俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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前回のあらすじ
中学時代の同級生の麗奈と明人に話しを聞きに行った廻たち。
そして、灯が明人とデートすることで、情報を手に入れることができた。これから廻はどう動くのか?

それでは、本編どうぞ!


ヒーローと過去 その6

翌日 音楽スタジオ『TRY』

 

 ♪♪♪♪♪

 

バイトの休憩に入ったところで、ちょうど電話がかかってきた。

 

廻「もしもし、信条さんか。どうした?」

 

信条『お前から頼まれていた例の件、調べ終わったぞ。』

 

流石、信条さんだ。仕事が早いな。

 

廻「そうか。で、結果は?」

 

信条『お前が送ってきたペンと脅迫状の指紋と合致したぞ。』

 

やっぱりか。

 

廻「そうか、ありがとう。じゃ、また。」ピッ

 

灯「で、結果はどうだったの?」

 

廻「俺の考えた通りだったよ。…ていうか、灯は休んでなくていのか?」

 

昨日、あんなことがあったのかにな…

 

灯「大丈夫だよ!何ともなかったし!」

 

廻「それは結果論だろ…。俺たちが助けに来なかったらどうするつもりだったんだ…」

 

灯「それは大丈夫だよ。だって、私は廻たちを信じてるから。だから、今回も助けてくれるって信じてたよ。」

 

そう言って真剣な眼差しで俺を見つめてくる。

 

廻「そうかよ…。ま、お前も無茶はすんなよ?」

 

灯「分かってるよ!」

 

……たく、本当に灯は…。まあ、俺が守らないとな。今度は絶対に…

 

灯「で、早速明日にでも問い詰めるの?」

 

廻「そうだな。早いほうがいいからな。」 

 

それにもう証拠もあるからな。

とにかく今日バイトが終わったら泊に連絡して集めておいてもらうか。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

翌日 公民館

 

あれから泊に連絡をして、三人を呼ぶようにしておいた。

…あ、明人は警察に捕まってるから二人か。まあどっちでもいいが…

 

そうして、今日の話し合いが終わったみたいなので、話し合いを始める。

しかし……

 

茜「…私もいいかしら?」

 

二人に話しがあると話しかけたところ何故か茜も話しを聞きたいと言ってきた。

 

廻「…別に邪魔をしなければ、どうでもいい。」

 

少し考えたが、帰りそうにもなかったので茜も一緒に話しを聞かせることにした。

 

遼「で、話ってなんだよ?俺は暇じゃねえんだ、早くしろ。」

 

廻「……例の脅迫状を送ってきた人物が分かったんだよ。」

 

遼・麗奈「「!!!」」

 

そう言うと、二人は分かりやすく動揺していた。

 

さて、始めるか。

 

廻「結論から言うぞ。脅迫状を送った人物、それは遼。お前だな。」

 

遼「な、何を根拠にそんなこといってんだよ!てきとーなこといってるとぶっ飛ばすぞ!」

 

……相変わらず、うるせー奴だな。

 

廻「それは、あるダイレクトメッセージがSNSに届いたからじゃないか?」

 

麗奈「…あるダイレクトメッセージって何よ?」

 

廻「これだよ。」

 

そう言ってスマホの画面を見せる。

 

麗奈「こ、これは!」

 

その画面には明人から見せてもらったメッセージを映していた。あのときに俺のスマホにメッセージを転送しておいたやつだ。

 

廻「実は明人にも話しを聞きに行ってな。その時に、これを見せてもらったわけ。」

 

遼「ッチ。あいつ余計なことを…!」

 

廻「で、どうやらお前らも脅されていたらしいな。」

 

そう言って例の写真も見せる。

 

麗奈「…」

 

麗奈は気まずそうに俯く。

 

廻「そして、そのことをバラされないための条件を脅迫状を出すように指示されてやったんだろ?メッセージにもそのことは書いてあるから言い訳はできないぞ。」

 

遼「それだけじゃ、俺が脅迫状を出したってわかんねーだろが!」

 

廻「…『俺が』ねぇ…」

 

遼「何だよ?…」

 

廻「俺は『脅迫状を送った人物が分かった』と言っただけで、お前が送ったなんて言ってないぞ?」

 

遼「!」

 

そこで遼は自分の失言に気づく。今気づいても遅いんだけどな…

 

弘人「それに、脅迫されてたのはお前ら三人で、そのうちの誰が送ったかも言ってないぞ?」

 

遼「し、証拠は!証拠がねーだろ!?」

 

廻「証拠ならあるぞ。な、信条さん」

 

信条「あぁ。君の部屋にあったペンと脅迫状についていた指紋を鑑定したところ一致したよ。」

 

遼「…っ!」

 

これで言い訳はできなくなったぞ。

 

廻「つまり、これでお前が脅迫状を送ったわけだ。」

 

遼「…クソ!」ダッ

 

遼は逃げようと入り口に向かって走り出した。

逃がすかっての。

 

走って遼に追いつき、肩をつかむ。

 

遼「離しやがれ!」

 

遼が殴ってくるが、それを避ける。

そして足払いをして遼を抑える。そして身柄をそのまま信条さんに引き渡す。

 

遼「離せー!俺は脅されてただけなんだ!」

 

信条「はいはい、話しは署で聞くから。」

 

そう言って遼と麗奈が連れて行かれる。

 

 

灯「何とかなったね。」

 

廻「まあな。これも灯のおかげだ。」

 

灯「そう?私、何もしてないけど…」

 

廻「いや、灯が明人とデートをしてくれたおかげだ。嫌だっただろうけどな…」

 

そうしてくれたから、明人から情報を得ることができたからな。

 

灯「…」

 

廻「灯?どうかしたのか?」

 

灯「なんでもないよ!でも、私も廻の役に立てて良かった!」

 

廻「あぁ、ありがとうな。」

 

とはいえ、これ以上は無茶はさせれないけどな…

 

茜「…」

 

泊「…言いたいことがあるなら言ってこいよ。」

 

茜「…別に何でもないわ…」スタスタ

 

泊「帰っちゃったよ…。ま、いいか。」

 

 

弘人「これで、一件落着…だと、良かったんだけどな…」

 

廻「そうだな…」

 

そう、まだ事件は終わってない。

 

廻「(一体、誰がなんの目的であいつらを脅迫したんだ?それにまだ俺の名前を使った理由もまだ分かってない…)」

 

…まだまだ調べることはたくさんありそうだな。

 

 

                  To Be Continued…

 

 




事件メモ
・脅迫状を送ったのは遼。誰に指示されたかは不明。3人とも心当たりがない。

次回、最終章後編スタート!

三人を脅迫したのは?廻の名前を使ったのは何故?
そこには過去の出来事と今が交差する複雑な事情があった…

それでは、また次回会いましょう!




すいません、本当は、この話しで終わる予定だったんですが、あまりにも長くなりそうなので、前後編に分けます。
では、また次回!

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