私は、ハンターステーションと呼ばれるハンター達の拠点にやって来た。スライドドアを抜けると、ガヤガヤとした騒がしい空気にバリアスーツが包まれる。知らない種族の宇宙人が多くおり、食事を取る者や酒を飲む者、会話する者、画面や立体映像を見てハンティングを観戦する者など、各々が自由にしているようだ。そして、その間をウエイトレスの宇宙人が忙しそうに動き回っている。
いくらか視線が私に突き刺さったが、特に気にしない。やがて、私はとある宇宙人のところに案内された。
「話は全て聞いてましたよ、サムス・アラン。私は、メフィラス星人のジェントと申します」
その宇宙人は、黒い身体のマッシブな奴で、人間で言うところの口にあたる部分には黄色く光る発光体があった。その口調から、ミステリアスな奴だというのが第一印象だ。
「盗み聞きか?」
「盗み聞きとは人聞きが悪いですねぇ。私はここのハンターリーダーで、ラッシュハンターズを作った者。常に彼らの話は聞いてますよ」
なるほど、こいつはラッシュハンターズの指揮官のような存在というわけか。
「そうか、先程の言い方については詫びよう」
「それで、別の宇宙から来たという地球人のサムスさん。あなた、元の宇宙に帰るまでハンターをやりませんか?初めてのプラズマ怪獣との戦いで、あそこまでやれる人は初めて見ましたよ」
まあ、それは言ってくるだろうと思っていた。答えは「はい」の一択だが、その代わりにいくつか条件を出したいところだ。
「分かった、私はハンターになろう。だが、いくつか条件がある」
「構いませんが、それは何です?」
「1つ、スターシップの修理を手伝うこと。2つ、ミサイルなどの消耗品の補給を行うこと。3つ、元の宇宙に帰還する手助けをしてくれること。以上だ」
ジェントは少し考えた後、答えを出した。
「分かりました、全ての条件を飲みましょう。スターシップ、そしてミサイルなどの消耗品についてですが、設計図などはありますか?」
「もちろんだ。ミサイルに関しては現物もいくらかある」
サムスは、そう言いながら手の平から立体映像となっているスターシップの設計図を映し出した。その立体映像では、壊れた部分が赤く表示されている。
通常のミサイルの残弾は100発、スーパーミサイルは20発ほどあるため、現物を渡したところで問題はない。パワーボムに関してだが、危険すぎる威力を持つ兵器であるため、技術漏洩防止のために渡さない。仲間を蒸発させる可能性があるため、そもそも使うつもりもない。
「ちゃんと設計図があるようですね。獲得したプラズマソウルの一部をこちらで徴収する代わりに、武装の方は補給させていただきましょう」
「あぁ、構わない」
「では、取引は成立ですね。あなたの帰還についても、可能な限りギルドの方で協力しましょう」
その後、ジェントに設計図を渡し、話し合いによって私はラッシュハンターズの協力者として彼らのハンティングに同行することになった。
「ラッシュハンターズ、そしてサムス・アラン。あなた達のことは、目的のために利用させてもらいますよ」
ジェントは、去っていくサムスとラッシュハンターズの3人の後ろ姿を見ながら呟いた。
メトロイドの世界の要素が出るにはもう少し時間がかかります。似たような経験があるサムスとバレルを絡ませたい。