ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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治療と言う名の何か

もう挨拶も飽きてきたな‥

やぁ皆さん、只のサンクタのカドヤだ

まぁ何故かまた入院することになってモスティマとラップランド達が何かを決めた10日後、退院することが出来た

退院した後、勘を取り戻す為に訓練場で鍛練してたら凄い形相したケルシーが来て怒られて、ケルシーの説教を聞きつけて来たラップランドとブレイズも加わった‥いや何でやねん

というかあの二人は最後何か小声で話し合ってたけど‥何話しとったやろうか

で、その後暫く作戦だの訓練だの一切禁止って言われた

別に痛くないし大丈夫だと思ってたけど、ラップランドとブレイズが目のハイライトが消えた状態で

 

「良いね?」

 

って言ってきたから了承した、怖かったね‥

じゃあ他に何しろって話何だけど‥

 

「書類多すぎだろ、一人で捌ける量じゃねぇぞこれ」

 

「あはは‥」

 

「笑い事じゃねぇ、下手したら過労死するレベルやぞドクター」

 

まぁこの会話から分かるように、今はドクターの秘書をやってる

というか真面目な話、近衛局の書類仕事でさえこんな量は無かったぞ、よく一人でやってたな

因みに机が2つ書類で埋もれてなお有り余る量だ

 

「しかしまぁ何でこんなにあるんだ、時間がいくらあっても足りんぞ」

 

「アーミヤもケルシーも忙しくてね、私しか手が空いてないんだよ」

 

しかしこの量を一人で捌いていたとは‥尊敬するわ

 

「リーダー!入るよー!」

 

そう言って入ってきたのは我が幼馴染みのエクシア

 

「やぁエクシア、どうかしたのかい?」

 

「いやねー?ちょっとロドスに荷物があったからそれの帰りに寄ったの!あ、これお土産ね!」

 

そう言うエクシアの手にはアップルパイ、まぁ差し入れということだろうか

 

「ありがとう、後で美味しく戴くよ」

 

「どういたしましてー!あ、カドヤ!」

 

「ん?どったの?」

 

書類を捌きながら会話を聞き流していると、エクシアが話し掛けてくる

 

「無理は駄目だよ?たまには休憩してね!」

 

「おう、お前さんもな」

 

「また無理したら‥ワカッテルヨネ?」

 

だから目のハイライト消すなって、怖いんじゃ

 

「分かってるから、大丈夫だよ」

 

「なら良いけど、じゃあねー!‥怪我が完全に治ってないのに訓練してた件は今度じっくり聞くからね!カドヤ!」

 

そう言って部屋から出ていったエクシア、本当に嵐のような奴じゃの

というか最後滅茶苦茶嫌な予感がしたんだが‥

 

「懐かれてるねぇ、カドヤ」

 

「まぁね、将来いい旦那貰えるじゃろ」

 

エクシアは惚れた相手には一生懸命尽くすだろうし、モスティマも何だかんだで一筋だろうしね

 

「‥そうだね」

 

おいドクター、何だその「こいつマジか」みたいな目は

私何か変なこと言ったか?

 

 

「あぁ‥疲れた」

 

そう呟きながら自室に向かう

あの後、適当に雑談しながら書類を捌ききり、食堂で飯食べて風呂からあがったところでドクターとは別れた

所々どうでもいい書類があったのは置いとくとして

風呂からあがったドクターが

 

「72時間ぶりのまともな睡眠が取れる‥!」

 

とか言ってフラフラしながら自室に向かってたけど

というか72時間って‥3日分か

今頃は盛大に寝息を立てているだろう

羨ましいって訳じゃないけど良いなぁとは思う

そう思っていると自室の前に着いたので鍵を開けて入る

さて何をして時間潰そうかね‥

 

「やぁカドヤ、待ってたよ」

‥‥‥

「部屋間違えたな、失礼‥って開かない?」

 

「何言ってるんだい?ここは君の部屋だよ?」

 

