「それで、作戦はどうするんだ?私には怪獣ハンティングの勝手が分からない」
サムスは、一番のベテランであろうガルムに作戦を聞いた。
「バレル・・・あっちに突っ立っている青い若造が怪獣を引き付けて、その間に俺達3人でプラズマソウルを狙う」
「分かった」
「バレル、頼んだぞ」
バレルは無言でコクッと頷くと、そのまま空を飛んで一気にツインテールの前に躍り出る。
「サイクロンソーサー!」
取り外した腰の3つのパーツを合体させて大きな手裏剣にし、ツインテールに向けて飛ばす。サイクロンソーサーは頭部の上と左側、胴体の右側のプラズマソウルを連続で破壊した。
さらに、まるで忍者のように分身を数体作り出すと、怪獣の回りで動かして撹乱させた。その間に、私達3人は散開して3方向から怪獣を囲む形となった。
「マグナ、サムス、攻撃のタイミングを合わせるぞ。それと、サムスは胴体の左側のやつを狙ってくれ」
「分かった」
「胴体の一番デカイやつは俺が持ってくぜ!」
「本当は俺が貰いたかったが、今回ばかりは譲ってやる」
「いつもは取り分を気にするのに、譲ってくれるなんて珍しいな、ガルムの旦那!」
そして、カウントが始まる。武装はミサイルを選択し、攻撃が始まる時を待った。
「3・・・2・・・1・・今だ!」
その瞬間、マグナというサーベルの宇宙人が大きいプラズマソウルへ一直線に突っ込んでいき、ガルムは大型ライフルを構えた。
「マグナムトルネード!」
バレルは右腕のスティンガーサーベルに回転するエネルギーオーラを纏わせてドリルのようにし、叩きつけて大きなプラズマソウルを破壊した。
「ホークアイショット!」
ガルムはクロスランチャーを構えてエネルギーを溜め、1発の強力なビームを放つ。そのビーム1発だけで、不規則に動いている鞭の先のプラズマソウルを2つ同時に撃ち抜いた。それは、まさに神業だった。
一方サムスはコンバットバイザーで目標をロックオンすると、先が4つに割れて砲口からミサイルの先端を露出させた状態のアームキャノンを構え、ミサイルを連続で発射した。5発目を直撃させたところで、目標のプラズマソウルは砕け散った。
「白色破壊斬!」
最後に、分身を解除したバレルがハサミと一体化している剣を展開して白く光らせ、頭部の右側のプラズマソウルを一刀両断した。目に見える全てのプラズマソウルが破壊されたことで、ツインテールの巨体は地面に伏した。
「思ったより呆気ねえじゃねえか」
マグナは地面に降り立つと、そんなことを言いながらツインテールの頭部に接近した。だが、マグナは気付かなかった。ツインテールのその両目が開いたということに。
「マグナ!奴はまだ生きてる!」
サムスは、ツインテールがまだ生きていることに気付くと、マグナに叫んだ。
「え?・・・うわっ!」
マグナは転がってツインテールの噛みつきを回避したが、直後に頭突きを受けて吹き飛ばされ、背後の岩に突っ込んでしまった。
「はっ!?」
すぐにマグナは起き上がったが、目の前ではツインテールが大きな口を開いていた。そして、その口の中には大きなプラズマソウルがあった。なんと、口内に残っていたのだ。
喰われると思った瞬間、突然ツインテールが動きを止めた。マグナがよく見ると、ツインテールの頭と青白い光線のような鞭が繋がっており、その先にはサムスのアームキャノンがあった。
「くっ!」
グラップリングビームでツインテールの動きを止めたサムスは、並外れた筋力とパワードスーツのアシストを使ってツインテールを引っ張り、無理やり頭部を自身に向けさせた。そして、その頭部にしがみつくと自身の体を割り込ませる形でツインテールの口を開けると、口内にアームキャノンを突っ込んだ。
「くらえぇぇ!」
そのまま、ミサイルを連続で発射して口内のプラズマソウルを破壊する。サムスはすぐに離脱し、倒れてくるツインテールの巨体から逃れた。今度こそ、ツインテールは倒れた。
「これは・・・」
サムスは、ツインテールの骸の近くに落ちていた緑色の結晶体、プラズマソウルの破片の存在に気付く。
「プラズマソウルか」
そして、サムスがプラズマソウルの破片を拾い上げたとき・・・突然、バイザーに表示が現れた。
[未知のエネルギーを解析中…]
[エイオンとの類似性を確認…]
[未知のエネルギーに対応するため、スーツをアップデート中…]
[以下のアビリティを復元しました…]
・ライトニングアーマー
・ビームバースト
・フェイズドリフト
とりあえず、これらのアビリティはプラズマソウルを動力とするようだから、ソウルアビリティと呼ぶことにしよう。
「おい、サムス。今からハンターステーションに戻るから付いてこい」
「分かった。そこにスターシップが停められる場所はあるか?」
「もちろんあるぞ。あんたの宇宙船も持ち帰るか」
こうして、初の怪獣ハンティングは終了し、ハンターステーションという場所に案内されることになった。とにかく、この宇宙での活動基盤を整え、武装の補給とスターシップの修理を図らなければならない。
ミサイルが5発あればプラズマソウルは破壊可能という設定です。