桐生院のキャラはまだ掴めてないのでキャラ崩壊起きてたらすみません。
トレーナールーム
「おや尚人さん。どこのチームで勉強させて貰うかは決まりましたか?」
「あー…その事なんだけどなたづなさん…俺個人でトレーナー契約結ぶことにしたわ。」
ザワザワ…
周りの他のトレーナーの視線が一気に尚人に向けられる。「新人が大きく出たな、ウマ娘の脚に泥でも塗ったらただじゃおかないぞ?」という感情が籠ってるのが分かる。
「それでどなたを担当するのですか?」
「アグネスタキオンだ。もう許可は取ってある。」
そう言った瞬間周りの視線が消えた。おおよそ関わったら実験台にされると思われたのだろう。
「そうですか…アグネスタキオンさん!?彼女には退学通告が出てた筈では?」
「蹴った、『担当トレーナーがついたというのに退学なぞしていられるか。』だってさ。まぁ俺の扱いは
周りから可哀想なものを見るような眼で見られる。まぁ彼女の走りを知らないとそういう反応になるのは必然的だろう。
「…大丈夫なのですか?」
「肉体にはかなり自信があるから問題無い。そういう訳でトレーナールームの用意を頼みたいんだが。」
「分かりました、すぐに手配しますね。」
こうして本格的にアグネスタキオンとの研究の日々が始まった。
翌日 トレーナールーム
「さてアグネスタキオン…長いからタキオンで良いか?」
「別に構わないよ、モルモット君。」
「おう…んじゃタキオン、今回は今後の予定について話そうと思ってる。最初に言っておくが俺が行うのはあくまで提案だから気に食わなければ遠慮無く文句言ってくれ。」
タキオンの性格を考えるとああしろこうしろと言うのは愚策だろう。まぁ無謀な事を言ったら警告はするが。
「ふぅン?あくまで最終決定権は私に預けるということだね?」
「そういうことだな、取り敢えず今のところは6月のメイクデビューまでは調整かな…と考えてる。」
とは言うものの今は4月の前半…あと2ヶ月と少ししか時間が無い。それまでにトレーニングと研究とウイニングライブの練習を平行して行わなければならないのは少々厳しい…
「異論は特に無いよ。練習内容も君に任せよう。」
「OK…適正とかも考えて決めないとな…」
尚人はタキオンのトレーナーとなる事を決めた時からウマ娘の能力を見るのが更に上手くなっていた。具体的には練習や距離、作成の得意不得意とスキルと呼ばれるレース中のみ発動する特殊な能力。更にウマ娘のコンディションが分かるようになったのだ。
(ダートは大の苦手だから基本レースは芝で良いとして…マイル以下の距離も苦手だから避けるべきか…練習はスピードと根性が得意っぽいからそれを重視して…)
「…よし、取り敢えずフィットネスバイク使うか。」
「モルモット君?上位の器具やトレーニングはある程度トレーナーとしての経験が無いと使用権限が降りなかったと記憶しているが?」
中央トレセンではトレーナーとしての能力も段階的に見られており、高く評価されるとより高い効果を期待できる器具などの使用許可が降りたりするシステムが採用されている。無論尚人は新人なので評価はほぼ無いと言って良いだろう。
「理事長に頼み込んだ。時間が無いのにプライドなんか守っていられねぇよ。使い方は熟知してるしな。」
「ふぅン?よく通ったねぇ…」
「誠意と熱意でごり押した。んじゃ時間もねぇし行くか、着替え終わったらジムで集合な。」
「分かったよ。」
そうして尚人はトレーニング用のジムへ向かう。
トレーニング用ジム
「さて、10分もあれば来るか…?」
そう言って壁際に移動してると、かなり重そうなダンベルを持ち上げてる女性の人間が居た。
(あれは確か同期の…)
「…あっ、貴方は確か濱田トレーナー?」
「ああ、どうも桐生院トレーナー。」
彼女は
(…レベル21…かなり運動神経は高いな…)
「濱田トレーナーは何故ここに?」
「担当のトレーニングは今回ここでやろうと思ってな。着替え終わるのを待ってるんだ。」
「そうなのですか、私はミークのトレーニングを試してました。」
…今桐生院は担当ウマ娘のトレーニングを試してたと言っていた、どういうことだ?人間の筋力じゃウマ娘にとっては大人と子供のようなものだろう。
「…筋力に自信があるのか、俺も身体は鍛えてるからな…」
「そうなのですか、そちらも頑張って下さいね。」
「ああ、そっちも頑張ってな。」
そんな話をしていたらタキオンが来た。
「待たせたねトレーナー君。」
「おう来たか。んじゃ始める…前にこれを渡しておこう。」
そうして尚人は靴とチョッキを置く。
「これは?」
「だいたい10kgくらい重りをつけた靴とチョッキだ。鍛えるのに使えるかなって、使うかは好きにしな。見た目からサイズを割り出したからかなりズレてるってことは無いと思う。」
高負荷を短時間かけて鍛えるよりも低負荷を毎日かけて鍛える方が効果は高いだろう。まぁウマ娘からしたら軽すぎる可能性もあるが。
「ふぅン…悪いがこれは却下だ。」
「…そうか、分かった。これはしまっておくよ。んじゃ早速トレーニングしようか。」
(何故か断られた…実験や研究する時に邪魔になるからとかか?別の方法を考えないとな…)
そんな感じに疑問は胸の中に放り込んでトレーニングを見る。なかなかの効果を生んでいるようだ。
(このペースでいけるなら多分メイクデビューは余裕だな…多分ハプニング起こるけど、人生一度で上手くいくことねぇしな。)
尚人はまだ知らない、ウマ娘という種族にとある重大な欠点があることを…
『桐生院葵』
尚人と同じ年に入ってきた新人トレーナー。トレーナーの名家桐生院家に産まれてきたので知識とかは叩き込まれてる。身体能力が素晴らしく、パルクールが得意。