‥取り敢えず

 

「色々と聞きたいことはあるがまず一つ‥何故ここにいる?」

 

「そりゃあ君と一緒に寝るためだよ?」

 

「ちょっと何言ってるか分からない」

 

そう言う私の視線の先でベットに腰掛けているのは、ロドスのオペレーターの一人で知り合いのラップランドだった

 

 

「まぁ座りなよ、立ったまま話すのも何だしさ?」

 

そう言って隣をポンポンと叩くラップランド

恐らくそこに座ってくれと言う意味なんだろう、別に良いけども 

 

「で?色々と聞きたいことがあるんだが答えてくれるか?」

 

「勿論、君のためなら正直に言うよ」

 

私の質問に笑顔でそう言うラップランド

 

「じゃあ1つ目、どうやって入った?」 

 

鍵は肌身離さず持っているから入れない筈なんだが‥ 

 

「ケルシーに入れて貰ったのさ、ちゃんと同意した上でね?」

 

おい何やっとんねんケルシー、ここの代表の一人だろ

それとあと一つ、私の同意はなしかい

 

「じゃあ2つ目、何故扉が開かない?」

 

「君が逃げないように外に出れないようにしたんだ、ドクターとケルシーが」

 

‥トップの、しかも大人二人が何をやっとるんじゃ 

 

「あぁ、安心して?朝になったら開くからさ」

 

そりゃよかった、一生閉じ込められたままかと‥いや良くねぇな

 

「じゃあ3つ目‥何故一緒に寝ようと?」 

 

それが一番気になっている、何故?

 

「何故って‥この前言ってたじゃないか、睡眠が取れてないって」

 

まぁ確かにそんなこと病室で言ったね

 

「その後ボクとモスティマが「一緒に寝よう」って言ったじゃん?」

 

「まぁ確かに‥まさか」

 

「そう、これがまさしく有言実行ってやつだね」

 

冗談じゃなかったのかあれ、というか許可は取らんで‥

 

「あぁ、許可ならケルシーから貰ってるよ?」

 

「は?」

 

 

『‥許可できない、と、言うべきなんだろうが』

 

『彼‥いや彼女の睡眠障害についてはこちらも頭を悩ませている、それだけじゃない、痛覚障害、味覚障害、とにかく色々と多すぎる、そちらも治療しなくてはならない』

 

『じゃあ』

 

『あぁ、許可しよう、彼女の睡眠障害を改善してやってくれ、あまり過激なものでなければ許可する、好きにやってくれ、出来る限りの協力はする』

 

 

「‥だとさ」

 

「Oh‥」

 

ケルシー、何やってんだ‥それで良いのか?

「はぁ‥まぁ良い、ベット使ってくれ、私は床で寝るよ」

 

そう言って立ち上がろうとしたが、ラップランドが腕を掴んで座らせてきた

 

「何言ってるんだい?一緒に寝るんだよ?」

 

「いやそれはあかん」

 

「一緒に寝るんだよ?」

 

「いやだから」

 

「イ・イ・ヨ・ネ?」

 

「はい‥」

 

「それはよかった!じゃあ寝よう!」 

最近やたらと目のハイライト消えるなお前‥何で?

 

 

「‥なぁラップランド、一つ良いか?」

 

「何だい?」

 

「近くない?」

 

謎の勢いで押されてベットで寝ることになった私とラップランドだったが、やたらとラップランドが近い

このベットそこまで小さいわけではないし、何なら二人が寝っ転がっても余裕があるくらいなんだが

それとさらっと腕と足を絡ませてくるな

 

「別に良いじゃないか、君とボクの仲だろう?」

 

どういう仲だよ

まぁ良い、ラップランドが寝るまで‥

 

「あぁ、ボクが寝るまでってのは駄目だよ?君が寝ないとボクも寝ないからね」

 

‥考えが読まれてる、エスパーか?

