やぁ諸君、私だ、カドヤだ
‥何か気に入らんからやめよう
まぁあれから1ヶ月ほど経ってようやく退院できた
別に痛くないから1週間くらいで退院出来ると思ってたんだけど、見舞いに来ていたモスティマとエクシアにそう言ったら頭叩かれて説教された
だってベットに横たわっても寝れないし‥
で、多分モスティマ達から聞いたんだろうけど同じく見舞いに来たチェンとホシグマにも怒られた‥いやなんで?
で、今はロドスで働いている
まぁ働いているといっても検査や治療があるけども
因みに私が実験体で体のあちこちが死んでると言うことはロドスの人間ではドクターとケルシー、それとラップランドとブレイズぐらいしか知らない
まぁ後者の二人が何で知ってるのかというと、ラップランドは昔‥とはいっても3年ぐらい前だけども、一緒に居た頃に見られて問い詰めてきたから知ってるし、ブレイズは昔裸を見られたから知ってる
因みにブレイズだけど、大分前‥あぁ、ラテラーノから脱出してまもない頃に1週間ぐらい洞窟で過ごした仲だ
なんでも雪崩のせいで遭難したとかなんとか‥自分のアーツのせいで雪崩起こしてそれに巻き込まれるとかアホじゃねぇかなと思ったけども
で、今は食堂で昼飯を食べてる
ラップランドは任務、ブレイズは訓練で先に食べたらしい
まぁロドスで積極的に絡んでくる奴なんてこの二人しか居ないしねぇ‥だからボッチ飯だよ、悪いか
え?ここでの私の評価?
「戦闘力が高いラテラーノ嫌いの不気味なサンクタ」
だとさ、まぁ殆ど合ってるけども‥不気味はちょっと傷つくわ
「あ、あの、カドヤさん」
「どーしたの、アーミヤCEO」
そんなことを考えていると、アーミヤのお嬢ちゃんが話しかけてくる
しかしこんなに若いのにロドスの代表の一人とはねぇ‥人は見掛けによらないもんだね
「ドクターとケルシー先生がお呼びなので執務室に向かって貰えますか?」
あの二人がねぇ‥何かあったのかな?
「オーケーオーケー、りょーかいしましたよっと」
そう言って残ってた昼飯を口に放り込むと、執務室へ向かった
「失礼しますよっと」
「よく来てくれたね、待ってたよ」
そう言うのはドクター、黒服に身を包み顔にはフルフェイスを着けているロドスの指導者の一人だ
まぁこんな格好だから端から見たら不審者と間違われそうだよね、実際この前保護した子供達の様子見に行った時、子供達泣いてたし‥まぁ当然の反応だわな
「何か失礼なこと考えてないかい?」
「マサカ、ソンナワケナイヨー」
「何で片言なんだ‥」
そう呆れるのはケルシー、ロドスの指導者の一人であり、同時にここの医療従事事業のリーダーだ
「で、どうしたの?何か用事があって呼んだんじゃ?」
少なくとも用事がなけりゃこの二人揃わんじゃろ
「まぁ、ね‥上手くやれてる?ここで」
何で間が空いたのかはさておき‥聞くまでもないと思うけど
まぁ気に掛けて貰ってるってことで良いのかね
「何とも言えないねぇ、まぁ居心地は良いよ?少なくともラテラーノにいた頃じゃ絶対に過ごせない毎日だよ」
あそこじゃ汚い地下牢に入れられてたし、食事も取れない、睡眠もろくに取れない、出るとしても100%実験だったしねぇ‥女に変えられた後はそういうこともされたし‥
やめよう、ろくな思い出がねぇわ
「うっぷ‥」
「しっかりしろドクター‥」
あら?何でドクターは吐きそうになってんの?
