やはり俺が家出女と仲良くするのはまちがっている。 作:幅滝翔
長かった⋯⋯。途中、全く話の内容が書けなくて放ったらかしにしてたけど、6月入って急に内容が降りてきました。
それではどうぞ! 追記)あまり期待しないでくださいね?
今日は最初で最後の勉強会だ。まぁ千葉での勉強って意味だけどな。地元帰ったら多分たっぷり勉強やらされるだろう……今日の朝方に送ってもらったPDF(FAXは無理だった)を使って最後の多分楽しい勉強会を開催してやるか………ふふふっ
「なに笑ってるの八幡?」
「お兄ちゃん………キモイよ?」
え、笑ってた?マジかぁ、そんなつもりなかったんだけどな……。まぁ勉強を教えるのが楽しかったのかな………多分。
ていうか妹よ、キモイとか言うな。泣いちゃうぞ、俺。
あーあ、もう明後日で二乃は帰るのか………なんか寂しいな。……ん?あれ、なんでそんなこと思ってるんだろ。
なんていうか⋯⋯⋯チョロいな八幡。
「お兄ちゃん、朝ごはん食べるから早く降りてきてね!二乃お義姉ちゃん行こ!」
「そうね………て、なぜまたお姉ちゃん呼び???ていうか、また字が違くない??」
「まぁまぁ気にしない気にしない……そういう事だから早く来てね、お兄ちゃん」
「ほーい」
まぁ気にしないでいくか。あ、今日の勉強会はアイツらも呼ぶか、最後になると思うし……………よし、送信っと!じゃあ飯食いに行くとしますか。
~10時~
「良かった……今日で勉強会は終わりね」
「何言ってんだ?ここでは終わっても帰ってからテスト始まるまでちゃんと勉強しとけよ」
「……なぜ?」
「はぁ………」
なぜ?ってどういうことだよ…普通のことだろ。どんだけ勉強嫌いなんだよ。家庭教師の人がなんだか可哀想になってきたぜ。うーんどうしたら向こうでも勉強してくれるのかな⋯⋯⋯ちょっとここはあれをダシにして言うか
「もし、帰ってからやらないんだったら明日は行かな「わかった!!帰ってもやるからそれは………やめて……」いよう……」
なんで泣くんだよ。そんなに明日楽しみなのか?
俺の事好きすぎるだろ。まぁそんな訳ねぇだろうけど。
「はぁ、わかったから泣くな。可愛い顔が台無しになるぞ。明日二乃の行きたいとこ連れてってやるからさ……欲しいもの買ってやるから。な?だからもう泣くなよ」
まさか泣くとか思ってもみなかった。なんか悪いことしちゃったな……。違う意味で逆効果だったな。と思いながら、二乃の頭を撫でてたら、2人が入ってきたのに気づかなかった。
「あ、ヒッキー……にのっちのこと泣かしてる」
「誑し谷君、あなた二乃さんを泣かしてどうするつもり?」
「お兄ちゃん………Go for it!」
「えぇ……」
めっちゃ誤解なんだけど…。ま、まぁ泣かしたことには変わりないのか。
っておい、雪ノ下。誑し谷ってなに?俺、誑す相手いると思う?
あと、小町はなぜ最後英語なんだよ。なにを頑張ればいいんだよ⋯⋯
まぁ色々あったけど、勉強会の始まりだ!
