俺たちと謎と青春と   作:ちゃんま2

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前回のあらすじ
事件を解決し、長年の誤解が解けた廻。その後、いつもの日常に戻った廻たちに一体なにが待っているのか…

いよいよ、最終話です!それでは本編どうぞ!


過去と今 エピローグ

あれから数日後 音楽スタジオ「TRY」

 

弱音が起こしたあの事件から数日が過ぎた。あれから、弱音がどうなったかと言うと、「脅迫、○人未遂、業務妨害…」などなど…まあ、とにかくたくさんの罪を重ねてしまったために簡単に檻の中からは出てこれないようになった。

それに、あいつが企業に与えた影響は大きく、弱音の父親は謝罪などの対応に今追われているらしい。

 

あー、そう言えば、俺が転校してからや茜が中学を卒業したあともストーカーしていたことが、あってそのことで接近禁止命令も出るみたいだ。

 

信条さんによると、あのときの強気な弱音とは違って、俺たちが知っている弱気な弱音に戻ったみたいで、案外すんなり罪を認めたらしい。

ま、自業自得だな。

 

そして、俺は、今いつものようにバイトをしているわけだが……

 

裕次郎「しかし、思いがけず、廻の中学時代の事件の真相まで解いてしまうなんてな。まあ、なにはともあれ疑いが晴れて良かったな。」

 

廻「そうだな。」

 

俺も、一番信じてほしかった人が信じてくれていたと知れて良かったよ。

 

廻「ま、それはいいとしてだ。一つ聞きたいんだけど、いいか?」 

 

弘人「何だ?」

 

廻「…いや、『何だ?』じゃなくて、…なんで、お前らがここにいるんだよ!」

 

泊「なんだ、居たら悪いのかよ?」

 

茜「そうだよ!せっかく来たのに、酷くない?」

 

廻「いや、俺、今バイト中だっての…」

 

茜「しかし、あの面倒くさがりの廻がバイトねぇ…」

 

廻「ま、俺もいろいろあったんだよ。って、それはいいんだよ。お前ら、同窓会は中止になったんだろ?いつまでこっちにいるつもりだ?お前らは同窓会の会場がこの辺だったから泊まってたんだろ?」 

 

そう、あんな事件があったから当然同窓会は中止になった。

もうここに滞在する理由はないと思うんだけどな…

 

灯「まあまあ、再会して、仲直りもできたんだからもうちょっといてもいいじゃん!」

 

泊「そうだな。俺もせっかくだから、もう少しだけここにいようかな。」

 

茜「私も!」

 

廻「…お前らが決めたら何も言わねえよ。けど、学校とか大丈夫なのか?」

 

泊「大丈夫だよ。そもそも俺は、進学してねえからな。」

 

廻「じゃあ、働いてるのか?」

 

泊「おう!音楽関係の仕事でな。で、俺も茜も今は有給休暇中ってわけだ。」

 

廻「そうか。じゃあ、DJはどうしたんだ?」

 

俺は一番泊に聞きたかったことを聞いた。

最初に会ったときに聞きたかったけど、事件のせいでそれどころじゃなかったからな。

 

泊「勿論、続けてるぞ。まあ、両方とも続けるのは大変だけどな」ハハ

 

廻「DJ続けてるなら、何か、目標でもあるのか?」

 

泊「そうだな。…明確にこれっていうのはないけど…。まあ、DJで飯食っていければいいかな。それでも、少しは名を残したいけどな。それには、まず東京に行かないとな!」

 

廻「東京?」

 

泊「あぁ。今、日本に密かに音楽ブームが来てるんだ。」

 

灯「あ、それ知ってる!確か、プロとかアマチュアとか関係なく、ブームになってるんだよね。その中心が東京になってるんだよね!」 

 

泊「そう、よく知ってるね。だから、練習しながら東京で出場できそうなイベントを探してるってわけ。」

 

廻「それで、成績を残せれば、一気にプロへの道も近づくってわけか。」

 

泊「そういうこと。ま、プロになるかどうかはまだ決めてはないけどな。」

 

そうか…。あっていない数年で立派な目標を持ったみたいだな。

 

廻「で、茜は?今何をしてるんだ?」

 

次は茜に質問する。

 

茜「あー、私は病院で介護士として働いてるよ。」

 

廻「そうか。茜らしい仕事だな。」

 

茜「そう?」

 

廻「あぁ。だって、前から面倒見が良かったからな。似合ってるんじゃないか。」

 

茜「ふふっ、ありがとう。」

 

二人とも頑張ってるんだな。

 

泊「ま、そういうわけだ。まあ、有給休暇も明日までなんだけどな。」

 

廻「そうか…。」

 

裕次郎「…よし、廻、上司命令だ。」

 

俺たちが話していると、裕次郎さんがいきなりそんなことを言ってきた。

 

裕次郎「今日は上がってよし。」 

 

廻「はぁ!?」

 

いきなり何いってんだよ…

 

裕次郎「せっかく、また会えて誤解も解けたんだから、遊んでこい!」

 

廻「いや、でも…」

 

裕次郎「心配すんな。今日ぐらいどうってことないさ。もう明日には帰ってしまうんだろ?じゃあ、今日ぐらい、思いっきり楽しんでこいよ。」

 

廻「…」

 

はぁ、やっぱりこの人には頭が上がらないな……

 

廻「分かったよ。今日ぐらい、お言葉に甘えさせてもらうとするよ。」

 

裕次郎「そうしろ。」

 

廻「…ありがとう、マスター…」

 

茜「お気遣いいただきありがとうございます!」

 

廻「いいってことよ!楽しんできてね!」

 

泊・茜「「ありがとうございます!」」

 

そう言うと、二人は早速どこに行こうか、話していた。

 

