俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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新キャラぞくぞく登場
ていうことで本編どうぞ!


花園の秘密 その2

翌日 花園丘高校前

 

講義が終わると俺たちは大学で集合し、弘人の車で花園丘高校前に来ていた。

 

弘人「着いたな。」

 

廻「あぁ。約束の時間に近いからもうそろそろ光さんも来るはずなんだが…」

 

そう言いながら周りを見渡して探していると前から「おーい」と俺たちを呼ぶ声が聞こえてきた

 

光「廻さん、お待たせしました。おや、後ろのお二人は?」

 

廻「あぁ、紹介しますね。俺の友達の弘人と玲央です。」

 

弘人「海瀬弘人です。」玲央「…広田玲央です。」

 

廻「心配しないでください。二人とも優秀で役に立ちますよ。」

 

光「そうですか、まあ、数は多いに越したことはないですからね。助かります!それじゃ、さっそく行きましょうか」

 

光さんがそう言うと俺たちは光さんの後ろをついて行く。

 

 

 

花園丘高校 校舎 受付

 

光「廻さんたちはここで、受付をして許可証をもらってください。」

 

廻「分かりました。」

 

そう言われて俺たちは受付の人に声をかける。

 

廻「あのすみません、この学校に用があってきたんですけど…」

 

「はい。どういったご要件でしょうか?」

 

光「私が連れきたんです。例の件で」 

 

光さんがそう言うと、受付の人はビックリした様子だったが、俺たち3人に許可証をくれた。

 

光「で、どうしますか?先に校舎の中を見ておきますか?」

 

廻「そうですね。光さんが良ければおねがいします。」

 

と言って進もうとした時に後ろから声がかかる

 

「光先生、ここで、何をしているんですか?自宅謹慎中のはずですが?それに部外者も連れてきて」

 

女性の人だった。髪はロングでまとめてあり、スーツをピシッと着こなしている。

 

光「…花織教頭先生。お久しぶりです。ちょっと用事があってきたんですよ。」

 

花織「何です?諦めて自分から退職届をもらいに来たんですか?」

 

光「いいえ、違います!私はやってません。」

 

花織「全く…罪を認めて諦めたら少しは楽になるというのに。」 

 

光「やっていないものをやったと認めるわけにはいきません!それにこの人たちは部外者ではありません。」

光「この人たちは私の無実を晴らしてくれる探偵たちです。」

 

花織「!」

 

…ん?少し動揺したような…気のせいか?

 

俺たち3人を交互に見てから一言。

 

花織「なるほど。困ったら他人に頼るということですか。それに見たところあなたよりも年下じゃないですか?そんな子どもになにができるんです?せいぜい、探偵ごっこで終わりですよ」

 

……こいつ、人が黙ってりゃいいたい放題いいやがって…

しかし、ここは抑えるべきだな。

 

廻「お言葉ですが、その子どもを舐めてると痛い目にあいますよ?」

 

花織「ハハ、笑わせてくれますね。まあ、いいですよ。せいぜい探偵ごっこで終わらないことを祈ってますよ。」

 

花織「光先生も、悪あがきは程々におねがいしますよ。周りの人は迷惑してますから」

 

そういうと、花織さんは歩いていった。

 

光「すいません、いきなりこんなことになって。」 

 

廻「別に気にしてないですよ。それより大丈夫ですか?案内できそうですか?」

 

光「大丈夫です。じゃ、案内しますね。」

 

…本当に大丈夫だといいんだが…

 

光「まずは、職員室から行きます」

 

廻「分かりました。おねがいします」

 

 

___

 

光「ここが職員室です。因みにあそこに見えるトイレが私が行っていたトイレです」 

 

そういうと、光さんはトレイを指差す。

そのトレイは職員室から2メートル位離れた場所にあった。廊下は真っ直ぐでトイレの左隣には階段がある。

 

戻ってくるにはそう時間はかからないな。

 

光「じゃ、職員室に入りましょうか。失礼します」

 

3人「失礼します」

 

光さんに続いて俺たちも入室する。

予想はしていたが周りの人たちのひそひそ話が聞こえてくるな…

 

光「私の机に取り敢えず行きましょうか。」

 

そう言って光さんの机に向かう

 

光「ここです。」

 

廻「なるほど、ここで、作業をしてたわけですね。…ん?」

 

