MARVEL ULTRAWORLD   作:競馬好き

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VSベリアル軍

「ゼロ、ウルトラマンゼロ!!セブンの息子だ!!」

 

BGM『ウルトラマンゼロのテーマ』

 

「セブンの息子だと?この前殺した、因子を持っていたやつの息子か!だったら親父同様、地獄へ叩き落としてやる!!行けぇええええ!!!」

 

ナイザーを振り上げると、無数の光が飛び出し、その光の中からさまざまな怪獣軍団が現れる。

それを見たラン、いや、ゼロは、右手の薬指と小指を折り曲げて前に突き出し、左手の拳を胸の辺りにまで持ってきた特徴的な構えを取ると。

 

「デェエエエエエヤァ!!」

 

気合いの入った掛け声と共に怪獣軍団へ突っ込んでいく。そして、戦闘に居た二体のドクロ怪獣と超古代怪獣に対してラリアットを食らわせた後、飛び膝蹴りで後続の怪獣達を吹き飛ばす。

直後、炎の玉と電磁ビームが彼の横を掠めていった。見ると、火山怪鳥と宇宙有翼怪獣が彼に向かって攻撃を仕掛けてきていた。

すぐさま高台へと跳躍し、ワイドショットを発射する動作と同じ動作を一瞬し、エネルギーを充填させた後、彼の父親、ダンと同じポーズを取り、額のビームランプから緑色の光線を発射する。エメリウムスラッシュで二体を爆殺する。

 

「ハッ!ドォオオオリャッ!!」

 

その後、高台からローリングで降りると、構えを取り、ストレート、チョップ、ローキック、肘打ちなどのさまざまな格闘技を使って怪獣軍団を攻撃していく。それをまともに受けた怪獣達は、その体から炎を出現させて爆発して死体を残さず消えていった。ナイザーから現れる怪獣が死んだ場合はこうなるのだろう。なんとはかない命であろうか。が、そんなことこの現状では考えてられない。とにかく怪獣軍団を倒していく。

 

「ヌオッ!?」

 

背後からの攻撃で倒されるが、回転ですぐさま対応。膝立ちで怪獣軍団に向き直ると、メットにあるスラッガーに両手をあてがった。すると、カシャン!!という大きな音が鳴ると、メットとスラッガーの装着部分から緑色の光が放たれる。そして、精神を集中させる。

 

「シュアッ!!」

 

あてがった両手を掛け声と共に勢い良く伸ばすと、スラッガーが高速回転しながら放たれた。スラッガーは怪獣軍団を次々と斬殺していく。

スラッガーには、地上で使ったときと同じようにウルトラ念力が使われている。だが、すぐにスラッガーから目線を反らし、スラッガーの猛攻から逃れた怪獣達の相手に移る。この事から、目線を反らした状態でもどうやらスラッガーを操作できるようになっているようである。

そんなことは置いておこう。

相手をしている怪獣達からバック中で離れると、光線を発射する予備動作を行った。

 

「ワイドゼロショット!!デェエエエエエヤァ!!」

 

ようやく決まったネーミングを叫びながら腕をL字に組み、金色の光線を発射。それを受けた怪獣達は爆発していき、一網打尽にされてしまった。

直後、スラッガーを自分の手元に来るよう操作し、掴みとり、構えると、足払いを交えながら怪獣軍団を切り裂いていく。

 

「シャッ!フッ!オラッ!」

 

そして、超高速運動を発動させ、視認することの出来ない速度で怪獣軍団を倒しきる。

 

「ウリィヤ!!」

 

するとベリアルの声が聞こえてくる。見ると、自身で操っていた怪獣軍団を殺しながら、ゼロの方へ歩いてくるベリアルの姿があった。

 

「小僧!今度は俺様が相手だ!!」

 

ゼロとベリアルはにらみ合い、両者ともスラッガーとナイザーをちらつかせる。

 

しばらく無言の間があった後、二人同時に仕掛けていった。スラッガーとナイザーがぶつかり合い、衝撃波が産まれ、砂ぼこりが巻き起こる。

 

「ウリィリャ!ヌンッ!ファッ!!」

「シャッ!フッ!オリャッ!デリィヤッ!」

 

二人とも自身の技とスラッガー、ナイザーをぶつけ合い、激しい戦闘を繰り広げる。そこに怪獣軍団も参戦していくが、二人の戦闘に割り込んでいったものは次々と殺されていった。

すると、ベリアルがナイザーで地面をえぐり、巨大な火成岩を作り、それをゼロに飛ばしてきた。それを見たゼロは後方へ浮遊しながらウルトラ念力を発動。スラッガーを投げ飛ばし、火成岩を破壊しながらベリアルに突撃していくと、ナイザーの柄を掴み、ベリアルの後方へ回ると、足を蹴って膝をつかせると、飛ばしていたスラッガーでナイザーの柄を待つベリアルの手を切りつけた。

