やはり俺が家出女と仲良くするのはまちがっている。   作:幅滝翔

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すみません。今回はセリフがいつもより多いので読みにくいかもしれません。


2日目 ②

「二乃、長かったけど大丈夫か?」

 

ダメだ。1時間も泣いたのに全然泣き足りない。今は収まったから勉強しに戻ったけど、また胸が苦しくなる⋯。はぁ、なんで八幡に恋してしまったんだろ。住んでる場所も違うし、これから先会うことも無いのになんでかなぁ。あ、でもそれだったら、告白して振られた方がまだマシなのかしら⋯⋯?

 

「おーい?」

 

あー!でも拒まれるのは嫌。⋯⋯もうどうしたらいいのよ!

 

「二乃?⋯⋯しんどいのか?泣いたあとがあるけど」

 

「わぁっ!ちょ、ちょっと急に喋らないでよ!驚いたじゃない」

 

「いや、さっきから呼んでるんだが⋯⋯」

 

「で、なに?」

 

「いや、だから、泣いたあとあるけど大丈夫なのか?って聞いてるんだよ」

 

嘘⋯⋯。泣いたあとできてるの?⋯⋯まぁ1時間泣いたら出来るか。ってなんでここにいるの?リビングにいたはずなのに。

 

「⋯⋯もうトイレ終わったか?入りたいんだが」

 

なんだ⋯。そういうことね。私を心配して来たんじゃないよね。

あ、どうしよう。この顔であの2人に会いたくないな。見られるの恥ずかしい⋯⋯。よし、八幡の部屋借りるか

 

「八幡!ちょっと目の赤み治るまで八幡の部屋居といていいかな?」

 

「⋯⋯あー、そういうことか。いいぞ」

 

「ありがとね」

 

 

 

 

~八幡side~

 

二乃がトイレに入ってから1時間も経った。大丈夫か二乃のやつ。あとで見に行くか。それにしても、結構問題合ってるじゃねぇか。ところどころ空いてるけど。まぁそこは後で教えるか。

 

「ヒッキー、にのっち大丈夫かな?」

 

「ん?大丈夫だぞ。ほれ、問題ほぼ合ってるし」

 

「わぁーすご!⋯⋯ってそっちもあるけど今はそっちじゃないし!トイレの方だよ」

 

「あー、大丈夫なんじゃね?まぁあとで見てくるよ。ってお前は自分の勉強のことを心配しろよ」

 

「さ、さっきまで頑張ってたし!もう疲れたよー!」

 

「本当か⋯⋯」

 

「由比ヶ浜さんも意外と頑張ってたわよ。意外と」

 

「ちょっとゆきのん、なんで2回も言ったの??」

 

「ごめんなさいね、つい口が滑ってしまったわ」

 

「もーー」٩(๑`^´๑)۶

 

ここはもうすぐでゆりゆりな空間になりそうだなぁ。まぁもう見慣れちゃったけど。つーか、マジで二乃遅すぎないか?トイレにそんなに時間掛かる?

 

「なぁ二乃流石に遅すぎないか?」

 

「そうね⋯⋯。流石に女子でもこんな時間は掛からないわ」

 

あ、やっぱり掛からないのね。うーん、じゃあトイレじゃないことをしてるのか?トイレであれ以外のこと⋯⋯⋯うーん、なんだろう。泣いてる⋯⋯とかか?でも、そんな素振りなかったしな。気になるし見てくるか。

 

「トイレ出てるかどうか見てくるわ」

 

「お願いヒッキー!」

「お願いね比企谷君」

 

 

 

 

さてさて、二乃は出てるのかな?流石に出てないと心配になるし、俺の膀胱も限界になる。

 

お、いたいた。ってトイレのドアの前でなにやってるんだよ。出てるなら戻ったらいいのに。

 

「二乃、長かったけど大丈夫か?」

 

「⋯⋯⋯⋯」

 

あれ、おかしいな。全然返事が来ない。それも目が合わない。俺の方向見てるのに目が合わないってどういうことだよ。

 

「おーい?」

 

「⋯⋯⋯⋯」

 

 

ん?こいつの目、トイレ行く前より赤くないか?もしかして予想したように泣いてたの?なぜだ?泣く素振りもなかったし、泣く要素もない。どんな理由で泣いたんだ?あ、もしかして女子の日のやつか?なるほど。声が出ないほど痛いのか。それとも単純に知らない環境に酔ってしんどくなった?まぁ聞いてみるか。

