俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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レジェンズアルセウスやってたら投稿が遅れてしまった…
でも面白いから仕方ないよね(なにもよくない)


では本編どうぞ!


未来 その3

翌日 調査4日目 琴野木小学校

 

俺たちは零斗くんの周りを取り巻く環境を知るために麗さんに話を聞きに来ていた。

 

麗「お待たせしました。すみません、ここ最近会議が多くて。」

 

廻「いえいえ、気にしないでください。僕たちもいきなり押し付けたので。」

 

麗「それで、お聞きしたいことと言うのはどんなことでしょう?」

 

廻「実は零斗くんの周りを取り巻く環境を教えてもらいたいんです。」

 

そういって麗さんに事情を説明する。

 

 

麗「なるほど、そういうことでしたか。分かりました。まず、家族は前も教えた通り母親だけの母子家庭です。」

 

そういって麗さんは零斗くんの周りの環境を話し始めた。

 

麗「離婚理由は交通事故ですね。零斗くんが3歳のときに交通事故で亡くなっているみたいです。それで、今はパートから正社員になって働いているみたいです。」

 

なるほど。父親は交通事故で亡くなったのか。そこからは女手一つで零斗くんを育てているわけか。

 

廻「なるほど。家族についてはわかりました。麗さんは周りには頼れる人はいなかったんですか?母子家庭で育てるとなると大変だから手助けがないとキツいと思うんですけど。」

 

麗「それが周りには誰もそんな人がいないみたいなんです。母親の友紀子(ゆきこ)さんも『誰にも頼らない』って言って助けを拒絶しているみたいです。」

 

人の助けを借りてないのか…まあ、本人がそれでいいならいいけど…大丈夫なのか?…

で、母親の名前は友紀子って言うのか。

 

廻「そうだったんですね。じゃ、今度はこの写真を見てほしいんですけど。」

 

そういってある写真を見せる。

昨日の零斗くんと一緒にいた女性を撮った写真だ。

 

廻「この女性に見覚えはありませんか?零斗くんと一緒にいたんですけど…」

 

麗「……!この人って…」

 

写真を見て驚いた表情になった。何か知ってるな…

 

廻「この人を知ってるんですか?」

 

そう聞くと少し考え込んでから口を開いた。

 

麗「…この人は藤田舞(ふじた まい)という人です。藤田さんにもお子さんが一人いて藤田理央(ふじた りお)って言う子がいます。」

 

あの女性の名前は藤田舞か。そして理央という息子がいると。

 

麗「で、理央くんは私の教え子で去年まで担任でした。今は卒業してて中学一年です。」

 

麗「それで、授業態度が悪くて私に対しての暴言から席をたって教室を抜け出したり、教師がこういうことを言ってはいけないと分かっているんですが、とても大変だったんです…」

 

なるほど。理央くんにはとても苦労されられたらしいな…

 

廻「で、その舞という人はどんな人なんですか?」

 

麗「理央くんが中学生になってからは分からないけれど、小学校にいたときは理央くん関係で舞さんも相当苦労していたみたいです。同級生とのトラブルも多くてその度に学校に呼ばれて謝っていましたから…」

 

舞さんもとても苦労していたんだな…トラブルも多かったみたいだしな…

 

廻「なるほど。で、舞さんと零斗くんとの関係は?接点は何かあるんですか?」

 

舞「舞さんと友紀子さんが喋っている姿は学校で何回か見たことはあります。でも、零斗くんとの関係は分かりませんね。零斗くんと理央くんでは年齢が離れていたから交流もなくて遊んでいる姿も学校ではみたことはないです。」

 

親同士の交流はあるが、子ども同士の交流はないのか。その交流も今となってはあるか分からないらしいが…

 

廻「分かりました。聞きたいことは以上です。ありがとうございます。」

 

舞「お役に立てたなら何よりです。」

 

今日のところは帰るか。あの女性のことが分かっただけでも良しとするか。

 

__________

 

翌日 調査5日目 警察署

 

今日は信条さんに藤田舞を調べてもらうために警察署に来ていた。

 

信条「で、今回は何を調べればいいんだ?」

 

廻「あぁ、藤田舞って人を調べてほしいんだ。」

 

信条「…ん?藤田…?」  

 

廻「何か知ってるんですか?」

 

信条「いや、俺の所轄ではないけど、どっかで聞いたことあるんだよな…」

 