……あ、そう言えば………

 

廻「そう言えば、一つ気になることがあるんだが…」

 

せっかくの楽しい雰囲気を潰すようで悪いが、気になっているのでどうしても確認したい。

 

弘人「どうしたんだよ?」

 

廻「いや、前に帰り道で茜とバッタリ会ってな。」

 

玲央「…それがどうかしたのか?」

 

廻「いや、会ったのが家の近くだったからな。どうやって知ったのか不思議でな…。泊にも家の場所は教えてなかったからな。」

 

弘人「そう言われると、確かに変だな。」

 

廻「そうなんだよな…。」

 

泊「あー、それなら、灯さんから頼まれたんだよ。」

 

廻「ん?頼まれたって、どういうことだよ?」

 

泊の話しを聞きながら、灯の方を見る。

すると、どこか居心地の悪そうな顔をしていた。

 

泊「何か急に、『廻と茜さんを合わせてほしい。』って言われてな。」

 

廻「灯がそんなことを…」

 

泊「そうだよ。何でも『二人っきりで話し合わせたかった』みたいだ。」

 

茜「そういえば、私も泊からいきなり話してこいって言われたけど、灯さんからの頼みだったなんてね…」

 

泊からの話しを聞き終えると、今度は灯に話しを聞くことにした。

 

廻「なんでそんなことを?」

 

灯「…だって、このままじゃダメだと思ったから…」

 

廻「何がだよ?」

 

灯「仲が良かった二人が、このまま、誤解して別れるなんてほっとけなくて…」

 

灯「けど、廻に言うと止められると思ったから、こっそり泊さんに相談して会うようにしてもらったの…」

 

なるほど、さっき居心地が悪そうな表情をしてたのか…

 

廻「…ありがとうな。」

 

灯「え?『勝手なことして』怒ってないの?」

 

廻「…まあ、相談もなしにしてたことは少しは怒ってるよ。…けど、俺もあのままじゃ、逃げてたと思う。だから、代わりに動いてくれてありがとうな。」

 

灯「…うん、どういたしまして!」

 

…やっぱり、灯には笑顔が似合うな。

灯につられて俺も笑っていると、後ろから声がかけられる。

 

茜「…なーんか、二人でいい雰囲気になって、私のことは無視ですか……」

 

……あ、……

 

廻「わ、悪い…別に忘れてたわけじゃないぞ…」

 

…本当だぞ?

 

灯「…ごめんなさい、廻も忘れてたわけじゃないですから。」

 

茜「あら、随分と分かったような口をきくのね。」

 

灯「それは、それなりに一緒にいますから。」

 

…ん?

 

茜「あら?それなら私は、中学、いや、小学生からの付き合いですけど?」

 

……あれ?

 

灯「それなら、問題ないですよ。これから時間を重ねて仲良くなっていくので。」

 

灯・茜「「フフフッ」」

 

いや、二人ともこえーよ。

顔は笑ってるのに、目は全然笑ってない…

 

廻「…ほら、遊びに行くんだろ。さっさと行くぞ。」スタスタ

 

弘人「あ、逃げた…」

 

何か弘人!言ってたけど、知らねえ。こいうこときは逃げるに限る。

 

茜「あ、ちょっと!」スタスタ

 

灯「置いてかないでよ〜!」スタスタ

 

弘人「たく、モテる男は辛いね〜。」

 

玲央「そんなこと言ってないで行くぞ。」

 

弘人「ヘェ~」

 

玲央「何だよ…」

 

弘人「いや、お前が外の遊びに着いていくなんて珍しいな。」

 

玲央「…ま、こういうときぐらいはな。」

 

弘人「なるほどな。よし、俺たちも行くか!早くしないと置いていかれるぞ!」スタスタ

 

玲央「そうだな。」スタスタ

 

泊「俺も忘れてもらったら困るっての。」スタスタ

 

 

 

 

裕次郎「たく、いつも騒がしい奴らだ。」

 

裕次郎「…けど、良かったな。廻…。大事にするんだぞ…」

 

 

 

廻「(最初は、乗り気じゃなかった探偵をやって、こんなことになるなんてな…)」

 

灯「廻、今何考えてるの?」

 

廻「…さあな?」

 

廻「けど、今までのことを少し振り返ってた。」

 

灯「今までのこと?」

 

廻「そう、今までいろんな依頼を受けて大変だったなって…」

 

灯「そうだったね…。私のストーカー事件では…思い出したくもないよ…」

 

そりゃ、そうだろうな……。あのストーカー事件では危ない目にあったからな。

 

廻「…ま、今度何かあったら俺が守ってやるよ。」

 

灯「え!?」

 

廻「だって俺は、…探偵だからな。」

 

灯「…そうだね!これからもよろしくね!」

 

廻「あぁ!…さて、行くか。今日は思いっきり遊ぶぞ!」

 

灯「そうだね!皆も早く行こう!」

 

まだまだ探偵としても、こいつらとの関係も続きそうだな。

 

ま、それも悪くないな…

 

さて、これからはどんなことが待ってるんだろうな。

 

けど、皆とならどんな事件も解決できそうだ。

  

                俺たちと謎と青春と 完

 

 

 





さて、ここまで「俺たちと謎と青春と」を読んでいただきありがとうございます!遂に物語が完結しました!
それも読んでくださった読者の皆様のおかげです。本当に感謝しかないです。
さて、あと残すところ後書きだけとなりました。
後書きでは、そんなに難しいことは書かずに、各エピソードの振り返りなどをやっていこうと思います。
また、本編は完結しましたが、これも各エピソードの「幕間」もまだ一話しかかけてないので他の話も書いていこうと思います。

それでは、後書きで会いましょう!
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