やはり俺が家出女と仲良くするのはまちがっている。 作:幅滝翔
結局、勉強の方法を思い付かず放課後になってしまった。もう雪ノ下にも頼るか……。
「―――ッキー!」
由比ヶ浜には……まぁいいか。あ、早く会議室に行かないと。二乃の奴時間にとても厳しいからな、説教も地味に長いし。平塚先生と変わんないような気がするな
「ヒッキー!」
「うぉ!なんだ、由比ヶ浜か。何の用だ?」
「ヒッキー大丈夫?なんか考え事してたけど」
「あぁ大丈夫だ!じゃあな」
「ちょっと待ってよ!一緒に行こうよ」
「あー、昼休み言ってた子連れてこないといけないから…先行っといてくれないか?」
「あ、そんな事あったね!わかった、ゆきのんと待っとくからね!」
えぇ、忘れてたの?それじゃ言わなければ良かったぜ……あ、でも雪ノ下にはすぐバレるな
「八幡!」
「……」
オ゙ィィィィィィィィィ!なぜ来た。今から行こうとしたのに。後、そんな大きい声で言ったらクラスの人が気づくだろが!ほら、至る所から
「八幡だってさ、アイツの彼女か?可愛いじゃねぇか」
「あの彼女ヒキタニでは釣り合わねぇじゃねぇか?」
「彼女は雪ノ下さんと由比ヶ浜さん以外だったのね」
「リア充〇ね!」
「リア充爆発しろやゴルァ!」
と荒れまくってるじゃないですか。良かった由比ヶ浜が居なくて………あ、後で言わないといけないじゃん。べー!そりゃないわ。まぁまずはここから逃げ出すとするか
「二乃、とりあえずここ出るぞ」
「うん」
「うぉー、下の名前で呼びあってるぞ!ヒキタニ君も男だなぁ」
「俺らより先に彼女出来るとか、、、、羨ましいぜ!」
「リア充爆ぜろ!」
「見直したぜ!ヒキタニ君を見習わないとな、みんな!」
「「「そうだな(ね)!」」」
なんか聞こえたけど今はそれどころではない。早く誰も居ないとこに行かないと!俺のベストプレイスでいいか。
━━━━━━━━━━━━━━━
「おい、二乃!さっきのはなんだ?」
「何って……別に困ることしてないからいいでしょ?」
「困るわ!さっきのあれのせいで俺らがつ、付き合ってるって噂が広まったらどうするんだよ」
「別にいいじゃないの?噂を気にすることないわ」
「いや、二乃は嫌だろ?こんな俺とそのあんな噂出て」
「私は別にいいわ」
「え、あ、そうなのか?…ってそれはいいとしてもだな!俺の高校生活が賑やかの方向になってしまうじゃねぇか!静かに過ごしたかったのに」
「まぁ私には関係ないわ、土曜日には帰るんだから」
「」
話噛み合ってるかこれ?あと、それ1番困るやつじゃねぇか。噂出した本人がすぐ居なくなるってよぉ。噂の後始末は俺がやれと?……もう俺もどっかに引っ越そうかな。
はぁ今から奉仕部行きたくねぇ。あ、噂が広まる前に行く手もあるな!よしそれで行こう!
「よし、今から奉仕部行くぞ!」
「……?まぁいいけど。ていうかその奉仕部ってどんなところなの?」
「えっと…………部長に聞け。もうすぐ分かるから」
「分からないのね」
「」
決して分からないのでは無い。言いにくいだけだ。そう、言いにくいだけ
よし、やっと奉仕部に来れたぜ!噂が広まってなかったらいいんだがな。ところで俺は今、非常に左腕が重い。なぜだと思う?それはね…
「おい、なんで腕組んだ?余計あの噂の信憑性が高まってしまったじゃねえか!おかげで、通り過ぎる人たちから変な目で見られたんだが」
正解は腕を組まれたということである。めっちゃ恥ずかしい。あと目線がキツい……。でも嫉妬の目がなかったなぁ。逆に尊敬してるような目で見てくるし、男どもが。なぜだ?
「別にいいじゃない。減るもんじゃないでしょ?」
「そういう問題じゃないんだが……」
~二乃side~
きゃーーーー!八幡君の彼女ですって。言われた時、嬉しかった。ん、ということはそういうことなのかしら。でも想いを伝えて離れ離れになってしまうのなら言わない方がいいのからね……まぁ言わない代わりに腕組めたからいいわ。
「おい二乃、扉開けるから腕解いてくれない?」
嫌よ。
「嫌!」
「嫌って………でもな?」
「お願い……」ウルッ
「ぐっ…」
あ、八幡君には効果抜群だったかしら?もっとからかいたいけどこれくらいでいいかしらね。あまりからかっても嫌われるだけだし………… ウデホドク
「っ!……ホッ」
そんなに見られるのが嫌なのかしら。うーん、あ、じゃあ家でやってあげよ。誰にも見られないしね。ふふっ
~八幡side~
ふぅ、無事に解いてくれたようだ。危ないとこだったぜ、危うく雪ノ下らに正座させられるとこだった……ん、二乃なんかニヤニヤしてるな。まぁいいか。それより早く入ろう、噂が来る前に
ガラガラ
「あら、比企谷君こんにちは」
「ヒッキー、やっと来たよ」
「う、うっす」
うーん、でもなんて言おうか。平塚先生から聞いてるかもしれないし何も知らないかもしれない…。怒られないようにと思ったら緊張で汗が止まらない………
「比企谷君、早く噂になってる人を紹介してくれないかしら」
「え、もうここにも来たのか?」
噂が来るの早い。噂、恐るべし。
「クラスのグループで来てたよ。後、ヒッキーが尊敬されてたよ」
おい!なんでクラスのグループで言ってんだよ。
俺の情報ダダ漏れじゃねぇか!はぁ、なんて言おうかなぁ。
てか尊敬ってどういう意味だ?
「自己紹介するわね!私が中野二乃よ、よろしくね」
「中野さんね、よろしく」
「よろしくね!にのっち!」
「え?」ポカーン
「おい由比ヶ浜、さすがにそれはないぞ?あと言いにくくないかそれ?」
ア〇ゴが憑依したのか?それともイノッチの派生版か?
「えぇーーいいじゃん!ていうか文句言うんだったらヒッキーが決めてよね!」
「決めてよって言われてもなぁ……普通に二乃で良くない?2文字だし」
「2人ともそろそろいいかしら?」
「はーい」
「うっす」
まぁ、なんだかんだあったけど無事話せたぜ。途中から由比ヶ浜の目が変わっていったけど。……まぁこうして二乃のテスト勉強が始まったからいいけどよ。
あと話が変わるけど近い!二乃がとてつもなく近い。色々と近い!あぁいい匂いだ…
…でもこれ、小テストをやったのはいいけど点数低すぎじゃない?あと5日弱で欠点以上はいけるのか?俺、普通に雪ノ下を頼って良かったな。じゃないと俺じゃ手に負えなかった。ていうか家庭教師の人すごいな、尊敬するぜ。
「ヒッキー、二乃ちゃんとなんでそんなに近いの?」
………さぁ、俺は知らないぞ?まず知ってても言わないぞ。あと昨日会ったばっかだしな。絶対知るわけない。
「さぁ、知らねぇな」
「八幡君ここはどうすればいいの?」
「あぁここは―――」
「ゆきのん、ヒッキーが……」
「タラシ谷君はほっといてあなたも勉強しましょうか」
「ガーン」
こうして二乃(由比ヶ浜は巻き添え)の勉強会が始まった。