「無意識だろうが声に出てたぞ」
あ、マジ?それは申し訳ないことしたな‥
「ごめんなドクター‥話はもういい?」
「あ、あぁ、近いうちに検査をするつもりだから宜しく頼む」
「りょーかい、じゃーねー♪」
ドクターとケルシーにそう言って執務室を出た
「ケルシーはよく平気だったね‥」
「‥嫌、私もドクターと同じ感じだ」
ドクターの言葉にそう返すケルシー
彼女は今まで沢山の怪我人や病人を見てきたつもりだった だが彼‥いや彼女はそうしたのとは比べ物にならないぐらい
酷いものだった
まずロドスに入る以上、身体検査が必要なのだがその検査結果があまりにも悲惨だったため、検査に立ち会った者達が嘔吐したレベルである
なお、この情報は完全機密として一部の人間しか知らないそして先程無意識に言葉に出ていた内容
恐らくロドス‥いや世界を探しても彼女のようにあまりにも酷い境遇の人間は居ないのではないか‥そう思ってしまう
そして最近報告が上がっていた彼女の状況‥
医者としてはおかしいかも知れないが、何故あんなことをされて笑っていられるのか‥
「大丈夫なのかな‥彼女‥」
「‥分からない」
ドクターの疑問に対し、ケルシーはそう答えるしかなかった
「さてと、これからどうするかね」
執務室から出た後、なにもすることがないためブラブラしていた
普段なら任務だの何だのがあるんだけども‥まぁ真面目な話、暇なのだ
暇は人を駄目にすると聞いたことがあるけども‥まぁ良いか
「な~にをしましょうか~、何もない~『ガシャン!』‥暇じゃなくなったねぇ‥」
私に平和な時は無いものなのかね
「こいつ!」
「ははッ!遅いんだよぉ!」
「がふっ!?」
一般オペレーターの攻撃を余裕で避けて腹に蹴りを叩き込んで吹き飛ばす一人の男
この男は傭兵なのだが、依頼を受けてやってきた訳ではなく、只の私怨である
とある戦場でこの男はロドスとの戦闘により、腕を吹き飛ばされた
それだけでなく、傷口を直ぐに処置しなかったせいで鉱石病に感染した
鉱石病に感染してしまえば、この世界ではどうなることになるのか、その道を辿るのは必然だった
男は傭兵として築き上げていた信頼を一気に失うことになった
なので、自分のキャリアを破壊してくれたロドスに報復しに来たというわけである
だが、先程吹き飛ばされた一般オペレーターもそれなりの腕を持っているのに呆気なくやられたのは何故かと思うだろう
それはこの男が持つアーツが関係している
その名も『瞬時爆発』、このアーツは大規模な爆発は起こすことは出来ない
その代わり、近くで爆発させることにより大規模なスピードを得ることが出来るというものである
しかも鉱石病に感染したことにより、そのアーツはより強力になった
「ハハハ!俺に敵う奴なんて居ねぇ!」
先程から何人ものオペレーターを倒した男はそう笑う
その時
「あらら‥派手にやってくれちゃって」
そう呑気な女の声が聞こえた
何者かと思いその方向を向けば、そこにはサンクタのロドスのオペレーターと思われる女が居た
物音が激しいから来てみればこれかね
しかもあの男がやったのか、男の足元には血を流しているロドスの一般オペレーター達が倒れている
死んでは居ないみたいだけども‥大丈夫かな?