 

「二乃、しんどいのか?泣いたあとあるけど」

 

「わぁっ!ちょ、ちょっと急に喋らないでよ!驚いたじゃない」

 

 

うぇ!声大きいしうるさい。耳の近くで大声出さないでくれよ⋯⋯。まぁ俺が二乃の顔に近づいたから自分のせいでもあるんだけどね(๑>؂•̀๑)テヘ

つーか、顔近づけるまで反応無いとかどんだけ集中してるんだよ。悩み事か?それしかないよな。泣くほどの悩み事か⋯⋯ダメだ、全然わかんねぇ!あとで小町に聞いてみるか。

 

「いや、さっきから呼んでるんだが⋯⋯」

 

「で、なに?」

 

「いや、だから、泣いたあとあるけど大丈夫なのか?って聞いてるんだよ」

 

心配で見に来た⋯⋯⋯って言うところだけど、俺はそんなイケメンなことは言えない。つーか、赤くなってたの知らなかったのかよ。目見開いた後すぐに頭抱えだしたし⋯⋯。

 

「⋯⋯もうトイレ終わったか?入りたいんだが」

 

ん?なにかを考えてるのか?まぁ考えるのはいいけど、俺さっきトイレ行きたいって言ったよね?そこで考えられても困るんですが⋯⋯。

 

「八幡!ちょっと目の赤み治るまで八幡の部屋居といていいかな?」

 

なんでそんな事聞くんだ?⋯⋯⋯あ、雪ノ下らに見られたくないのか。女子同士だったら気にしないと思うけどまぁいいか

 

「⋯⋯あー、そういうことか。いいぞ」

 

「ありがとね」

 

「⋯⋯⋯⋯」

 

絶対泣いてたな、あれは。だって泣いてなかったら、2階に行く時あんな悲しい顔しないだろ。流石の俺でもわかるぞ。⋯⋯⋯多分。よし、小町にメールで聞いてみるか。ん?なぜメールかって?だって、小町のやつみんなが来たらすぐに友達の家に行っちゃったんだもん。なのでメールで聞きます。電話だと聞こえたら困るし

 

 

『二乃が多分泣いちゃったんだけど、どうすればいいんだ?』

 

『え、二乃さんを泣かしたの?』

 

『違う。勉強中にトイレ行くって言って、それから1時間以上がたったから見に行ったら泣いたあとがあったんだよ。あとトイレ出てからは、悲しい顔しながら俺と喋ってるからどうすればいいか気になってしょうがねぇんだよ』

 

『なるほどねー。二乃さんって結構お兄ちゃんに似てるね』

 

『は?どこがだよ。全然これっぽっちも似てねぇじゃねーか』

 

『まぁお兄ちゃんには多分分からないから置いといて、とりあえず今日一緒に寝たらどう?』

 

『ん?なぜそういうことになる?』

 

『まぁ小町を信用してくださいな。恋にはね、色んな恋があるんだよお兄ちゃん』

 

『⋯⋯信用はするけど、恋は今関係あります?いらないよね?』

 

 

 

あれ?既読無視ですか小町ちゃん。急に止まらないでくださいよ。こっちは真剣に聞いてるのに!⋯⋯つーか一緒に寝るだけで解決するのか?しなさそうだけど。まぁ断れたら俺は普通にソファで寝ればいいだけだな。

よし、早く戻ろう。あいつらも気になってると思うし

 

 

 

~リビング~

 

「戻ったぞ」

 

「ヒッキーおかえりー!にのっちはどうだった?」

 

あー、これは言わない方がいいよな?

 

「あー、なんか眠たいって言ってたからとりあえず2時間くらい俺の部屋で寝てもらうことにした」

 

「ふーん、そうなんだ。良かった元気そーだね」

 

「そうね⋯⋯⋯ところで比企谷君」

 

え、なに、バレた?ま、まぁ雪ノ下にはバレちゃうか⋯⋯こんな嘘は。うーん、どうしようか

 

「比企谷君?」

 

「は、はい!な、なんでしょうか?」

 

あ、やべ。余計バレそう。なんでテンパっちゃうんだよ俺は!

 

「今、17時30分だけど私たちは帰った方がいいかしら?」

 

あ、そっちか。良かった⋯⋯。ってもうそんな時間???二乃大丈夫か?まぁプリント一通り出来てるから大丈夫⋯⋯⋯⋯かな?