弘人「どうかしたか?」

 

廻「…いや、何でもない」

 

弘人「…?そうか…」

 

廻「当日、教頭先生って何してたか分かります?」

 

光「教頭先生ですか?確かあの日は、校内の見回りに行ってたと思います。下着泥棒が出てから授業がない教師が交代で見回ることになっててあの日の担当が教頭先生でした。」

 

廻「そうですか、ありがとうございます。」

 

「ちょっと、自宅謹慎中に出てきてもらったら困るよ!」 

 

光「鈴木校長先生、お久しぶりです。大丈夫です、すぐに帰りますんで。」

 

鈴木「そういう問題じゃないわよ!だいたい今更なにしに来たの!」

 

光「ちょうど他の先生も集まっているから言って置きますね。さっき教頭先生にも言いましたけど、やっていないものをやったと認めるわけにはいきません。私は無実であることを証明しますよ。ここにいる人たちと一緒に」

 

そういうと周りの教師たちが何やらざわざわと騒ぎ出した。

ん?何だ、いきなりどうしたんだ?

 

鈴木「!光くん、それは本気で言ってるの?それにその人たちは?」 

 

光「本気ですよ。やってないんですから。この人たちは探偵です。私の無実を晴らしてくれるのを手伝ってくれます!」

 

鈴木「光くん、悪いことは言わない。馬鹿な真似はよしなさい。幸い、被害にあった生徒も大事にしたくないからあなたが罪を認めてくれたらなかったことにしてくれるし、あなたもまだここから去るだけで、教師を続けていけるんですよ?」

 

光「関係ありません。やってないものはやってないです。」

 

なるほど、この学校はとことん隠蔽体質が染み込んでいるらしい。

…腐ってやがる

 

光「では、私はこれで。失礼しました。」

 

そうして職員室を後にした。

気のせいか職員室を出るときに何人かの教師は何か言いたげな表情をしていたな…それも、「余計なことはするな」と言った恨めしそうな表情だった…

 

光「すみませんね。次から次へと。次は更衣室に行きましょうか…」

 

大丈夫そうに振る舞っているが、光さんも大分堪えているようだ。

…無理はさせれないな…

 

_____

 

光「ここが更衣室です。」

 

見たところ外には何もないな。…ん?監視カメラつけてるのか?

 

廻「ここ、監視カメラつけてるんですね?」

 

光「あぁ、下着泥棒の件があってからつけるようになったんですよ。流石に防犯対策だけはしっかりしているようです。」

 

まあ、下着泥棒されたのに何もしないってことは問題だから。

それでも、まだまだ問題だらけだが…

 

廻「念の為、映像を見せてもらうことってできないんですか?」

 

光「教師だったら見ることはできますよ。でも、意味はないと思いますけどね…」

 

廻「どうしてですか?」

 

光「私も何か映っていると思って映像を確認したんですけど、『何も』おかしなことは映ってなかったんですよ…」

 

弘人「まあまあ、何か新しい発見もあるかもしれないから見てみましょう!」

 

そう言うと光さんは監視カメラの映像を見させてくれた。

 

光「これがその日の映像です。」 

 

映像では更衣室前の様子が映し出されている。

体育の時間になり着替えに生徒が入ってくる。

 

光「早送りにしますね。」 

 

しばらく早送りで見ていると…

 

弘人「ん?誰か入っていくぞ」

 

早送りで映像を確認すると花織さんが入っていった。

 

弘人「さっきの教頭先生か。なんのようだ?」

 

入って数分で出ていった。…ん?

 

廻「ここで止めてもらっていいですか?」

 

光「分かりました。」  

 

廻「ここ、拡大できますか?」

 

そう言って花織さんの手の部分をアップにしてもらう。

 

廻「手になにか持ってるな」

 

弘人「ホントだな。なんだこれ?黒い布?」

 

廻「…もしかして下着か?」

 

光「!」

 

玲央「もしかして光さんはハメられのか?」

 

廻「もしかしなくてもそうだろうな。」

 

光「そんな、なんで…俺が何をしたっていうんだよ…」

 

そう言って膝から崩れる。

無理もない…理由もわからず相手に下着泥棒の汚名を着せられようとされてたんだからな。

 

廻「まだ大丈夫そうですか。」

 