信条「少し待ってろ。ちょっと他のやつに聞いてくる」

 

廻「分かった。」

 

そう言うと信条さんは他の刑事に藤田さんについて聞きに行った。

 

数分して信条さんが戻ってきた。

 

廻「で、何か分かったんですか?」

 

信条「あぁ。藤田舞の息子、藤田理央が過去に少年課でお世話になってた。ある事件を起こしてな。」

 

廻「ある事件?」

 

信条「1年前に他校の生徒相手に暴行事件を起こしている。藤田理央が中学に入ってすぐのことだな。あとは小学生の頃から万引きとかで何回か警察にお世話になってるな。」

 

どうやら藤田理央は相当の問題児らしい。

 

信条「で、その暴行事件で生徒数人に相当な怪我を負わせてそれなりの治療費を請求されて生活が苦しくなっているらしいぞ。しかも最近また暴行事件起こして今は少年院に入ってる」

 

そりゃ、一人だけじゃなくて何人も怪我させてたら治療費も相当な額になるだろうな…

 

……ん?でも、舞さんの服装とても生活が苦しい人がするような格好じゃなかったな…

それに乗ってた車も中々いい値段のする車種だったぞ…

どういうことだ?

 

廻「信条さん、舞さんは治療費を払い終えてるんですか?」

 

信条「いや、まだ払い続けていると思うぞ。1年ちょっとじゃ払える額じゃないからな。父親とは離婚して母子家庭だからなおさらな。」

 

廻「舞さん母子家庭なのか?」

 

信条「あぁ、5年前に父親の浮気が原因で離婚しているな。」

 

友紀子さんもだけど、舞さんも離婚していたのか…

…また謎が増えたな…

 

廻「わかった。ありがとう。」

 

信条「あぁ。また何か分かったら連絡する」

 

そうして警察署を後にした。

 

 

__________

 

翌日 音楽スタジオ

 

俺たちは情報を整理するために音楽スタジオに集合していた。

 

弘人「揃ったな。さっそく始めるか」

 

廻「あぁ。取り敢えず今わかっていることを話すぞ。」

 

そして俺は今までに分かっていることを話した。

 

弘人「なるほどな。今までの話だと舞っていう女性がお金を渡してそうだな。」

 

廻「そうだな。今まで零斗くんの生活を見ていても他の大人と接している様子は見られなかったからな。ただそうなってくると問題が出てくるな。」

 

弘人「問題?」

 

廻「舞さんはそのお金をどこから出しているのか。舞さんも息子の暴行事件のせいで治療費にお金を払っていてとても他人にあげるお金なんてないからな。」

 

灯「確かにそうだよね。自分の生活もキツイのになんで零斗くんにお金渡してるんだろ…」

 

そこはまだ謎だな…

 

廻「…玲央はさっきから何を調べてるんだ?」

 

玲央「…あぁ、これだ。数年前に大騒ぎになった事件だ。」

 

ん?何々?プールの女子更衣室の盗撮写真が流出して50代男性が逮捕?そんな事件があったのか…

 

灯「あ、それ知ってる。同じ女性としてとても憤りを感じた事件だったからよく覚えてるよ。」

 

廻「なるほどな。まあ、そんなビジネスにしてたらいつかはバレるよな。で、玲央は何でそんな事件の記事を見てるんだよ」

 

玲央「いや、自分が気になったから見ていただけだ。特に深い意味はない。」

 

……こいつ、人が真面目に話しているときに…

 

廻「…関係ないことを今調べるなよ。取り敢えず、これから麗さんに協力してもらって舞さんに話に行って来る。」

 

昨日のうちに麗さんに連絡を取って話をしてOKはもらっている。

麗さんが一緒なのは、いきなり俺たちで行っても警戒されるからだな。

 

 

弘人「分かった。俺もついて行ったほうがいいか?」

 

廻「いや、今回は話を聞くだけだから大丈夫だ。」

 

弘人「分かった。気をつけてな。」

 

廻「あぁ。また何か分かったら連絡する。」

 

そうして麗さんと合流するために琴野木小学校に向かった。

 

 

 

 

__________

 

数時間後 琴野木小学校 職員室

 

麗「お待たせしました。行きましょうか。」

 

廻「すみません、いきなり無理言って」

 

本当に機能急に言ったからな。教師の仕事もあるのに。

 

麗「いえ、気にしないでください。元は私が頼んだことなので必要ならいくらでも協力しますよ。」

 