もう時間も時間だし、帰ってもらうか

 

「そうだな。もうこんな時間だし終わるか勉強会。もうすぐ夜だし送るぞ?」

 

「え、ヒッキーが優しい⋯⋯⋯?」

 

「あら、あなたからそんな言葉が出るとは、明日は槍が降るのかしら」

 

「なんだ2人とも。俺をなんだと思ってるんだ?」

 

「捻くれヒッキー」

「自己犠牲捻くれ谷君?」

 

おい!どういうことだ!?

由比ヶ浜は俺の事捻くれヒッキーだと?どこが捻くれてるんだよ!捻くれてねーし、どストレートだし(?)

雪ノ下は俺の事⋯⋯⋯いや、自己犠牲ってまぁ本当のことだからあまりツッコめないけど、苗字ね?なんでも谷を付ければいいと思ってない?ね?

 

「はぁ⋯⋯⋯そんな事言うんだったら送らないぞ?」

 

「気持ちだけ受け取っとくわ。もう車が来てるの。だから心配しなくても大丈夫よ。」

 

「そ、そうなのか」

 

いつの間に車での迎えを頼んでたんだよ。準備するの早いな

 

「じゃあおつかれ。また学校でな」

 

「またねヒッキー!!!」

「比企谷君、二乃さんのことよろしく頼むわ」

 

「はいよ………」

 

 

 

 

結局帰るまで二乃は下に来なかった。まぁ多分なにかしてるんだろうなぁと思いつつ、もうすぐで晩御飯なので起こしに行くことにした。あ、小町いないから俺が作らないといけないじゃん。どうしよう………まぁ適当に作るか。と、思いながら扉を開けると、二乃が床で寝ていた。ん?いや、寝ているにしては顔が赤い。ま、まさか………辞めてくれよ。

 

「おい二乃!大丈夫か?つーか熱っ!……まじかよ。ってやばいやばい。早くベッドの上に寝させないと」

 

 

嫌な予感は的中。二乃は熱を出していた。

俺は急いで二乃を俺のベッドの上に乗せた。まぁ嫌だと思うけど世間一般でいうお姫様抱っこをして。しょうがないじゃん?それしか運ぶ方法がなかったんだもん。

そして、熱さまシートや小町の部屋にあった救急セット、アク○リアスなど準備をした。小町にもメールをして、早く帰ってもらうようにした。ついでに中野マルオさんにも電話した。焦ってるのか、向こうでなにかが落ちた音がしたけど。

 

 

 

まさか帰る2日前にこんなことになるとは、誰一人も予想出来なかった。

 

 

 

~二乃side~

 

八幡に部屋に行くことを伝えてから、上に行った私は少し八幡の部屋にあったラノベを読んでいた。そして、気がついたら17時50分という数字を見て、やばい早く降りないとあの2人帰っちゃう、と思い起きてみると、なぜか頭が痛くて身体もふわふわする。急に頭が回らなくなったので、下へ行くために部屋の扉まで歩こうとしたがすぐに倒れてしまった。

 

「痛っ………」

 

あー、これ熱だわ。めっちゃ頭痛いしクラクラする。なんでさっきまで本を読めてたのかしら。………どうしよう。声も急に出せなくなったし動けない。あれ?私詰んだ?

あ、足音が聞こえる。八幡かしら。

 

「おい二乃!大丈夫か?つーか熱っ!━━━━━━━」

 

あ、私のこと心配してくれてる。ありがたい………。あれ、急に体が浮いた………ってお姫様抱っこ???あー、ずっとこのままが…って私ったらなに考えてるのかしら。熱のせいで変な考えになってるの?危ない………このままいくと変な考えがずっと続きそうだし、思ってることも口でペラペラ喋りそうね。

あれ、眠たいのか目が重くなってきたわね。やばいわ、なにも考え―――Zzz……

 

 

 

「寝たか……今日は詰め込みすぎたな。ん?俺カレンダーにこんな丸付けたっけ?…………あー、二乃が書いたのか。楽しみにしてたもんなぁ。まぁこのままじゃ無理そうだな」

 

うーん、なんかデートの代わりになるようなものってあるのか?あとで探さないとな………。二乃はよっぽど疲れたのか、熱のせいなのか分からないけれど、あれから7時間経つまで寝ていた。

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