俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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前回のあらすじ
弱音の家を調べていくと、弱音の2台目のスマホと日記が見つかる。そして、そこから何故か青酸カリを購入していることが分かった。一体何に使おうとしているのか…

遅くなってすみません。中々ストーリーが思い浮かばなくて…
なるべく早くに投稿できるようにがんばります!

それでは本編どうぞ!




過去と今 その3

翌日 同窓会会場の近く 同窓会まであと2日

 

俺たちは、同窓会会場の近くのホテルの周辺を捜索して、弱音を探していた。

 

弘人「全然見つからねえな…」

 

けど、近くを探しても全然見つからなかった…

 

弘人「もうここらへんには居ないんじゃないか?」

 

廻「そうかもな…。けど、それだともうどこにいるか全然わからねえぞ…」

 

どこにいるか検討がつかないからな…

まあ、信条さんたちも弱音を探しているからすぐに見つかるとは思うけどな…

 

 ♪♪♪♪♪

 

っと、電話だ。

番号を見ると、泊からだった。

 

廻「何か分かったか?」

 

泊『あぁ、分かったぞ。』

 

廻「それで、弱音は誰から同窓会のことを聞いたんだ?」

 

泊『あいつ、いろんな卒業生に連絡を取って情報を集めていたみたいだ。』

 

廻「そうだったか…。」

 

泊『どうやら、俺たちの代の同窓会が開かれる日付を知りたがってたみたいだ。弱音に聞いた奴らが全員、「執拗に聞かれたから覚えてる」って言ってたぞ。』

 

あいつ、そんなに同窓会のことを知りたがってたのか…

そこまでくると執念を感じるな…

 

泊『で、これも分かったことなんだが…』

 

そう言って話しを続けていく泊。

何だ?まだ何かあるのか…

 

泊『今回の同窓会の会場、弱音が勧めたらしいぞ。』

 

廻「そうなのか?」

 

泊『あぁ。幹事の皆が話してくれたよ。当初は、今のホテルじゃなくて、別の場所だったらしい。けど、弱音があまりにも強く勧めてくるから、今のホテルに場所を変更したらしいぞ。なんで、そこまでして場所を変えさせたかったのかまでは分からなかったけどな…』 

 

廻「いや、そこまで分かれば十分だ。ありがとうな、助かった。」  

 

泊「それは良かった。じゃ、切るぞ。またな。」ピッ

 

灯「何か分かったの?」

 

廻「あぁ、いろいろ分かったよ。」

 

玲央「…あのホテルについて分かったことがある。」

 

廻「何が分かったんだ?」

 

いつものようにノートパソコンの画面を見せてきて、玲央が話し始める。

 

玲央「どうやら、同窓会を行うホテル、あの弱音って人の親の会社の系列が経営しているみたいだぞ。」

 

弘人「本当だな…」

 

あのホテルは弱音の親の会社の系列なのか……

何か、繋がってそうだな…

 

廻「…ま、ここで考えてても仕方ないだろ。まだ時間もあるから探してみよう。」

 

灯「そうだね。」

 

そうして、俺たちはまた弱音を探しに行った。

___________

 

数時間後…

 

あれからもう一度弱音を探したが、全く見つからなかった…

本当にどこに隠れてんだよ…

 

弘人「せめて、防犯カメラを見せてもらえるといいんだけどな…」

 

廻「そりゃ、無理だろ。警察じゃないと防犯カメラは見せてくれないし、信条さんも今は弱音を追ってるから俺たちに協力するのは難しいだろうからな…」

 

信条さんの協力が得れないのはきついな…

目撃情報でもあるといいんだけどな…

 

廻「ま、ないものねだりしても仕方ないだろ。俺たちはできることをやるぞ。」

 

と言っても、同窓会まであと2日しかないから急がないといけないのは変わらないけどな…

 

廻「あと少し探して今日は終わりにするか。」

 

弘人「そうだな。」

 

そうして、少し探したあとに解散した。

 

__________

 

廻「(結局、見つからなかったな…)」

 

家に帰る道の途中でそんなことを考えながら帰っていた。

 

廻「……ん!?」

 

すると、目の前から誰か近づいてくることに気づいた。

誰だ?

