「おばさん、おかわりください」
「わかったわ、この頃食べる量増えたわねぇ」
「力を覚醒させたからだろうな、俺も最初はそうだった」
朝ご飯を食べながら、和気あいあいとした会話をするラン達。なんの変哲もないこの家族が、世界を救った人物達とは思えない。
「さて、私は仕事に行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
「いってきます、ラン!百子頼んだぞ!」
「わかってるよ!行ってらっしゃい先生!」
「ははっ、言うようになったな」
ゲンは仕事場へと向かい、ランはバイトの面接に行こうと準備を開始する。
「おばさん、面接行ってきまーす!」
「はーい!」
ドアに手をかけようとしたその時、スリングリングが現れ、中から一人の男性が現れた。
「やぁ、ここに、諸星ランは居るかな?」
「俺だが、あんたなにもんだ?」
ランは警戒して構えを取る。
「私はドクター・スティーブン・ストレンジ。魔術師だ。地球に危機が迫ってる、力を貸して欲しい」
「やぁ」
すると、魔術師を名乗る男の後ろから、有名な人物が現れる。
「トニー・スターク・・・」
「私のことを知ってくれているみたいだな少年、これ、君だろう?」
といって、透明な機械を取り出して映像を見せてくるトニー・スターク。そこには、怪獣と戦うランの姿が写し出されていた。
「ええ、そうですけど」
「なら話は早いな、スーツを持って、私たちと来てくれ、緊急事態なんだ、拒否権はないぞ」
「地球に危機って一体?」
「2012年のニューヨークの戦いは知ってるだろ?」
「ええまぁ」
「その親玉が地球に乗り込んでくる」
「マジっすか」
「説明は後だ、来てくれるのか?来ないのか?」
「行きますよ、もちろん。おばさーん!しばらく帰れないかもー」
「話聞いてたからわかるわよー!生きて帰ってきなさい!絶対にね!!」
「もちろんそのつもりですよー!!」
懐からウルトラゼロアイを取り出しながら百子に報告をすませる。
「良いおばさんを持ったな、それじゃ行くぞ」
「はい!」
スリングリングをくぐり、ランはニューヨークへと向かっていった。
とある宇宙 どこかの小惑星にて
赤い稲妻の模様がある黒いスーツを着た宇宙人が倒れている。スーツはボロボロで、電源は切れているようだ。
突如、黒いオーラがスーツから漏れ出てきた。スーツが起動、不気味に光ると、どこかに消えていった。
ゼロが戦かっていたその頃、別の場所では
『ジャンプ!オーソライズ!
飛び上がライズ!!ライジングホッパー!
A jump to the sky turns to a rider kick.』
「迅、お前を止められるのはただ一人、俺だ!!」
大企業の社長にして、ヒーローが誕生していた。