退廃の祝福を受けた者   作:暇が欲しい一般人

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襲撃

 平穏な日々が続いたある日。

 授業が終わった直後、放課後に事件が起こった。

 

『全校生徒の皆さん!』

 

 ハウリング寸前の大音声が、スピーカーから聞こえる。

 どこの馬鹿が音量の設定を失敗したのだろうかと思っていると、犯人が名乗る。

 

『僕達は、学内の差別撤廃を目指す有志同盟です』

 

 犯人は予想以上の馬鹿だったようだ。

 放送をある程度聞いて、深雪に声を掛けながら立ち上がる。

 

「深雪、生徒会で呼び出されるだろうから、行くわよ」

「はい、お姉様」

 

 深雪と一緒に教室を出てすぐに、七草会長からメールが届く。

 メールの内容は放送室前に行くようにとのことだった。

 放送室へ向かう途中で達也とも合流する。

 

「遅いぞ」

「すみません」

 

 放送を聞いてすぐに移動を始めたのだが、もっと早く動いた方が良かったのだろうか。

 くだらないことを考えていると、達也が渡辺先輩に状況を確認していた。

 渡辺先輩の話では、立てこもり中の有志同盟はマスターキーごと鍵を盗んでいるようだ。

 そのため放送出来ないように、電源はカットしたようだ。

 

「しかし、ここまで馬鹿だとは予想してなかったわ」

「美咲」

 

 私の呟きに対して達也が余計なことを言うなと言いたそうな視線を向けて来る。

 市原先輩達もあまり有志同盟を刺激するようなことを行って欲しくなさそうだ。

 しかし、ここは私の意見もしっかりと言っておくべきだろう。

 

「先輩達は有志同盟を刺激したり、強引な手段を取ることに迷っているようですが、あまり時間はないと思いますよ」

「それはどうしてだ?」

 

 私の言葉に十文字先輩が問いかけて来る。

 十文字家の総領だけあってかなり存在感のあるなっと思いながらも話を続ける。

 

「彼らがどこまで計画的なのか分かりませんが、放送室に閉じ込められた状態で彼らがまともな精神状態でいられるとは思えません。彼らも包囲されていることは分かっているでしょうから精神的な負担はかなり大きいはずです。一科生と二科生の問題でこんな事件を起こすような人達ですから、精神的な限界が来るまであまり時間はないと思いますよ」

「なるほど」

 

 十文字先輩は納得したような顔をしてどう対処するか考え始めた。

 市原先輩も私の言葉に時間的な余裕がないと思ったようで、暗い顔をして対処を考え始めた。

 渡辺先輩は強引な手段を取れる理由が出来たためか、少し嬉しそうだ。

 先輩達の反応を見ていると、達也が携帯端末を取り出して通話を掛ける。

 

(誰に連絡をしてるのだろう?)

 

 予想外の達也の行動を首を傾げて見ていると、達也が通話相手の名前を口にする。

 

「壬生先輩ですか?四葉です」

 

 壬生先輩という名前に何人かが驚いた顔で達也を見る。

 

(壬生先輩って誰だろう?今連絡するってことは有志同盟の関係者かな?)

 

 壬生先輩について私が考えている間に、達也は通話を終えたようだ。

 

「すぐに出て来るそうです」

「ああ、有志同盟の人だったのね」

 

 私の言葉に達也は呆れたような表情を向けて来る。

 

(有志同盟に知り合いがいるなんて思いもしなかったわ)

 

 達也は私が少し驚いた顔をしているのを放っておいて、さっさと話を進める。

 話を聞いてると、騙して出てくるように仕向けたようだ。

 CADや武器を持っているかもしれないとのことだが、警戒するほどではないな。

 それに拘束するのは部活連や風紀委員がやってくれるだろう。

 

「達也。相変わらず、悪知恵が働くのね」

「悪い人ですね、お兄様は」

「今更だな」

「フフ、そうですね」

 