そこへ一人の教師がやってくる。

 

「佐倉先生、まだ零斗くんのことに首を突っ込んでるんですか?」

 

麗「学年主任、まだってどういうことですか?生徒の変化に気づくのは教師として当たり前だと思いますが…」

 

なるほど、この人が学年主任の先生か。

 

学年主任「変化って…あのですね、そりゃ虐待とかいじめを受けてるかもしれないなら動きますよ?けど、別にそうじゃないんでしょ?」

 

学年主任「お金を持つようになったからって探偵まで雇って…そんなにお金を持つことがおかしいんですか?だったら零斗くんの家庭をバカにしてますよ。」

 

麗「私も零斗くんのお母さんが転職して稼ぎが良くなったってことなら納得しますよ。けど今の所どこから手に入れてるか分からないお金何ですよ?心配にならないんですか?」

 

学年主任「確かに少しは気になるけど、それで別に問題を起こしてないんだからいいじゃないですか。放っておけばいいんですよ。」

 

…はぁ。何で光さんのところの教師といい、こうバカな教師しかいないんだろうな…

面倒事には関わりたくない、それは分かる俺もそう思うことがあるからな。

けど、真剣に向き合わなきゃいけない生徒のことを関わりたくないってのは違うだろ…

 

 

麗「何か起こってからじゃ遅いんですよ!学年主任こそ分かっているんですか?」

 

学年主任「…はぁ、もういいです。好きにしてください。そのかわり周りの教師には迷惑をかけないでくださいね。」

 

麗さんの気迫に押されたのか、学年主任の先生は諦めた顔をして職員室を出ていった。

 

麗「すみません…お見苦しいことをお見せしてしまって。」

 

廻「別に気にしてないですよ。それに、麗さんが教師として立派な方だということが分かって良かったです。」

 

麗「そう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます。今度こそ行きましょう。」

 

今度こそ俺たちは目的地である零斗くんの家へと向かった。

 

 

 

__________

 

数分後 田中宅前

 

麗「付きましたね。行きましょうか。」

 

廻「えぇ、でもその前にちょっと頼んでもいいですか?」

 

麗「はい、何でしょう?」

 

廻「零斗くんと友紀子さんが一緒にいたことをまだ言わないでほしいんです。」

 

麗「それは別にいいんですが、どうしてでしょう?」

 

廻「…実は零斗くんにお金をあげているのは、友紀子さんじゃないかと思っているんです。」

 

麗「!」

 

廻「まだ僕も確信は持ててないんですけど、怪しいとは思っています。だから今日話されると友紀子さんに知られてしまうかもしれないので今はまだ言わないでください。」

 

麗「分かりました。」

 

そうして約束をしたあとに俺たちは零斗くんの家に訪問しに行った。

 

 ピンポーン

 

麗さんがチャイムを鳴らすと一人の女性がでてきた。

おそらく友紀子さんだろう。

 

友紀子「はい、どちら様ですか?」

 

麗「あ、私零斗くんの担任の佐倉麗と申します。」

 

友紀子「あぁ、佐倉先生でしたか。…そちらの方は?」

 

麗「あぁ、こちら今とある事を調べてくれている探偵の廻さんです。」

 

廻「こんにちは、音咲廻です。」

 

友紀子「探偵?何か事件があったんですか?」

 

麗「まぁ、事件と言えば事件ですかね…」

 

友紀子「で、家になんの用でしょうか?まさかうちの子が関係してるんですか!?」

 

そう言うと驚いた表情でこちらを友紀子さんが見つめる。

 

麗「…そうですね、言いにくいのですが零斗くんが関係しています。」

 

友紀子「そんな…」

 

落胆した表情をする友紀子さん。

そりゃそうだろうな。誰だって自分の子が事件に巻き込まれてたってなるとびっくりするよな…

 

廻「…取り敢えず詳しい話を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

友紀子「……えぇ、そうですね。取り敢えず中へどうぞ。」

 

そう言われて俺たちは家の中へと通された。

 

 

 

友紀子「で、うちの子は何に巻き込まれたんですか!?」

 

麗「友紀子さん、落ち着いてください。今から詳細を話すので」

 

そうして今まであったことを話していく。

 

友紀子「…なるほど。そんなことが…」

 

麗「はい。だから私と探偵さんで零斗くんがどこからそのお金をもらっているのか調べているんです。」

 

友紀子「そうだったんですね…」

 

廻「友紀子さん。失礼ですが、お仕事は何をされてるんですか?