「誰だてめぇは!」
「不審者に名乗っては行けませんって習わなかった?私は習ってないよ」
学校なんて行ってないしねぇ‥まぁ独学で学んだけども
「はっ!まぁどうでもいい、てめえもこいつらと同じにしてやるよ!」
そう言って男の足元で爆発が起きたかと思うと次の瞬間には男の顔が目の前にあった
そしてそのまま腕にナイフを二本深く突き刺してくるが、それを無視して蹴りを放つ
だがその蹴りは宙を舞うに留まり、男は離れていた
「ハハハ!俺の速さに着いてこれてねぇな!敵じゃねぇ!」
そう言って笑っている男、自意識過剰だねぇ
「自信があるのは良いことだけどねぇ、あんま馬鹿にしない方が良いよ?」
「はっ!俺の速さに着いてこれてねぇなら俺の敵じゃねぇんだよ!」
「そうとも限らないよ?」
『アーツライド カドヤ』
腰にベルトを巻いてカードを差し込むと、音声が流れると同時に手に拳銃が現れる
それと同時にもう一枚カードを取り出す
「付き合ってあげるよその速さに、10秒間だけね」
『アーツライド アクセル』
そう音声が流れると、拳銃が二丁拳銃に変わり、腕には時計が現れる
「じゃ、始めよっか」
『スタートアップ』
そう言って時計を押すと、10という数字が表示され音声が流れると同時に減り始める
この10秒以内にけりをつける
「はっ!なにして「遅い」がっ!?」
油断してる間に腹に蹴りを叩き込んで吹き飛ばす
あと9秒
「てめぇふざけん『パァン!』がぼっ!?」
吹き飛んでる途中に銃弾をそれぞれ3発撃ち込む
あと7秒
「く、く「そらそら!」ぐぼぁ!?」
アーツを使用される前に顔と腹に拳を叩き込んで中断させる
あと5秒
「終わりにしよっか」
『ファイナルアタックライド カドヤ』
その音声と共に男の周りに無数の銃が現れる
「て、てめぇ!」
「さよならだ」
そう言うと同時に銃弾が発射され、男の体を貫き始める
その間4.5秒
『コンプリート』
そう音声が流れると同時に、無数の銃は消え、手の中にあった拳銃も消失した
そしてその場には、無数の銃弾を浴びた男の亡骸が転がっていた
「‥ごぼっ‥まぁこうなるか」
これ他の奴に比べて体への負荷がでかいらしいのよね
だから滅多に使わなかったんだけど‥まぁたまにはね?
「何があったんですか!?」
そんなことを考えていると、アーミヤのお嬢ちゃんが他のオペレーター達を連れて入ってくる
多分戦闘音を聞きつけて駆けつけてきたんだろう
さて‥どう説明したもんかね
「やれやれ‥疲れたわ」
時は経ち、私はロドスの病室にいる
あの後、事情を説明しようと思ったら問答無用で医務室へ担ぎ込まれた
曰く刺さっていた毒が塗り込まれていたから処置しないと危なかったらしい‥別に痛くないんだけどねぇ
まぁそれ言おうとしたらケルシーに
「黙って治療を受けてろ」
と言われたから黙っておいたけど
ま、毒は問題ないけど突き刺してきたのが結構酷いから病室で寝てろとさ
「何できみはよく病室にいるのかな‥」
「同感だよ、何で?」
「さぁ?」
モスティマが果物を剥きながらそう言い、ラップランドが椅子に凭れかかりながらそう聞いてくるけど分からんよ
「これ以上無理するなら‥監禁する?(小声)」
「それも良いかもね‥後で話しとく?(小声)」
モスティマとラップランドが小声で何か話してたけど、それより何で目のハイライトが消えているのかが気になった
「それより聞きたいことがあったんだけど」
「何?」
「ちゃんと寝てる?隈酷いよ?」
「‥寝てるよ?」
「嘘だね」
誤魔化そうとしたけどモスティマに一瞬でバレた
「正直に答えて?出ないと‥ワタシタチナニスルカワカラナイカラ?」
顔を挟んでそう聞いてくるモスティマ、何で片言になってるのか分からんし何で目のハイライト消えてんの?
あとラップランド、お前も何で消えてんだ
まぁいっか‥本当のこと言っても
「‥怖いんだよね、寝るのが」
「怖い?どういうこと?」
「‥夢にもあの時が出てくる、情けないよね、もう過ぎたことなのに」
横になってまどろんでもあの時が夢に出てくるから飛び起きて、吐きそうになってしまう
だから基本的に寝てない、それだけのこと
そう言うとモスティマとラップランドが考える仕草をする
「‥じゃあさ」
「?」
「「私/ボク達と一緒に寝るかい?いやそうしよう!」」
「は?」
何を言ってるのかと思ったが、モスティマとラップランドの勢いが凄かったのでなし崩し的に決まった
睡眠障害
寝ようとしても実験だの何だのされた時の光景が夢に出てくるため睡眠が出来ない
なお、これに関してはオペレーター・モスティマ等が解決して見せると言っていたので任せることにする
『エクセレント』
10秒間凄まじい速度で行動可能
ただし、使用後は体に凄まじい負荷が掛かるため、普通の人間は使用不可
闇堕ちルート続きいる?
-
いる
-
別にいい
-
本編でモスティマ達もっと曇らせて
-
監禁ルートを望む