神奈子「ならば何故、貴方から私達と同じ『力』を感じるのだ……?」
神奈子からのカミングアウトに思わず誰もが顔を見合わせる。
続けて諏訪子が喋りだす。
諏訪子「あー、確かに薄々感じてはいたけど……もしかして海燕って神様なのか?」
そうだ、神奈子と諏訪子は私と同じ神様だった。同族なら自分と同じ神の『力』を感じるのも頷ける。
海燕「そうだな……確かに私は天界出身の神
天界と言っても、比那名居の住む場所とはまた違った所だがね」
神奈子「おや、あの迷惑娘を知っているのか?」
おっと、つい
海燕「あぁ……噂くらいは聞いた事あってね……」
諏訪子「へぇ〜?オマケ程度で天人になった比那名居一族の噂をねぇ〜?」
諏訪子がニヤつきながら横槍を入れてくる。コイツら天子に何かされたっけ……?
神奈子「随分面白い奴が来たものだ……どうだ?私達と一戦交える気は無いか?」
早苗「か……神奈子様!?海燕さんはまだスペルカードルールすら知らないんですよ!?」
諏訪子「だ〜いじょうぶっ
ルールは至ってシンプルだし、コイツにだってすぐ扱えるようになるさ」
海燕「随分私を高く買うんだな……」
気で何処まで分かるのかは定かでは無いが、向こうがかなりやる気なようで引く訳にもいかなくなってきた。
早苗からスペルカードルールの説明を受け、私達は場所を変える。
諏訪子「二対一じゃ分が悪いだろう、そっちの青いのも加えても良いぞ?」
海燕「いや、海裏は結構特殊なものでね……私一人で相手させて貰うよ」
神奈子「随分と余裕そうだな」
海燕「そっちこそ……」
早苗から白紙のスペルカードを貰ったが、私自身も
早苗「用意は良いですか?」
海燕「あぁ、いつでも」
諏訪子「私達のスペルカードは三枚ずつ、同時に使っていくよ」
海燕「私のスペルカードは一つ、だが十分だ」
互いの準備が整ったところで、早苗が合図を出す。
早苗「それでは……開戦!!!!」
開戦早々神奈子と諏訪子がそれぞれ拡散弾を放ってくる。一対一なら対戦した事はあったが、同時に相手したのはこれが初である。
私は初心者らしく避けに専念する事にする。
神奈子「避けに専念するか……なら!!」
諏訪子「神社での作法ってのを教えてあげるよ!!」
そして二柱はスペルカードを宣言する。
神奈子「奇祭『目処梃子乱舞』!!」
諏訪子「開宴『二拝二拍一拝』!!」
神奈子のレーザーによる動きの制限と自機狙いの弾幕達、更に諏訪子の二種のレーザーと大弾幕のコンボも相まって非常に避けづらい。
だがそれぞれの対処を知る私は最適解を見つけ、難なくスペルブレイクさせる。
諏訪子「へぇ〜……やるじゃん」
神奈子「でも間髪入れずに……!!」
二柱が続けて次のスペルカードを宣言する。
神奈子「神穀『ディバイニングクロップ』!!」
諏訪子「土着神『手長足長さま』!!」
諏訪子の一反射する二種のレーザー弾幕と同時に神奈子が三種の拡散弾を放ってくる。流石は犬猿の仲、いや、蛇蛙の仲とでも言うか、見事に息は合っている。
このレベルになると流石の私でも全て躱すのは至難の業となり、数発被弾してしまう。
神奈子「さっきまでの勢いは何処へ行ったのだ?」
諏訪子「神様ならこの程度避けるのは当然だよ〜?そんなんじゃ親が泣くよ〜?」
私は煽りに流され易いタイプではあるが、私が最も慕っている父の事を出されるのは流石に堪らん……
海燕「威勢のいい事言ってくれるじゃねぇか……ならば見てみるがいい……
これが私の実力だ!!!!!!」
神奈子「そうだ……その意気だよ……」
諏訪子「さぁ、何処からでもかかってきなよ!!」
海燕「見よ……これがで培った知識と技術の結晶……」
私はスペルカードを掲げ、宣言する。
海燕「複合型:禁忌『495年間のカゴメ・カゴメ』……」
To be continued