 

「君のことなら何でも分かるだけさ」

 

こいつエスパーだろやっぱ

まぁ良いや‥あんま寝たくないけど寝るとしようか

 

 

「すぅ‥すぅ‥」

 

「寝たみたいだね‥ふぁ」

 

カドヤが寝たのを確認するまで起きてて、時間が気になってふと時計を見ると、朝の3時だった

中々寝ないとは思ってたけど‥ここまでとはね‥

まぁこんなこともあろうかと明日はカドヤと一緒に休むことになってるんだけどさ

それにしても寝顔可愛いね、初めて見たよ

次からはテキサス達にも見せることになるんだろうけど‥でも今はボクだけが知っている

あはは‥ボクだけが知ってるんだ‥最高だね!

 

「う‥ぁ‥」

 

そんな独占欲に酔いしれていると、カドヤが呻き声を出していることに気づいた

慌てて顔を見てみれば何かに魘されているような表情

「カドヤ?カドヤ!?」

 

そう叫びながら軽く肩を揺すると、恐る恐る目を開けるカドヤ

 

「‥ら、ラップランド?」

 

「大丈夫かい?魘されてたけど‥」 

 

「‥大丈夫、問題ないよ」

 

そう言うカドヤだけど、顔は青ざめてるし体が小刻みに震えている

強がって無理をしているのは明らかだ

こういう時どうしたら良いん‥そうだ

 

「カドヤ、少し良いかい?」

 

「どうかしたのっ!?」

 

カドヤが何か言う前に包み込むように抱き締める

 

「ら、ラップランド?」

 

「大丈夫‥大丈夫だよ‥」

 

そう言いながら背中を擦る

確かこの前ケルシーから貰った本にそう書いてあった

 

「‥ごめんな‥ごめ‥ん‥な‥」

 

カドヤの言葉が途中で途絶えたので顔を覗き込んで見ると、寝落ちしていた

さっきの魘されたような寝顔とは違って、穏やかな寝顔で寝息を立てているから大丈夫だと思う

だけど‥このままでも良いよね?

 

「お休みカドヤ、良い夢を」

 

そう耳元で囁いてボクは意識を手放した

 

 

「んぁ‥」

 

久々‥といっても10年以上経って初めての睡眠から意識を戻す

そうしてふと違和感に気づく、目の前が真っ暗なのだ

心当たりと言うと昨日なので、昨日の事を思い出す

えぇと確か昨日は部屋に帰ったらラップランドがいて、それで一緒に寝ることになって‥

そこまで思い出すと、昨日の夜の事を完全に思い出す

ラップランドに抱き締められたまま‥!?

 

「ら、ラップランド!?」

 

「‥ふぁ、おはよう、カドヤ」

 

私の声に反応して目を覚ますラップランド、その際に私を抱き締めていた腕が解けたので速やかに距離を取る

 

「き、昨日の事‥覚えてないよな?」

 

こいつがそんなことを忘れるわけないとは分かっているが、一筋の希望を込めてそう尋ねる  

 

「昨日‥あぁ3時くらいの事?可愛かったよ、カ・ド・ヤ♪」

 

‥あぁ知ってたよ、こいつがそんな面白そうな事忘れるわけないって

あぁ‥恥ずかしい姿見られたなぁ‥

 

「最悪だ‥」

 

「ボクは最高だったけどね♪」 

 

だけどまぁこいつのお陰で寝れたのも確かだ

 

「‥ありがとな、ラップランド」

 

 

「お礼は良いさ、それにこれからも一緒に寝ることになるんだからさ」

 

「え?」

 

マジで?

 

 

「因みに今何時?」

 

「昼の4時だよ?」

 

「‥マジかよ」

 

それを聞いて慌てる私を見て、ラップランドが笑いながら

今日は休みということを告げたのは別の話だ




睡眠障害について
知っている顔に抱き締められながら寝ると良い睡眠が取れる模様
治療はモスティマ等に任せ、我々は味覚障害と痛覚障害の治療に専念する

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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