俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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第2話クライマックスです!
本編どうぞ!!


花園の秘密 その6

翌日 花園丘高校 職員室

 

俺たちは光さんに関係者を職員室に集めてもらうように頼んでいた。

 

廻「失礼します」

 

職員室に入ると既に皆揃っていた。

 

廻「お待たせしました、皆さん。」

 

花織「一体何なの?こんな人数を集めて」

 

光「廻さん、何かあったんですか?」

 

廻「あぁ、下着泥棒事件の真相が分かったので報告にきました。」

 

光「そ、それじゃ!…」

 

廻「えぇ。犯人が分かりました。」

 

花織「犯人?何を言ってるの?下着泥棒はそこの光先生でしょう?それともそれ以外の人がやったとでも?」

 

廻「そうです。光さんは犯人ではありませんよ。」

 

花織「…」

 

随分と冷静だな。まだ自分が犯人だとバレるわけがないと思っているわけか…

一応本人の尊厳もあるから自主を進めてみるか。

 

廻「…一応言っておきますね。今回の件以外にも全てわかっています。自首してください、花織さん。」

 

花織「はあ?何を言うかと思えば私が犯人ですって。冗談じゃない。何の証拠があって。」

 

廻「…自首はしないということですね?」

 

花織「そうよ。私はやってないんだから。」

 

はぁ、しょうがない。やるしかないか。

 

廻「じゃあ、花織さん、まずこの音声を聴いてください。」

 

そういって俺は光さんが録音していた音声を聞かせた。

 

花織「これが何なのよ」

 

廻「ところで盗まれたことは当初、花織さんと花田さんしか知らなかったんですよね?」

 

花田「そうです。」花織「そうよ。それがなんなのよ」

 

廻「おかしいですね。何故、ここ『パンツ』なんていってるんでしょうか」

 

花織「はぁ?そんなのどこも変じゃないでしょ」

 

廻「確かにここで『下着』って言ってたら何もおかしくなかったですよ。でも、あなた『パンツ』って言ってるんですよ。おかしいですね。下着は『パンツ』も『ブラジャー』もあるのに」

 

花織「!?」

 

ようやく自分の失言に気づいたようだ。

 

花織「見たから分かったのよ!引き出しをあけたらパンツが入ってたから。」

 

廻「残念だけど、それも無理がありますよ。だって下着は袋に入ってたんですよね?光さん?」

 

光「そうです。引き出しを開けたら袋が入っていて見たら下着が入ってたんです。」

 

廻「だ、そうです。袋に入ってるから下着が『パンツ』なんて分かるわけないんですよ。」

 

廻「あなたが光さんが離れたすきに机の引き出しに下着を入れて更に花田さんに証言をさせることで光さんに冤罪を被せようとした。そうでしょう?」

 

花織「何か忘れているようね、その日は私は見守りのためのパトロールに行ってたのよ。光先生が離れる時間なんてわからないでしょう?」

 

廻「確かにそうですね。でも、あることをすればわかるでしょう?」

 

弘人「あること?何だそれは?」 

 

廻「それは盗聴だよ。証拠ならここに」   

 

俺は光先生の机の下を指す、すると、

 

廻「お、あった。ほら」

 

指紋をつけないようにハンカチでとる。

 

弘人「なるほど。これで盗聴しておいたら光さんが離れるところがわかるってことか。」

 

廻「取り敢えずこれは信条さんに預けるか」

 

信条「おう、確かにもらったぞ。」

 

念の為に信条さんを呼んでおいて良かった。

 

廻「まだ続けますか?今ならまだ下着泥棒のことがバレるだけで済むんですが」

 

花織「まだよ!私がやったなら何で花田さんは『光先生が盗むのを見た』なんて言ったのよ。花田さんがそんな事いう必要ないじょない」

 

まだ、諦めないのか、仕方ないな…

 

廻「それはあなたが花田さんを脅していたからですよ」

 

そういうと周りの教師たちがざわつく。

そりゃそうだろ、教師が生徒を脅すなんて教師にとってあるまじき更衣だからな。

 

花織「な、何を根拠にそんなこと…」

 

花田さんを見ると静かに頷く。その覚悟受け取った。俺に任せろ。

 

廻「実は花田さんはテストでカンニングをしてしまった、そうですよね?」

 

花田「はい、そうです。そしてそれをネタに脅迫されたから『光先生が盗んだ』って言うように脅されていたんです。写真もあります。」

 

そう言って花田はカンニングをしている瞬間の写真をみせる。

 

鈴木「あなたって人は何ってことを…」

 

花田「だまっていてすみませんでした。このことは後で処分を受けます」

 

廻「で、話を戻しますけど、もう諦めたほうがいいですよ。どっちにしろ下着から光さんの指紋が出てこなければ光さんの無実は証明されますから。そして逆にあなたの指紋がでればもう言い逃れはできませんよ。」

 

数分沈黙が流れる…

 

花織「そう全てわかっていたのね…」

 

廻「認めるということでいいんですか?」

 

花織「えぇ。そこまでいったらあなたはわかってるんでしょ?何で光先生に冤罪をかけようとしたか」   

 

廻「えぇ。〇〇さんの娘の香さん、ここの元教師だから知ってますよね?そのおばあさんからUSBメモリを受け取りました。」

 

言い逃れできないと思ったのか静かに話を聞く

 

廻「その中にあなたの『花園の楽園計画』がのっていました。」

 

花織「!そう、見つからないと思ったら自分のおばあさんに預けていたのね…」

 

廻「あなたが光さんに冤罪をかけようとしていたのは男性の教師を追い出すため。そのために過去に光さん以外にも男性教師に冤罪をかけて追い出していた。」

 

