翌日 弘人の家
弘人「なるほどな。それで今度はその零斗って子の生活調査をするわけか。」
廻「あぁ。金の出所を調べてほしいらしい。写真はもらっているから今日から早速調べてみようと思う。」
弘人「それはいいが、そいつが行く場所とかわかってんのか?」
廻「あぁ、それも麗さんから聞いてきたから大丈夫だ。それと、今回の尾行は俺一人でやる。」
灯「え?一人で大丈夫なの?」
灯が心配そうに俺のほうを見る
廻「心配すんな。ただの生活調査だぞ。それに、大人数で行った方がバレる可能性が高いだろ?」
灯「それはそうだけど…」
弘人「灯ちゃん、こいつを信じよう。廻なら大丈夫だよ。」
廻「あぁ、灯。俺を信じて待っててくれるか?」
灯「うん。わかった。でも、何かあったらすぐ私たちに連絡してよ!」
廻「あぁ、わかった。無理はしねえよ。じゃ、何か頼むことがあったらその時は任せた。」
弘人「わかった。気をつけてな。」
そうして別れたあと俺は零斗くんの尾行を始めることにした。
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数時間後 公園
ここだな。麗さんに聞いた話だと零斗くんはこの公園で友達と集まってよく遊ぶらしい。
…お、噂をすれば来たな。
零斗「皆、お待たせ!」
友達と合流したみたいだ。
数分友達と公園で遊んだあとに移動をし始めた。どうやらお菓子を買うみたいだ。
コンビニに着いた。どうやらここでお菓子を買うみたいだ。
俺も中に入るか。
支払いをするみたいだ。
……おいおい、一万円を出したぞ。皆の分もまとめて払うのか。
麗さんの言うとおり小学生にしては大金を持っているみたいだ。
コンビニでお菓子を食べた後、別れた。どうやら家に帰るみたいだ。
そして着いていくととあるアパートについた。見たところボロいアパートだな。結構年期が入ってるみたいだ。
…ん?何か一人の女性と話してるな。残念ながら離れて
いるから会話までは聞こえないが。見たところ四十代か?…
何か封筒を渡したな。気のせいか零斗くんの表情が曇っているようにも見えるな…
話し終えると女性と別れて家の中に入っていった。どうやら今日はここまでみたいだな。
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数分後 春田家 廻の部屋
あれから家に戻ってから電話で弘人たちに報告をしていた。
弘人『そうか、今日は何も目立った収穫はなしか。』
廻「あぁ。でも、麗さんの言う通りにお金を持っているのは本当みたいだ。小学生にしては結構な大金を持ってたからな。」
見たところ財布に一万円札が何枚か入ってたからな。
弘人『そうか。あと気になるのは零斗くんがあった女性だな。何か渡してたみたいだからな。』
廻「あぁ。次はその時は女性も調べてみる。」
綾「おにいー、ご飯できたよ!」
廻「わかった。今行く。」
廻「わりい。ご飯ができたみたいだ。また明日な。」
弘人『あぁ。また明日な。』ピッ
そういうと電話を切ってご飯を食べに行く。
さて、明日はもっと深く踏み込んで調査してみるか。
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翌日 調査2日目 琴野木小学校前
よし、今日は放課後から調査してみるか。
不審者に間違われないように気を付けないとな。
もうそろそろ下校の時間になるから出てくるだろう。
……お、出てきたな。
数分後
どうやら今日は友達とは遊ばないみたいだな。
お、昨日の女性とどこかに行くのか?
