世界を巡る物語   作:桜吹雪「狐桜」

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2 思わず拾っちゃいました

「あーもう!なんでこういうときにない!?」

 

税金で作れっ!もっと!

 

「はぁ……はぁ……」

 

く、くそっ…体力が……。

 

ザシュ

 

何かを斬るような音が背中に響いた。同時に尋常じゃない痛みが走った。俺は思わずその場に転んでしまった。

 

「いって……!?」

 

何だ今のは…!?後ろを見ればそこには、一羽の鳥がいた。

だけど、その鳥はどう見ても普通の鳥じゃないくらい、目に鋭い光を宿していた。……俺そこまで見れるくらい目がよくなってたのか…?

そして、かぎ爪には見ただけでもとても鋭そうなかぎ爪が生えていた。なるほど…こいつか?

 

「……なるほど。やつあたりだな!?(あてずっぽう)」

 

……この場にハクがいたら即つっこまれてたんだろうなぁ。……って、そこまでのんきにいられるほど俺は冷静なの!?それはそれですごいな。……まあ、もっかいやられても困るのでこの鳥さんはぶっ飛ばしますか。

 

「ちょーっとぶっ飛ばさせてくださいなそこの鳥ぃ!」

 

俺はジャンプして鳥に近寄る。幸い地面に近いとこを飛んでたから跳ぶだけで楽に届く。

 

「おらぁっ!」

 

だが、振りおろす拳は思いっきり外れた。……今思ったけどこれって何も知らない人が見たら動物虐待に思われるよね……。これは早めに決着をつけんと。

 

俺はそのまま前宙の要領でかかと落としを仕掛けた。これでもしっかりいろいろ習ってるんだぜ?(ハクの金で)

 

だけどまた外れる。

 

「すばしっこ!」

 

むかついてくるなこいつ。地面に着地。その後とび蹴りを……やろうとしたけど右にかわされてかぎ爪でカウンターをもらった。いらないのに~……クソいてぇ!

 

「なんだよこいつっ!」

 

そう叫びたくもなるっつーの。

 

「クァーッ!!」

 

いきなり鳴き声をあげた。その後には・・

同じような鳥たちがわらわら集まってきやがった・

 

「ぬわわわわわわわわ!!!???」

 

もう逃げるっ!……と思ったら白狐がいないっ!あ!さっき思い切り後ろに投げ飛ばしたんだった!

 

後ろには黒いスーツの男ども……いたの?なんかあやしいんで殴る。

 

「おいこらぁああああああ!!!!!!」

 

我が秘伝のとび蹴りをくらえぃっ!……面白いように吹っ飛んでくよあいつら。しっかり白狐を残して。

 

「……今日は家でいいか?」

 

「キャン!」

 

なんだかんだで忙しかったな今日は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たらいまー。」

 

「お帰りー。遅かっ…た…な……?」

 

「あ。」

 

白狐連れて帰って来たのを伝えるの忘れた。まあ、帰ってくることも伝えてないけどね。

 

「ちょ……なんで……?」

 

「?どうしたハクさんや。」

 

「なんで妖怪がここに!?」

 

「ふぁ?妖怪?どこにいるん?」

 

「あ~、お前には見えないんだっけ。今腕に抱いてるやつがそうだよ。」

 

「え、こいつ!?」

 

まさかのお前妖怪かいっ!

 

「ったく、猫だからって持ち込みやがってぇええ……」

 

「……ん?猫?狐じゃねぇの?」

 

「んなっ!?なんで見えるんだ!?」

 

「ふぁ?ハク、お前今日は早く寝たほうがいいんじゃね?目がおかしくなってるんじゃない?」

 

「そのセリフは俺が言いたい。なんで狐として見えるんだ?」

 

「何だよその言い方。普通じゃないみたいに言いやがって。」

 

「そうだよ普通じゃないんだよ。」

 

……は?

 

「……え?どうしたハク。神様もボケるのか?」

 

「だから、普通の人は妖怪は化けた姿しか見えないんだよ。」

 

「何?この狐が化けてないとでも?」

 

化けてたらいろいろとショックなんだけどね。

 

「だ・か・ら……まあ、危害を加えないならいっか。」

 

「……まあいいや。夕飯夕飯。」

 

あ、その前に荷物置かなきゃ。と思ってハクに背を向けて部屋に行った。

……ハクさんや。後ろの切り傷気付いてほしかったんだけど……

 

その後は食って宿題やって風呂入って寝た。風呂には白狐と一緒に入った。

 

―風呂の中で―

 

「ん~……」

 

今俺が悩んでるのは白狐の名前。いつまでも白狐って呼ぶわけにはいかない。うにゃ~……。世の中の飼い主さんはよく名前が思いつくよ。……ったく。

 

「あ、白狐洗わんと。」

 

はいもちのろんで白狐と一緒に入ってます。……今思えば犬とかってどうやって性別見極めるんだろう……

 

わしゃわしゃわしゃわしゃ

 

もっふもふで気持ちよさそうな白狐さんは、風呂の中(洗面器)でほっこり。

それを見てるこっちはさらにほっこり。あ、思いついた。

 

「そうだ!お前のこと、「狐火(こび)」って呼ぶぜぃ!」

 

それを聞いた狐火はポカンとしてた。なるほど人の言葉は分かるのねやりやすい。

 

「ま、お前さんの名前が分かるまではそう呼ばせていただきますよっと。」

 

だってさ……教えてくれないし聞く気も起きないもん。

あ、狐火ってつけたのは……えっと、妖狐がだすっていう狐火のように活発に生きてほしいなって意味で……

他の名前でもよかったな。うん。

 

「ま、そう言うわけで俺は出るとしましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~……ねみぃ。ねよねよ。」

 

明日は体育あるからなぁ~……ん?布団の中に誰か先客?

 

その先客はこちらに向かって一声鳴いた。それだけで誰かは分かる。

 

「こ、狐火!?ちょ、そこ俺の布団!!……寝るのはや。」

 

ぐっすりと寝てた。はえーよ。鳴くために起きたのかよ。

 

「……まあいっか。無理に起こしてもしょーもないし。」

 

お隣に入らせていただきますよっと。そして俺は寝る……と。

 

 

 

 

 

 

 

昼の生き物が寝静まる中。一つの家では……

布団の中にいる狐をひたすらもふる人間と、もふられて微妙な顔をしている狐がいた。




戦闘シーンも日常シーンもまだまだ表現力が・・
あ、3点リーダー使ってみた。だが戻す。
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