 

友紀子「主人がなくなる前からずっとスーパーのパートで働いてます。主人が亡くなってからはフルタイムで働くようになったけど、零斗を食わせていくので精一杯で経済的な余裕はないです。」

 

友紀子さんは転職はしてないのか。これで親の転職によって経済に余裕ができたっていう理由はなくなったな…

 

友紀子「でも変ですね?あの子今までそんな素振り一度も見せたことなかったのに…それに佐倉先生の言う通りだとしたら零斗がゲーム機何て持って帰ってきたところなんて一度も見てないですし、掃除するときもそれらしきものは見てないですし…」

 

確かに友紀子さんが今まで零斗くんの変化に気づかないのはおかしいな…

まあ、零斗くんが親の目を欺けるくらい演技がうまかったら話は別だが…

ゲーム機はもしかしたらどこか別の場所に隠しているかもしれないな。

 

麗「何か零斗くんに変わったことないですか?何でもいいんです、気づいたことがあれば言ってください」 

 

友紀子「そう言われても……!そう言えば、最近は文房具買うためのお金を渡してほしいって全然言ってきませんね。物持ちがいいほうだから気にしてなかったんですが…」

 

ここは麗さんから聞いてたことと同じだな。

 

廻「他にはないですか?」

 

友紀子「他には、、、特にないですね…。すみません、日頃からあまり零斗を見れていないもので…」

 

廻「そうなんですか?」

 

友紀子「はい…今日みたいに休みの日は話したりするんですけどね。仕事の日は夜遅くになってしまうのでそんな時間を取れないんですよ…」

 

廻「そうだったんですね。それは友紀子さんも零斗くんのために必死に働いているから仕方ないですよ。因みにですけど、零斗くんは夜に友紀子さんが帰ってくるまで一人で過ごすんですか?」

 

友紀子「えぇ、そうですね。ただ、零斗の面倒を見てくれる人はいます。」

 

廻「それは誰ですか?」

 

友紀子「近くに住んでる藤田舞って言う人です。」

 

廻·麗「!」

 

友紀子「数年前から交流があってその縁で零斗の夕ご飯とかの世話をしてもらってるんです。舞さんのお子さんと一緒にです。」

 

驚いた。まさか友紀子さんの方から藤田舞の名前が出るとは…

……ん?藤田理央は今は少年院にいるはずじゃなかったか?一緒にってどういうことだ?

しかも話を聞いてる限りじゃ友紀子さんは玲央の暴行事件のことを知らないのか?

 

廻「そうですか、分かりました。僕から聞きたいことは以上です。」

 

麗「私からもないです。ありがとうございました。」

 

そうして俺たちは友紀子さんに見送られ帰路についた。

 

 

 

__________

 

数分後

 

廻「ここでいいです。ありがとうございました」  

 

麗「私こそ、ありがとうございました。明日は舞さんの方の自宅にいくんですよね?」

 

廻「えぇ。そのつもりです。」

 

麗「…今更ですが気をつけてくださいね。」

 

廻「お気遣いありがとうございます。大丈夫ですよ。絶対にこの謎を解き明かすので続報を待っててください。ではまた。」

 

麗「はい、また」

 

そうして麗さんと別れた。

 

…さて明日は藤田舞を調べるか。でも、いきなり行くと警戒されるよな、どうするか…

 

 

……信条さんに頼むか…

 

 

 




事件メモ

田中友紀子
夫を事故でなくしてからは零斗と二人で暮らしている。
スーパーのパートで働いている。
経済的な余裕はない様子。
藤田舞と交流があるみたいだが藤田理央の暴行事件については知らないようである

藤田理央
現在 中学2年生
1年生の時に暴行事件を起こしている。
現在も暴行事件を起こして少年院にいる。 
授業態度は悪かったようである

藤田舞
藤田理央の母
夫とは夫の不倫が原因で離婚している。
田中友紀子と交流があり零斗の面倒も見ているようであるが?…

分かっていること
舞も友紀子も離婚して母子家庭である
舞は理央が起こした暴行事件で多額の治療費の請求がある。しかし、服装は派手で生活が苦しい人がするような格好じゃない服装である。車もそこそこいいのに乗っている

以上です。
ではまた次回会いましょう!

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