談されたんです。いいから開けなさい!』

 

そう言われたので、教頭が指さした引き出しを開けたんです。そしたら

 

教頭『光先生、この下着は何ですか?』

 

そう言われて引き出しをみると女性物の下着が入っていたんです。

 

光『!ちょ、ちょっと待って下さい。そんな物机に入れてないし、今までありませんでした。だいたい今さっきまでここで小テストの採点をしてたんですよ!?』

 

教頭『そんな物いくらでも、言い訳できます。それにこちらには完璧な証言者がいるんですから。』

 

教頭が入ってきなさいと言うと一人の生徒が入ってきたんです。

そして、

 

教頭『ごめんね、もう一度だけ証言してくれる?』

 

って教頭が言うとその生徒が

 

『…私見ました。光先生が更衣室から下着を持って出ていく姿を』 

 

光『!!』

 

 

_____________

 

光「と言うわけなんです。」

 

廻「なるほど。そんなことが。」

 

光「証拠も証人もいる。だから私に不利なんです。でも、やってないことはやってないんです!」

 

そう言っている光さんの目を見る。とても嘘をついているような人がしている目ではない…

 

光「他の先生からも小言を言われるようにもなってもう限界なんです…幸い、今は校長から自宅謹慎を言い渡されているので会わずには住んでいるんですが…」

 

光さんが置かれている状況は分かった。でも、そうなるといろいろと疑問がでてくるな…

 

廻「光さんが困っていることは分かりました。では、僕からもいくつか聞いてもいいですか?」

 

光「私に答えられることなら、答えますよ」

 

廻「ありがとうございます。まず、学校は警察に被害届を出さなかったんですか?」

 

光「私もやってないから警察に言いましょうって言ったんですよ。そしたら『学校側の対応としては下着泥棒を追うよりも被害にあった生徒のケアに専念したい』だそうで、言わなかったんです。」

 

なるほど、もっともらしい理由ではあるな。

 

光「でも、まいりましたね。前も下着泥棒の被害にあっているのにずっとこの調子ですからね…」

 

廻「ん?下着泥棒の被害は今回が初めてじゃないんですか?」

 

光「えぇ、そうなんです。前のときは『下着を取られたくらいで警察の手を借りるのは学校の名誉に関わる』とかで被害届を出してません。」

 

なんだ、そりゃ。学校側の対応があまりにも酷すぎる…

 

廻「そうだったんですね。で、次の質問なんですが、今回は何故あなたが疑われたんですか?前の時は疑われてないんですよね?」

 

光「あぁ、実は前の騒動の時は今の高校にいなくて、私が赴任してきて下着泥棒がまた出たから私が疑われたんですよ」

 

灯「何かタイミングが良すぎるね…」

 

廻「あぁ、そうだな…」

 

確かにタイミングが良すぎる。それに前の時も下着泥棒がでて騒動が起きてるのに、警察に届け出ない学校の対応も分からない…

 

廻「それにさっきの話だと光さんを職員室で見ている他の先生たちが証言してくれたら、この件は簡単に解決すると思うんですけど…その様子だと…」

 

光「えぇ、お察しの通り、誰も証言してくれないんです。私から証言してくれるように頼んだんですけど、誰も聞く耳を持たなくて…一応録音はしています。」

 

…思ったよりもこの下着泥棒事件、闇が深そうだな…

 

廻「そうだったんですね。ま、僕達でできる範囲で頑張らせてもらいますよ。」

 

灯「!」

 

光「じゃ、じゃあ…!」

 

廻「この件は俺達に任せてください。」

 

光「あ、ありがとうございます!」

 

廻「一応その録音されたボイスレコーダーもらってもいいですか?」 

 

光「分かりました。どうぞ」

 

そうして、俺は依頼を受けることにした。

 

 

 

数分後 音楽スタジオ

 

そして今俺たちはオーナーの音楽スタジオにいる。灯が弘人と玲央を収集したらしい。さっそく情報交換をするとかで。 

スタジオにつくともう弘人と玲央は来ていた。

 

裕次郎「おー、来たな。」

 

弘人「やっと来たか、遅えぞ。」

 

廻「まだそんな時間立ってないだろ」

 

玲央「…そんな話よりも俺たちをここに集めた理由を話してくれ。」

 

…っとそうだった。本来の目的に戻って今まであったことを話す。

 

 

弘人「なるほどな。で、俺たちが集められたわけだ。しっかし、お前よく受ける気になったな。」

 

裕次郎「そうだな。俺から言っておいてなんだが、探偵なんて面倒事はやらないと思ってたぞ。」

 

廻「流石に目の前で困ってるやつがいたら無視できねぇだろ。」

 

灯「そうね、廻は優しいから。」

 

…いちいち一言多いんだよ、灯は。

 

弘人「で、話戻すけど、今回はどう動く?」

 

廻「まずは明日にでも学校に来てほしいと言われたから皆で見に行ってみようと思う。事件のあった更衣室とかを実際に見せておきたいんだとさ。」

 

弘人「分かった。でも、その光って人も行って大丈夫なのか?自宅謹慎中なんだろ?」

 

廻「あぁ、俺もそう言ったんだけどな、『自分が無実であることを証明する為に行動を起こすことを宣言する』って言って聞かなかったから、本人がそれでいいならと思って止めた。」

廻「まあ、どっちみち部外者なら校舎に入れないし、校舎の案内をしてくれる人がいるから助かるからいいけどな。」

 

弘人「分かった。じゃ、明日は花園丘高校前に集合でいいか?」

 

廻「あぁ、光さんも学校の前で待っててくれるそうだからそれでいいと思う。」

 

玲央「皆、ちょっとこれを見てくれ。」

 

廻「?どうしたんだ?」

 

玲央「少しその花園丘高校について検索してみたんが、こんなのが出てきてな。」

 

そう言うと、玲央はノートパソコンの画面を俺たちに見せてくる。

さっきからパソコンをいじってると思ったら調べててくれたのか

 

弘人「何なに、ん?○県にある花園丘高校近くでひき逃げ事件?これがどうかしたのか?」

 

玲央「この犯人、名前は伏せてあるが元花園丘高校の教師だったらしい。」

 

廻「そんなこともあったのか…」

 

弘人「何かなんとなくだが、ただの下着泥棒の事件だけじゃ済まなそうだな…」

 

廻「同感だ。何か裏がありそうだな。」

 

 

廻「ま、取り敢えず今日は帰るか。」

 

弘人「そうだな。じゃまた明日」

 

廻「またな。」

 

裕次郎「やっぱり、引き受けてくれたんだな。」

 

廻「まあ、あそこまで憔悴しきってたらな。俺もそんな人を見捨てるほどバカじゃないんで。」

 

裕次郎「ま、頑張れよ」

 

廻「…ああ。」

 

とにかく引き受けた以上やれるだけやってみるか。

取り敢えず明日に備えるために家に帰って寝るか。

 

 

 




読んでくれてありがとうございます!
これからあとがきでは新しく出てきた登場人物の紹介などをしていこうと思います。
では、さっそく。

寺崎光
28歳 教師。
下着泥棒の疑いをかけられている。
本人はやってないと言うが果たして…

こんな感じでやっていこうと思います。
では、また次回!
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