~勉強会~
「よし、今日最後の課題はこれだ」
「え、これって………」
そう、俺が渡したのは上杉風太郎という家庭教師が作ったプリント。
二乃のお父さんに頼んでパソコンに写してもらい、PDFにして送ってもらったもの。最初は、上杉風太郎に却下されたけど、俺が「勉強を教えるのが苦手なんだよ!あと、範囲もほぼ知らないし、俺流でやったら二乃の成績下がるけど、それでもいいんだな?」って言ったらすごい低い声で「…………わかった」っていう感じで許可してくれたぜ。ヒヤヒヤしたけど笑
「二乃はこの字に覚えがあるだろ?家庭教師お手製の対策プリントだぜ」
「………」
「プリント?ヒッキーいつの間に……」
「比企谷君にしてはやるわね……」
「……まぁ嫌なのはわかる。だってこれが原因で家出してきたもんな。………でも俺さ、どうやったら二乃の点数が上がるようになるかなって考えたとき、これしか思いつかなくてな。家庭教師は勉強教えたりするのが仕事だろ?素人の俺に比べたらよっぽどのプロじゃん?………まぁ、俺はどっちでもいいけどな。家庭教師のプリントをやりたくないんだったら別にやらなくてもいい。やりたかったらやってもいい。でも、俺は一切強要しない。やらなかったっていう理由で明日のデートは無くならないしな。……何度も言うけど、自分がやりたいんだったらやればいい。やりたくないんだったらやらないでもいいし、俺の部屋に篭って遊ぶなり昨日やった復習だけするなり自分のしたいことをやれ。今日の勉強会の内容はそれだけだ。」
「…………」
やべぇ。めっちゃ長く喋っちゃった。由比ヶ浜と雪ノ下は途中からポカーンってしてるし、二乃も下向いたまま反応が無いし、小町はキッチンの方に途中まで居たけど今はどこにも見当たらない。こんなに熱心に長く語ったのは超が付くほど久しぶりだしめっちゃ恥ずい。俺が部屋に篭もりたいわ
~二乃side~
八幡からあいつ、上杉風太郎が作ったプリントを見せられたときはとても驚いた。だって家出した原因のプリントだったから。
あと、八幡の家では出てこないと勝手に思ってたから。
でも、八幡の言葉を聞いて私の成績の事を思ってやってくれたからか、イライラすることはなかった。
~勉強中~
結局私は、上杉が作ったプリントをした。やってみてわかったことは、ほとんど私が間違った問題がこのプリントたちに出ていたこと。上杉って結構凄かったのね。上杉の家庭教師の熱意がわかった気がする。勉強って意外と面白いのね。家に帰った時はきちんと謝ろう。
ところで八幡たちは、私が勉強している隣で「へぇー、問題全部手書きなのか。すごいな二乃の家庭教師は」などと雪ノ下さんと由比ヶ浜さんの3人で話したりして、3人の空間を作っていた。
ちょっと!わからない問題聞きにくいじゃない。あと近い!八幡と雪ノ下さんたちの距離(物理的)が近い!私も入りたい!!!
というか雪ノ下さんと由比ヶ浜さんは、八幡のことが好きなのかしら?でも、私も八幡のこと好きだしデートの時に告白しようとも思ってるし!⋯⋯⋯いや、やっぱり私が告白とかは辞めといた方が良さそうね、この感じは。だって絶対勝てそうにないもの。急に現れた人が勝てるわけがない。
告白したいけど、断られる未来が見えて怖い。あと、初恋の人に嫌われたりするのはいやだし拒まれるのもいや!もういっその事、片思いのままでいいかな⋯⋯?
あ、どうしよう。デートの時に告白するって考えてたけど、告白しないならもうデートも要らないんじゃないかしら。あとでデート要らないって言おうかな⋯⋯。
っ!⋯⋯目から涙が出てきたってことは、やっぱり私、八幡のことが好きだったのね。なんかチョロかったわ、私。会って1週間もしないで好きになるなんて⋯⋯⋯。て、やば!流石にここで泣くわけにはいかないわ。トイレでも借りよう。
「ちょっと、八幡。トイレ借りるわね」
「ん?いいぞ。場所わかるか?」
「小町ちゃんに聞いたからわかるわ」
「そうか。トイレのあとでわからないところあったら教えるぞ?」
「わかったわ。じゃああとで教えてね」
早々と会話を終わらし、トイレに入った。
やっぱり涙は我慢できなくて座ってすぐに涙が出てきた。
「やっぱ⋯り⋯⋯⋯こく⋯⋯はく⋯せず⋯に⋯終わる⋯⋯恋は⋯⋯⋯⋯⋯キツい⋯わ」
そうして私は、トイレの中で1時間弱泣いてしまった。