なら今日もこれまでか。
……ん?手に何か持ってるな?あれは着替え?泊まりに行くのか?明日も平日だから学校があるのに変だな…
まあ、明日麗さんに聞いて確認してみるか。
どっちにしろ二人は車に乗ってるから今のままだと追い付けないからな…
明日からは弘人に協力してもらうか。
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弘人『なるほどな、そのまま車に乗ってどこかに出掛けて行ったと。』
廻「あぁ。明日も学校があるから泊まりの旅行ってことはないと思うけどな」
弘人『それに、親が着いていってないのも気になる。普通は親が着いていくと思うんだがな。ま、その女性に頼んでいるって言われたらそれまでだけどな。』
まだまだ謎が多いな…女性と零斗くんの関係性もまだ分かってないからな…
弘人『ま、車が必要みたいだから任せろ』
廻「おう、明日から頼んだぞ。取り敢えず大学で集合して尾行するか」
弘人『わかった。じゃ、また明日な』
廻「あぁ。またな。」
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翌日 調査3日目 零人の家の前
今日は零斗くんの前で張り込みをしている。お金を持っていることは分かったし、後はそのお金がどこから流れているか調べるだけだからな。
それとあの女性との関係か。
因みに麗さんに確認をしたところ「零斗くんはちゃんと学校には登校してきましたよ」とのことだった。
…と、あれこれ考えている間に零斗くんが帰宅したみたいだ。
弘人「おい、帰ってきたみたいだぞ」
廻「そうみたいだな。…ん?またあの女性か」
帰って来てそうそうあの女性がまたどこかに行くみたいだった。
弘人「あれが例の女性か。またどこかに行くみたいだな…」
廻「あぁ。みたいだな。取り敢えずバレないように追ってくれ。」
弘人「わかった。」
そういって弘人に車を追いかけてもらう。
数分後 とある銭湯
しばらくすると隣町の銭湯までやって来た。
何だ?ただ温泉に入りにきただけか?
しばらくすると二人が入り口に歩いていったので俺たちも追うことにした。
入り口から入ると受付のお婆さんと女性が話していた。
女性「はい、親子二人で。」
「いつも利用してくれてありがとねぇ~。ゆっくりどうぞ~」
そうすると二人は女風呂に入っていった。
……はい?女風呂?零斗くんは小学一年生だぞ…
もう親が一緒でも女風呂に入れる年齢じゃないだろ…
そこで小声で弘人が声をかけてくる。
弘人「おい、どういうことだ?もう女湯に入れる年齢じゃねえだろ?しかも親子二人って…」
廻「あぁ、その通りだ。あそこの張り紙にも『女湯に入れるのは五歳まで』って書いてあるからな。取り敢えず話を聞いてみる。」
取り敢えず俺は受付のお婆さんに話を聞くことにした。
廻「あのすみません、ここに来るのが初めてだから少し聞きたいんですけどいいですか?」
「んー?なにかね。」
廻「今度子連れの友達を連れて来ようと思ってるんですけど、年齢の証明とかって何かしないといけないんですか?」
俺はそれとなく怪しまれないように質問にした。
「いや、なんもないよ。親が受付で私にいてくれれば大丈夫よ。今の子みたいにちっちゃかったら女風呂には入れるよ。」
…おいおい、大丈夫かよ。親の証言だけで女湯に通すなんて。ここら辺は田舎だからシステムが古すぎるな…
そんなんでよく成り立ってるなここ…
廻「あ、今の子ですね。常連さんなんですか?」
「あー、あの親子ね。2年前からよくここを利用してくれるのよ。」
なるほど、これでわかった。確かに零斗くんは背が小さいから疑いもなく女湯に入れるわけだ。
でも、何で親子なんて嘘ついてるんだ?
そこだけは分からないな…ま、ここで考えててもしょうがないか。
廻「そうなんですね。分かりました。ありがとうございます。」
そうして俺と弘人は銭湯を後にした。
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弘人の車の中
弘人「なるほどな。それで零斗くんは女湯に入れたわけか。背が小さいからとはいえ年齢確認ぐらいしてほしいけどな。」
廻「ま、店の経営にも問題があるが、問題はそこじゃない。何で嘘をついてまで女性と零斗くんは女湯に入っていったのか…」
弘人「確かに。一年生にもなれば一人で風呂ぐらいはいれるはずなのにな。」
廻「まだまだわからないことばかりだな…取り敢えず明日、麗さんに聞いてみよう。生徒を取り巻く環境ぐらい知ってるだろうしな。」
弘人「だな。じゃ、明日は小学校に行くか。」
学校に行って何か分かるといいんだけどな…
取り敢えず今日は家に帰るか…
事件メモ
・田中零斗
琴野木小学校の一年生。背が小さく、まだ園児に間違われることもある。
・謎の女性
零斗に接している謎の女性。今は名前も分かっていない。
行動も零斗と一緒に親子として女湯にはいるなど謎が多い
以上です。
また次回会いましょう!