~IS~ 4つの志を継ぐ者   作:鉄壁拡散

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第九章 クラス代表決定

一夏 side

 

模擬戦を終えた俺がピットに戻ると、千冬姉とマドカ、刀奈さん、簪が迎えてくれた。

 

千冬「ご苦労だった。」

 

マドカ「兄さん、お疲れ様。」

 

一夏「ああ。」

 

刀奈「かっこよかったわよ。」

 

簪「うん。」

 

一夏「ありがとう。でもさっきのは危なかったな。」

 

千冬「そうだな、蒼晄壁がなかったら大ダメージを受けていただろう。最後まで油断しないことだ。」

 

一夏「はい。」

 

箒「一夏ーー!」

 

さっきの戦闘の反省を次にどう活かそうかと考えていたら箒がやって来て何やら怒っている様子だった。っていうかまだいたのか。

 

箒「なんださっきの戦い方は!?盾で防いだり最後には剣とは違う武器を使いおって!」

 

一夏「あれが今の俺なんだから仕方ないだろ。なんでそんなことで文句言われなければならないんだ?」

 

箒「五月蠅い!兎に角その根性を叩き直してやる!」

 

箒が俺の手を取って何処かに連れて行こうとしたがマドカがそれを振り払って刀奈さんと簪が俺を守るように前に出た。

 

箒「何をする!?邪魔をするな!」

 

マドカ「勝手なことばかり言わないでくれる?」

 

簪「一夏には一夏の取柄がある。他の人がどうこう言う筋合いはない。」

 

箒「部外者が偉そうに言うな!」

 

刀奈「さっき織斑先生も言ったけど今の部外者は貴方のほうよ。」

 

千冬「その通りだ篠ノ之。なんでも自分の意見を押し通せると思うな。」

 

箒「納得がいきません!大体男なら・・・!」

 

一夏「いい加減にしろよ!」

 

箒「!!」

 

等々我慢が出来なかったのか俺は思わず叫んだ。

 

一夏「さっきから黙って聞いていれば・・・お前は一体何様のつもりなんだよ!」

 

箒「わ、私は・・・。」

 

一夏「・・・行こう皆。」

 

簪「うん。」

 

マドカ「分かった。」

 

刀奈「織斑先生、後はお願いします。」

 

千冬「ああ。」

 

そう言って俺達箒・・・いや、篠ノ之の横を通り過ぎてピットを後にしようとした。

 

箒「い、一夏!」

 

千冬「篠ノ之、お前は生徒指導室に来い。」

 

俺を追い掛けようとしたが千冬姉に呼び止められて連れていかれた。後ろから何度も俺を呼ぶ声がしたがそれを無視した。これからはあいつとは距離を取るか。

 

一夏 side end

 

 

 

3rd side

 

模擬戦が行われた翌日、一夏達は自分の教室にいた。そこには箒の姿はなかった。クラスメイトには大事を取って欠席と聞かされているが、本当はピットに無許可で侵入したことで謹慎処分となったのが理由である。そしてクラス代表はセシリアに決まり、副代表が緊急時のためということで一夏が選ばれた。ホームルームが終わる前にセシリアが前に出て今までのことを謝罪した。

 

セシリア「皆さん、あの時は不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。」

 

セシリアが誠意をもって頭を下げると、

 

千冬「まあ、こうして本人も反省していることだ。いつまでも過ぎたことを気にしないで終わりとしよう。いいな。」

 

 

「「「はい!」」」

 

千冬が締めくくりその後は何事もなく授業が進んだ。休み時間にセシリアは一夏とマドカにも謝罪をしたが、2人共気にしていなかった。余談だがセシリアとマドカは同じBT兵器を使う者同士でどうすれば使いこなせるかなどの話題で盛り上がる程の仲となった。

 

3rd side end

 

 

 

一夏 side

 

放課後になって俺達は食堂に集まっていた。

 

「というわけで、オルコットさんのクラス代表決定を祝ってーーかんぱ~い!」

 

「「「かんぱ~い!」」」

 

なんかセシリアのクラス代表決定パーティーをやるということで参加している。他のクラスの人も何人か混じっているな。

 

刀奈「一夏君、楽しみましょう。」

 

簪「偶にはこういうのもいいよ。」

 

その中には刀奈さんと簪もいた。この場に篠ノ之は居なかった。まあ、その方が気が楽だ。

 

???「はいはーい!ちょっと失礼しまーす!」

 

そう思っていると上の学年のリボンを着けた女子生徒が来た。

 

セシリア「誰でしょう?」

 

マドカ「さあ。」

 

刀奈「あら、薫子ちゃん。」

 

薫子「お、たっちゃん。」

 

一夏「知り合いですか?」

 

刀奈「ええ、同じクラスの同級生よ。」

 

薫子「君が噂の男子生徒ね。私は新聞部の黛薫子、よろしくね。」

 

一夏「は、はぁ。」

 

なんかこの人苦手だな。

 

マドカ「グイグイとくるな。」

 

セシリア「一夏さん、大丈夫でしょうか?」

 

薫子「では早速質問です!オルコットさんと戦った感想は?」

 

一夏「そうですね。最初は気に食わない奴だなって思っていたけど、代表候補生としての実力は確かでした。油断したらやられていました。これからも精進しようと思っています。」

 

薫子「ほうほう。では亡国機業としてどんな学園生活をしていきたいですか?」

 

一夏「あまり答えられませんが・・・皆に迷惑をかけないようにしていきたいです。」

 

薫子「ええ~、もっといいコメントが欲しいな~。まあいいや、適当に捏造しておこう。」

 

っておい!良くないだろそれ!俺がツッコミを入れようとしたら・・・。

 

刀奈「ねえ薫子ちゃん。(^言^)」

 

薫子「な、何でしょう?」

 

いつの間にか刀奈さんが後ろに回って肩をポンって置いていた。顔も笑ってはいるけど目が笑っていない。

 

刀奈「一夏君に関する捏造はダメだからね、分かった?(^言^)」

 

薫子「わ、分かりました。」

 

それから薫子さんはクラス全員の集合写真を撮り、その後刀奈さんと簪のスリーショット写真を撮った。後でその写真を貰って部屋に飾ることにした。あっという間に楽しい時間が過ぎて1日が終了し、今日も平和に過ごすことができて満足だな。

 

一夏 side end




次回、セカンド幼馴染の登場です。
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