彩乃のデビューしたときの話しや、角田のことを聞けた廻たち。廻たちは角田を怪しむが?…
それでは、本編どうぞ!
翌日
さて、今日も護衛を頑張るか。
…っとその前に信条さんに電話をかけるか。
信条『もしもし、俺だ。』
廻「廻です。ちょっと頼みたいことがあるだが…」
信条『なんだ?』
廻「実は…」
そこで今まであったことを話す。
信条『…なるほどな。で、俺はその頼まれたことをやればいいのか。』
廻「あぁ、頼んだ。」
信条『…しっかし、今度はアイドルの護衛ねぇ…。お前らも有名になってきて大変だな…』
廻「まあな。」
信条『気をつけろよ?アイドル業界なんてたにんとの蹴落とし合いだからな。いつ誰に恨まれてもおかしくないからな。』
廻「…そうだな。気をつけるよ。じゃあまた。」ピッ
信条さんとの通話を終えると事務所に向かった。
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数分後 丸井プロダクション 事務所
部屋に入ると既に弘人たちは着いていた。
弘人「今日は遅かったな。」
廻「悪いな。ちょっと信条さんに頼んできたから遅れた。」
弘人「お前また何か信条さんに頼んだのか。」
廻「まあな。気になることがあったからな。それも後で話すよ。」
弘人たちと話しているとそこに角田さんが入ってきた。
角田「おーっと、今日も仕事ですか?」
星乃「…あなたには関係ありません、お帰りください。」
角田「そんなこと言わないでよ、同期でしょ〜?」
もうすぐ彩乃さんの仕事の時間だと言うのに、角田さんがだる絡みしてくる。
黙っておこうと思ったけど仕方ないな…
廻「すみません、話しがないのなら帰ってもらってもいいですか?」
角田「…昨日もいましたねあなたたち、誰ですか?」
星乃「…この人たちは探偵です。訳あって協力してもらってるだけです。もういいでしょう。」
角田「!」
星乃さんがそう言うと一瞬驚いたような表情をしたがすぐに元の表情に戻った。
そして、俺たちを一通り見ると、部屋を出ていった。
…なんだったんだ?
星乃「…ありがとうございます、助かりました。それじゃ、時間が押してるからすぐに移動しましょうか。」
そうして今日の彩乃さんの仕事場に向かった。
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数時間後…
スタッフ「お疲れ様でした!」
彩乃「お疲れ様でした!」
取り敢えず、今日の仕事も無事に終わった。
そのタイミングで弘人が話しかけてきた。
弘人「…なぁ、廻。お前本当に彩乃さんが狙われてると思うか?」
…なるほど、こいつも気づいてきたか。
廻「…俺は思ってないな。」
弘人「やっぱりお前もそう思ってたか。」
廻「そりゃ、彩乃さんのこれまでの言動を見ていると、自分からは敵を作るような人じゃないからな。」
そう、これは今までの彩乃さんの人間性を見てきたが、スタッフに対しても丁寧に接しているし、誰に対しても上から目線で接していない。
弘人「けど、そうなると気になるのは…」
廻「あの脅迫状は誰を脅しているか、だろ?」
弘人「…あぁ。」
少なくともこの時点で俺たちは彩乃さんが狙われている可能性は低いと考えている。
廻「取り敢えず、明日また星乃さんに話しを聞いてみる。」
弘人「分かった。」
灯「二人ともどうしたの?」
廻「何でもない、今行く。」
そうしてその日の護衛を終えた。
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翌日 丸井プロダクション 事務所
今日は事務所に星乃さんと二人でいる。星乃さんに話しを聞くためだ。
護衛の方は弘人たちに任せてある。
星乃「それで、私に聞きたいことってなんですか?」
廻「…実は、今僕たちは彩乃さんが恨まれている可能性が低いと思っています。」
星乃「…」
星乃さんは黙っている。俺の話しを聞くと言うことだろうか?