鈴木「まさか、過去にあったあの事件は全てあなたの仕業だったの?なんのために?そのために学校の評判に傷がついたのよ?」

 

廻「それこそ『楽園をつくるため』そうですね?」

 

静かに頷く。

 

鈴木「『楽園』?それは一体何なの?」

 

廻「校長先生、これ以上は…」

 

花織「いいわよ。どうせ、もう教師も続けれないし、『楽園』もつくれないなら全部話すわ」

 

花織「『楽園』って言うのは男性のいない、女性だけの学校をつくること。それだけ。」

 

鈴木「なんでそんなことを…」

 

廻「…過去に離婚したことが原因ですね?」

 

花織「そうよ。元夫は昔ながらの考えの持ち主で跡取りの息子ばかりを可愛がっていた。そのことで私との仲は悪くなっていった…」

 

花織「そして、いつ頃からか息子からも罵倒されるようになった。あの男が息子にあることないこと吹き込んでそれを真に受けてのことだった。そんなことが続いたから実の息子でも可愛がれなくなっていった」

 

花織「その経験から男性が嫌いになって私は、、、同性愛に走ることになったのよ。」  

 

「!!!」

 

周りの教師がみんな驚いている。それはそうか。同性愛なんてまだ世間一般ではないからな…

 

廻「で、自分が教師であることを利用して男性職員のいない学校をつくろうとした。娘さんのために。」

 

花織「そうよ。娘には男性で傷ついてほしくなかった。だから男性のいない学校を作っていずれは娘に花園丘高校に入ってもらうために。」

 

廻「……」

 

鈴木「でも、どうやって今まで事件をもみ消していたのよ?いくらなんでも何回も事件があったら怪しまれてしまいますよ?」

 

廻「それは県議員の○○さんの権力を使って揉み消してたんですよ。県議員さんの弱みを握って言いなりにしてたんです。あなたたちもその存在に怯えていたんじゃないんですか?」

 

校長「…」

 

校長は気まずそうに俯いて黙ってしまった…

 

廻「花織さんにそんなバックがいるから他の教師は逆らえなかった。だから、光さんの時に誰も証言しなかったんでしょう」

 

「…」

 

そう言うと他の教師も気まずそうに黙ってしまった。

 

廻「そうやってどんどん男性教師を退職に追い込んで自分だけの『楽園』をつくっていった。」 

 

廻「けど、そこに光さんが赴任してきたから追い出すために今回の下着泥棒は事件を起こした。そうですね?」

 

花織「そうよ、女性が傷つかない、女性のためだけの楽園をね。」

 

……いい加減に動くか…

 

廻「あっそうですか。」

 

花織「は?」

 

廻「いい加減なことを言うのはやめてください。自分のためだけの楽園の間違えでしょう?」 

 

花織「な、何を言って…」

 

廻「じゃあ何で写真を盗撮したりしてるんですか?」

 

花織「!」

 

廻「このUSBメモリには写真も保存されていてですね。生徒の写真も隠し撮りされてるんですよ。アングルから見て隠しカメラを置いて撮られてるみたいです。」

 

花織「ち、違う私は、楽園を」

 

廻「多分、『そういう』目的で仕掛けたんでしょう。そしてあたなは何人もの生徒を脅してきた。違いますか?」

 

花織「違う!私は娘のために…」

 

廻「じゃあ、これはどう説明するんですか?」

 

そう言って俺は一枚の紙を渡す。

他の皆にはノートパソコンの画面を見てもらう

 

そこにはUSBメモリに入っていた日記を見てもらっていた

 

鈴木「こ、これは…」

 

廻「そう。盗撮の写真で生徒を脅して関係を持っていたんですよ。」

 

花織「…」

 

ここまで言うと花織は黙ってしまった。

 

廻「あなたに過去に合ったことには同情します。実の息子さんにも貶されて辛かったでしょう。」

 

廻「けど、その『楽園』のためにあんたはいろんな人を不幸にしてきたんだ」

 

廻「ここらが潮時ですよ。秘密と嘘だからけの『楽園』の代償を払うときが来たんですよ。」

 

 

信条「署までご同行お願いします。いいですか?」

 

花織「はい…」

 

そうして花織は信条さんに連れられて署に連れて行かれた。

 

弘人「ま、これで一連の事件の真相は分かったわけだが、まだ言いたいことがありそうだな?」

 

あぁ、まだ言うべきことがある…  

 

廻「まあな。校長先生、これからはこの花園丘高校を変えていってください」

 

鈴木「変える?」

 

廻「えぇ。あなた達も花織さんのバックの存在に恐れて誰も反抗できなかった。でも、これからは違います。もう自由に動けるんです。生徒のために何が正しいか考えて動いてください。」

 

……できれば権力に屈しないでって言いたいが俺もできた人ではないからな。そこまでは言えない…けど、

 

廻「もう生徒たちにとって何が必要か分かってるでしょう?」

 

鈴木「……そうですね。」

 

スッキリしない顔だが納得はしてくれたようだ。校長なりに思うところもあったようだ。

 

 

 

しばらくして職員室を出たところで光さんに声をかけられた。

 

光「廻さん、お二人も、今回は本当にありがとうございました!どうお礼をしたらいいか…」

 

廻「お礼なんて別にいいですよ。これからも生徒のために立派な教師であってください。」

 

光「はい!これからも頑張ります!本当にありがとうございました!」

 

そう言って俺たちは花園丘高校を後にした。

 

 

はぁ、疲れた。やっと今回の件も片付いたな。

しばらくゆっくり休みたいな……

 

 

 

 

 

こうして、今回の下着泥棒の事件が解決した。

これから花園丘高校が変わってくれることを祈りながら…




次回で第2話も終わりです!
また次回会いましょう!では!
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