 私と同じように楽しげな口調で達也を非難した深雪は、更に楽しげな口調で付け足す。

 

「でも、お兄様?壬生先輩のプライベートナンバーをわざわざ端末に保存されていた件については、今更ではありませんから、後ほど詳しくお話を伺わせてくださいね?」

 

 深雪の発言に対して思うところはあったが、言えば面倒なことに巻き込まれると分かっているので関わらないように視線を逸らす。

 その後、達也は放送室から出て来た壬生先輩に詰め寄られていた。

 騙されたわけだから達也に怒るのは当然だろうが、なぜか私も睨まれたが特に何か言われることは無かった。

 

(何か怒らせるようなことしたかな?今日が初対面のはずだけど……)

 

 思い返してみるが、壬生先輩に会った記憶はない。

 どちらにしろ、何も言ってこなかったのなら気にすることはないだろう。

 私が壬生先輩のことを考えている間に、七草会長が来て壬生先輩達と交渉の打ち合わせをするとのことでどこかに行ってしまった。

 私達は帰っていいと言われたので、言われた通りに帰る。

 翌日、達也と深雪がいつもより早めに家を出たので、私も一緒に早めに家を出る。

 あの後、どうなったのかを七草会長に聞くために早めに駅について待つようだ。

 幸い、七草会長が早く来てくれたため、あまり待たずに済んで良かった。

 

「会長、おはようございます」

「達也君?美咲さんに深雪さんもどうしたの?」

「昨日のことが気になりまして。あの後、壬生先輩達との話し合いはどういう結論になったのか教えていただけますか?」

「意外ね」

 

 達也の問いが本当に意外だったのか言葉にまで出している。

 

「達也君と美咲さん、他人のことを詮索するタイプにも見えないのに」

「他人事で済めば良いですが、そうも行かないでしょうから」

「私は二人について来ただけで、本当に興味ないですよ」

「なるほど」

 

 達也は気になっているようだが、私は違うとはっきりと告げる。

 私が何かしなくても達也が何とかするから問題ない。

 だから、私は面倒ごとに巻き込まれてから動けば十分だ。

 七草会長の話では公開討論会をすることになったようだが、それで何か変わるというのだろうか。

 その日は特に何もなく学校が終わったが、夕食後に達也と深雪は九重先生のところに行った。

 私も誘われたが、興味が無かったので断り自室で一人本を読んで過ごした。

 

 そして七草先輩と有志同盟の公開討論会の日。

 全校生徒の半数が講堂に集まっていた。

 

「意外に集まりましたね」

「予想外、と言った方が良いだろうな」

「暇人が多いのね」

 

 講堂に集まった生徒と反対側の袖に居る有志同盟を見るが、壬生先輩がどこにもいない。

 

「実力行使の部隊が別に控えているのかな……?」

「同感です」

 

 渡辺先輩と達也は実力行使があると考えているようだ。

 もし、実力行使で来るようなら、正面から叩き潰せば良いだけだ。

 それから討論会はすぐに始まったが、暇でしょうがない。

 

(さっさと攻めて来てくれれば、楽に終わるんだけどなぁ)

 

 どうでもいい話を聞き流して漸く終わったと思った時、轟音が講堂の窓を震わせた。

 それを合図に動員されていた風紀委員が一斉に動き、有志同盟のメンバーを拘束する。

 直後、窓を破って紡錘形の物体が飛んで来たので、携帯端末形態のCADを操作して床に着く前に魔法で割られた窓から外に飛ばす。

 その直後、今度は出入り口から防毒マスクを被った数名の闖入者に魔法を放つ。

 圧縮空気弾で吹き飛ばし、講堂の壁に叩きつける。

 何の問題もなく鎮圧が完了したので、私は達也に視線を向ける。

 

「外の様子を見に行くけど、達也も来る?」

「分かった。俺も一緒に行く」

「お兄様、お姉様、お供します」

 

