俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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未来 その5

翌日 朝 春田家

 

ピピピピ ピピピピ

 

廻「ふぁ〜、もう朝か…」

 

着替えてから1階に降りる

 

廻「おはようこざいます。」

 

実「あら~、おはよう、廻くん。朝ごはんできてるわよ」

 

廻「ありがとうございます。いただきます」

 

廻「実さん、今日遅くなります。」

 

綾「えー、おにいー遅くなるの〜。…は!もしかして灯ねえのところにいくつもり!」

 

朝からうるさいな…しかも何で俺が灯の家に行かなきゃいけないんだよ…

 

廻「そうじゃねえよ。ちょっとまた事件に巻き込まれてて遅くなるだけだ。」

 

大輝「なんだそういうことか。」

 

廻「はい。ちょっと遠出するから遅くなるんですよ。」

 

大輝「そうか、気をつけてな。何かあったら連絡を忘れるなよ」

 

廻「分かりました。気をつけて行ってきます。…っともう時間か…行ってきます」

 

実「いってらっしゃ~い」

 

そうして家を出て大学に向かった

 

向かったのだが…

 

「…」スタスタ

 

…付けられてるな。人数は一人か…

丁度いいもうすぐ十字路だからそこで仕掛けるか。

 

 

「…」スタスタ

 

よし、ちゃんとついて来てるな…

…っと十字路だ、取り敢えず走って右に回るか

 

「!」タッタ

 

よし俺が走るのを見て相手も走って追いかけてきたな

 

廻「…さっきから俺をつけてるようですけど何か用ですか?」

 

男「ッチ。気づいてたのか」

 

尾行の方法とか尾行されてるのに気づく方法は大輝さんに教えてもらった。

後は警察時代の話を聞いてたのもあるな。…と今はそんなことよりも目の前のことを解決しないとな

 

廻「そりゃ、分かりやすかったからな。もう一回聞くぞ。俺に何の用だ?」

 

男「こうなったら仕方ねぇ。お前に恨みはないが○んでもらうぜ」

 

そういうと男が殴りかかってきた

 

廻「っとあぶねぇ。」スッ

 

それを避ける。

 

男の首を掴む、が男が振り払う。

力が強いな…だったら…

 

男「くらいやがれぇー!」

 

男が再び俺に向かってくる。そして殴って手が出てくる瞬間を狙って腕を掴む。そして…

 

廻「よっと!」

 

男「アガぁ…」

 

久しぶりにやったけどきれいに決まったな。一本背負い

っとそんなこと考えてる場合じゃないな。取り敢えず男の安否を確認するか

 

廻「おい、大丈夫か?」

 

男「う、う〜ん…!」

 

どうやら意識はあるようだ。まぁ、手加減してたからそうだろうな。

 

廻「話せるか」

 

男「…」コク

 

戦意を喪失したのか男が素直に頷く。

 

廻「どうやら話せるみたいだな。早速だけど、何で俺をつけてた?」

 

男「…」

 

廻「話さないならこのまま警察行きだな。話すなら今回は見逃してやるがどうする?」

 

そう言うと男が話し始めた

 

男「…ある人からお前を消せって頼まれたんだよ。」

 

廻「ある人?それは誰だ?」

 

男「名前は言えない。」

 

廻「じゃ、警察行くか。どっちにしろそこで話すことにはなるけどな。」

 

男「…ッチ。藤田、藤田舞って女性に頼まれたんだよ。」

 

!こいつ藤田舞と繋がりがあるのか…これは徹底的に聞くしかないな。でも場所を移すか。人が集まってきたからな。

 

そうして男を連れて人目がつかない場所に移動した。

 

廻「さてさっき言った通りお前の知ってること全部教えてもらうぞ。」

 

男「約束は守ってくれるんだろうな?」

 

廻「あぁ。お前が嘘をつかずに知ってることを全部話してくれたら警察には言わねえよ。」

 

本当は警察に突き出したほうがいいんだろうが条件をつけないと話してくれそうにはないからな。

 

廻「その前に録音させてもらうぞ。」

 

そうしてスマホの録音アプリを起動して録音を始める

 

廻「じゃ、さっそく聞くぞ。何で藤田舞から消せって言われたんだ?」

 

男「それは知らねえ。写真を見せられて消せって言われただけだ。」

 

廻「そうか。じゃあ次、当然ただで受けたわけじゃないよな。何を見返りに引き受けたんだ?」

 

男「そ、それは…」

 