 

茜「…そんなに警戒しなくてもいいんじゃないの?」

 

廻「(! あ、茜…何でここに?…)」

 

俺が戸惑っているが、そんなことは気にせずに茜は話し続けていく。

 

茜「少し、いい?」

 

廻「…」

 

……ここで会ってくるなんて茜は一体何を考えてるんだ?

 

ここで考えても仕方ないか…

 

廻「…なんだ?」 

 

茜「…ついてきて。」

 

俺は黙って茜に着いていくことにした。

 

 

 

数分後 とある公園

 

しばらくすると小さな公園に着いた。

小さいとは言っても、最低限の遊具などはあるので、子どもが遊ぶには困らない場所だった。もう遅い時間だったから俺たち以外には誰も居なかった。

 

茜「…ここで、いいかな。」

 

廻「…で、こんなところにまで連れてきて何のようだ?」

 

茜「…少し話しをしようと思ったから。」

 

…今更俺と何を話そうってんだ?……

 

廻「…」

 

取り敢えず黙って聞くことにした。

 

茜「…数年前、あのときのことまだ覚えてる?」

 

廻「忘れるわけねえだろ…」

 

忘れたくても忘れられない。

今でもふとした瞬間に思い出してしまう。嫌な過去だ。

 

茜「…そっか…。そうだよね…」

 

廻「それがどうかしたのか?…」

 

ぎこちなく茜が話していく。

 

茜「…」

 

暫く沈黙が流れる。俺も黙って茜が話すのを待つ。

 

茜「…」スタスタ

 

すると、茜が動き出してブランコに乗る。

 

茜「懐かしいね。初めて会ったときも公園で会ったよね。」

 

廻「そうだったな。帰り道で偶然茜を見つけてそこから遊ぶようになったな。」

 

茜「覚えてる?運動会の時のこと。」

 

廻「運動会?何かあったか?」

 

…気がつけば、最初のぎこちなさが嘘のように茜と話していた。

 

茜「一緒に二人三脚走ったことも忘れたの?毎年のように組んでたじゃん?それに借り物競争だって…」

 

廻「あー、思い出した。借り物競争も毎回茜を連れ言ってたな。」

 

茜「そうそう。恥ずかしかったんだからね…」

 

廻「仕方ないだろ。俺が引くと毎回女性に関するものばかりだったんだから。」

 

当時、関わっていた女性って茜だけだったからな。

 

茜「…そうして、中学生になってDJを始めたって聞いたときは驚いたよ。」

 

廻「始めた時にも言われたな。」

 

茜「よく覚えてたね、そんなこと…。それにそのヘッドフォン、まだ使ってくれてたんだ…。もう捨ててると思ってたけど…」

 

廻「捨てたくても捨てれないんだよ。俺だって何回も捨てようとしたさ。けど、そうするとどうしても、思い出してしまうんだ、お前のことを…」

 

茜「…」

 

廻「…なあ、何であのとき信じてくれなかったんだよ?」

 

思い切ってあのときのことを聞いてみる。

あのとき茜が信じてくれたらどれだけ救われただろうか?そんな過ぎたことをいつまでも考えてしまう。まだ俺にも未練があるってことだろうな…

 

茜「私だって信じたかったよ!」

 

廻「じゃあ、どうして?」

 

茜「…あの弱音くんの姿を見て、揺らいでしまったのよ……」

 

…まあ、確かに弱音のあの暴行を受けた姿を見たら信じてしまうのも無理はない。けど…

 

廻「そうか…。……けど、それでも俺は茜には信じていてほしかったよ。」

 

茜「…」

 

俺がそういうと茜は泣いていた。

 

茜「ごめん、廻、私、あなたを信じてあげれなくて…」

 

廻「…まあ、過去のことをどう言っても仕方ないな。」

 

茜「?」

 

廻「茜も見てたから分かると思うが、窃盗していた犯人はあの三人って分かったんだ。…これからは信じてくれよ?」

 

少し笑みを浮かべて茜に話しかける

 

茜「やっぱり、廻は優しいね…」

 

廻「いきなりどうしたんだよ?」

 

茜「酷いことをしたのに、まだ私にそんなことを言ってくれるなんて…」

 

廻「…そうかもな…。」

 

茜「やっぱり、廻はヒーローだね。」

 

廻「いきなりなんだよ?」

 

茜「出会ったときから、廻はヒーローだよ。現に今も、探偵やって何人もの人を助けてきたんでしょ?」

 

廻「まあな…」

 