 

「ヌアッ!?」

 

ナイザーを手放してしまうベリアル。ゼロは取り上げたナイザーを遠くへ投げ捨てて、スラッガーをヘルメットに戻し、今度は素手での衝突だ。

お互いの出来うる限りの技でぶつかり合い、その戦闘はさらに激化していく。しかし、勝利を勝ち取ったのは、戦闘参加初日目の新米であるはずのゼロであった。

近くにあった石壁を蹴り、勢いをつけ、ウルトラ念力で右足に超高熱の炎を纏わせた飛び蹴り。

 

「ウルトラゼロキィイイック!!」

 

ウルトラゼロキックがベリアルの胸に突き刺さり、吹き飛ばされ、うめき、膝をつくベリアル。それを睨み付けながら、最後の大技を決めるべく、スーツにコードを入力していく。

 

「ツインシュートモードに移行!!」

 

すると、カラータイマー周囲のアーマーが変形していき、カラータイマーの縁に接続パーツが現れる。そこへ、スラッガーを接続する。すると、カラータイマーが砲身へと変化し、そこへ青白いエネルギーがチャージされていく。

 

「これで、トドメだぁああああ!!!」

 

両腕を左右に広げながら胸を張ると、砲身から極太の光線が発射され、ベリアルに命中。

 

「ヌォオオオァアアアア!!グッ!ガァアアアアア!!」

 

叫び声を上げながら空中へ吹き飛ばされるベリアル。光線を放つゼロは反動で後方へ押されるが、何とか踏ん張りその場にとどまる。

その間にもベリアルは光線を浴び続けており、空中を吹き飛ばされ続けている。その後、吹き飛ばされた先にあったマグマの滝の中へと消えていった。

光線を出し終えると、一時的にスーツのパワーがオフとなり、その場で膝をつき、全身からエネルギーを放出する。

 

「ラン」

 

背後から声がかかり、見ると、ゲンがよたよたと歩いてきた。ゼロは立ち上がり、ゲンと向き合う。

 

「良くやったな、さぁ、帰ろう」

「ああ、だけど、この基地どうすんの?」

「こいつは基地じゃない。基地に改造されてはいるが、ここは怪獣墓場ってところだ。昔、ウルトラマンが怪獣を倒したとき、その怪獣の核となる部分をここへ運び、埋葬していたんだ。彼らだって、暴れたくて暴れてた訳じゃないからな。それを、こんな醜い姿に・・・。ラン、あそこにある杖を取ってきてくれ」

「わかった」

 

玉座と思われる椅子の横にある、先端が光輝く杖を、取ってくるラン。プラズマスパークの先端にはカプセルがあり、何か収まっているが、あまりの光にその正体はわからない。

この杖に見覚えがあるランは、ゲンに聞いてみることにした。

 

「これってもしかして・・・・」

「ああ、プラズマスパークだ」

「やっぱり」

 

ランの予想は的中しており、滅んでしまった光の国にあったはずのプラズマスパークであった。

 

「一緒に滅んだんじゃないの?」

「これがあるということは、ベリアルはプラズマスパークを盗んだのだろう。だから怪獣軍団を率いることが出来た」

「怪獣墓場に眠ってた怪獣たちを蘇らせたってこと?」

「そういうことになるな。ただの宇宙人をウルトラマンにするエネルギーを持っているんだ。怪獣を蘇らせることも出来たんだろう」

 

すると、プラズマスパークがカシャカシャという音を立てて変形した。プラズマスパークのカプセルが開き、中から青白く光る玉が現れた。これが収まっていたものの正体のようだ。

 

「それは、プラズマスパークに搭載されたAIのような意思に選ばれたものにしか与えられない特別なものだ。もらっておけ。なくなっても大丈夫なものだ」

 

ランは玉をプラズマスパークから外し、手のひらで転がす。青白く光る以外何の特徴もないただの玉のように見える。

 

「これってなんなの?」

「わからない、ただ特別な力を与えられるようだが、それがどんな力なのかわからない」

「あそう、そんな使い方がわからないようなものをもらってもなぁ」

「そんな微妙な顔をするな」

 

微妙な顔をしながら玉を見るゼロ。ゲンがツッコミを入れる。すると、墓場全体が揺れ始めた。その時、巨大な咆哮が聞こえてきた。

 

振り返ると、先ほどベリアルが消えていったマグマの滝から巨大な怪獣が姿を現した。その怪獣には、無数の目玉や発光体があり、怪獣達が強引に結合されているのがわかる。

 

「なんだよありゃ!!」

「何とかするしかない!!行くぞ!!」

 

あわてて玉をしまうと、スラスターを点火し、巨大な怪獣の元へ向かっていった。

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