まあ、いいや。取り敢えず話すか。
廻「彩乃さんが自分から周りに敵を作るタイプじゃないのは見てて分かりました。けど、それだと誰が脅されているか分からないんです。星乃さんは何か知りませんか?」
星乃「…そうですね。確かに彩乃は自分から敵を作るタイプではないですね…。残念ながら、彩乃が狙われてないとなると他に狙われる覚えはないですね…」
そう言われると厳しいな…。今星乃さんがプロデュースしてるのは彩乃さんだけだ。だから、狙われるなら彩乃さんか、星乃さんになるんだが…
廻「一応、聞きますけど、星乃さんは恨まれる覚えはないんですか?」
星乃「ないですね。」
廻「…そうですか。」
星乃「…何でそんなこと聞くんですか?それに彩乃が狙われるなら分かるけど、何で私が狙われるんですか…」
廻「星乃さんが狙われてるかは分かりません。けど、競争が激しい業界だし、彩乃さんの関係者だから、もしかしたら星乃さんも狙われてるかもしれないと思ったので聞きました。」
星乃「そうですか…。けど、本当に私の覚えはないんです。」
廻「じゃあ、同僚の人はどうですか?」
星乃「それもないと思います。もうほとんどの同僚は辞めてるので…。」
廻「そうですか。じゃあ後は、…角田はどうですか?」
正直ここまでの話しを聞くと怪しいのは角田さんしかいないからな。
星乃「まあ、可能性があるのは角田さんしかいないですよね。」
あっさり認めるのか…
星乃「けど、前まではあんな人じゃなかったのに…」
廻「どういうことですか?」
星乃「入社したときは、あんなに嫌味を言ってくることはなかったんです。むしろ、『一緒に頑張っていこう』って言ってお互い励まし合っていたんです。」
星乃「それに、今でも担当しているアイドルとも一人ひとりとコミュニケーションを取ったり、体調を気にかけていてアイドルたちのことを大切にしているんです。」
廻「でも、星乃さんには事あるごとにつかかってくるんですよね?」
星乃「はい…。本当に何が原因であぁなったのか…。もういいですか?」
取り敢えずこれ以上の情報を得られないだろうからここまでにするか。
廻「分かりました。ありがとうございました。」
そうして事務所を出た。
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♪♪♪♪♪
事務所を出たところで、信条さんから電話がかかってきた。
廻「もしもし?」
信条『廻か。お前が送ってくれた脅迫状を鑑定に回した結果が出たぞ。』
廻「そうか。それで、どうだった?」
信条『それがな、指紋が何一つついてなかった。多分指紋がつかないように手袋をつけてたんだろうな。それに脅迫状はパソコンで作られてるみたいだから、筆跡鑑定もできないな…』
随分と慎重に動いてるな…
廻「わかった。後、もうひとつ頼んでもいいか?」
信条『なんだ?』
廻「事務所の防犯カメラの映像を確認したいから、協力してほしい。」
信条『分かった。じゃあ、急だが、明日でもいいか?』
廻「分かった。俺も事務所の人に話しをつけておく。」
信条『頼んだぞ。じゃあな』ピッ
さて、映像で何か分かるといいんだが…
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翌日 丸井プロダクション事務所
さて、今日は信条さんと防犯カメラを見る約束だったな。
信条「お、来たか。」
廻「待たせたな。それじゃ行こうか。」
そうして信条さんと中に入っていった。
角田「おー、誰かと思ったら探偵さんか。またお仲間を連れてきたのか(笑)」
入るとすぐに角田さんが出てきた。
廻「ま、今日はちょっと用事がありまして。」
無駄だと思うけど、モニター室の場所を聞いて見るか。
廻「この人は警察で今日は防犯カメラを見るために協力してくれたですよ。あー、できればモニター室の場所を教えてもらえないですか?」
角田「……モニター室は、そこの廊下を真っ直ぐ行けば着く。」
なんだ、やけに大人しく教えてくれるな。それに警察って言ったのに驚く様子もないな…
角田「ま、何も映ってないと思うけどな(笑)社長室でも何も映ってないからな(笑)」
…?何を言ってるんだ?
角田さんが言ってることが分からないでいると、そんなことも気にせずに角田さんは歩いていった。
本当になんだったんだ…。取り敢えず、モニター室に行くか。
警備員「お待たせしました。廻さんと、信条さんですね。お話しは聞いてます。それで、どこの映像を見ますか?」
廻「取り敢えず、一ヶ月前の映像からお願いします。」
警備員「分かりました。」
脅迫状が届くようになったのが一ヶ月前からだから確認するのはそこからでいいだろう。
そうして、映像を見ていく。そして…
廻「……!止めてください。」
そこには、脅迫状を持った角田さんが星乃さんが使っている部屋に置いている姿が映っていた。
信条「なんだ、あっさり犯人が見つかったな。」
そうなんだが、何か引っかかるな…
……そう言えば、さっき角田さんが『社長室』って言ってたな…
廻「すみません、社長室の映像も映せますか?」
警備員「分かりました。」
そうして、一ヶ月前からの社長室の映像を映してもらう。
すると…
廻「(何か話してるみたいだな…)」
そこには社長と角田さんが話している、というよりも言い合っている姿が映っていた。
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角田『社長!どういうことですか!』
社長『うるさいな。少しは落ち着き給え。』
角田『これが落ち着いていられますか!これ以上スケジュールを増やしたらあの子は倒れますよ!』
どうやら誰かの処遇に対して話しているみたいだ。
社長『それがどうした?』
角田『どうしたって…』
社長『倒れたらそれまでのこと。分かってないようですね。アイドルは我々にとっては商売道具でしょう?そんなに気にすることない。』
角田『商売道具って!あの子たちはアイドルである前に一人の人間ですよ!無理したら倒れますよ、あの子みたいに…また同じ過ちを繰り返すきですか!』
社長『…あの子のことはもう済んだことだ。忘れなさい。それにあの程度で倒れるなんて所詮その程度ということです。』
角田『!!もういいです!』
そこで社長室から角田さんが出ていった。
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信条「なんか、穏やかじゃないな…」
廻「そうだな…。」
しかし、この映像を見る限り、角田さんはアイドルたちのことを考えて動いているみたいだな…
だとしたら何で星乃さんにあんな嫌味を言ってるんだ?
それに脅迫状だって……。まだまだ謎が増えたな…
廻「取り敢えず、このことはまだ内緒で誰にも言わないでくれ。」
信条「分かったよ。けど、何かあったら連絡しろよ?」
廻「あぁ、分かってるよ。」
…取り敢えず、あいつらと情報共有しないとな。
事件メモ
・脅されているのは彩乃じゃない(?)
・角田は前まで星乃に嫌味などを言ってなかった。けど、アイドルは大切にしている。
・脅迫状を置いたのは角田
・角田は社長と言い争っている。
次回予告
彩乃の護衛を行っている内に『脅されているのは彩乃じゃない』と考えたら廻たち。だとすると本当に脅されているのはだれなのか!
では、また次回会いましょう!