廻「言わないなら速警察行きだぞ。」

 

男「し、写真だよ。」

 

廻「写真?何の写真だ?」

 

男「盗撮された女性の写真だよ!」

 

盗撮写真…?そう言えば舞さんは盗撮事件のことを調べてたな…

!もしかしたら…

 

廻「お前もしかして藤田舞とビジネスの取り引きをしてたんじゃないのか?」

 

男「!」

 

そう言うと男が動揺する。どうやらビンゴみたいだな。

 

廻「で、今回は俺を消すことを条件に金額を減らしてもらえるとか言われたんじゃないか?」

 

男「そ、そうだよ!何だあんたもあいつのお客だったのか」

 

廻「お前と一緒にするな。俺はお客でもねえよ。で、藤田舞とはどうやって取り引きをしてたんだ?」

 

一番聞きたかったことを質問した。このことが分かったら、一気に真相がみえてくるからな。

 

男「SNSの藤田舞のアカウントに『アイコンを描いてください』ってメッセージを送るんだ。そしたら場所を指定されてそこに行くと写真がもらえるんだよ。それか依頼をするんだな」

 

廻「依頼?」

 

男「あぁ。どうやってるかは知らねえけど、どんな女性を撮ってきてほしいとかこの人の写真がほしいって言ったら本当にその依頼通りの女性の写真を撮ってくるんだよ」

 

なるほどな。これでやっと『ビジネス』の内容が分かったな。

『アイコンを描いてください』は合言葉だったんだな。

それで男性から多額の金額を貰ってたわけだ。

 

男「ただ約束もあって『絶対にネット上にあげないこと』ってのがあった。破ると録音してた物を話すって脅されてたからやる奴はいなかったけどな」

 

まあ、ネット上に上げられて捕まったら芋づる式に自分が捕まってしまうからな。

 

廻「しかし、よくそんな『ビジネス』を始めようと思ったな…お前、何か知ってないのか?」

 

男「何で始めたかまでは知らねえよ。…ただ前に他の奴に聞いたことがある。何でも最初はダークウェブで写真を公開してそれが好評でその界隈の奴にはウケてたらしい。」

 

男「で、そこから情報が広がっていろいろな奴が頼むようになってからはダークウェブから今のSNSで活動するようになったてよ。」

 

廻「なるほどな。もう行っていいぞ。」

 

そういうと男は速歩きで去っていった。

あの男は今の捕まえないでも藤田舞を問い詰めれば芋づる式に捕まるだろ。

 

さて、少し分かったことをまとめるか。集中するか。

俺はヘッドフォンを耳に当ててつけた。

 

まずは藤田舞の『ビジネス』は盗撮写真を売りつけること。それで男性から多額の金を貰っているみたいだな。

 

ただの金儲けか?それともお金が必要な何かがあったのか?

目的はまだ見えないな…

 

…!そう言えば息子の理央って…

 

それにあのメモ気になることがたくさんあったな…

消された名前 少年法…ん?…

 

そういうことか!確かにこれなら辻褄が合うな。

 

廻『真実が繋がった』

 

 

まずは信条さんに電話するか。

 

 

♪♪♪♪♪

 

信条『俺だかどうした?』

 

廻「急に悪いな。聞きたいことがあって。」

 

信条『別にいいが何が聞きたいんだ?』

 

廻「前に言ってた藤田舞さんの治療費の件なんだが、」

 

信条『あぁ、そのことか。結論から言うと治療費は全て払っていたな。』

 

やっぱりか。信条さんから予想どうりの言葉が聞けて安心する

 

信条『聞きたいのはそれだけか?なら切るぞ?』

 

廻「いや、信条さんにもう一つ頼みたいことがある。」

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

信条「なるほど。それをやればいいんだな?」

 

廻「あぁ、頼んだぞ」ピッ

 

そして電話を切る。

 

まずは昨日弘人と約束したあの場所にいって確認することをやるか。

 

しかしさっきから何か忘れてるような…

 

 

………あっ大学…

 

しまった!もう遅刻ギリギリじゃねえか。急がねえと

大学に向けて全速力で向けて走り出した

 

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

講義後 佐々野木大学 

 

フゥー、あれから大変だったぜ。ギリギリ間に合ったけど教師に罰としてまた手伝わされたけどな…

おかけで既に疲れたぞ…

 

弘人「お、来たな。今日は朝から災難だったな。」

 

廻「まあな。…っとそろそろ行くか。」

 