茜「凄いな、廻は…」

 

そう言ってる茜の顔を見れなくて視線を外す。

 

茜「あ、もしかして、照れてるの?」

 

廻「…うっせ…」

 

気がつけば、過去のことなんてなかったかのように茜と話せていた。

昔と同じくようにはいかないけど、少しは元に戻るといいな…

 

茜「…そう言えば、今は弱音くんのことを調べてるんでしょ?」

 

ふと、茜がそんなことを言ってくる。

 

廻「そうだが…。ん?お前にそのこと言ってたか?」

 

茜「泊から聞いたの。」

 

廻「そういうことか。で、それがどうかしたのか?」

 

茜「…実は、廻に話しておきたいことがあってね。」

 

そういうと茜は真剣な表情になった。

 

廻「何か知ってるのか?」

 

茜「うん。関係あるか分からないんだけどね…」

 

そう言って茜が話し始めた。

 

茜「あるときに弱音くんから呼ばれたんだけどね…」

__________

 

数年前 中学時代 とある日の放課後

 

茜『…それで、話しって何かな、弱音くん?』

 

菊『…』

 

茜『…あの、弱音くん?大丈夫?』

 

菊『急にこんなこと言われても困ると思うけれど、聞いてほしいんです。』

 

茜『何を?』

 

菊『ひと目、先輩を見たときから好きでした!僕と付き合ってください!』

 

告白されたの。いきなりだったから驚いたよ…

けど、結果は決まってたから伝えたの。

 

茜『…勇気を出して告白してくれたのに、ごめんね。私は弱音くんとは付き合えないよ…』

 

菊『ど、どうしてですか!?』

 

茜『誰かと付き合うとか、恋人とか今は考えてないから…。だから、ごめんね、あなたの告白には答えられない…』

 

茜『…ごめんね、もう行くね』スタスタ

 

そうして、歩きだそうとしたときだったよ…

また、弱音くんが話しだしたの…

 

菊『…廻先輩ですか?』

 

茜『…え?』

 

そんなことを言ってきたから足を止めてしまったの。

 

菊『廻先輩がいるから、僕と付き合えないんですよね?そうですよね!?』

 

茜『お、落ち着いて、弱音くん!』

 

菊『…何で、なんですか?僕が弱い、いじめられっ子だからですか?』

 

茜『落ち着いて、そんなこと思ってないから。』

 

菊『じゃあ、どうして!確かに僕は弱いです。けど、お金なら持ってる。少なくとも、廻先輩より幸せにできます!』

 

茜『そうじゃないのよ…』

 

菊『え?』

 

茜『私が廻と一緒にいるのは、私が廻の隣にいたいと思うから。ただそれだけよ…』

 

菊『…』

 

茜『確かにお金を持ってるのも大事だと思う。けど、私はそれ以上に誰と一緒にいるかが大切だと思ってるの。…ごめんね、もう時間ないから今度こそ行くわね…』

 

そうしてその場を離れたの。

__________

 

現在

 

廻「そんなことが合ったのか…」

 

茜「うん。ビックリした?」

 

廻「そりゃな。まさか、過去に告白されてたなんてな。それも弱音からなんてな…」

 

茜「でも、告白を断ったのに、それから何回も告白されたよ…」

 

廻「そこまで熱意があるなら付き合っても良かったんじゃないのか?」

 

茜「好意もないのに付き合うなんて失礼でしょう。」

 

それもそうか。

 

茜「それに、告白されてから付きまとわれるようになったからね…。余計にね…」

 

廻「そんなことが…。すまない、全く気づかなかった…」

 

茜「そうでしょうね。だって、弱音くん、私一人しかいないときに声かけてきてたからね。廻たちと一緒にいるときは、すぐに逃げてたし…」

 

茜「…それに実は、もう一つあるの。」

 

廻「まだ何かあるのかよ…」

 

これ以上一体何があるってんだ?

 

 

 

 

 





事件メモ
・弱音は同窓会の幹事の人に執拗に開催日を聞いてきたらしい。
・同窓会が行われるホテルは弱音の親の会社の系列店である。そして弱音が勧めたらしい。
・茜は中学時代に弱音から告白されている。そして、断っている。

以上です。

次回予告
茜から告げられる弱音との過去一体何があったのだろうか?
どうやら、今回の件にも繋がってきていて?…

それでは、また次回会いましょう!
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