 どうやら、達也だけでなく深雪も一緒に来るようだ。

 私は講堂の出入り口に向かって歩き出すと、達也は渡辺先輩に声を掛けてついて来る。

 

「美咲、どこに行くんだ?」

「まずは、実技棟に行くわ」

「分かった」

 

 先ほど、爆発音が聞こえた実技棟の方に達也達と急いで向かう。

 実技棟に近づくと、レオが侵入者達を相手に大立ち回りを演じていた。

 CADを操作して魔法を発動させ、レオを囲んでいた三人の男を吹き飛ばす。

 侵入者が吹き飛んだことで、私達に気づいたレオが問いかけて来る。

 

「達也、こりゃあ、一体……」

「レオ!……っと、援軍が到着してたか」

 

 達也がレオの問いに答える前に、エリカがレオと自分の分のCADを持って来た。

 そして、達也がレオとエリカの二人に状況を簡単に説明する。

 

「テロリスト?それじゃあ、問答無用でぶっ飛ばしても良い相手なのね?」

「生徒でなければ手加減無用だ。ところで、他に侵入者を見なかったか?」

「彼らの狙いは図書館よ」

 

 声のした方に視線を向けると、知らない女性が立っていた。

 

「小野先生?」

「向こうの主力は、すでに館内に侵入しています。壬生さんもそっちにいるわ」

 

 深雪達、三人は戸惑った視線を達也に向ける。

 私は小野先生と呼ばれた女性に少し申し訳なさそうな顔をして返した。

 

「情報提供ありがとうございます。しかし、申し訳ありませんが、すでに把握済みです」

「!?」

 

 達也以外が目を丸くして私を見るが、事実知っていたので仕方がない。

 敵がブランシュである以上に、目的が何なのかは分かっている。

 

「流石ね」

「ありがとうございます」

 

 私が小野先生の言葉に短くお礼を言うと、達也が小野先生に話しかけた。

 

「後ほど、ご説明をいただいてもよろしいでしょうか」

「却下します、と言いたいところだけど、そうも行かないでしょうね。その代わり、一つお願いしても良いかしら?」

「何でしょう」

「カウンセラー、小野遥としてお願いします。壬生さんに機会を与えてあげて欲しいの」

 

 彼女が何者なのか分からないが、カウンセラーとしての仕事もしっかりとしているようだ。

 

「甘いですね」

 

 しかし、達也はそれを容赦なく切り捨てた。

 

「行くぞ」

「はい」

「おい、達也」

 

 切り捨てられない友人に対して達也はアドバイスをする。

 

「余計な情けで怪我をするのは、自分だけじゃない」

 

 それだけ言って走り出そうとする達也の背中に視線を向ける。

 別に達也は間違ったことを言っていない。

 けれど、今の状況では間違いだ。

 

「達也、小野先生のお願いは聞いてあげなさい」

「!?美咲?」

 

 走り出そうとしていた達也が、立ち止まり私に視線で理由を聞いて来る。

 深雪達も私が壬生先輩に情けを掛けるようには思えなかったようで、全員が驚いた顔をしている。

 

「達也の言うことは間違ってないわよ。けど、それは戦力に差がない場合の話でしょ?」

「……分かった」

「じゃあ、行きましょうか」

 

 達也の返事を聞いて私は何か言いたそうな小野先生を置いて図書館へ向かう。

 図書館前では拮抗した小競り合いが繰り広げられていた。

 襲撃者は、CADだけでなくナイフや飛び道具を持ち込んでいる。

 三年生を中心とした応戦側は、CADを持っていないが魔法力で圧倒的に上回っているようだ。

 状況の把握を終え、CADを操作して襲撃者を吹き飛ばし、ナイフや飛び道具を破壊する。

 

「うわぁー」

「どうかしたの、エリカ?」

 

