ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

15 / 78
新たなヤンデレ、参戦!

「なーんか嫌な予感がするなぁ‥」

 

「どうかしたのかい?カドヤ?」

 

「いや何でもない」

 

貿易所で一緒に働いていたラップランドにそう返す

何か最近誰かに見られてるような気がするんだよねぇ‥別に殺そうと思っている視線じゃなくて、何かこう、ねっとりするような視線が

 

「ふーん‥」

 

そう思っていると、ラップランドが持っていた荷物を置いて頬を両手で挟んで顔を近づけてくる

というか改めて思うけどこいつ中々顔が良いよね‥

イケメン7割、可愛い3割といったところかな 

退廃的な雰囲気があるから女性にもモテるだろうねぇ

 

「‥嘘だね」

 

5秒間ぐらいじーっと見つめてきた後、そう言ったラップランド

というか最近全員が私の嘘を見抜けるようになってきてんだよね、怖いね

何で分かるようになったのか聞いてみたら

 

「モスティマとエクシアに習った」

 

とか言ってたからねぇ‥そんなに分かりやすいのかね私

とまぁ話が逸れたね、修正しなきゃならん

 

「本当の事言って?嘘は良くないよ?」

 

「いや何か視線感じるんだよね‥所でいつまでこの体勢?」

 

正直ずっと頬を挟んでくる必要はないと思うんですけども

 

「ボクが納得するまでかな?あぁ、このままキスもありかな?」

 

「冗談でも言うなそんなこと」

 

ファーストキスは大切な奴に取っとけ、人生は一度きりやぞ、こんな不気味な奴とキスしても損するだけやぞ

 

「冗談じゃないんだけどねぇ‥」

 

そう言いながら頬を挟んでいた手を離してたラップランド

こいつ日頃から冗談言うところがあるからねぇ

 

「それにしても視線‥ねぇ」

 

「敵意とか殺意とかは感じないから放っておいたんだけどね」

 

というかそんな感じのが混ざっていたら直ぐにでも襲いかかってきてるだろうしね

 

「もしかして‥テキサス達?」

 

「いや違うと思う」

 

ペンギン急便は今日配達がある筈だし、近衛局の二人は任務があるだろうし、そもそもあいつらならいちいち見てないで抱きついてくるだろうし‥

 

「まぁ良いか、その内分かるだろうし」

 

「楽観的だよね、カドヤって」

 

「世の中そんなもんよ」

 

 

ウフフ、見ぃつけた♪

 

 

「っ!?」

 

「どうしたの?カドヤ」

 

「い、いや、別に‥」

 

何か寒気がしたんだけど‥気のせいだよな?

 

 

~???~

 

やっと見つけた‥あの時からもう何年経ったかしら?

最後に遭難した時以来だから‥2年といったところかしら?

まぁ良いわ、ようやく見つけることが出来たんだし

貴女にトラウマがあるのも知ってる、どういう目にあったのかも知ってる

でも私はどうでもいい、貴女と一緒に居たいだけだから

その為だけにレユニオンを使ってまで探したんだから

あの時から私の心を奪った責任‥トッテモラウワヨ?カドヤ?

 

 

「‥‥何でだろう、悪寒がする」

 

翌日、眠りから覚めると途端に体を謎の感覚が襲ってきた

隣にはブレイズがおり、未だに寝ている

あ、服とかはちゃんと着てるよ?というか私ごときが手を出しちゃいかんでしょうよ

 

「なーんか嫌な予感がするなぁ‥あいつら絡みじゃない、仕事関係でもない、だが何か途轍もなく嫌な予感が」

 

まぁ考えてもしょうがないしブレイズを起こ『ピリン♪』何事じゃ

そう思いながら通信端末を取り出す、この通信端末はロドスで支給されているものらしい

メッセージが来ていたので開くと、そこには

 

『至急、執務室まで来てくr』

 

という書きかけの文章がドクターから送られてきていた

何かのイタズラにしては途中で文章が途切れてるのが気になる‥いやあのドクターはイタズラとかせんタイプだな

まぁ取り敢えず

 

「うむう‥カドヤぁ‥」

 

この抱きついてきてる猫をどうにかして叩き起こすか

というかお前そういうのは本当に好きな奴にやることやぞ‥

 

 

「呼び出しって何なんだろうね」

 

「さぁ?私が知りたい」

 

あれからブレイズをどうにかして起こし、今は執務室に向かっている

何か大事が起きたなら私だけに連絡してくる筈がないし‥そもそもそんなことが起きたなら今頃大騒ぎだ

だがそう考えてみれば、今日はやけに人が多いな‥

 

「例のやつで進捗があったのかな?」

 

「まさか」

 

私の体のことで進捗があるとも思えんしなぁ

ケルシー曰く

 

「治療には途方もない時間が掛かる」

 

って言ってたから暇な時にしか行ってないのに‥

え?暇な時以外も行けって?

