ついに丸井プロダクションの脅迫事件を解決した廻たち。
いつもみたいに事件の後日談を語る廻たちだったが?
それでは、本編どうぞ!
数日後 音楽スタジオ「TRY」
あの脅迫事件から数日が立った。例のごとく、信条さんにいろいろと聞いたところ、もう動きがあったようだ。
まず、丸井プロダクションには警察の捜査や、労働基準監督署の調査が入ったらしい。
それで、今までの社長の不祥事が全てバレて待遇の改善が行われているらしい。
その社長の処遇はというと、丸井プロダクションは勿論クビで、罪状も『恐喝罪、暴行、脅迫etc…』といろいろあるみたいで、簡単には檻の中からは出てこれそうにはないみたいだ。
ま、今まで自分の立場を利用して弱者を散々虐げてきたんだから当然の報いだな。しっかりと反省してもらいたいな…
そして、角田さんはと言うと、情状酌量が認められそうで、罪は軽くなりそうだ。それを聞いて星乃さんはとても喜んでいたみたいだ。これからは二人で上手くやっていけるといいな…
あ、そうそう、上手くやっていくと言えば、星乃さんと彩乃さんは、丸井プロダクションを退所して自分の事務所を設立して1から始めるみたいだな。
これを知ったら灯も「応援しなきゃ」ってテンションあがってたな。…あいつ、そこまでアイドル好きなのか…
まあ、それは置いといて、彩乃さんと星乃さんもこれからのアイドル活動とプロデュースがうまくいくといいな…
裕次郎「しかし、今回は羨ましいな。俺も一緒に行きたかったよ…」
廻「そんなに羨ましいのかよ…」
裕次郎「だって、アイドルと会えたんだろ?それだけで役得ってもんよ」
他人事だと思ってこの人は……
灯「あ、じゃあ、裕次郎さんにこれをあげる!」
そう言って灯は一枚の色紙を裕次郎さんに渡す。
裕次郎「!こ、これって…」
灯「そう、辻本彩乃ちゃんのサインだよ!」
裕次郎「うおー、マジか!灯ちゃん、本当にこれもらっていいの!?」
灯「いいですよ。サインはもう一枚もらってますから!」
裕次郎「ありがとう!これで娘に自慢できるな…!」
そう言って嬉しそうにアイドルのサインを見る裕次郎さん。
廻「…全く、そんなサイン一つ、何が嬉しいんだか…」
玲央「…同感だ。」
弘人「おいおい、二人とも人気アイドルのサインだぞ?そりゃ欲しくもなるだろ?」
廻「そうは言ってもアイドルに興味ないからな…」
玲央「だからサインにどれだけ価値があるか分からない…」
そういうことだ。
裕次郎「まあ、それは置いといて。テレビで見る通り、彩乃ちゃんも、そのマネージャーもお互いを想い合ってるいい人なんだな…」
廻「そうだな…。アイドルが表で輝いてるとしたら、裏でマネージャーが支えている…そのことに気づいて、『自分一人でこのステージに立っている』なんて怠らなければ、いつまでもいい関係を築いていけるのかもな…」
そう、光があれば影もある。自分が光で輝いているなら、影で支えている人に感謝していかなきゃな…
………そう昔の俺みたいにならないために…
灯「?廻、どうかした?」
廻「いや、何でもない。」
灯「そう?ならいいけど、何かあるならいつでも頼ってよね!」
廻「…そうさせてもらうよ。」
廻「…さて、俺はもう帰るぞ。」
弘人「え?もう帰るのか?早くないか?」
廻「まあ、ちょっと今日は用事があってな。」
灯「そうなんだ…」
それを聞いた灯は表情が暗くなる。
…はぁ、なんて顔をしてるんだ…
廻「そんな顔すんなよ。もう会えないってわけじゃないのに…」
灯「そうなんだけど、何か胸騒ぎがしてね…」
廻「胸騒ぎ?」
灯「そう、最近ずっとするの…。そして、廻を見てたら余計に酷くなって…」
廻「……心配するな。何もないから。」
灯「だといいけど…」
廻「じゃ、もう帰るぞ。じゃ、また。」
そう言って俺は帰路についた。
………まさか、灯の胸騒ぎが本当になるとは…
このときは想像もしてなかった…
To Be Continued……
次回予告
遂に最終章開幕!次の舞台は、とあるパーティ。
そして明かされる廻の過去!
それでは、また次回会いましょう!