 変な声を出すエリカに深雪が問いかける。

 美雪の問いに対して、エリカは一瞬で撃退された襲撃者を見ながら返す。

 

「いや、こうも一方的だと出番ないなぁって」

「お姉様なら、この十倍来ても問題ないわ」

「出番が欲しいなら、私より早く倒せばいいわよ」

「いや、無理だから」

 

 エリカに冗談を言いながら図書館に向かう。

 実際にレオは小競り合いを見て混ざろうとしていたようだが、私が目視した次の瞬間に鎮圧してしまったせいで苦笑している。

 先ほどまで応戦していた先輩達も突然襲撃者が全滅したので困惑しているようだし、放っておいてさっさと図書館に入る。

 レオは外で襲撃者を拘束しながら援軍の警戒をするようだ。

 図書館内は静まり返っていた。

 達也は図書館内に入ってすぐに、意識を広げて存在を探り始めた。

 

「二階特別閲覧室に四人、階段の上り口に二人、階段を上り切ったところに二人……だな」

「すごいね。達也君が居れば待ち伏せの意味がなくなっちゃう。実戦では絶対、敵に回したくない相手だな」

「特別閲覧室で何をしているのでしょう?」

「魔法大学が所蔵する機密文献を盗もうとしているのよ。敵の位置も分かったことだし、行きましょうか」

「待ち伏せはどうするの?」

「居ても居なくても変わらないわよ」

 

 私が階段に歩いて近づくと、エリカが声を掛けて来る。

 エリカの問いに答えながら近づいていると、階段の上り口に隠れていた二人が出て来る。

 私がCADを操作して二人を吹き飛ばすと、エリカが私の横を走っていく。

 そして階段を上り待ち伏せていた襲撃者と戦闘を始める。

 

「ここは任せて!」

「分かったわ」

 

 先ほどの私の言葉に今回は私より先に戦闘始めたようだ。

 エリカが任せてと言うのだから今回は譲り、達也と深雪に視線を向ける。

 二人もエリカに任せることに異論はないようだ。

 私と深雪は魔法で体を浮かせ、達也は床を強く蹴り、壁を跳ねて二階に上がる。

 二階に上がり、特別閲覧室の前に来て達也が特別閲覧室の扉を壊す。

 

「そこまでだ」

 

 扉に続けて、記録キューブ、ハッキング用の携帯端末が分解された。

 私が真ん中に立ち、達也と深雪が私の少し後ろに続いて中に入る。

 

「あなた達の企みは潰えたわ」

「四葉君……」

 

 呟いた壬生先輩の隣で襲撃者の一人が私に拳銃を向ける。

 彼の行動に私がため息をつくと、男が持つ拳銃は分解され、拳銃を持っていた手は紫色に腫れ上がる。

 

「愚かな真似はお止めなさい。わたしが、お兄様とお姉様に向けられた害意を見逃すことなどありません」

 

(あの程度で傷つくほど弱くないんだけどね)

 

 私が傷つかないことは二人も良く知っているはずなのだが、私に対する害意や殺意に敏感に反応する。

 そんな二人の対応に呆れていると、達也が壬生先輩に声を掛けた。

 

「壬生先輩。これが、現実です」

「えっ……?」

「誰もが等しく優遇される、平等な世界。そんなものはあり得ません。才能も適性も無視して平等な世界があるとすれば、それは誰もが等しく冷遇された世界。本当は壬生先輩にも分かっているんでしょう?そんな平等を与えることなんて、誰にも出来ない。そんなものは、騙し、利用する為の甘美な嘘の中にしか存在しないんですよ」

 

 これが達也なりに機会を与えると言うことなのだろうか。

 随分と酷い仕打ちに見えるけど、現実を突きつけないと機会なんてそもそも得られないか。

 

「どうしてよ!何でこうなるのよっ?」

 

 達也が突きつけた現実に壬生先輩の中で何かが爆発したようだ。

 