弘人「どこに行くんだ?」

 

廻「零斗くんと藤田舞が行った銭湯までな。確認したいことがあるからな。」

 

弘人「分かった。じゃ、出発するぞ」

 

弘人がそう言うと銭湯に向けて動き出した。

 

 

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数分後 隣町 銭湯

 

そして前に零斗くんを尾行してる時に来た銭湯に来ていた。

 

弘人「着いたぞ。なんでまたこんな田舎の銭湯に来たんだ?」

 

廻「それは証拠を掴むためだ。この前来たときに監視カメラがあったから何か映っていると思ってな。」

 

弘人「断定できる何かがここにあるのか?」

 

廻「まあな。取り敢えず行けば分かると思うぞ。」

 

弘人「そうだな。ま、行ってみるか」

 

 

 

銭湯 受付

 

廻「すみません、少し聞きたいことがあるんですがいいですか?」

 

受付のおばあさんに話しかける。

 

「あ〜、この前の。今度はなんだい?」

 

廻「ちょっと監視カメラを見せてほしいんです。」

 

「なんだい、警察でもない人に監視カメラを見せるわけにはいかんね。」

 

ま、やっぱりそうなるよな…

 

廻「実は僕たち探偵をやっていまして。それで警察の捜査に協力してるんです。ですから見せてもらえませんか?」

 

「そう言われてもねぇ〜」

 

はぁ、仕方ないな…

 

廻「すみません、ちょっと失礼します。」

 

そう言って電話をかける。

 

廻「あぁ、廻です。ちょっと説明してください。例の銭湯の人。」

 

おばあさんに電話を変わる

 

「はい、変わりました。…はい、はい。……あ、そうですか〜。分かりました。失礼します。」

 

「お待たせしました。モニタールームに案内しますね。」

 

廻「ありがとうございます」

 

おばあさんがモニタールームを行くのを俺たちも後を追う

 

弘人「…お前誰に電話したんだ?」ヒソヒソ

 

小声で弘人が聞いてくる。

 

廻「信条さんだよ。あの人に話はつけてたからな。素直に監視カメラを見せてくださいっていっても見せてもらえないだろうって思ってな。」ヒソヒソ

 

弘人「なるほどな。手配が早いことで」ヒソヒソ

 

廻「そりゃどうも」ヒソヒソ

 

「…どうしました?」

 

廻「何でもないです。」

 

「ここですよ。」

 

そういってモニタールームを指差す。

 

廻「ありがとうございます。失礼します。」

 

中には男湯と女湯、そして受け付けの監視カメラの映像が映っていた。

 

廻「一週間前の午後8時の映像映せますか?場所は女湯の脱衣所でお願いします。」

 

「あぁ。映せるよ。ちょっと待ってな」

 

そういうとおばあさんが機材を操作していく。

…このおばあさん、随分と機械に詳しいんだな…やっぱり人は見かけによらないな…

 

「映ったよ〜。これでいいかい?」

 

そういうと女湯の脱衣所の映像が流れてきた。

残念ながら音声までは流れてないな…

ま、映像だけでも十分証拠になるからいいか。

 

廻「ええ、大丈夫です。」

 

さてと、零斗くんと藤田舞は……お、今映ったな…

 

……ん?零斗くんが手に何か持ってるぞ?ペン?

 

廻「すみません、次はこの子が出てくるまで早送りしてもらっていいですか?」

 

「はいよ〜」

 

そして早送りをしてもらう。ものの数分で零斗くんが上がってきた。にしても早いな。せっかく銭湯に来てるんだからもっとゆっくり浸かればいいのにな。

ま、それは置いといて。

 

廻「(零斗くんが着替え終わったみたいだな。で椅子に座って待っているな。多分、藤田舞が上がってくるのを待ってるんだろうな。)」

 

零斗くんは暇なのかスマホをいじっていた。

 

さらに数分後に藤田舞が上がってきた。着替え終えるとすぐに出て行ったようだ。

 

弘人「あの日の映像はこれで終わったが、何か分かったか?」

 

廻「あぁ。バッチリだ。」

 

廻・弘人「ありがとうございました。」

 

「どういたしまして〜」

 

 

…これで真実が全て見えたな……

 




事件メモ
藤田舞は最初はダークウェブで写真を公開していた。
『ビジネス』は盗撮写真を売りつけること
治療費は払い終えている
写真はネットにあげないように約束をしていた

以上です。
では、また次回会いましょう!
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