一夏side
俺は今マドカと一緒に亡国機業の本部に来ていた。今更言うのもなんだけど俺はISを動かせる。それが分かったのは俺が亡国機業に入って少ししてから。偶然マドカのサイレント・ゼフィルスを触ったら何故か反応した。世間にはまだ広まっておらず、俺が女学園であるIS学園に入学する時に発表するそうだ。まあ不本意だけど。だから任務の時はそれがバレないように生身で戦っていた。
マドカ「兄さん、IS学園に入学することになっても私が守ってあげるからね。」
一夏「ありがとうマドカ。」
正直周りが女子だらけというのもあるけどマドカも一緒に入学するから少しはましかなって思う。聞いた話だと刀奈さんも楯無の名を引き継いでIS学園にいるようだ。最初は戸惑ったけど2人きりの時やプライベートの時は刀奈さんと呼んでいる。簪も俺と一緒に入学する予定だ。
???「お、一夏。」
???「マドカも元気そうだな。」
すると突然俺達に声を掛けられた。
一夏「劉備のアニキ!」
マドカ「孫権さん!」
劉備ガンダムのアニキと孫権ガンダムのアニキ。此間の呂布のアニキと同じ俺の兄貴分で、俺に正義と勇気の極意や戦い方を教えてくれた恩人だ。
劉備「前より逞しくなったじゃないか。」
孫権「初めて会った時より強くなったんじゃないか。」
一夏「まだ完全には”あの力”を使いこなせてないけど。」
劉備「・・・焦らなくていい。仲間達と一緒に強くなればいいさ。」
孫権「君は1人じゃない。」
マドカ「そうだよ、兄さん。」
一夏「・・・ありがとう、皆。」
そうだ、俺は1人じゃない。こんなにも沢山の仲間達がいてくれるのだから。
一夏「そう言えば呂布のアニキは?」
劉備「今スコールと模擬戦中。」
孫権「やることが無くて退屈だったから暇つぶしをするってさ。」
マドカ「相変わらず戦いが好きだね呂布さんは。」
劉備「ここにいるのもなんだし様子を見に行くか。」
一夏「そうしようっと。」
戦いに飢えているのはアニキらしいな。
一夏side end
マドカside
私達は劉備さんと孫権さんの案内でスコールさんと呂布さんが模擬戦を行っている場所に向かっていた。ありがたいことにこの本部には訓練場も備えてあった。私も兄さんも時間があればここを使ってる。何時強敵が現れるか分からないからね。
劉備「着いたぞ。」
そう思っていると到着したみたいだ。
ガキィン!ガキィン!
すると激しい金属音が聞こえてきた。
孫権「やってるやってる。」
そこには
スコール「流石は一騎当千の強者、戦慄の暴将ね。」
呂布「ふっ、褒め言葉として受け取っておこう。」
一夏「やっぱり凄いな、呂布のアニキは。」
???「当然だ。呂布はそう簡単に倒せる相手ではない。」
一夏「それもそっか、って、曹操さん!?」
今話しかけてきたは兄さんを助けてくれた人の最後の1人、曹操ガンダムさんだった。
劉備「曹操、いたのか。」
曹操「今任務から戻ったところだ。」
孫権「ご苦労様。」
曹操「織斑一夏。」
一夏「は、はい。」
曹操「貴様が持っている”あの力”は強力なものだが、振り回されては意味がない。」
一夏「・・・分かってる。」
曹操「ならば更に精進することだ。自分が何の為に強くなるのかを考えながらな。」
そう言い残して曹操さんは去った。私が強くなる理由、それはもう一度家族で笑い合える日常を取り戻すため。
マドカside end
一夏side
相変わらず曹操さんの言葉は身にしみるな。ちょっと厳しいところもあるけど、ちゃんと評価もしてくれる。だからこそあの人は太陽ような存在として認識する人が多いんだろうな。
スコール「あら貴方達。」
呂布「来ていたか。」
劉備「あ、終わったのか?」
呂布「ああ。」
おっと、いつの間にか模擬戦が終わっていた。
呂布「織斑一夏。」
一夏「ん?」
呂布「後であの”アホ兎”の所に行っておけ。」
一夏「あ、ああ。」
スコール「じゃ、私達は一休みしてくるわね。」
そう言って呂布のアニキとスコールさんはその場を去った。
孫権「ホント呂布は”あいつ”には厳しいな。」
劉備「仕方ないさ、この世界を変えてしまったんだし。」
一夏「じゃあ、俺とマドカはこれで。」
劉備「ああ。」
孫権「またな。」
アニキ達と別れて俺達は秘密の部屋と書かれている部屋に辿り着く。そこに入るとウサ耳をつけた不思議の国のアリスのような恰好した女性がいた。
一夏「束さん。」
マドカ「こんにちは。」
束「あっいっくん、マドっちいらっしゃーい!会いたかったよ!」
そう言って俺達に抱きついてきた。この人は篠ノ之束さん、ISの生みの親にして亡国機業の技術開発部の主任を務めている千冬姉の昔からの友人だ。
一夏「それで俺の専用機ってどうなっているのですか?」
束「いっくんが入学する時までには完成するよ!楽しみにしててね!」
一夏「分かりました。」
マドカ「そろそろ離れてほしいんだけど。」
まあこれもこれで楽しいんだけどな。
一夏side end