光「…えぇ、何とか。と言っても無実を晴らすって言う気力だけでたっていられるようなものですが…」

 

廻「…そうですか。無理はしないでくださいね。」

 

…今日はここまでにしておいたほうがいいな。

 

廻「…光さん、一つ聞いてもいいですか?」

 

光「何ですか?」

 

廻「さっき映像は見たって言ってたけど、なんで『何も』おかしなことは映ってないって言ったんですか?」

 

光「あぁ、それは更衣室から出てきたのが花織先生だったからですよ。男が出てきたら変ですけど、女性の花織先生が入っていっても何もおかしくないじゃないですか?まあ、手まではよく見てなかったので驚きましたけど…」

 

確かに女性だと何も不思議ではないな…

 

 

…いろいろとやりたいことはあるけど、今日はここまでだな。

 

廻「分かりました。今日はこれまでにしますね。」

 

光「そうですね、分かりました。」

 

廻「…光さん、いろいろ言いたいことはあると思うけど、まだ誰にもこのことは言わないようにお願いします。」

 

光「…分かりました。こんなこと言っても皆混乱するだろうし、物的証拠もないですからね。私も慎重に動きますね。今日はありがとうございました」

 

廻「えぇ、ではまた。」

 

そういうと俺たちは校門前で光さんと別れた。

 

 

?「…」

 

_______

 

花園丘高校 駐車場

 

弘人「さて俺たちも帰るか。」

 

廻「そうだな。また明日に備えるか」

 

「ちょっとすいませ~ん!」

 

廻「?何でしょう?」

 

結華「私、花園丘高校2年の椿結華(つばき ゆいか)っていいます。」

 

結華「学校で下着泥棒を捕まえるために、探偵が来たっ聞いて。あなた達のことですよね?」

 

捕まえるためってのちょっと違うけどな。

 

弘人「どうした?嬢ちゃん、何か用か?」

 

結華「私にも協力させてください!」

 

廻「…はぁ?」

 

予想外のことを言われて少し戸惑う。

 

弘人「…一応聞くけど何で?」

 

結華「…被害にあった子、私の友達なんです!明るくて凄く元気な子だったけど、下着泥棒の被害にあってから変わってしまったんです。今は引きこもりになって今は不登校なんです…」

 

…そうか、この子も例の件の被害者なのか。

でも、だからってむやみに人を巻き込むわけにはいかない

 

廻「気持ちはわかる。けど、むやみに巻き込むわけには行かないんだ。」

 

結華「でも…」

 

弘人「安心して、必ず真相は解き明かすから。」

 

結華「分かりました!けど、情報を提供するぐらいはさせてください。」

 

ま、それくらいならいいか。学校内の情報も内部の人から知りたかったからな。

 

弘人「ありがとう助かるよ。真相が分かったら必ず伝えるからね。」

 

結華「本当ですか!ありがとうございます!事件のことよろしくお願いしますね」

 

そう言いながら結華は弘人の手を掴む

……っあ…

 

弘人「」

 

結華「…あれ?だ、大丈夫ですか?どうしたんですか?」

 

…あー、やっちゃったな…

 

廻「おい、起きろ!」バシ

 

弘人「…ハ!もしかしてやってた?」

 

廻「おう。バッチリ気絶してたぞ。」

 

そうこいつは女性が苦手で触れられると今みたいにフリーズしてしまうのだ。

 

廻「あー、気にしないでくれ。こいつの体質みたいなもんだから。」

 

結華「は、はあ…そうなんですね…」

 

子供なら女性でも大丈夫なのにな。あ、だからってロリコンじゃないぞ。

……本当だぞ

 

そうして連絡先を交換してから結華と別れてから家に帰っていった。

 

 

 

 




花織教頭先生
30代 花園丘高校の教頭
やたらと光先生な冷たく当たり、今回の下着泥棒の件も光先生に冤罪を押し付けようとしている。
何かまだ「何か」を隠しているようである…

鈴木校長先生
60代 花園丘高校の校長
今回の下着泥棒事件のことを穏便に済ませたいもよう。そのために本編中に出てきた条件を呑んで退職するように光に迫っている模様
真相を明かさせることを嫌っているようであるが…

椿結華
花園丘高校2年生
今回の下着泥棒事件の被害者の友達である。そのために廻たちに協力を申し込む。

以上です。
ではまた次回!
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