「差別を無くそうとしたのが、間違いだったというの?あなただって出来の良い妹や従姉といつも比べられていたはずよ。そして不当な侮辱を受けていたはずよ!誰からも馬鹿にされて来たはずよ!」

「それは無いわよ」

「えっ?」

 

 壬生先輩の心からの絶叫を私は否定する。

 

「あなたの言う通り、達也は深雪と比べられて来たし、不当な侮辱を受けていた時もあるわ。けど、誰もが達也を馬鹿にしてきたわけじゃないわ。達也には私達四葉が、家族が居るもの」

「お姉様の言う通りです。私はお兄様を蔑んだりはしません」

 

 私の言葉に深雪が続き、壬生先輩に宣言する。

 しかし、壬生先輩は私のことを睨みつけて来る。

 

「嘘よ!あなたは、私が二科生だから剣の才能がないって侮辱したじゃない!都合の良いことを言って裏では蔑んでるんでしょ!」

「……?」

 

 壬生先輩の言葉に心当たりがなく、襲撃者が居る前だというのに首を傾げて達也に視線を向ける。

 達也も壬生先輩の言っていることがよく分からないのか困った様子で壬生先輩に問いかける。

 

「壬生先輩、何か勘違いをしていませんか?」

「えっ……?」

 

 達也の問いに壬生先輩も意味が分からないといった顔をする。

 

「四葉君が、私にそう言ったのよ」

「俺はそんなこと……」

「壬生、指輪を使え!」

 

 話がかみ合わず、私達が困惑していると、襲撃者の一人が叫び、床に向かって腕を振り下ろした。

 小さな発火音の後、白い煙が特別閲覧室に広がる。

 同時に広がる、耳障りな不可聴の騒音。

 魔法の発動を阻害する、キャスト・ジャミングの波動。

 煙の中から三つの足音が聞こえて来た。

 話を遮られて少しムカついたので、壬生先輩以外の二人を手荒く投げて地面に叩きつける。

 

(何本か骨が折れたかな)

 

 少しやり過ぎたかな、と反省しつつ壬生先輩が逃げた方に視線を向ける。

 煙は深雪が圧縮してドライアイスの中に閉じ込めたようだ。

 

「お兄様、壬生先輩を拘束せずとも良かったのですか?」

「お前の腕を疑うわけではないが、不十分な視界の中では思わぬ番狂わせもあり得る。お前がリスクを冒さなくても、壬生先輩はエリカが確保してくれるさ」

 

 達也の言うように、壬生先輩の確保はエリカに任せれば良い。

 しかし、問題な壬生先輩の発言だ。

 

「私、壬生先輩を侮辱した記憶はないのだけど、達也何か心当たりは?」

「美咲は生徒会室で壬生先輩について話した記憶を消したのか?」

「……記憶にないってことは消してるわね」

 

 達也の問いに記憶を遡ってみるが、そんな記憶はない。

 

「美咲は、他人の評価を気にしているようじゃ、剣を極めることは出来ない。だから、やめた方が良いと俺に壬生先輩へ伝えるように言ったんだ」

「それは言いそうね。けど、二科生だから剣の才能がないなんて言うとは思えないのだけど」

「そこは俺も分からない。俺も美咲の考えはしっかりと伝えたはずだ」

「それは壬生先輩が思い違いをしていた、ということでしょうか?」

「ええ、かなり酷い思い違いをしてそうね」

 

 達也が私の言葉を理解してないとも思えないし、変な説明をするとも思えない。

 記憶の改ざんか、思考誘導を受けているわね。

 となると、精神干渉系の魔法が使える魔法師が敵に居ると考えた方が良いわね。

 

「取り合えず、詳しい話を壬生先輩に聞いてみましょう」

 

 エリカが確保しただろう壬生先輩に話を聞くため、私達は壬生先輩の後を追う。

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