『白騎士事件』、その出来事で世界が変わってしまった。
インフィニット・ストラトス、通称IS。ある1人の天才又は天災の女性科学者が開発した宇宙を目指すために開発されたパワードスーツである。
だが、世界はそれとは裏腹に兵器の一種としか見なかった。
やがて世界はISの開発を進めたが、女性にしか動かせないという欠点が残ってしまった。それにより女性権利団体という団体ができてしまい、女尊男卑が世界中に広まってしまった。
しかし、それを正そうとする者達がいることもあった。
一夏side
俺の名前は織斑一夏。世界で有名なブリュンヒルデの異名を持つ織斑千冬の弟だ。今は野暮用で外国に来ている。
「くそ、生身の男に手こずるなんて!」
「男の奴隷兵も全然使えないし!」
俺は今学校に通いながら
マドカ「いい加減その口閉じてくれない、耳障りなんだけど。」
こいつは織斑マドカ。俺と千冬姉の生き別れの妹だ。俺が所属する前からいたのは驚いたけどさ。
一夏「マドカ、さっさと終わらせて帰るぞ。」
マドカ「そうだね、兄さん。」
「舐めるな!」
ISを纏った女がライフルを打ってきた。俺は咄嗟にマドカの前に立ちバイザーをかけて”ある人”に伝授された技で防御する。
一夏「蒼晄壁!」
「なに!」
「何だあのオーラは!?」
一夏「マドカ今だ!」
マドカ「はあ!」
バキューン!
マドカが専用機のサイレント・ゼフィルスのビットを四方八方から放ち、ISのSE(シールドエネルギー)を減らす。
一夏「これはおまけだ!」
俺は武器を戟に変え、上で回転させて暴風を纏わせて”あの人”の大技を放つ。
一夏「旋風大烈斬!」
女達に凄まじい暴風が直撃し、絶対防御が発動したものの衝撃で飛ばされ、建物の壁をぶち抜き気絶した。
奴隷として働かされていた男性達を解放し、マドカがプライベートチャンネルで本部に連絡する。
マドカ「こちら”M”及び”I”、任務完了しました。」
???『ご苦労だった、気を付けて帰って来い。』
マドカ「了解。行こう、兄さん。」
一夏「ああ。」
俺とマドカは後の処理を現地の人に任せて本部に戻るのだった。
スコール「お疲れ様、2人共。」
この人はスコール・ミューゼルさん。俺達の上司だ。
オータム「流石うちのエージェント達だぜ!」
そしてこの人はオータムさん。亡国機業のエージェントの1人で俺達のまとめ役でもある。
一夏「俺がこうしていられるのは”アニキ”達のお陰です。」
スコール「そうね。あの4人がいなかったらどうなっていたことか。」
一夏「もう二度とあんな暴走はごめんですけどね。」
マドカ「兄さん・・・。」
一夏「大丈夫だマドカ、俺は必ず克服してみせるさ。」
オータム「その意気だ。さ、今日はもう帰って休め。」
スコール「待たせてる子達がいるでしょ?」
一夏「はい。」
マドカ「失礼します。」
さて、今お世話になってる家に帰って疲れを癒しますか。
一夏side end
マドカside
私は織斑マドカ。一夏兄さんと千冬姉さんの妹で亡国機業のエージェント。両親に無理矢理連れて行かれて離れ離れになったけど、その両親が死んでスコールさんに保護してもらってサイレント・ゼフィルスのテストパイロットになった。再会できたのは1年前のモンド・グロッソの時でまた会えた時は凄く嬉しかった。そんな兄さんだけど一つだけ悩みがある。それはあまり人には言えないことだけど兄さん自身の力そのもの。何度もそれで自分の大切なものを傷つけてしまうことを恐れることがあったけど、私と何人かの人はそれを承知で一緒にいる。兄さん、私達は絶対見捨てないからね。
マドカside end
一夏side
俺とマドカはリムジンに乗ってある家に向かっていた。何故リムジンかって? そのある家が更識家だからだ。更識家は対暗部用暗部で由緒ある家で、千冬姉の勧めでそこでお世話になっている。千冬姉はドイツで1年間教官として出向いていてまだ帰ってきてない。
運転手「着きましたよ。」
一夏「ありがとうございます。」
マドカ「帰ってきた。」
と思っている間に着いた。最初にここに来た時はなんかの間違いじゃねって思ったけど、俺とマドカは居候させてもらっている。
一夏・マドカ「「ただいま。」」
リムジンから降りて更識家に入ってマドカとこの一言、千冬姉以外とは無縁だったけど今は
本音「いっちー、マドマドおかえり~。」
パタパタと長い袖を振り回して俺とマドカを出迎える少女。
一夏「ただいま本音。」
マドカ「ただいま。」
布仏本音。更識家のお付きのメイドさんだ。同い年で彼女の性格もあってすぐ仲良くなれたけどあまり仕事はしないのんびり好き。
虚「一夏さん、マドカさんおかえりなさい。」
今度はヘアバンドにメガネをかけた女性が出迎えてくれた。
布仏虚さん。本音のお姉さんで同じく更識家のメイドさんだ。
一夏「虚さん、ただいま。」
マドカ「お疲れ様です、虚さん。」
刀奈「おかえり~一夏く~ん!」
一夏「おわぁ!? 刀奈さん!?」
今背後から俺に抱きついてきた水色の髪で外側に跳ねている女性は更識刀奈さん。お世話になってる更識家の娘さんで次期更識の頭首、楯無の名を継ぐ人だ。
簪「あ! お姉ちゃんずるーい!」
一夏「おっと! 簪まで!」
今度は刀奈さんと同じ水色の髪が内側に跳ねている少女が俺の左腕に抱きついてきた。更識簪、更識家の娘さんで刀奈さんの妹さんだ。
ここだけの話、この姉妹と俺は恋人同士だ。何で2人もいるかって? 色々あったんだよ、色々。
簪「おかえり一夏。」
簪におかえりの挨拶をされると俺も我に戻る。
一夏「ただいま簪、刀奈さん。」
刀奈「さ、部屋に行きましょ♪」
簪「うん、今日の分いっぱい甘えさせてもらうんだから。」
一夏「分かった分かった。」
マドカ達がいるのに堂々としているけど。
マドカ「よかったな兄さん。」
本音「かんちゃん幸せそう。」
虚「一夏さんが来てくださらなかったらお嬢様達はどうなっていたことやら。」
何も見てない素振りですか。ま、こんな俺を受け入れてくれるしいいか。
この2人を幸せにしないとな。
次回・・・一夏の兄貴分の1人が出ます。