ここに所属している以上、仕事はきっちりやらないといかんでしょうよ

そもそも私にリソース割くより他の人に割いた方が良いよ

そんなことを考えていると執務室の前についたので、扉をノックして入る

 

「来たよドクター、一体何用‥」

 

「あらカドヤ、久しぶりね♪」

 

「‥何でお前ここにおるん?」

 

「カドヤの匂いを辿ってきたのよ♪」

 

毎回そう言われるけど私は異臭でもするのか

体は毎日洗っているつもりなんだかなぁ‥

まぁそれはさておき、今現在私の目の前に居るのは驚いた顔をしているドクターとケルシー、そして

 

「‥久しぶりだな、W」

 

「えぇ、久しぶりね、カドヤ?」(目のハイライトオフ)

 

かつてこいつのアーツのせいで何回も一緒に遭難生活を送り、今はレユニオンに居る筈のWだった

というか何でお前までハイライトが消えとるんじゃ

そしてブレイズ、何故殺気を出しとる?

 

 

「‥つまり?あいつを私の部下かつ一緒の部屋にすると?」

 

「リスクなども踏まえてその方が良いだろうと判断した」

 

「Oh,cock‥」

 

あの後色々あったがまぁその辺は割愛する

因みにWだが、ブレイズが

 

「チョットハナソウカ?」(目のハイライトオフ)

 

と言って連れてった

話すことねぇ‥何があるんじゃろ

まぁそれはさておき、私は今医務室に居る

何でそんなところに居るんだって話なんだろうけど、ケルシー曰く

 

「定期的な検査だ」

 

とのこと、まぁロドスに所属しているオペレーター全員にしていることらしいから別に良いんだけども

で、その検査が終わった所で先程の会話になったってわけ

というかあいつそんなにリスクが‥そういやあいつレユニオン出身だったな、そりゃ警戒もされるわけだ

というかひょっとして

 

「最近感じてた視線はあいつ?」

 

「その通りよ」

 

「うぉっ!?」

 

後ろから聞こえた声に驚いたのもつかの間、次の瞬間には首に腕が絡み付いてきた

何事かと思って横を向くと、私の肩に顎を乗せているWがいた、心臓に悪いからやめてくれ‥

ほらケルシーも驚‥いや驚いてねぇなこいつ

さては居るってことを知ってやがったな

 

「というかお前さん、話は終わったのか?」

 

「えぇ、ちゃーんと穏便に終わったわよ?」

 

穏便ねぇ‥ホントなもんかね?

 

「疑ってるわね‥本当よ、私が貴女に嘘つくと思う?」

 

‥‥確かにこいつのせいで何回も遭難する羽目になったが嘘をついたことは一度もないな‥

というか今さら思ったことがあるんだけども

 

「私と一緒の部屋で良いの「良いわよ?」‥即答?」

 

いや本当に良いのか?私なんかと一緒の部屋よりマシな部屋あると思うけど

 

「貴女と一緒じゃないと私死ぬわよ」

 

「えぇ‥」

 

冗談‥には聞こえないなぁ、本気か?

 

「というわけだ、宜しく頼むぞ」

 

「まぁ良いけど‥」

 

こうして私の部屋に新たな住人が加わった

 

 

「ふぅ‥」

 

カドヤとWの二人が去った部屋で、ケルシーはため息を吐く

実を言うとWをカドヤの元につけたのはリスクがあるためというのもあるが、もう一つ大きな理由があった

その理由というのは

 

「カドヤのストッパー‥か」

 

そう、無自覚に無茶ばかりをするカドヤのストッパーとして配属というものである

一部の人間が知っている通り、カドヤの体はボロボロ‥いやそんな言葉では生温い程に酷いものである

しかもそんな体であるにも関わらず、平然と無茶をするため、現状を知っている者達をヒヤヒヤさせており、さらに自分の事をどうでも良いとしか思っていないため、病んでいるオペレーター(基本的に一緒にいるオペレーター全員だが)がいる始末である

本人に悪気がないということもあり、頭を悩ませていたケルシーとドクター

ならその病んでいるオペレーターにストッパーをさせれば良いじゃないかという話になるのだが、ペンギン急便のメンバーはロドスだけではなく、ペンギン急便の社員としての仕事もあるため、ずっと居れるわけではない

同様の理由で近衛局の二人も同じ

カドヤがこの2つで働いている間はどうにかなるのだろうが、ロドスにいる間はそうもいかない

ブレイズはロドスのエリートオペレーターとしての任務があるし、ラップランドも腕が確かな為よく戦場に駆り出される

なるべく夜は一緒に寝れるように調整はしているのだが、それにも限度というものがある

本格的にどうしようかと悩んでいた時、Wが現れたのだ

レユニオンの幹部でもある人物が何故ここにと初めは警戒したものだが、カドヤにとんでもなく大きい好意を抱いていると分かった瞬間、ドクターとケルシーはこう考えた

 

((こいつを部下としてつければ良いのでは?))

 

たった数時間でそんな考えが出るあたり、この二人は天才なのだと改めて実感する

問題はモスティマ達の説得だったが、ケルシーとドクターが心を込めて説得した結果、同意を得ることが出来た

因みに執務室での表情、及びブレイズの殺気はカドヤを騙すためと同時にWを試すものでもあった

その後の話で、モスティマ達とは固い絆を結んだようだから大丈夫だろう

 

「少しでも減らして欲しいものだ‥頼むぞ」

 

何処か祈るようにそう呟いたケルシーだったが、次の瞬間には他の業務に移っていた

が、数時間後にはまた驚愕することになり、ドクターを呼び出すことになる

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。